№1677 今年 早くも2度目の関西旅行 2.北条鉄道・バス終点・神戸電鉄

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 夜明け間近かの姫路に到着。最初は山陽電車で神戸方面に戻るプランニングだったが、天気はやはり良くなさそう。加古川線に乗って、北部を目指す。粟生より北は非電化時代に乗って以来、かなり久しぶり。

 3月13日(月)

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 姫路駅北口は高架化に伴う再開発で、かなり面目を一新していました。5時半を回って、神姫バスの一番の便が到着。

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 姫路に降り立つのは、姫路市営バス最終日の2010(H22)年3月26日以来。7年経ってしまいました。市営バスのターミナルもビル自体が建て替えられているし、バスが出入りしていた広場も公園のようになっていました。ちょっとまだまだ暗くて相当見づらいと思います。スミマセン。

 北条鉄道北条町駅に隣接するアスティアかさいまで、神姫バスの直行で行くつもりだった。ところが出発前に調べてみると、初発の7時の便では、北条町からの北条鉄道~JR加古川線で谷川への乗り継ぎの便が非常に悪く、到着が午後になってしまう。JRの加古川経由で粟生を目指します。

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 加古川駅の、加古川駅時刻表。

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 加古川線も、粟生までは2009(H21)年の年末以来。1323Sの103系。

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 市場で3320Sと交換。粟生までは小野町以外は行き違いが出来て、ローカル線とはいえ朝ラッシュ時は本数があり、この列車では神野以外で行き違いがありました。

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 北条鉄道も同じ2009(H21)年12月以来になります。613列車は、フラワ2000型の1号と3号の2連。運転士が女性で、2両目には初老の男性乗務員が乗っていました。

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 加古川線電化祈願の花壇。前回乗った時も書いたのに、まだ残っていた。

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 北条町駅。今日はすぐ折り返すしかない。1号は切り離されて入庫になり、3号が折り返して粟生へ戻る。3号に乗っていた男性乗務員が運転する。

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 線路。やはり貧弱だなの感あり。

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 フラワ2000-3号。元ミキ300-104で、前回は三木鉄道色のままだったが、もちろん今回は塗装が変わっていました。

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 粟生駅。
 最近の駅の傾向として、駅員がいても配置の時間が短くなり、たぶん休憩なのだろう、窓口が何度か閉まる事がある。粟生も配置が7時30分~19時、途中4回窓口が閉まる(列車(JR・北条・神鉄)の発着がある時間は外している)。

 粟生から谷川をめざすが、粟生から北に至っては、たぶん20数年ぶり。前回は非電化で、緑色+白帯のDC(キハ30やキハ37など)が運用されていた頃、でした。。

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 1327S。左は神鉄粟生線。
 個人的には意外と思ったのが、社町と滝野での下車が多かった事。駅付近は普通の田舎の風情にも映るが、加古川の対岸は繁栄しているようだ。中国道の影響だろうか。

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 西脇市駅。以前は野村と称していました。鍛冶屋線廃止時に改称しています。

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 鍛冶屋線は野村で加古川線から分岐していたが、加古川からの列車はほぼ全て鍛冶屋線の方に直通。西脇や鍛冶屋まで走っていました。跡地は遊歩道になっています。

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 西脇市駅のホーム。一番右の10時12分発2327Sに乗ります。クモハ125の単行。左は加古川から来た1329Sの103系。ここから乗車の障害者のグループの他、1329Sからの乗換客もチラホラ。
 野村~谷川間は同じ加古川線でも支線化し、ほぼ全てが西脇市で乗換になるのは、今も昔も変わりません。しかも30年前のJRスタート時点では14.5往復あったのに、今は平日9往復・土休日8往復と、電化した区間なのに、本数が減っている。2327Sの後は3時間半列車がない。

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 北部ローカル区間の線路。黒田庄で、先の障害者グループの仲間の車いすのお客さんが乗車。しかし、他の駅では乗降が全くない。

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 久下村が近づくと、加古川の対岸の丘の中腹に大きな建物が現れる。円応教の本部です。

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 谷川駅到着。結局途中の駅で降りる乗客はなく、黒田庄以外からの乗車もなく、ほとんどの乗客は、谷川まで通しの利用でした。

 谷川まで来たのは、谷川駅前からの神姫グリーンバス路線の終点、坂尻を訪ねるためでした。この路線、他の神姫バスグループとのつながりが全くない「落下傘路線」。他の事業者やコミュニティバス、自治体バスとの接続もない、完全に孤立した路線になっています。
 次の坂尻行は11時55分発、1時間以上も待つので、取りあえずバス路線を坂尻まで歩いて行きます。相当遠いけれど。
 意地悪く?北部は青空模様。雨に濡れながら歩くよりは良いが。

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 加古川を渡る。その先に、先の円応教の本部が現れる。バス停もあるが、平日5往復、土休日3往復しかない路線の割には、キチンとしたビニールの屋根が整備されていました(谷川駅行のみ)。昔はもっと本数が多くて、他の路線もあったのでしょうか。

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 牧山川を渡って、和田大橋の交差点に、こんな横断幕がありました。谷川駅でも見かけたが、「複線化」は解るが、「現行ルート」とはなんだ?
 詳細は解らないが、福知山線は下滝~柏原間で、大きく谷川駅方向へ迂回するルートになっています。これを、新ルートを造って直行するルートにしようという案がJR西日本にあるらしい(下滝~谷川間は加古川線にするのだろう)。これに対する反対の意思、なのだろうと思います。

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 和田の集落で、早咲きの、桜?沿線はどこも、多彩な花がブンブン咲いています。春はもうすぐ。

 谷川駅から歩いて約1時間半、和田の集落で坂尻行の神姫グリーンバスに抜かれました。このバスは坂尻で折返し時間がかなりあるのが解っていて、このまま歩いて行っても、帰りの便に坂尻から乗れそう。

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 さらに北の方角へ歩いて行って、旧山南町の坂尻の終点。谷川駅から、約2時間30分掛かりました。バスは30分だが。車が止まっているのは、ドライバーの出退勤用か。
 ここまで他の神姫バスはもちろん、コミュニティバスなどのバス停も見かけませんでした。

 13時15分発の谷川駅行で戻ります。平日は5往復・土休日は3往復しかありません。土日に走るだけでもまだましか。

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 この路線は和田までは集落の中の細い道を走ります。その先は「さんなん街道」と呼ばれる道路を行く。
 それにしても、他に乗車が全くない。次に乗車があったのは、もう終点も間近な、先の円応教のバス停。おばあちゃんが一人乗ってきただけ。先に歩いてきた時も、車は多くても人はほとんど見かけなかった。この様子だと、この路線も、少なくとも神姫バスとしてはいつまで走れるのか、不安は隠せないなあと感じました。
 谷川駅までは30分弱。さすがにバスは早い。

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 谷川駅。福知山線と加古川線の合流駅だが、この駅も駅員はいるが、窓口は夕方には閉まってしまいます。朝晩のみ〔こうのとり〕停車。コインロッカーがないのが参った。結局坂尻まで、バッグをまるまる抱えて歩いて行かなければなりませんでした。

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 福知山線はさすがに、普通電車も1時間毎に列車があります。ただ、日中は篠山口折返しになりました。223系5000番台2連のワンマン運転。

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 丹波大山で〔こうのとり11号〕待ち合わせ。篠山口まではローカル線風情。

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 ローカルワンマン運転とはいえさすがに関西?転換クロスシートと新快速なみのアコモデーション。

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 篠山口からの丹波路快速2756M。8両編成。普通の「快速」で良いのでは?停車駅は全く違わないし。

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 古市で丹波路快速と出会う。30年前の福知山線は既に全線電化されていたが、複線化は新三田まで、その先は単線で、普通列車が1時間毎という状況でした。篠山口までの複線化はちょうど20年前。今は丹波路快速が30分毎。

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 三田からの神鉄公園都市線。1500形
 最初はフラワータウンへ向かうつもり、だったが、新開地からの電車で6000系が現れた。なので横山でさっさと降りて、後続の新開地行に乗り換えてしまいました。岡場で下車。

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 岡場駅の下りホームで、三田から戻って来た6000系を撮影。この電車の撮影も、今回の旅の目的の一つだったから、ここで撮れて良かった。青空が広がったのが幸い。
 この後、駅の外でバスの写真を数枚撮りました。前回(2011(H23)年9月10日)に来た時の神戸市営バスはなくなり、阪急バス・神姫バスに統一されていました。

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 もう一度横山に戻って、公園都市線に乗ります。終点のウッディタウン中央。
 この路線は開業以来、1時間4本運転は変わっていません(無論時刻は変化があるが)。当初は2000系・1500形のワンマン改造車を使用していたが、今は全ての3両編成が運用に入る事があります。
 この先も延伸の構想はあるが、そんな日は、来る事があるのだろうか。

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 夕暮れになって、神戸市方面に向かいます。今日のホテルは三宮の近く、なので谷上で北神急行に乗り換えます。現在は朝夕の一部を除いて、北神と神鉄が同じホームで乗換が出来ます(神鉄は下りも上りホームに入る)。
 北神は神戸市営の1000系。

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 今年の8月1日、神戸市営事業100周年を迎えます。その中吊り広告。かんじ
 なお、今年は市営地下鉄開業(新長田~名谷間)から40周年でもあります。=1000系も40年。西神・山手線向け新型車両のデザインも決まり、来年度から5年間で総取り替えになる予定。1000系もいよいよ、置き換えが近づいています。

 今日はここまで。それにしても、夕方の神姫バス三宮から出発する高速バスは、長距離便に加えて、神鉄粟生線の沿線へ行く便も多数見られました。これを見ると、神鉄粟生線も、いまだ大変だよなあと思う。この後25日には西鈴蘭台~志染間で再度の減便を伴うダイヤ改正が行なわれているし。

 今日はかなり久しぶりに加古川線全線を乗り通しました。今日は天気の影響でプランを変えた結果だったが、いつか書いたように、改めてJRも私鉄も地下鉄も、今一度乗り直して、現状はどうなっているのか確認してみたいと思っています。JRに関しては適宜、JRスタート時とダイヤなどを簡単でも比較して、記します。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


 昨日で熊本地震から1年になりました。改めて犠牲になられた方々にはお悔やみを申し上げます。南阿蘇鉄道では、小学館のコミックのキャラクターを描いたDC列車が今日から運行を開始したが、肝心の立野~中松間の復旧の見込みがまるで立たない現状が悲しい。

《今日のニュースから》
14日 東宝決算発表 3年連続過去最高益更新
15日 FC東京U-23久保建英選手 J3戦でゴール Jリーグ最年少得点記録更新

№1676 今年 早くも2度目の関西旅行 1.サンライズ瀬戸

 今年1月に行ったばかりの関西だが、わずか2ヶ月の間を置いて再度出かける事となりました。
 今回は神戸を中心に、特に山陽電車とか神戸電鉄などを主な目的に置いていたのだが、残念ながら2日とも、全体的に天気があまり良くありませんでした。なので初日は方向を若干変えて、JR加古川線に乗って北部へ向かう事になります。

 3月12日(日)

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 今回、行きはかなり久しぶりに、夜行特急〔サンライズ瀬戸・出雲〕に姫路まで乗車。いつ以来だったっけなあ。夜行列車自体、羽後本荘まで〔あけぼの〕に乗って以来、5年ぶりです。なにしろ定期夜行列車はもはやこの1本だけ、なので…。
 熱海から乗ります。

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〔サンライズ瀬戸〕の方向幕。

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 今回は「ノビノビ座席」利用。JR東海編成の、モハネ285-3202。ほとんどのスペースが埋まっていました。

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 指定された7Bは下段。シーツと枕カバーが用意されています。あれ、枕はなかったっけか?

 最近、特に高速バスは個室タイプとか、1-1配置シートの豪華高速バスが走り出したりしているけれど、個人的には、夜行はこんな感じで横になれれば十分です。護らなければならないプライバシーも持ち合わせてはいないし。この程度の所要時間(熱海~姫時間約6時間)なら、そんな豪華な設備は、私はいらない。無論個々のニーズは様々だけれど。
 だから過去の夜行列車も、こんな感じの車両が混じっていれば良かったかなと思っています。〔はまなす〕にはあったし、〔あけぼの〕も第一希望は「ゴロンとシート」だったし。

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 23時を過ぎた沼津駅は、人影はほとんどない。

 さすがに特急列車は速い。目覚めると加古川を通過して、いまだ暗い山陽線をグングンすっ飛ばしていきます。今日は途中の足止めもなくて結構。

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「ノビノビ座席」車の通路。明かりは終始灯いたままだが、夜行らしい雰囲気を感じます。

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 5時25分、姫路到着。
 右は3分後に後を追う、岡山行1301M。

 本当は神戸市内にも停まると良いのだけれど。4時台になってしまうが。
(上りは三宮・大阪にも停車)

 続きは次回。

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《今日のニュースから》
12日 元DeNA三浦大輔モニュメント みなとみらい線日本大通り駅に設置
13日 スマホ対応新型自動販売機 キリン・LINE開発

№1675 UA 乗客を引きずり下ろす

 
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 ユナイテッド航空(UA)が行なった行為が、非難の的になっています。

 コトは9日、シカゴ・オヘア空港で起きました。「定員超過」のため自発的に乗客に降機を募ったが(無論相応の補償あり、800$≒88,000円だったそう)希望者がなかったため、UA側が任意に4人選んで降機を求めたが、医師1人が拒否、このためUAは保安担当係官を呼んで、この乗客を強制的に降ろしました。

 昨今の例に漏れずこのケースも他の乗客が一部始終を撮影して動画を公開、口から血を流しながら叫ぶ乗客を、係官が引ずって下ろして行きました。見た感じかなり暴力的な印象で、ツイッターでもUAへの非難が轟轟巻きおこっていた、という事です。係官のうち1人は停職処分、だって。

 最初「定員超過」と聞いた時、昨年ANAが福岡で、先日JALがパリで起こしたようなチェックのエラーから起きた事態だと思ったらそうではなく、スケジュールの混乱からクルーを乗せなければならなくなり、このような対応に至ったという事。UAのCEOは謝罪をしたいとこの乗客とコンタクトを取ろうとしているが、この時点では出来ていないという事でした。

 乗客を降ろそうとしたUAの行為自体は実は正当で、旅客運送約款にも記されているとの事。参考までにJALの「国内旅客輸送約款」を調べてみたら、「第13条 座席の予約」の第8項に、

会社は、一旅客に対して二つ以上の予約がされており、且つ次のいずれかの場合には、会社の判断により、旅客の予約の全部又は一部を取消すことがあります。
(1)搭乗区間が同一で、搭乗便出発予定時刻が同一又は近接している場合
(2)その他、旅客が予約のすべてに搭乗すると合理的に考えられないと会社が判断した場合


とありました。ANAも第13条8項に、SKYも第11条8項に同様の文言が記されています。UAでも、同じ事が書かれていたのでしょう。

(2017年4月14日訂正 完全に私の勘違いでした。全て撤回します。申し訳ありません。なお、各社とも別の条項で、このようなケースになった場合は自主的に降機を希望する乗客を募り、この場合は一定の協力金を支払うと記しています。JAL・ANAは24条2項)

 そういえば6年前、私も羽田から青森までJALのエアバスで飛んだ時、羽田で、予約数が座席数を上回っているから、次の便への振り替えを募る旨のアナウンスがあり、実は私もこのような事態になったら振り替えを希望、と申し入れていました(10,000円または7,500マイルを補償)。結局全員が乗れる事になったが、普通はどの国でも、搭乗を開始する前の対応になるでしょう。

 画像を見た限りでは、搭乗が全て完了した時点での話、たぶん、急遽クルーが乗らなければならなくなったので、こんな事になってしまったのだろう。それにしてもアメリカらしい、荒っぽいやり方だと思いました。最大手の1社がやってしまった、となれば影響は大でしょう。何回も書いているが、アメリカの航空業界は、航空会社も空港も問題が山積していて、なかなか解決できない物だと感じます。業界があまりにも巨大だからかも知れない。
 くれぐれも日本の航空業界では、暴力的な事態だけは起こらないように。JALもANAも、「こんな事はしない」と言っているようだけれどね…。

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〔踊り子〕用の185系が、〔あずさ〕〔かいじ〕から転用のE257系で置き換えられると、9日の神奈川新聞が報道
しました。JR東日本自体は、今の所なにも発表していません。

《今日のニュースから》
 9日 渡辺建・佐々木希 結婚を発表
10日 民進党長島昭久衆議院議員 離党届提出
11日 東芝 決算発表 監査法人「意見不表明」の報告書