№1646 思い出の海外旅行クロニクル 28.2008年スウェーデン 1

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 1997(H9)年当時のユーレイルパス通用17ヶ国を1つずつ巡る企画、残るはスウェーデンとフランスの2ヶ国のみとなっていました。
 今回3年ぶりの欧州旅行として、スウェーデンを選択しました。ただ、当時置かれた状況として、長期の休みを取得する事ができません。苦肉の策として、翌2009(H21)年と2回に分ける事として、今回はこれまであまり足を踏み入れる機会がなかった、ストックホルムより南を巡る旅としました。わずか6日の超弾丸旅行。

2008年 6月30日(月)
 この2年のスウェーデン旅行の往復はいずれも、ANAフランクフルト路線の利用となりました。ANAは2006(H18)年6月に成田空港のターミナルを第1に移転させていて、かなり久しぶりに第1ターミナルを利用する事になります。

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 第1ターミナルのANAカウンター。

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 前年シドニーで撮影したSQのA380が、5月より成田にも就航しました。記念の幟が掲げられています。

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 第5サテライトを見ると、おお、奥にA380の姿が。当時は午前中成田発着の便で1往復。

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 第5サテライトのコンコース。ANAのB787がこの年に就航する予定になっていたので、「記念」の幟が掲げられていた。しかし就航はこの3年半後に大きくずれ込む事になります。

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 53番ゲート。明るい印象。
 搭乗はスムーズだったが、出発直前になってコクピットの計器類の不具合が見つかったので点検するとアナウンス。初めての事だったので心配にもなったが、幸い異常は解消され、10分遅れで出発。

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 R/W34Lへのタキシングのさなか、A380の離陸を見ました。

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 離陸。一直線に上昇していきます。

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 離陸から23分で新潟上空。真っ青な日本海が広がる。

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 エコノミークラスのキャビン。ほぼ満席と見ました。

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 離陸後、最初にサービスされたオツマミ。

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 最初の食事。ANAはメニューカードが無くなり、メインの食事を印刷したカードを渡され、AかBかを選んで下さいという形に変わっていました。どちらもご飯もの。

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 右上に、同じ方向を目指すSKのA340が見えました。5分前に成田を離陸した機体だろう。

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 リフレッシュメント。菓子パンかおにぎりの選択で、菓子パンにしました。オレンジジュースがひどくおいしく感じられる。

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 離陸からきっちり7時間で、ウラル山脈上空を通過。

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 サンクトペテルブルク。

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 2度目のオツマミ。

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 到着前の食事。シーフードトマトソース。

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 ホーンホルム島。真っ平ら。

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 着陸直前、右手にはフランクフルトの市街地。鉛筆型のビルも見る。なんと言うんだっけ?
 出発時の遅れを取り戻し、到着は14分も早くなりました。

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 改めて、今回登場したANAのB747-400。JA8097。

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 次の便への乗り継ぎの様子。
 次のストックホルム行SK便まで2時間位あるので、また外へ出て、少しは旅客機を撮りたいな、と思っていたが、第2ターミナルの展望デッキは、2005(H17)年12月27日を持って閉鎖されていました。第1ターミナルに行く余裕までは無く、引き返す以外ない。

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 ターミナル内のTV。前日行なわれたサッカー欧州選手権決勝の結果(スペインV)を放映していました。

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 折返し638便となる、SKのB737-600が到着。

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 A25番ゲートより、搭乗開始。
 APUが作動しておらず、機内はやや蒸し暑い。後部のドアが開けっ放し。環境対策か、燃料節約か、両方とも理由かも知れない。

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 心持ち早めに出発し、R/W25Rよりテイクオフ。少しずつ右旋回していく。ケルスターバッハ。

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 キャビン。

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 LCCでもないのに、機内食は有料化されていた。「ディナーメニュー」を注文する。70SEK(≒1,190円)。ハム・チーズ・パスタのサラダにバター付きのパン、ソフトドリンク。

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 単調と言えば単調と言える田園地帯からバルト海へ抜け、離陸から1時間30分でストックホルムの上空に差し掛かる。右下に中央駅が見えます。

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 R/W19Rにランディング。丘の上にお立ち台があり、見物している人の姿も見えます。
 10分早く到着。ブリッジに出ると、6月も終わりというのに薄ら寒い。フランクフルトとは違う。

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 6年前は開通直前で乗れなかったアーランダエクスプレス。

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 車内は日本の近郊型のようなレイアウト。液晶モニターでニュースや天気予報などを流しています。

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 アーランダエクスプレスの乗車券。220SEK(≒3,800円)だから、相当高い。東京~成田空港間よりは近いのに。

 ストックホルム中央駅に着きました。エーテボリ経由マルメ行夜行に乗る。座席車だが全席予約制。空きがなくて、しばらくデッキの折り畳みベンチで寝ていました。

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2008年 7月 1日(火)

 夜中になって、喫煙席のいくつかが空いたので移動。環境は良くないが、贅沢は言えまい。とにかく眠る。

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 5時過ぎ外を見れば、改正。サァーッと、朝霧が流れている。

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 5年ぶりのマルメ駅。外は寒く、冷たい風が吹く。南部でもさすがは北欧か。

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 まずアルヴェスタを目指す。コペンハーゲンからエーレ海峡を越えてきた列車で、DSB編成。近郊電車っぽいが、この電車も基本予約制。

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 青い空と緑の大地、沿線風景は美しい。スピードは170㎞/h位は出ている。複線区間が続くのに、すれ違う列車は少ない。

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 アルヴェスタ駅。いい駅舎。

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 乗り換えたエーテボリ行電車も、今乗ってきたDSBと同タイプ。ただこちらは「ABT」と側面に書かれている。また別の事業者だろうか。

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 沿線は湖が多い。ローカル線風情で、さすがにカーブが多い。

 エーテボリ中央駅は、駅舎が斬新だ。駅前には新型市電と、何と3連接のバスが走っているのを見かけた。この後4日にも再度来ます。撮影、乗車ができるでしょうか。

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 ファルシェピング経由でナッシェーに向かうべく、ストックホルム行ICに乗車。ビストロ車がある。さっそく行きます。

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 チーズサンドイッチとマフィン、コーヒーで67SEK。これでも1,200円位だから、物価は相当高い。

 その後は居眠りしていたから解らなかったが、何が原因か、ファルシェピングは10分位の遅れ。3分で接続するはずのナッシェー行は、こちらを待たずさっさと出発してしまった。1時間後に次の列車があるが、カルマール行は、プランをかなり変えなければならなくなった。

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 ファルシェピング駅は、北欧の駅にしてはやや素っ気ない印象の駅舎。

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 ナッシェー行の電車は、エーテボリからの直通でした。新型近郊電車。

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 その車内。2-3配置でボックスシートが並ぶ。超低床部が無く、リフトが装備されているのは、昨今の欧州の新型では珍しいかも。

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 沿線では、放牧も見られました。

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 ナッシェー駅。駅のカウンターは17時30分で閉まっていた。平日なのに、早すぎない?
 時刻表の注釈をウッカリ見落としていたが、カルマールへの新しいプランに組み込んでいた列車は、期間限定の運行で、この日は運行なし。このままだとカルマール着は22時を過ぎてしまう。宿を決めていないので、ギブアップ。ICでストックホルムへ戻る事にしよう。

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 もちろん行きますよ、ビストロ車。

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 と言っても、ここでもエビと玉子のサンドイッチ、オレンジジュース、ミルクチョコ、コーヒーと、夕食にしてはわびしい。仕方が無い。ただ、全部で47SEK(≒830円)とはヘンだ。サンドイッチだけで40SEKなのだから。カウンターのおじさんがこれでいいと言っているので、これでいいのだろう。
 途中ノルシェピングでは、なんと路面電車を見た。ここで走っているとは、知らなかった。カルマール行を取り止めた事で明日どうしようかと思っていたのだが、これは行くしかない。明日再び来る事にします。

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 北欧故夏場は陽がとても長いけれど、さすがに影が長くなってきました。

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 ストックホルム中央直前、強烈な夕陽が差し込んできました。

 もう22時になろうかという時刻になったが、YHに電話したら、幸い空きがあるとの事。寝不足でフラフラ気味になっていて、今夜はキチンとしたベッドで眠らなければ…。

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 3月25日の関東大手のダイヤ改正、西武とメトロは昨日リリースされたが、東急と東武(東上線)は、今日までリリースが出ていません。出揃った時点で書きたいと思います。

《今日のニュースから》
 9日 札幌駅前西武百貨店跡地など再開発 初協議開催
10日 JR山手線「品川新駅」 着工式