「バスマガジンvol.81」が先月末、発売になりました。
トヨタ・コースター 24年ぶりのフルモデルチェンジ
コースターとなると通常は、一般の路線バスとして乗る機会は、あまりないでしょう。地方の自治体代替バス辺りでは可能性があるかも知れません。
外観では、先代と並んだ写真があるけれど、スクエアになった印象があります。これが「押し出しが強くなったデザイン」の印象をより強くしているのでしょう。
個人的には、ヘッドライトの形状が、昨今のアジアのバスっぽさを感じさせる気がする。特に中国のバスで、釣り目状のヘッドライトが多い気がするので。
名鉄バス プレミアムワイド 異次元の快適
関東バス×両備ホールディングス DREAM SLEEPER 東京・大阪号
一昔前の「ムーンライト」とか、「ノクターン」では、3列シートと言うだけで「わー、バスなのに凄えなあ」の印象が強かったのだが、昨今の夜行高速バスは、エコノミーな便と、超豪華な便に二極分化する傾向がさらに強くなっているようです。
名鉄バスの方は在来の3列シートの発展形という感じで、カーテンが個室感覚を演出する形で、これだけでも凄いと思うが、関東・両備の方は、ついに完全な個室か。名鉄バスの方は運賃は変わらないようだが、関東・両備は東京~大阪間2万円。この前乗ったJR「青春エコドリーム」が5,290円(ネット割)だったから、4倍弱だ。
日本以外の国でも夜行バスが走っている国はもちろんたくさんあるけれど、同じ路線で車内の仕様に大きな差が設けられているという国はあるのだろうか?どこかで取り上げられてくれるといいが。
予告通りになるなら、次号で豪華高速バスを集中して取り上げるらしい。
今年のヒュンダイ ユニバース
って、これ連載だったの?
(前号は北海道の、葬式で使われる車両)
今号はJ3リーグ「S.C.相模原」の選手送迎バス。正直、J3レベルで専用の選手送迎バスがあるとは意外と思ったが、一般の貸切でも使われるそうで、JHBの「コンサドーレ」「ファイターズ」と同じか。
ユニバースとは別に、プロスポーツチーム(アマにもある所があるが)の送迎バスも並べてみたら面白い。自家用車と、S.C.相模原のように民営バスを貸し切るのと両方あるよう。過去には、Jリーグスタート時のジェフ市原はJR関東のアステローペだった(今はガーラだったっけ?)し、レッズはもちろん三菱ふそう、アントラーズは確かセレガ、ヴィッセルは山陽バスのエアロバスだったと思う。こういう企画も面白そう。
バスドライバーへの道
毎号連載なのだが、今号は女性ドライバー採用がメイン。
第一は会社側の受け入れ体制の整備が大前提になるのだろう。京成バスでは今年から「育児短時間ダイヤ」制度を新設、3歳未満の子を持つドライバーを対象に所定労働時間6時間未満、日中(8~18時)に出退勤が完結すると言うもので、保育所の保育時間が考慮されるのだという。京成バスではこの3年強で女性ドライバーは22→42名に増加したそうです。こういう取り組みが、他事業者でも必要になるでしょう。
後は鉄道もだけれど、繰り返しだけれど我々利用する側が、女性ドライバーを(良くも悪くも)特別視しない事ではないでしょうか。
「会社が倒産する確率が低い」…。大都市はともかく、地方だとそうも言い切れなくなってきているのではないか?職場そのものは維持されるとしても、経営体制が変わる事で、労働条件の変化は十分起こりうるでしょう(南部バス→岩手県北バスはどうなるだろうか)。別に女性だけではないし、当然バス業界だけの話でもない。応募する側も、少しは心しておくべきかも。
帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.13 熊本県
前回はvol.25で取り上げられていました。都市バスが発足直前、市営バスがほぼ全路線を維持していた頃でした。
(当時は、熊本市はまだ政令指定都市にはなっていない)
西鉄バス大牟田は荒尾市の営業所が無くなったから解るが、神園交通(熊本空港~八代路線を運行)が無くなったのはどうしてだろうか。自主運行路線のはずだが。
それと、ICカードの導入について全く触れられていなかったのも気になりました。
後はともかく、地震被害からの早期の復興が望まれます。南阿蘇方面は相当大変のようだが。
Bus Magazine in Overseas!
新連載らしいが、この後のセブ島のスクールバスもそうだけれど、「バスマガジン」も海外のバスの記事が増えてきました。
今回はイノトランスに出展されたEVを中心に、その他欧州の都市で走るバスが数点並んでいます。欧州の都市のバスは、基本は公営だが、入札で運行事業者を決めるスタイルが一般的との事。日本の公営バスもこのスタイルに近づきつつあるが、完全民営化は、欧州ではほとんどなさそう。
(日本で公共交通も民営化が進むのは、明らかに30年前の国鉄の分割・民営化が影響している)
「Overseas」と謳うからには、今後は欧州以外のバスも積極的に取り上げて欲しい。特にアメリカは意外に盲点だと思う。
おじゃまします バス会社潜入レポート vol.81 神姫バス
兵庫県の南部を主なエリアとするが、南高北低の印象。県の構造からしてそうなるか。
中国高速バスの利用者が減少傾向にあるのは気がかりな材料。
車両面では、日産ディーゼルは公営バスからの引き継ぎのみ。いすゞも少数派だが、新エルガ導入となると、今後はいすゞの割合も増えてくるのだろうか。三田〔営〕にキュービックが2台残っているようだが、画像がありませんでした。
バスのある博物館 第八回 ボンネットバス博物館
まず、香南市にあるという事だが、正直馴染みのある地名ではないし、アクセスが記されていないのは不親切。土佐くろしお鉄道ごめんなはり線野市駅から徒歩10分との事。
「創造号」のリアは北村っぽい。スケルトン化前のモノコックにまで続くデザインになっている。3台ともナンバープレートが付いているが、公道を走れるのだろうか。
地方の博物館は、一般のクラシック乗用車やトラックと一緒に展示されるケースが多いようです。マツダのコスモスポーツは、子どもの頃見たような記憶があるけれどなあ。
終点の情景を求めて 第13回 上野深
まず正直な所、「先を越されてしまった!」と思った。訪れてみたいとは常々思っていたのに、何しろアクセスが非常に不便なので、行けず仕舞いで終わってしまっています。
私は32年前にこの地を訪れています。当時は確かに広尾に支所があり、えりもで系統が分断されていました。
終点上野深付近は全く何もない、というイメージを持っていたのだがそんな事はなさそうで、自然体験学習館があって、一般の宿泊も2食付き4,480円からできるそうだ。
日高本線は、JR北海道がこのまま廃止としたい意向のようで、そうなるとJHBが苫小牧まで、鉄道代替バスを運行する事になるのだろうか。
今号からは、ニュースが大幅に縮小になりました。南部バスの岩手県北バスへの事業譲渡契約も年末には締結されているのに、一切記されていません。
次号はバス会社潜入レポートが川崎市営バス(vol.46で取り上げられている)、全方位レポートは群馬県(前回はvol.4)と既に予告されています。今号も前号の予告とは若干内容が異なっていて、次号はできるだけ予告通りに運ぶようお願いします。燃料電池バス、いよいよ姿を現すか(トヨタ自動車の大型バスは45年ぶり)。
ところで、「バスマガジン」誌とケンカ別れ?する形で発刊した「Bus LIFE」(笠倉出版社)は、昨年夏のVol.6以降、刊行がありません。予告では秋にVol.7が出るとしていたのに、笠倉出版社、編集会議、どちらからも何の音沙汰もありません。どうなっているのでしょうか。
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《今日のニュースから》
1日 潘基文前国連事務総長 韓国大統領選出馬断念を表明
2日 三菱航空機 4月社長交代を発表