№1643 今年最初の関西旅行 1.青春エコドリーム303号

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 年に1回は行っている関西、例年は暮れに行くのだが、今回は年が改まってから行く事になりました。台湾から帰ってきてから、まだ日が経っていない事もあったので。
 今回は数年、いや十数年行っていない能勢電鉄に乗って、撮る事がメインの目的になった感が大だが、その他にも伊丹空港での旅客機の撮影や、むろんその他の鉄道やバスの撮影もプランにありました。いつも通り天気次第、ではあるのだが。

 1月 9日(月)

 今回はJRバスの〔青春エコドリーム303号〕利用。一昨年2015(H27)年の12月6日にも乗っています
 事前に「高速バスネット」で購入して、5,290円。関東バス・両備バス〔ドリームスリーパー〕の1/3以下、か…。JRの格安便は横浜からも〔青春ハーバーライト〕があるのだが、大阪到着が7時57分と少々遅いので、この便の選択となりました。この便が、関東地方からのJRの夜行バスの大阪到着が一番早い。
(ただし原則週末のみの運行)

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 その乗車券。事前に自宅でプリントアウトしました。

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 いつもの賑わいの、東京駅八重洲口バスターミナル。

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 出発案内。夜行に加えて昼行も、近距離路線はまだ出発があります。

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 21時30分という出発時刻、一昨年・去年と乗った八戸行〔シリウス〕と同じ。その〔シリウス〕は今日は2台で、1号車は十鉄。え、UD!?西工!?
(八戸200か709)

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〔青春エコドリーム303号〕は9番乗り場から。この日はJR関東のD654-09502。若い人を中心に行列ができる。
 先のプリントアウトした乗車券は、印刷が不十分だったのか係員が二次元バーコードを読み取れず、タブレット端末で確認という形になりました。

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 車内に落ち着くと、案外空席も多い。新宿を経由するから、そこで大方埋まるだろう。それにしても、30~40年くらい前の夜行バス、国鉄の〔ドリーム号〕とか東北急行バスとか、この程度の設備で当たり前だったのだけれど。
 定刻を少し回って出発。弘南バス〔津軽号〕のすぐ後ろを走って行っているようだ。駅付近は賑やかだったが、祝日の夜という事もあったろう、通り過ぎるオフィス街は思った以上に暗く感じられた。

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 バスタ新宿到着。予想通りここで席が大方埋まるが、幸い?私の隣は誰も来なかった。窓の外を観察した感じでは、乗客の乗車以上に、荷物の積み込みに時間がかかるようだった。
 ここも定刻を少し回って出発。イーグルバスの京都経由大阪行の後をついて行っているようだ。
 肉声のアナウンスが流れる。足柄と土山の休憩の他、三ケ日で乗務員の交代があるが、ここでは降りられない。「東京支店 三ケ日営業所」などという事業所、正直な所、初めて聞いた。乗務員だけの配置なのだろう。

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 1時間20分かけて23時30分、足柄SAに到着。JRバスの定位置。車内の明かりが全部点灯する。東京駅を後から出発した〔プレミアドリーム9号〕が先に着いていた。TDL始発で、大阪経由神戸三宮行。先に出て行った(本来大阪着はこちらより8分遅くなるはず)が、入れ替わりに京都・奈良経由王寺駅行〔プレミアドリーム11号〕が着く。

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 富士スピードウェイが近いからか、SA内にはインディカーが展示されていました。

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 道路状況のインフォメーション。土山まで、この先もスイスイ走れそうだ。

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 その他の高速バスは別の場所に固まって停車している。ここに見えるのは皆、旧ツアーバス組だ。
 20分の停車で出発。
 この先三ケ日で、西日本JRバスのドライバーと交代したはずだが、全く気付かず。

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 4時少し前、土山SA到着。とにかくトラックが多いのにビックリ。所定の停車場所でない所にも駐車したりしている。おかげでバスはどれも、駐車場所の確保に苦心しているよう。このバスも少々肩身が狭い。富士急山梨バスの大阪行の隣に、バックして停止。

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 左は旧ツアーバス組で、ウィラーの左にいるのは、初耳だったのだが、千葉みらい観光バスの岡山行。右に西日本JRバスの〔グランドリーム15号〕がいるが、日中名神ハイウェイバスが停車する停留所に停止していました。

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 駐車場はとにかくこんな感じ。バスも、本来は止めてはいけない場所だと思うが、仕方があるまい。
 ここも20分程停車して出発。アナウンスでは、定刻より若干早いらしい。

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 この後もスイスイ走って、千里ニュータウン到着前に明かりが全部つきました。外はまだ暗い。

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 大阪到着。この日も定刻より若干早く、6時前には着きました。

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 改めて、大阪駅の高速バスターミナル。ここは阪急バスの一般路線バスも発着します。

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 出発便の案内。一番早い出発は、加西行と高知行で6時30分。まだ間があるので、ターミナルは夜行便到着時以外は閑散としていました。

 大阪の夜明けは東京より遅いので、6時を過ぎてもまだまだ真っ暗。空模様も解りにくいが、ともかく、まずは伊丹空港に行ってみる事にします。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
 3日 米ワシントン州連邦地方裁判所 入国禁止大統領令差し止め命令
 4日 茨城県稲敷エリア広域バス 実験運行開始

 大統領令差し止めの仮処分を受けて、ANAとJALは相次いで「搭乗拒否」を解除しました。これまでJAL便で搭乗を断念するケースが2件発生していたそうです。果たして今のアメリカの姿は、「偉大な国」のものなのかどうか。
 稲敷の広域バスは、ひたち野うしく駅~稲敷市江戸崎間(阿見経由と奥野経由)、竜ケ崎駅~美浦村間で合計3ルート、一日4往復ずつ。関東鉄道が運行を担当。来年3月まで。

№1642 バスマガジンvol.81(講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジンvol.81」が先月末、発売になりました。

トヨタ・コースター 24年ぶりのフルモデルチェンジ
 コースターとなると通常は、一般の路線バスとして乗る機会は、あまりないでしょう。地方の自治体代替バス辺りでは可能性があるかも知れません。
 外観では、先代と並んだ写真があるけれど、スクエアになった印象があります。これが「押し出しが強くなったデザイン」の印象をより強くしているのでしょう。
 個人的には、ヘッドライトの形状が、昨今のアジアのバスっぽさを感じさせる気がする。特に中国のバスで、釣り目状のヘッドライトが多い気がするので。

名鉄バス プレミアムワイド 異次元の快適
関東バス×両備ホールディングス DREAM SLEEPER 東京・大阪号

 一昔前の「ムーンライト」とか、「ノクターン」では、3列シートと言うだけで「わー、バスなのに凄えなあ」の印象が強かったのだが、昨今の夜行高速バスは、エコノミーな便と、超豪華な便に二極分化する傾向がさらに強くなっているようです。
 名鉄バスの方は在来の3列シートの発展形という感じで、カーテンが個室感覚を演出する形で、これだけでも凄いと思うが、関東・両備の方は、ついに完全な個室か。名鉄バスの方は運賃は変わらないようだが、関東・両備は東京~大阪間2万円。この前乗ったJR「青春エコドリーム」が5,290円(ネット割)だったから、4倍弱だ。
 日本以外の国でも夜行バスが走っている国はもちろんたくさんあるけれど、同じ路線で車内の仕様に大きな差が設けられているという国はあるのだろうか?どこかで取り上げられてくれるといいが。
 予告通りになるなら、次号で豪華高速バスを集中して取り上げるらしい。

今年のヒュンダイ ユニバース
 って、これ連載だったの?
(前号は北海道の、葬式で使われる車両)
 今号はJ3リーグ「S.C.相模原」の選手送迎バス。正直、J3レベルで専用の選手送迎バスがあるとは意外と思ったが、一般の貸切でも使われるそうで、JHBの「コンサドーレ」「ファイターズ」と同じか。
 ユニバースとは別に、プロスポーツチーム(アマにもある所があるが)の送迎バスも並べてみたら面白い。自家用車と、S.C.相模原のように民営バスを貸し切るのと両方あるよう。過去には、Jリーグスタート時のジェフ市原はJR関東のアステローペだった(今はガーラだったっけ?)し、レッズはもちろん三菱ふそう、アントラーズは確かセレガ、ヴィッセルは山陽バスのエアロバスだったと思う。こういう企画も面白そう。

バスドライバーへの道
 毎号連載なのだが、今号は女性ドライバー採用がメイン。
 第一は会社側の受け入れ体制の整備が大前提になるのだろう。京成バスでは今年から「育児短時間ダイヤ」制度を新設、3歳未満の子を持つドライバーを対象に所定労働時間6時間未満、日中(8~18時)に出退勤が完結すると言うもので、保育所の保育時間が考慮されるのだという。京成バスではこの3年強で女性ドライバーは22→42名に増加したそうです。こういう取り組みが、他事業者でも必要になるでしょう。
 後は鉄道もだけれど、繰り返しだけれど我々利用する側が、女性ドライバーを(良くも悪くも)特別視しない事ではないでしょうか。
「会社が倒産する確率が低い」…。大都市はともかく、地方だとそうも言い切れなくなってきているのではないか?職場そのものは維持されるとしても、経営体制が変わる事で、労働条件の変化は十分起こりうるでしょう(南部バス→岩手県北バスはどうなるだろうか)。別に女性だけではないし、当然バス業界だけの話でもない。応募する側も、少しは心しておくべきかも。

帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.13 熊本県
 前回はvol.25で取り上げられていました。都市バスが発足直前、市営バスがほぼ全路線を維持していた頃でした。
(当時は、熊本市はまだ政令指定都市にはなっていない)
 西鉄バス大牟田は荒尾市の営業所が無くなったから解るが、神園交通(熊本空港~八代路線を運行)が無くなったのはどうしてだろうか。自主運行路線のはずだが。
 それと、ICカードの導入について全く触れられていなかったのも気になりました。
 後はともかく、地震被害からの早期の復興が望まれます。南阿蘇方面は相当大変のようだが。

Bus Magazine in Overseas!
 新連載らしいが、この後のセブ島のスクールバスもそうだけれど、「バスマガジン」も海外のバスの記事が増えてきました。
 今回はイノトランスに出展されたEVを中心に、その他欧州の都市で走るバスが数点並んでいます。欧州の都市のバスは、基本は公営だが、入札で運行事業者を決めるスタイルが一般的との事。日本の公営バスもこのスタイルに近づきつつあるが、完全民営化は、欧州ではほとんどなさそう。
(日本で公共交通も民営化が進むのは、明らかに30年前の国鉄の分割・民営化が影響している)
「Overseas」と謳うからには、今後は欧州以外のバスも積極的に取り上げて欲しい。特にアメリカは意外に盲点だと思う。

おじゃまします バス会社潜入レポート vol.81 神姫バス

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 兵庫県の南部を主なエリアとするが、南高北低の印象。県の構造からしてそうなるか。
 中国高速バスの利用者が減少傾向にあるのは気がかりな材料。
 車両面では、日産ディーゼルは公営バスからの引き継ぎのみ。いすゞも少数派だが、新エルガ導入となると、今後はいすゞの割合も増えてくるのだろうか。三田〔営〕にキュービックが2台残っているようだが、画像がありませんでした。

バスのある博物館 第八回 ボンネットバス博物館
 まず、香南市にあるという事だが、正直馴染みのある地名ではないし、アクセスが記されていないのは不親切。土佐くろしお鉄道ごめんなはり線野市駅から徒歩10分との事。
「創造号」のリアは北村っぽい。スケルトン化前のモノコックにまで続くデザインになっている。3台ともナンバープレートが付いているが、公道を走れるのだろうか。
 地方の博物館は、一般のクラシック乗用車やトラックと一緒に展示されるケースが多いようです。マツダのコスモスポーツは、子どもの頃見たような記憶があるけれどなあ。

終点の情景を求めて 第13回 上野深
 まず正直な所、「先を越されてしまった!」と思った。訪れてみたいとは常々思っていたのに、何しろアクセスが非常に不便なので、行けず仕舞いで終わってしまっています。
 私は32年前にこの地を訪れています。当時は確かに広尾に支所があり、えりもで系統が分断されていました。
 終点上野深付近は全く何もない、というイメージを持っていたのだがそんな事はなさそうで、自然体験学習館があって、一般の宿泊も2食付き4,480円からできるそうだ。
 日高本線は、JR北海道がこのまま廃止としたい意向のようで、そうなるとJHBが苫小牧まで、鉄道代替バスを運行する事になるのだろうか。

 今号からは、ニュースが大幅に縮小になりました。南部バスの岩手県北バスへの事業譲渡契約も年末には締結されているのに、一切記されていません。
 次号はバス会社潜入レポートが川崎市営バス(vol.46で取り上げられている)、全方位レポートは群馬県(前回はvol.4)と既に予告されています。今号も前号の予告とは若干内容が異なっていて、次号はできるだけ予告通りに運ぶようお願いします。燃料電池バス、いよいよ姿を現すか(トヨタ自動車の大型バスは45年ぶり)。

 ところで、「バスマガジン」誌とケンカ別れ?する形で発刊した「Bus LIFE」(笠倉出版社)は、昨年夏のVol.6以降、刊行がありません。予告では秋にVol.7が出るとしていたのに、笠倉出版社、編集会議、どちらからも何の音沙汰もありません。どうなっているのでしょうか。

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《今日のニュースから》
 1日 潘基文前国連事務総長 韓国大統領選出馬断念を表明
 2日 三菱航空機 4月社長交代を発表