№1652 ANA ポケモンジェット

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 今日は軽く行きます。
「マリンジャンボ」以降、一時は多種多彩なスペシャルカラーが楽しめたANAのフリートだが、現在は、全体を覆う物となると、「スターウォーズ」シリーズ位です。あとは東北復興を願うB737-800の「フラワージェット」でしょうか。
「スターウォーズ」以前で映像とのタイアップと言えば、「ポケモンジェット」でしょう。B747-400を中心にB767-300、最後はB777-300と、合計10機にデザインされて楽しませてくれました。そのデザインを、今一度全部振り返ってみようと思います。

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 1998(H11)年、まずトリトンブルーベースにポケモンをあしらったデザインのジャンボ機が現れました。国内線用。

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 B767にも「ポケモンジェット」が現れました。まずはこれもトリトンブルーベースで、2機にデザインされました。
 全然関係ないけれど、これは新千歳で撮ったもので、背後にJRのコンテナ列車を見ます。

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 翌年には子ども達からデザインを公募。全く新しいデザインになりました。
 これも全然関係ないけれど、羽田の「ビッグバード」(現第1ターミナル)から撮ったのだが、背景が今とは全く違う…。

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 このデザインも、B767-300に2機デザインされました。
 歴代の「ポケモンジェット」の中で、個人的にはこのデザインが一番好きです。スカイブルーをベースとしているのが、ANAのカラーにも合っている気がして。

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 今回は国際線にも就航。こちらはトリトンブルーベースの「1998バージョン」、尾翼はANAのロゴのままでした。その名の通り、当初は北米大陸線で就航していたが、後に他の路線でも飛ぶようになりました。

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 2004(H16)年になって、久しぶりに新デザインが現れました。まず「ピカチュウジャンボ」。

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 暮れには「お花ジャンボ」。この両デザインはB747ジャンボジェットのみになりました。

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 最後になるが、ジャンボジェットの退役を見据え、2011(H23)年にはB777-300にポケモンデザインが施されました。本来は数種類のデザインの中から選んでもらう趣向だったらしいが、震災があった事もあって、このデザインでいく事になりました。比較的短命に終わったデザインです。

 ポケモンは機体へのデザインのみならず、ANAの各種キャンペーンや旅行商品でも積極的に使われていたが、契約が終わったという事なのか、今では一切見られなくなったようです。
 前にも書いた事だが、ANAは2012(H24)年より、任天堂があるシアトルへの路線を開設しています。B787-8にピカチュウを描いて飛ばしたら大いにウケると思うのだが、もう実現はないでしょうかね?

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 ANAHDは今日、高知県との包括連携協定締結を発表しました。ANAHDは昨年も静岡県、北海道と協定を締結しています。JALもだと思うが、最近は特定の都道府県とこの手の協定を締結するケースが多いように思えます。
 JR大船渡線BRTは、4月1日ダイヤ改正を発表しました。鹿折唐桑~長部間に八幡大橋(東陵高校前)駅を新設すると共に、大船渡線列車・三陸鉄道との接続を改善。別に、この後の4月27日にも、陸前高田~高田高校前間にまちなか陸前高田駅を新設するとリリースがありました。この時点でまたダイヤの修正があるでしょう。

《今日のニュースから》
21日 京王電鉄が民泊専用マンションオープン 内覧会実施
22日 豊洲市場問題 東京都議会 百条委員会設置決定

№1651 私鉄名車列伝 133.相模鉄道(新)7000系

 4年以上も前になってしまったが、2012年12月の№862で、相模鉄道7000系について取り上げました。7000系は相鉄では初の新造によるアルミカーで、沿線の開発やいずみ野線の開通などで急激に利用者数を増やしていた1970~80年代の相鉄を支え、後の車両の基本となりました。
 新造は1988(S63)年まで続けられたが、1986(S61)年製の12次車からは、前面のデザインを中心にしたマイナーチェンジが行なわれ、さらに14次車からは相鉄初のVVVF制御も導入されました。今回は(新)7000系とも呼称される、このグループについて記します。

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 12・13次車は、性能的には11次車までと変わらない抵抗制御車だが、6連と4連を併結した10連(4M2T+2M2T)を組成している。貫通扉は非常用とされ、先頭車間の通り抜けは出来なかった。前面は額縁状となり、上部はブラックフェイスとなった。行先・運行表示は黒地+白文字になっている。また前照灯と後部灯が直列に並び、一体のケースに収められて近代的なイメージとなった。貫通扉は非常用となり、先頭車の連結部の通り抜けは出来なくなった。前面と側面には赤とオレンジの太い帯を窓の下に通し、「S」の形状をあしらっている。車体はアルミ製で変わらない。なお、同じ7000系ながら11次車までと連結して運用した実績はない。

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 車内は引き続き暖色系で、貫通扉及び客用ドア(中央部)の上部に合計4ヶ所、マップ式の停車駅案内表示装置を初めて設置した。この他、引き続き油圧式のパワーウィンドが採用されている。新製時より集中式冷房を搭載、クハについては、当初はヒートポンプ式を試用していた。13次車では天井の扇風機がラインフローに変わり、貫通扉上部の停車駅案内表示装置は省略された。

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 1988(S63)年製の14次車より、3000系で試用されていたVVVF制御が本格的に採用になり、新たに50番台が付与された。M車は1M方式となり、新形式モハ7300形となった。主電動機は180㎾に増強され、1C4M制御となっている。5連×2(2M3T×2)で製造されたが、15次車の3編成は相鉄初の10両固定編成で製造された。相鉄初である。

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 車内は基本的には13次車と変わらないが、最終編成(7755F)のサハ7600形の内2両(7662・7664)はセミクロスシートが試用され、注目を集めた。後の8000系・9000系にも受け継がれている。
(新)7000系は最終的に10連×6本、60両が日立製作所によって製造されて終了した。

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 21世紀に入ると、後続の系列に合わせて、各種改造工事が行なわれている。バリアフリー対策として、先頭車に車イススペースが設けられ、座席端部の仕切り棒には握り棒を設置、ドアチャイムも設けられた。中間に組み込まれた先頭車は通り抜けが出来るよう改造され、運転機能は喪失してT車化された(番号は変わっていない)。パンタグラフはシングルアーム化された。
 2006(H18)年以降はEB装置を設置、さらにJR線直通事業に合わせてATS-Pとデジタル列車無線の準備工事を行なった。外見では円筒状のアンテナが目立つ。ATS-P設置により、先頭車の非常扉は閉鎖され、本来の目的では使用できなくなった。さらに2007(H19)年以降は新CI導入による新塗装化が始まり、全体をグレーに塗装し、上部と前面窓下に「相鉄ブルー」、下部に「相鉄オレンジ」の帯をあしらった。2014(H26)年度までに全6編成が完了している。


 現在13次車の7156-7157は編成から外れて休車となり、厚木駅構内に留置されている(この2両は新塗装になっていない)。その他の(新)7000系は10連×4本、8連×1本が他系列と共通で、特急から各駅停車まで、各種列車に運用されている。


【編成】
←横浜方     海老名・湘南台方→
 Tc2 7700 - M1 7100* - M2 7100* - M1 7100* - M2 7100* - Tc1 7500 + Tc2 7700 - M1 7100* - M2 7100* - Tc1 7500
(12・13次車)
 Tc2 7700 - M 7300* - T1 7600* - M 7300* - Tc1 7500 + Tc2 7700 - M 7300* - T2 7600* - M 7300* - Tc1 7500
(14次車)
 Tc2 7700 - M 7300* - T1 7600 - M 7300* - T2 7600 + T1 7600 - M 7300* - T2 7600* - M 7300* - Tc1 7500
(15次車 7755Fは 車がセミクロスシート)
* パンタグラフ
※ 全て新造時の編成 現在12~14次車の中間のTc1 7500→T3 7500 Tc2 7700→T4 7700

 これ以前、7000系11次車までの相鉄は、増加する輸送量の後追いになったためか、短い編成の中間に新規に車両を組み込む事で、最大10連の長大編成を組成していました。(新)7000系で初めて、編成単位で長大編成を製造するようになります。
 解らないのは、12~14次車では中間に先頭車(7500形・7700形)を組み込んでいた事。製造当時、相鉄は既に8連・10連のみになっていて、4・5・6連で運用する列車はもうありませんでした。国鉄→JR相模線への直通を想定していたとの噂もあるが(ただし当時は非電化)、真相は不明。通り抜けも出来なかったわけだし、12次車では一時、中間の先頭車を抜いた6M2Tも確認しています。結局旅客列車では分割して運用する事はないまま終わって中間車化改造をされている訳で、理由は未だ謎のままです。

 今回の記事は
「私鉄の車両20 相模鉄道」(保育社) ※現在はネコ・パブリッシングによって復刻
「鉄道ピクトリアル1986年8月臨時増刊号 【特集】相模鉄道」(鉄道図書刊行会)
「鉄道ピクトリアル1999年7月臨時増刊号 【特集】相模鉄道」(鉄道図書刊行会)
「相模鉄道完全データ DVD BOOK」(メディアックス)
「私鉄車両年鑑2016」(イカロス出版)
などを参考にさせて頂きました。

 次回は東京メトロ東西線05系、相鉄(新)7000系同様、前面デザインなどを中心に変更があった8次車以降を取り上げます。

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《今日見た・聞いた・思った事》

 4日前の16日リリースなのでやや遅くなったが、相鉄は3月18日(土)にダイヤ改正を行ないます。
 今回は星川駅付近の下り線の高架化によるものだが、この工事、10年以上も前に着手されているのに、ずいぶん時間がかかっているなあとの印象が否めません。それでも下り線が切り替わってしまえば、あとの上り線は1~2年程度で切り替わるでしょう。
 今回のポイントは、
1.平日朝ラッシュ時の特急の運行時間帯拡大 海老名発6時01分~7時31分の間15分間隔、以降9時11分まで20分間隔で運転。他列車も含め横浜7時30分~8時30分は2本増加。
2.日中時間帯の横浜・海老名両駅の折返し時間を延長 ホームの混雑を緩和するため。
 合わせてパターンを変更し、本線快速は急行に変更。湘南台特急の横浜発は3番線に変更。
3.横浜0時35分発海老名行急行を新設 二俣川で湘南台行各停(海老名行から変更)に接続。
4.その他、平日大和始発8時台の急行を海老名始発に変更、夜間の快速は、平日…湘南台行を30分間隔に変更し時間帯を延長・土休日…海老名行急行を快速に変更し、湘南台行快速を増発、など。

 今日は箱根まで山登りに行ってきたのだけれど、昼前から天候が荒れ模様になり、途中でコースを変更して早めに下山する事となりました。それに加え、小田原に戻ってみたら東海道線が強風で運転見合わせ、小田急~相鉄~バスと乗り継いで帰る事となって、いつもの倍掛かってしまいました。来月書きます。

《今日のニュースから》
19日 自衛隊「日本人保護」訓練 タイで実施 海外では初
20日 外国人女流プロ棋士誕生 将棋界初

№1650 阪神 今津駅

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 阪神電鉄本線では継続して立体化工事を進めていて、現在でも西宮市内や神戸市内で工事が進められています。
 今回はやや昔、15年以上も前の2001(H13)年に高架化されているが、西宮市内の今津駅をご覧頂きます。
 2015(H27)年11月の1日平均の乗降人員は乗車・降車合計で33,278人、阪神全体で梅田・神戸三宮・甲子園・西宮・尼崎に次いで6位。直通特急・特急が全く停車しない駅では一番多い。駅番号HS16。

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 高架化前の今津駅。
 当時は阪急今津線も乗り入れていて、共同使用駅になっていました。阪急は画像で言うと左側に発着、出発後急カーブで西宮北口方面に向かっていました。この後阪急は路線をやや短縮した上で新しい高架駅に移転、阪神の高架駅とは高架通路で連絡しています。


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 南口の方から、高架駅をご覧頂きます。

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 南口の広場にある、「宮水と酒文化の道」のプレート。

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 南口のエスカレーター。

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 エレベーターは北口にあります。

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 北口にある、発車案内のモニター。

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 コンコース。

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 エキナカ。左は美容院、右はベーカリー。美容院が入っている駅は珍しいかも知れない。

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 券売機。

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 改札口。

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 改札のすぐ上にある、発車案内表示。今津駅は急行と普通が停車。平日朝の上りに区間特急、土休日に快速急行が停車します。

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 ICカードチャージ機。「PiTaPa」でエリア内利用だけなら基本的にはチャージという行為はないと思うが、昨今はプリペイド式の他のICカード(ICOCAなど)と相互利用しているので、このような物が設けられているのでしょうか。

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 精算機もあります。

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 改札内のコンコース。

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 改札からホームに向かうエスカレーター。

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 ホームのエレベーター。

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 ホームの待合室。上下にあります。「“たいせつ”がギュっと」のデコレーション。

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 ホームの発車案内表示。

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 最後にホーム。近鉄の快速急行が通過しようとしています。従って近鉄の電車が停車するのは、土休日のみ。

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《今日のニュースから》
17日 マイアミ・マーリンズ球団社長 売却の意向明言
18日 新横綱 稀勢の里 牛久市でパレード