「JTB時刻表」も、2017年を迎える事になりました。1月号が先週発売になっています。
表紙は北海道・岩見沢駅のキハ40と、ホームの「ばん馬」。北海道では馬がそりを引いてレースを行なう「ばんえい競馬」が行なわれていて、かつては岩見沢にも専用の競馬場がありました。その名残です。
(現在は帯広でのみ行なわれている)
今こそいきたい!北の鉄路へ
JR北海道の路線存続問題が先月公になったが、それを知ってか知らずか、巻頭のグラビアは北海道の特集になりました。背景にあるのは間違いなかろうが。
〔カシオペア〕の北海道乗り入れは2月いっぱいで終わり。その後は「四季島」が後を次ぐのだろうが、E27系のその後の運用はどうなるのだろうか。
唐突に思ったのだが、昨今の北海道は中国や台湾、東南アジアからのインバウンドが増えているのはよく言われている事だが、鉄道はどの程度利用されているのだろうか?台湾の「台北101」駅にJR九州の広告がある事は以前書いたが、JR北海道こそ、もっと対外的に売り込んでも良いのではないだろうか。(特に冬場は)九州以上にアジア離れした体験が出来るはずなので。
とかエラそうに書いてしまったが、かく言う私自身、実は最近北海道、特に道東や道北の鉄道にどの程度乗っているのだろうか?稚内なんて、もう何十年行って居ないだろう?高速バスに頼ってしまっている事が多いのも事実で(夜行がなくなってしまったからそうならざるを得ない部分もあるが)、こういう状況だし、一度危機が深度化する前に乗り直す事も必要かと、今思っています。
鈴井貴之が 鉄道の街「岩見沢」で 魅力発見の旅!
「鉄道の街」か…。岩見沢は函館本線と室蘭本線の合流地点であると同時に、かつては万字線(本当は室蘭本線の志文で分岐)と、もう一路線、幌内線が分岐していて、機関区もあったから、確かに昔は「鉄道の街」と言えたと思います。しかし、公になった路線存続問題の中には室蘭本線(沼ノ端~岩見沢間)も含まれていて、万が一鉄道として存続出来なくなるとしたら、一気に単なる中間駅になる事になります。
岩見沢は遠い昔一度降りた事があるが、正直印象は今一つ。当時はJRバスがあったから、そちらの撮影が中心になったのかな?駅舎の写真は撮りました。今見直しても、農場風のいかにも北海道的な駅舎で、残っていれば駅舎だけで客を呼べたでしょう。火災による消失が惜しまれます。
鈴井氏はいつか、根室本線2427D(滝川→釧路間を走る最長距離の普通列車)を乗り通したいと語られているそうだが、もしかしたら、下手するともう2度と、そんな機会は来ないかも知れない!?
「のりもの情報局」は、「東日本鉄道文化財団『シュポー!走れ!蒸気機関車』展開催」「東武百貨店・東武鉄道『SL復活運転 子ども向け体験型福袋』発売」「相模鉄道『ゆめきぼ切符キャンペーン』」「東京モノレール 12月17日ダイヤ改正」「名古屋鉄道 受験生応援キャンペーン」。
鉄道模型プレゼントコーナーは、先日リニューアルされたKTR8000形(丹後の海)セット。
黄色のページ
1月号恒例の「ひと目でわかる!電化と複線区間」は北海道新幹線開業を反映、在来線の旅客区間は、本州と北海道のつながりがなくなりました。江差線、留萌本線(留萌~増毛間)も消されています。
来年は可部線あき亀山への延伸が予定されています(直流1500V・単線)。
今回は、「南田祐介氏(ホリプロマネージャー)・JTB時刻表編集長と行く 500 TYPE EVA と三江線貸切列車の旅2日間」の告知があります。新大阪から広島・三次・江津と巡る旅で、他に広電「被爆電車」の乗車もあります。2月25~26日。
12月17日改正の東京モノレール全列車を掲載。空港快速は全区間の所要時間を1分短縮。空港快速は日中、モノレール浜松町発04・16・28・40・52分、羽田空港第2ビル発02・14・26・38・50分。
大都市圏の終夜運転は、全容が明らかになりました。
奈良線は例年通り1月1日~4日、みやこ路快速が稲荷に臨時停車するが、今年の4日は平日になるので、一部時刻が変更になります。
関東私鉄では、京王が急行2本増発。東急は「天覧山 初日の出号」が取り止め、目黒線の終電繰り下げ・初電繰り上げもなし。横浜シーサイドラインは、2時以前が10分間隔に増発。りんかい線とゆりかもめは、若干本数が減るようです。
銚子電鉄は、掲載時点では「未定」となっていたが、ほぼ前シーズン同様のようです。銚子発0時45分まで運転、4時32分~9時16分発は犬吠行で運転し、以降は通常運転。
関西私鉄は、大阪高速鉄道(モノレール)は35分間隔で終夜運転するように読めるが、実際は前シーズンと同じく、1時過ぎまでの終電の繰り下げのみ。大阪市営地下鉄は、今年は大阪ドームのイベントがないので、長堀鶴見緑地線も、他線と同じ内容の設定に戻っています。
JR奈良線は、全体的には前シーズンとほぼ同じ。前シーズンはJRなんば→京都の設定が1本あったが、今シーズンは逆に京都→JRなんばを1本運転。
会社線では、グラビア特集に連動して、北海道中央バスの岩見沢ターミナル~毛陽交流センター路線(万字線転換バス)の時刻が掲載されています。平日8往復・土休日6往復と少ないが、昨今は鉄道代替バスでさえ廃止になるケースも少なくないようなので、まだ健闘している方かも知れません。また、成田空港・羽田空港・大阪~白馬八方間の高速バスも掲載(大阪発16日、羽田・成田・白馬発17日から運行中)。
本文
根室本線・石勝線は「運休中」になっていたが、トマム~芽室間は22日に運転を再開しています。特急も全列車、被災前と同じダイヤで運行。
津山線では1月21日、岡山~津山(→津山運転区)間に快速〔津山車両基地入区体験号〕を運転。
下り
岡山11:19 → 12:53津山(→津山運転区13:10入区予定)
上り
津山15:34 → 17:47岡山
下りの津山入区は、津山駅からの利用は不可。
なお本文中では上下とも岡山~津山間ノンストップになっているが、JR西日本・岡山支社のリリースでは、上りは建部に停車となっています(16:13着・16:47発)。全車指定席。
また伯備線・姫新線・津山線では2月12日、岡山を起終点とする循環の〔岡山漫遊ノスタルジー号〕を運転。
岡山8:51 → 9:19倉敷9:25 → 18:32岡山
岡山→倉敷→新見→津山→岡山の循環運転で、途中の乗降扱いの停車駅は倉敷のみ(岡山→倉敷のみの利用は不可)。このほか新見・津山などの主要駅で、イベントのための停車あり。全車指定席。
両列車とも、「ノスタルジー車両」で運行。
会社線は、JR四国バスの久万高原線が砥部~久万高原間でルート変更のため、1月1日にダイヤ改正を実施。全体で6分の短縮。便数は変更なし。
沿岸バスの留萌~増毛間は、やはり増便なし。在来の便数のバスで済むのであれば、やはり鉄道が残る余地はほとんど無かったという事でしょうか。
JR線営業案内
既に12月号で掲載済みだが、JR西日本のICOCAが、17日より松江・米子・伯備地区にも導入されています。山陰本線の伯耆大山~出雲市間各駅と、伯備線の新見・生山・根雨駅。ただし備中高梁~伯耆大山間はICOCA定期券の発売はなし。またこのエリアから利用できるのは岡山・福山エリアまでで、広島方面や四国へは利用できない。
2月号は、春の臨時列車掲載のみ予告されています。3月4日ダイヤ改正のダイジェストも載るでしょう。表紙が何になりますかね?次改正においては、JRでは廃止が表明されている列車がないし、逆に新幹線のような大型プロジェクトもないので、予測は不可能です。
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