№1611 バスマガジンvol.80(講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジンvol.80」が先月末発売になりました。

ベンツ・シターロG発信!!
 今号は新発売になったベンツ・シターロGの連接車が表紙、しかも広告なしで裏表紙にまで回り込んでいて、力が入っています。今号は試乗レポート。
 フロントデザインは、これまで幕張や神奈川県、岐阜(今号では水戸岡デザインに改装された車両が後半で見られる)などで導入された車両より、心持ち丸みを帯びているように感じます。特にバンパー周り。
 東京オリンピックを見据えて開業が予想されるBRTを見据えた販売らしいが、さて、その他の路線での導入がどの程度見込めるだろうか?ボルグレン(まだ市販車ではないが)との競争になりそうだが、何度も書くのだけれど、BRTはともかく、一般の路線に導入するには、かなりハードルが高いのでは?公道もそうだが、一番のネックはバスターミナルになると思う。単車での運用を大前提としているので。
 ともあれ市販第一号がどこになるのか、運用方法も含めて、興味が持たれます。

帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.12 岩手県
 前回はvol.26で取り上げられていました。2007(H19)年10月現在の時点で、事業者に関しては、JR東日本のBRT運行開始以外は変わっていません。
 前回の時点では、JRバス東北は久慈市付近にも路線網がありました。現在は別会社に引き継がれているが、自治体主導という事なのか、ここには現れません。また、岩手県交通ではモノコック車が最後の活躍、21台が残っていました。当然現在は1台もないが、その当時の銀色+青帯が、再び見られるようになってきているそうです。富士5Eとの組み合わせは新鮮に映ります。

ヒュンダイ ユニバース2016 超スペシャル…
 確か大分昔の「バスラマ・インターナショナル」誌で、同様の用途のバスが欧州のどこかの国…オランダだったっけ?…で走っているとの記事を読んだ記憶があるが、日本にもあったとは。でも、棺を納めるのが一般のバスのトランクルームの場所になるとは、「荷物扱いなのか!」と怒る人って、いないのかな?

おじゃまします バス会社潜入レポート vol.80 ジェイ・アール北海道バス

画像

 JHBは5年前、vol.49で取り上げられたばかりでした。
 JHBだからというのではないが、札幌は今年は、ファイターズの日本一に続いてコンサドーレのJ1復帰も決まり、なかなか良い年だったのではなかったですか?
 車両の画像全体を眺めてみて、「あれ、『ぶらりサッポロ観光バス』ってなかったっけ?」と思ったのだが、現在は運休中らしい。本文には記載が無いし、JHBの公式Webにも何も記されていなかったのだが。譲渡車両に関しては、前回は譲渡元をぼかして記載されていたが、今回はきちんと記されていました。中古導入は3年前に終了しているようだが、バスは鉄道車両と違って、本州からの転用も難しくはないものか。
 今回も深名線・日勝線の写真は少なくなったのは仕方が無いか。日勝線は先月まで十勝バスと共同で「南十勝・えりも とんがりロード散策きっぷ」なるものが発売されていたので、この辺も記されれば良かった。夏場のシーズンくらいは相互直通で帯広~えりも間の運行があっても面白いのではないか?
 先日JR北海道の路線存続問題が公になったが、路線によっては、もし廃線となった場合、沿線に有力なバス事業者がないか、あっても代替バス運行に尻込みしそうな所もあるでしょう。となったら深名線同様、場合によってはJHBが代替運行を担うケースが出てくるかも知れません。

SUNQパスで丸々3日の乗りバス三昧!!
 また今号も、前号の予告がほとんど掲載がなかったのだが、唯一、「SUNQ」パスだけ記事がありました。北部九州版を使って、高速バスを中心に乗りまくり。熊本地震の後だけに、支援の意味もあるのでしょう。
 観光とか食べ歩きもあるが、高速バスだけでなく、一般の路線でも特にユニークな車両で、パスで乗れるバスを紹介しても良かった。西鉄の連節バスなど。それにしても九州では、高速バスも大半の路線が10~30分間隔で運行されるので、非常に利用価値が高いのは間違いないでしょう。福岡市内は渋滞が若干心配だが。

バスのある博物館 第七回 福山自動車時計博物館
 稼働できるボンネットバスが2台もあり、一般でも注目される機会が多いようです。バスだけでなく車もたくさんあるようだが、写真で見た限りでは、状態があまり良くなさそうな車両も少なくないようです。これまで取り上げられてきた博物館のような、大企業がバックについた施設ではないようなので、ある程度は仕方が無いか。徐々にレストアが進めば良いと思います。コロナは子供の頃何度も見かけた記憶があります。

 シートベルトに関しては、無論バスメーカーや事業者の一層の努力も必要だが、やはり我々乗客の側も、普段から積極的に装着すべき。№1479でも書いたが、車内アナウンスに加えて高速道進入前にはドライバーによる直接のお願いもあったのに、他の客はベルトを締めていないように見えました。こういう人たちに限って、何か事故が起きると「安全対策がなっていない」とか騒ぐのだろう。日本人の弱い部分だと思います。

加藤佳一氏の「終点の情景を求めて」。第12回は東海バスの池代。やはり近刊の「バスジャパン・ハンドブックシリーズ」と連動なのかと思う。箱根登山バスカラーが堂々と走っている。曇り空は残念も、さすがに風光明媚な所を走っています。池代のバス停はチープ。

 このところ発刊の度に書くが、「次号予告」が「予告」になっていない。変更せざるを得ない事情もあるのだろうが、もう少し予告通りにやって欲しいし、難しくなっているなら、一つ二つ確実に掲載できる内容に絞った記載にした方が良いのではないだろうか?

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《今日のニュースから》
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