「バスグラフィックvol.29」が先日発売になったが、台湾旅行を挟んだため取り上げるのが少々遅くなりました。
今号は結果的に、「道南バス」と「女性」が多くなったような気がします。
新レインボーの第1号は大新東になりました。ただこのバスは特定輸送用で、一般路線車はどこになるのだろう?
(今の所、どのバス趣味誌でも出てこない)
西鉄の連接バス
既に他誌でも取り上げられているが、さすがに「バスグラフィック」誌らしく、カラー写真をふんだんに使って、特に車内の仕様を詳しく記しています。0101号車と0102号車では車内の配色が異なっているが、同じ場所の写真を左右並べる事で、よりデザインの違いが解るようになっています。
「バスグラフィック」誌では今後の増備もボルグレンになるとの事だが、デザインはこの2種を併用するのか、どちらかに統一するのか、又は第3のデザインが現れるのか。いずれにしろ早い本格的なBRTへの移行が期待されるし、私も早い内、遅くても来年には乗って、撮りたいと考えています。
彩香の西東京バスの旅
前半(初日)は八王子市内とサマーランド、後半(2日目)は日原鍾乳洞。バス趣味には関係ないものも多いが、こういう方がマニアっぽくなくなって、逆にしっくりするかも。
京王八王子駅から乗って、いきなり次のJR駅で降ろすなんて無茶するなあ。
印象的なのは、やはり2日目の方。さすが奥多摩で、ローカル色が極めて濃い。奥多摩エリアは他にもローカル線がいくつもあるので、乗り歩いてみても面白そうだが、奥多摩湖行を除いて本数が少ないし、丹波や小菅(入浴施設があり、富士急バス路線ともつながった)は遠いからきっちりプランを決めないと大変。
オモシロ長尺車大集合!
成田エクセルホテル東急のバスは、長尺の上に逆T字窓、3ドアがすべて2枚折戸で、新鮮な印象があります。
(3ドアのエアロスターは名古屋市営バスにもあったが、短尺でメトロ窓、中ドアは引戸)
道南バスの旧苫小牧市営バスは既に21年使用している上、大分外板の痛みが酷く見えるが、「車体更新時に塗り替える」とは、まだ使うのか。
ここに並べられた長尺車は、一部を除いて座席数が多く、しかもハイバックシート(江若はリクライニング)で、「古き良き時代の車両」という印象もありました。特に広島交通や道南バスは長距離路線で使われるので、このような車両が必要とされたのでしょう。昔は近距離路線でも長尺車は少なくはなかったし、今でも江ノ電バスなどは積極的に導入しているが、全体的なバス利用者の減少が、長尺車の減少につながっているのでしょう。その中、新エルガ及びブルーリボンで長尺が設定されているので、どの程度普及するか、興味が持たれます。
バス事業者 女性広報担当者 座談会
遠い昔、ワンマン化前のバス事業者は女性の車掌が乗っていて花形の職種だったとされているから、決してバス業界が女性とは無縁だったはずではないです。ワンマン化推進の結果、バス事業者内部での女性の居場所が少なくなってしまったという部分はあるのではないでしょうか。
鉄道が典型だけれど、未だ女性の現場職員は「アイドル」視される部分が大なので、その点は克服される事が必要ではないでしょうか。欧州だと長距離バスでも女性ドライバーは珍しくはなく、正直かなりお歳を召された方々も少なくないです。
(京成バスの女性専用運転士専用路線は、船橋駅~船橋法典駅間の船橋行田線。平日のみ運行)
道南バスの非冷房車
確かに5年前の9月に北海道に行って、朝の苫小牧でバスの写真を撮っていても、猛暑だった関東とは比べ物にならず涼しくて、東日本大震災直後の節電でヒーヒー言っていた時期でもあったし、いつでもどこでもこうなら節電も必要なくて、ひいては発電所も少なくて済むのになあとか感じたものでした。JR北海道のキハ150形も、室蘭向け100番台は非冷房車だし。
エルガ、ブルーリボンシティ、どちらも旧国鉄特定地方交通線の代替バス路線向け。当時はまだそういう名義で導入される車両があったのか。
エアロスターKの記憶にも道南バスがある。もっともこちらは旧大阪市営バスの冷房車(冷房は使わないらしい)だが。
バス会社イメージアップ大作戦の女子大生3人は、先の「女性広報担当者座談会」にも出席していました。立川バスはともかく、臨港バスは確かに「工業地帯と住宅街の2つのエリアに展開」されているのだが、社名もあって、どうしても工業地帯を走るイメージが先行してしまうのだと思います。ファンはともかく、一般ウケする要素は、確かに少ないかも…(臨港バスのせいではないが)。
芦有バスという会社、実は初めて聞きました。昭和50年代まで走っていたのに。本当はカラーで見たかったけれど、ともあれ写真が出てきた事自体評価すべきでしょう。今後もこのような、今は無き小規模バス事業者が積極的に取り上げられるとありがたいです。
Bus Guide Promenade
不定期連載で、第1回ははとバス。最近はガイドレスの観光バスも増えてきているようだが、はとバスのガイドは、今でもうら若き女性たちのあこがれの職業として認識されているのでしょうか。「超氷河期の就職難の時期だったので、就活から逃れたくて決めた」の一言は考えさせられました。「アストロメガ」の名前は、今の所は出てきませんでした。今の所の彼女たちのイチ押しは「O Sola mio」になるようです。
オリコミポスターは西鉄のボルグレン。これも含めて、右・左・前・後の型式写真がキチンと並んでいる車両が多いのが、ビジュアルで見せるバスグラフィック誌らしいところだと思います。
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伊豆急行の観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の概要が発表になりました。列車のみならず、横浜駅のラウンジや、下田ロープウェイの駅の店舗も、水戸岡デザインで新設・改修、トータルで旅を楽しめる仕掛けとするようです。
(横浜駅はJRの駅だが、JR東日本からは今の所、何の発表もない)
《今日のニュースから》、
16日 FCバルセロナ 楽天と4年間スポンサー契約締結
17日 修学旅行生の観光バス事故 小学生ら21人負傷 長崎県雲仙