№1599 JTB時刻表2016年11月号(JTBパブリッシング)

「JTB2016年11月号」が先月25日発売になりました。
 表紙は夕暮れの鶴見線武蔵白石駅。

もはや迷宮(ダンジョン) 鶴見線徹底攻略

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 表紙は「まるで」になっていたけれど。ド○○エ風(しかも8ビット)。
 鶴見線に関しては当ブログでも、「神奈川の駅を全部撮る!」で全部の駅を取り上げたし、特に国道駅は№636で、海芝浦駅は№773で取り上げました。工業地帯を走るのにどこかローカル線然とした雰囲気もあり、最近は一般のメディアでも時々取り上げられて、それなりに全国的な知名度もあるようです。
 年齢がバレそうだけれど、国鉄時代の73系に乗った事もありました。ここでは出てこなかったけれど、103系風の両開きドア車体に更新されたモハ72も存在していたものです。
 扇町は確かに猫が多かった。沿線のガイドもあって、正直「リトル沖縄」は初耳だったけれど、もう一声、安善駅の近くの「安善湯」まで取り上げてもらいたかったです。「ダンジョン攻略」の終わりに絶好では?
 時刻表なのに、旅客列車が走らない貨物線まで、しかも地図付きで取り上げられているとは。東海道貨物線は深いトンネルを通って羽田空港の近くを通るので、空港アクセスにどうか?という声もあるようだが、現状では各ターミナルからあまりに遠くてアクセスにはなり得ないと思う。

にゃんとこんな動物まで?「動物駅長」に会いに行こう
 和歌山電鐵の「たま駅長」がきっかけとなって、全国各地に動物駅長が現れるようになりました。大半はネコだけれど、ウサギにウミガメ、エビまで駅長とは。
 貴志駅には5年前に訪れた事があったが、当時の「たま」は日曜日が休みだったので、お目に掛かる事ができませんでした。
 だけど、ネコ駅長でもう一匹、ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅の「おさむ」がいるのだけれど、出てこなかった…。同鉄道の公式Webでは、「おさむ」を主人公にしたマンガのアメブロにリンクしています。

「のりもの情報局」は、「関東鉄道協会『かんとうみんてつモバイルスタンプラリー』」「青い森鉄道『青い森ホリデーフリーきっぷ』」「流鉄『流鉄鉄道の日!!』開催」「京成電鉄『京成カレンダー2017』」「大井川鐵道『トーマスフェア』」「近畿日本鉄道『きんてつ鉄道まつり2016』」。
 近鉄のまつりは10月29・30日の五位堂と高安は終了し、次回は今月11・12日の塩浜。
 鉄道模型プレゼントコーナーは、京成3500形の未更新車4両セット。既にデビューから44年、次の19日改正では4連運用が減少する見込みで、そろそろ先行きが怪しくなってきた感があります。

黄色のページ
 NEWSでは11月5・6日及び19・20日の渋谷駅工事による銀座線の区間運休のお知らせがあるが、一見関係なさそうな青山一丁目~溜池山王間まで運休になるのはどうして?
(閉塞システムが影響していると思われる。表参道~青山一丁目間は通常の信号システムに寄らない運行になるのだろう。

 グラビア特集に関連して、鶴見線全線全駅全列車の時刻が、平日・土休日別に掲載されています。本文では平日の全列車が、主要駅のみ掲載されているが、土休日の時刻が掲載されているのは、ファンには歓迎されるのではないでしょうか。
 何しろ本数が少ないので。日中は、平日は鶴見発着20分間隔、土休日は30分間隔。2運用のつるべ式ダイヤ。どちらも扇町行と海芝浦行は、日中は2時間に1本しかなく、浜川崎折返しが中心。大川支線の土休日3往復は曜日限定とは言え、JR東日本では只見線・大白川~只見間と並び最小の本数です。
 昔は全体的にもっと本数が多かったが、元々住宅地は少ない上、工場労働者の減少もあって、年々本数が減っていって、この数年はこのレベルで落ち着いているようです。昭和や扇町、大川は川崎駅からの臨港バス便が頻発しているので、これでも十分と言う事もあるでしょう。土休日も朝晩はそれなりに本数があるのが、交代勤務の工場地帯らしいところでしょうか。
 隣の駅までの営業キロがとても短い。1㎞を超えるのは武蔵白石~浜川崎間・安善~大川間(共に1.6㎞)のみ(大川へは、実際には武蔵白石駅構内で分岐、この区間は1.0㎞)。短いと0.6㎞しかありません。

 築城基地航空祭(27日)のダイヤが発表になりました。特急はさすがにもう〔官兵衛きらめき〕にはならず、〔ソニック91・92号〕で運転。883系ながら、ダイヤは783系だった去年の〔官兵衛きらめき〕と変わりません(92号は、小倉~博多間は〔きらめき15号〕のスジ)。全体的にも、去年とほとんど変わりません。西小倉止まり1本が小倉まで延長されたのみ。

 冬の臨時列車が発表になりました。
 新顔は新宿~佐原間の快速〔おさんぽ成田・佐原号〕。2月の土休日に運行。全車指定席。昨年の〔おさんぽ成田号〕(高尾~成田間)の運行区間を変更し、運転日を拡大。

 会社線では、「圏央道北東エリア高速バス」として、あみプレミアムアウトレット・稲敷美浦バスターミナル・道の駅発酵の里こうざき~成田空港間の高速バスを掲載。JR関東と関東鉄道の共同運行。14往復で、あみ~成田空港間55分。「社会実験」という形で、来年1月15日まで運行とされています。

本文
 いよいよ「12月30日(金)→1月3日(火)は休日ダイヤで運転されます」の文言が、欄外に掲載されるようになりました。
 加えて留萌本線には、「留萌~増毛間は12月4日(日)限りで鉄道営業を終了します」の文言も。

 根室本線の豪雨災害は、富良野~芽室間を不通区間とした上、〔スーパーおおぞら〕代替の臨時特急(札幌~トマム)、臨時快速(帯広~釧路)のダイヤを掲載しています。トマム~帯広間の代行バス3往復は、時刻は掲載なし。
(他にトマム~十勝清水・新得間1往復)
 JR北海道の公式Webに拠れば、富良野~東鹿越間は10月17日より運行を再開(4往復)、滝川~富良野間は被災前の本数に戻っています(一部時刻変更あり)。東鹿越~落合間は代行バスを運行。東鹿越~(上落合〔信〕)新得間は、再開の工事自体が来春になるため、運行再開があるとしても相当先になりそう。これから厳寒期に入る事もある上、富良野~新得間はJR北海道に廃止の意向があるとされているため、再開工事の着手そのものが行われるのかどうか、やや怪しくも感じられます。
〔スーパーおおぞら〕〔スーパーとかち〕は年内の復旧を目指すとしていました。

 冬の臨時列車が発表になっているが、JR北海道は、知床斜里~網走間で運行する〔流氷物語〕(1月28日~2月28日)は、今11月号では掲載になっていません。キハ54形2連を改装して運行。
〔スーパー北斗〕〔北斗〕の臨時は別途発表との事。

 東海道線の〔湘南国際マラソン号〕(12月4日)は、今年は大磯は通過。

 今月19~20日、品川駅構内の工事のため東海道線・東京~品川間で列車の運行が取りやめになるが、普通列車については、東海道線(JR東日本)・宇都宮線・高崎線・常磐線については欄外の注釈のみ。伊東線とJR東海区間直通列車には、運休になる区間の記載がありました。横須賀線は、19日の品川行最終を大崎行に、20日の品川発及び東京発初電を大崎始発に変更。しかし20日には、東海道線で武蔵小杉経由に変更する列車もあるらしく、大規模な変更なので、関係全列車の掲載を求めたいのだが。

 久留里線は、11月19日~12月11日の土休日は、久留里折返し4往復を上総亀山まで延長。行楽と思われるが理由不明。紅葉?

〔あそぼーい!〕は、冬シーズンは博多~門司港間で運転。今回は本文にも掲載されました。ダイヤは8月運行時と同じ。1月6日~2月26日の木~日曜日と、1月9・24・25・31日、2月1日運転。

 横浜線は11月20日(日)に時刻が変更されると欄外に注釈があるが、本文では理由が不明だし、JR東日本の公式Webにもありませんでした(町田駅でのホームドア試行のためらしい)。

 会社線は、つくばエクスプレスが10月15日にダイヤ改正を実施しました。朝夕の増発の他、平日の運転間隔の平均化、最終電車の繰り下げなど。本文では記載がないが、つくば→守谷間の1本を北千住まで延長(守谷→北千住は終電繰り下げ)、折返し八潮行としています。北千住折返しは初設定。
 京急・京成・北総・芝山・都営浅草線の11月19日改正は、欄外の予告のみ。

 次回のグラビア特集は京阪電車らしい。80形復刻塗装の700形とか、プレミアムカーとかが見られるのか。また、年末年始ダイヤも一部は発表になるでしょう。もうそういうシーズンか…。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
 2日 ミャンマー アウン・サン・スー・チー国家顧問 安部首相と首脳会談 
 3日 11月では44年振りの降雪量記録 北海道帯広市