№1604 バスグラフィックvol.29(ネコ・パブリッシング)

「バスグラフィックvol.29」が先日発売になったが、台湾旅行を挟んだため取り上げるのが少々遅くなりました。
 今号は結果的に、「道南バス」と「女性」が多くなったような気がします。

 新レインボーの第1号は大新東になりました。ただこのバスは特定輸送用で、一般路線車はどこになるのだろう?
(今の所、どのバス趣味誌でも出てこない)

西鉄の連接バス
 既に他誌でも取り上げられているが、さすがに「バスグラフィック」誌らしく、カラー写真をふんだんに使って、特に車内の仕様を詳しく記しています。0101号車と0102号車では車内の配色が異なっているが、同じ場所の写真を左右並べる事で、よりデザインの違いが解るようになっています。
「バスグラフィック」誌では今後の増備もボルグレンになるとの事だが、デザインはこの2種を併用するのか、どちらかに統一するのか、又は第3のデザインが現れるのか。いずれにしろ早い本格的なBRTへの移行が期待されるし、私も早い内、遅くても来年には乗って、撮りたいと考えています。

彩香の西東京バスの旅
 前半(初日)は八王子市内とサマーランド、後半(2日目)は日原鍾乳洞。バス趣味には関係ないものも多いが、こういう方がマニアっぽくなくなって、逆にしっくりするかも。
 京王八王子駅から乗って、いきなり次のJR駅で降ろすなんて無茶するなあ。
 印象的なのは、やはり2日目の方。さすが奥多摩で、ローカル色が極めて濃い。奥多摩エリアは他にもローカル線がいくつもあるので、乗り歩いてみても面白そうだが、奥多摩湖行を除いて本数が少ないし、丹波や小菅(入浴施設があり、富士急バス路線ともつながった)は遠いからきっちりプランを決めないと大変。

オモシロ長尺車大集合!

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 成田エクセルホテル東急のバスは、長尺の上に逆T字窓、3ドアがすべて2枚折戸で、新鮮な印象があります。
(3ドアのエアロスターは名古屋市営バスにもあったが、短尺でメトロ窓、中ドアは引戸)
 道南バスの旧苫小牧市営バスは既に21年使用している上、大分外板の痛みが酷く見えるが、「車体更新時に塗り替える」とは、まだ使うのか。
 ここに並べられた長尺車は、一部を除いて座席数が多く、しかもハイバックシート(江若はリクライニング)で、「古き良き時代の車両」という印象もありました。特に広島交通や道南バスは長距離路線で使われるので、このような車両が必要とされたのでしょう。昔は近距離路線でも長尺車は少なくはなかったし、今でも江ノ電バスなどは積極的に導入しているが、全体的なバス利用者の減少が、長尺車の減少につながっているのでしょう。その中、新エルガ及びブルーリボンで長尺が設定されているので、どの程度普及するか、興味が持たれます。

バス事業者 女性広報担当者 座談会
 遠い昔、ワンマン化前のバス事業者は女性の車掌が乗っていて花形の職種だったとされているから、決してバス業界が女性とは無縁だったはずではないです。ワンマン化推進の結果、バス事業者内部での女性の居場所が少なくなってしまったという部分はあるのではないでしょうか。
 鉄道が典型だけれど、未だ女性の現場職員は「アイドル」視される部分が大なので、その点は克服される事が必要ではないでしょうか。欧州だと長距離バスでも女性ドライバーは珍しくはなく、正直かなりお歳を召された方々も少なくないです。
(京成バスの女性専用運転士専用路線は、船橋駅~船橋法典駅間の船橋行田線。平日のみ運行)

道南バスの非冷房車
 確かに5年前の9月に北海道に行って、朝の苫小牧でバスの写真を撮っていても、猛暑だった関東とは比べ物にならず涼しくて、東日本大震災直後の節電でヒーヒー言っていた時期でもあったし、いつでもどこでもこうなら節電も必要なくて、ひいては発電所も少なくて済むのになあとか感じたものでした。JR北海道のキハ150形も、室蘭向け100番台は非冷房車だし。
 エルガ、ブルーリボンシティ、どちらも旧国鉄特定地方交通線の代替バス路線向け。当時はまだそういう名義で導入される車両があったのか。

エアロスターKの記憶にも道南バスがある。もっともこちらは旧大阪市営バスの冷房車(冷房は使わないらしい)だが。

バス会社イメージアップ大作戦の女子大生3人は、先の「女性広報担当者座談会」にも出席していました。立川バスはともかく、臨港バスは確かに「工業地帯と住宅街の2つのエリアに展開」されているのだが、社名もあって、どうしても工業地帯を走るイメージが先行してしまうのだと思います。ファンはともかく、一般ウケする要素は、確かに少ないかも…(臨港バスのせいではないが)。

 芦有バスという会社、実は初めて聞きました。昭和50年代まで走っていたのに。本当はカラーで見たかったけれど、ともあれ写真が出てきた事自体評価すべきでしょう。今後もこのような、今は無き小規模バス事業者が積極的に取り上げられるとありがたいです。

Bus Guide Promenade
 不定期連載で、第1回ははとバス。最近はガイドレスの観光バスも増えてきているようだが、はとバスのガイドは、今でもうら若き女性たちのあこがれの職業として認識されているのでしょうか。「超氷河期の就職難の時期だったので、就活から逃れたくて決めた」の一言は考えさせられました。「アストロメガ」の名前は、今の所は出てきませんでした。今の所の彼女たちのイチ押しは「O Sola mio」になるようです。

 オリコミポスターは西鉄のボルグレン。これも含めて、右・左・前・後の型式写真がキチンと並んでいる車両が多いのが、ビジュアルで見せるバスグラフィック誌らしいところだと思います。

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 伊豆急行の観光列車「THE ROYAL EXPRESS」の概要が発表になりました。列車のみならず、横浜駅のラウンジや、下田ロープウェイの駅の店舗も、水戸岡デザインで新設・改修、トータルで旅を楽しめる仕掛けとするようです。
(横浜駅はJRの駅だが、JR東日本からは今の所、何の発表もない)

《今日のニュースから》
16日 FCバルセロナ 楽天と4年間スポンサー契約締結
17日 修学旅行生の観光バス事故 小学生ら21人負傷 長崎県雲仙

№1603 2005年10月 スイスで出会った旅客機 1.10月22日チューリヒ

 2005(H17)年10月に撮影した旅客機を2回に分けてご覧頂いています。
 今回は22日のチューリヒです。チューリヒ空港では1996(H8)年にも訪れて、展望デッキで撮りまくりました。
 この旅でも、帰国のためにミュンヘンに向かうスイス最終日、空港に立ち寄ってできる限り撮りまくりました。といっても午後には曇り空になってしまったので予定より早く切り上げる事となったが、それでも日本では見られない機体を中心に撮る事が出来ました。全部ではないが、一挙公開です。
(こちらも、今はなくなってしまったキャリアがいくつかあります)

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MMGエアラインズ A300-600F

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オヌール・エア A320-200

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チュニス・エア B737-600

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マレヴ・ハンガリー航空

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LOTポーランド航空 ERJ-145MP

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エア・ヨーロッパ B737-800

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レジョナル EMB-120

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チュニス・エア A320-200

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ワールド・フォーカス・エアラインズ MD-83

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ハンブルク・インターナショナル B737-700

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エア・ノーストラム CRJ-200ER

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アドリア航空 CRJ-200LR

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エア・アドリアティック MD-82

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ウクライナ・インターナショナル B737-300
 これは以前も№1180でご覧いただいたが、改めて。

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アントノフ・エアラインズ Antonov124-100
 この機体、駐機場から一度滑走路に出て離陸体制に入りながら、すぐにリジェクトして、元の場所に戻ってしまいました。

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スイス・インターナショナル A320-200
「SUN」の3文字はなんでしょう?

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エル・アル イスラエル航空 B737-700

 今回の撮影分は、ほとんど小型機(ナローボディ機)となりました。この日は昼の早い時間で曇り空になってしまい、夕方の列車でミュンヘンに向かう事もあって、早めに切り上げる事となりました。もう少し長い時間を取れて、晴れも続いていれば、もっと多彩な機体を撮る事ができただろうと思います。ともあれ、日本では見られない、航空ファンでも存在自体知らないような機体を存分に撮る事が出来て、十分満足できました。

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《今日のニュースから》
14日 安倍首相 ドイツ・ガウク大統領と会談
15日 南スーダン自衛隊部隊に「駆け付け警護」任務付与 閣議決定

№1602 2005年10月 スイスで出会った旅客機 1.10月11日ジュネーヴ

 先月、2005(H17)年10月のスイス旅行のクロニクルを書きました。
 この旅の最中、ジュネーヴとチューリヒの空港で旅客機の撮影を行ったが、枚数が相当あったため公開を延期していました。改めて2回に分けてご覧頂こうと思います。

 第1回は10月11日のジュネーヴです。ここは、ターミナルには小さなテラスがあるがガラス張りで、しかも曇っているので撮影に向きません。なので、滑走路の東の方へテクテク歩いて、ポイントを見つけました。バス停Tunnel Routierの近くで、少し高く盛り上がったところで撮影が可能でした。
 トラフィックは、チューリヒに比べたら少なく、小型の機材が中心でした。全部ではないが、一挙公開です。
(今は運航がなくなったキャリアもあります)

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スターリング・ヨーロピアン B737-700
 早朝は霧が濃かった。

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SNブリュッセル航空 BAe146-RJ85

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イージージェット・スイス

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ルフトハンザ・シティライン CRJ-200LR

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スイス・インターナショナル A321-200

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バブ- DHC-8-300

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アリタリア・エクスプレス ATR-42

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アリタリア航空 A320-200

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スイス・インターナショナル BAe146-RJ100

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MEA A321-200

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クウェート航空 A340-300

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レジョナル Saab2000
 エールフランス航空のフランチャイズ運航。

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エールフランス航空 A319-100

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レジョナル ERJ-135ER

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スイス・インターナショナル A330-200

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ダーウィン・エアライン Saab2000

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マレヴ・エクスプレス CRJ-200

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スイス・インターナショナル ERJ-145LU

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イージージェット・スイス B737-300
 見た限りでは、LXよりイージーの方が、見る機会が多かったような気がしました。UKのイージージェットのスイス法人です。

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アフリキヤ A320-200
 リビアのキャリア。こういうのを撮れるのが、海外での撮影の魅力だと思います。

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エア・ドロミティ ATR72-500

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エールフランス航空 A318-800
 フランス機の飛来が目立つ。何しろこの空港は国境に接していて、滑走路の向こうの森は、もうフランスです。

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エル・アル イスラエル航空 B737-800
 この機体はアメリカのノースアメリカン航空が運航していたもので、その当時のカラーがそのまま残っていました。イスラエル機だが、特に警戒が厳しくなった、という事はなかった。

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スイス・インターナショナル A320-200

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スイス・インターナショナル A319-100

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エストニア航空 B737-500
 ちょうど1年前、2015(H27)年11月8日に運航を停止しています。

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TAPポルトガル航空 A320-200

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ターキッシュ・エアライン B737-800
 実はこのTC-JGE機、この約3年半後の2009(H21)年2月25日、アムステルダムで着陸に失敗、大破する事故を起こしてしまいました。

13時位になるとトラフィックが目立って減ってしまい、市中に戻って新型トラムにも乗りたかったので、14時過ぎに撮影を終了し、バスでターミナルに戻りました。
 この付近は、現在は様相がかなり変わってしまっているようで、同じ場所で、同じような撮影ができるかどうかは解りません。ご了承ください。

 次回は22日のチューリヒ空港です。

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《今日のニュースから》
12日 アフガン・カブール近郊米軍基地で爆発 18人死傷 
13日 自動運転バス 公道を走行実験 秋田県仙北市