№1587 思い出の海外旅行クロニクル 25.2005年スイス 4

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 ミーハーと言われてもいい、一度は乗っておきたい、乗っておくべき?氷河急行。サンモリッツからツェルマットまで乗り通しました。
 翌日はマッターホルンを見た後、フランス語圏の小私鉄を訪ねます。

2005年10月15日(土)

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「氷河急行」905列車。1・2等及び食堂車を交えて12両の長編成。先頭のELは銀行のラッピング。

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 指定券。前の日に予約を入れておきました。

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 氷河急行のサボ。032号車は、ごく普通の2等車。

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 木々が色づく、秋の清流。

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 アルブラトンネルを抜けて、ループ線3ヶ所を交えてどんどん下る。
 どこかの集落を見下ろす。遠くに見える山を含めて、どこだかは失念しました。スミマセン。
 タシンスで進行方向が変わります。

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 食堂車も予約制。指定された時刻は、ランチとしてはやや早めになりました。
 車体が小さいので、厨房の車両も含めて3両に分かれています。

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 他の皆さんはコースメニューを食しているようだが、私はグヤーシュとサラダ、コーラを注文しました。パブリカが効いていてうまい。

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 デザートのティラミスと、コーヒー。
 タシンスからディセンティスにかけては、車窓は美しいが、特にこれというポイントはない。その分、食事をゆっくり楽しむにはいいかも。

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 ディセンティスから鉄道はRhB→FOになり、ELも交換。この年は氷河急行75周年で、記念のラッピングが施されています。食堂車など6両もここで切り離し。

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 FO区間になると急に勾配やカーブがきつくなり、スピードが目立って落ちる。小集落の向こうに、白く高い山々。

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 線路に併走して、歩道が整備されているところも。ハイキングコ-ス?

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 山の中腹、開けた感じのディーニ。
 ここでサンモリッツ行氷河急行と交換。向こうが先に出ていく。左手中程、赤い列車が見えるでしょうか。

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 一転して谷の中。ラックレール区間が現れる。左手はカール地形。遠い昔はここも、氷河で覆われていたはずです。

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 オーベラルプ湖。

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 牧歌調だったRhB区間からは一転、ほとんど何もない荒涼とした車窓が広がります。

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 ラックレールでグングン下り。右下に見てきた街は、3日前に立ち寄ったアンデルマット。右側に駅が見えます。なんと模型的。

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 新フルカトンネルを行き交うフェリートレイン。

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 新フルカトンネルを12分近くかけて抜ける。白くまぶしい山は、アイガー?
 この先もループ線を交えた山道が続きます。

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 国鉄と接続するブリークで、二度目の方向転換。
ここからはBVZ(Zermatt Barn)になります。富士急と提携しています(富士急でこの鉄道の色の電車が走っています)。氷河急行とは、RhB・MO・BVZ3社の相互直通運転でもあるわけです。

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 またラックレール区間でグングン上る。MO区間よりは人家が多い感じ。

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 サンモリッツから7時間30分強、ついにツェルマット到着!人工地盤で覆われた、近代的な駅です。

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 ツェルマット駅界隈。マイカー乗り入れ完全禁止で、小型の電気自動車がチョコチョコ走り回っています。

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 車内で買った、氷河急行の絵はがき。75周年記念のロゴマーク入りです。

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 YHでは、一度食してみたかったチーズフォンデュを食べました(要予約)。チーズはアルコール分が強いみたい。何より2人分を1人で食べるので、パンは1/3位残してしまいました。我ながらもったいない。

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2005年10月16日(日)

 本当は、ゴルナーグラートバーンには乗らず、すぐにブリークを降りるつもりだったのです。GGB(Gornergrat-Monte Rosa-Bahnen)は運賃がかなり高いし、マッターホルンはツェルマットからも見えるので。しかし朝起きたら快晴で、悔いは残したくないと思って、やはり乗る事としました。

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 何しろ25%割引でも、往復54SFR(≑4,860円)するので。

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 早朝のGGBツェルマット駅。

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 GGBの電車の車内。普通の電車だが、ケーブルカーのような段差がついています。
 8時24分発の電車は、ほとんど乗客がいない。早朝とはいえ、もう少し乗っているかと思ったのだが。アナウンスは独・仏・伊・英、そしてやっぱりあるのね、日本語。

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 マッターホルン!ツェルマットからも見えるけれど、間近からだとやはり迫力が違う。

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 複線になったり単線になったりしながら、ほとんどラックレール区間で上っていきます。時速15㎞/h程度。

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 ゴルナーグラート駅が近づいてきました。

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 記念撮影。全体的には、観光客の姿はまだ多くはない。マッターホルンだけでなく、他の山々も素晴らしい。

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 帰りの電車は、当時としては最新鋭か。なお、GGBの電車は片側にしかドアがありません。
 乗客は、私一人…。そのためか放送はなし。もっとも、行き違った3本の電車は、観光客の姿が多くなってきていました。喧噪を避けたいなら、やはり早い時間の乗車を心がけたいです。

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 ツェルマットの小型電気バス。

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 ツェルマットはマイカー乗り入れ完全禁止、一つ手前のティッシュに駐車場があり、折返し運転のシャトル電車が運行されています。LRT風。

 ツェルマットを後にしてブリークまで降り、国鉄のIRでマルティンに向かいました。フランス語圏に戻ります。

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 マルティニ駅。

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 マルティニからは私鉄2路線が出発。これはMC(Martigny-Châtelard)。フランス国境近くまで行く路線。今回は割愛せざるを得なかった。

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 今回乗ったのは、MO(Marthgny-Orsières)の路線。新型の3連接車。セントバーナード犬が描かれています。

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 その車内。やや幅が広いようで、2等は2-3配置になっています。

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 終点ル・シャブルの駅前には、ポストバスが2台停まっていました。ベルビエール行とフローネイ行。ベルビエール行に乗ります。

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 いろは坂みたいな連続急勾配・急カーブをグングン上がっていく。眼下にはル・シャブルの町並みが見えます。

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 ベルビエールの入口。道路標識も、日本とは違います(日本だと黄地になる)。

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 ベルビエールの終点は…。
 なんと!郵便局のガレージの中。さすがはポストバス。

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 ベルビエールの中心部。これから雪が降れば冬場はスキーリゾートとして賑わうのだろうが、秋の時期は人影もまばら、レストランなども開いている所は見つかりませんでした。
 ここは地元自治体によるコミュニティバスの路線があるようです。

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 教会。きれいだったので思わず1枚。

 ル・シャブル行のバスは次の便までかなり時間があり、時間をつぶせる場所もないので、駅まで歩いて戻る事としました。黙って次を待つ、という行為がどうも苦手で…。

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 歩きの途中。バス路線は距離自体それほど長くはなく、車だとつづら折りの所、歩道はショートカットの区間がほとんど。ほぼ下り一方だったし、1時間程度で戻る事ができました。

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 改めてル・シャブル駅。

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 途中のサンブランシェ駅からは、オルシェールへの支線が分岐します。というより本来はオルシェールへいく路線が本線格らしいが、時刻表とは運転系統が違っていて、サンブランシェとの間の折返し運転になっていました。

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 オルシェール往復は旧型電車。スイス標準のスタイル。

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 オルシェール駅。ここもスキーリゾートっぽい。バス路線があるがポストバスではなく、民営らしい。

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 マルティエまで戻って、IRでモントルーへ向かう。日曜日の夕方だからか車内も混み合っていたし、併走する道路も渋滞気味でした。

 この夜はモントルー泊。翌日はMOBに乗ります。既に何度も乗っている鉄道だが、今回は「ゴールデンパノラミック」初乗車。

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《今日のニュースから》
 9日 エチオピア 反政府デモ激化 政府 非常事態を宣言
10日 宮城県富谷町市制施行 富谷市誕生

 富谷市は鉄道がない市で、仙台市営地下鉄南北線の泉中央駅から宮城交通バス。