№1585 思い出の海外旅行クロニクル 25.2005年スイス 2

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 ジュネーヴで午前中から昼にかけては、空港で旅客機を撮影、その後超低床新型市電に乗り、再びICでチューリヒへ戻って、バーデン泊。
 翌日はリギへの登山電車に乗り、ゴタルド峠を越えてイタリア語圏へ南下します。

2005年10月11日(火)

 今日は快晴。ジュネーヴ空港の滑走路脇で、昼過ぎまで旅客機を撮りまくっていました。枚数が多いので、後日まとめてご覧頂きます。

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 午後は、昨日乗りたいと思っていた、市電の新型超低床車両に乗ります。13系統専用に見えたが、15系統にも、在来車両と共通で運用されていました。メーカーはちょっと解りませんでした。スミマセン。
 行き先表示はフルカラーLED、しかも系統番号もきちんと色分けされている。最近は日本のバスでもチラホラ見られるが、当時はどういう仕組みなのかと思っていた。

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 クロスシート主体の車内。

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 タイヤハウス部分は、1人掛けシートが心持ち通路側を向いています。

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 天井部にはモニターがあり、乗り換え案内(系統番号)などを表示。

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 ジュネーヴに限らず欧州の電車は完全セルフサービスなので、運転室は日本と違って完全に独立しています。

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 運転台。

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 一方、こちらは11年前も走っていた在来型。本来は白+オレンジだが、これはラッピング車。

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 その車内。

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 15系統の一方の終点、ネイション。その名の通り、国連本部が比較的近い。

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 ビジネス街から商店街を抜けて、もう一方の終点、ランシー・ポン・ルージュ電停。操車場の脇の、バスと共用の折返し場で、レールはまだ延伸されるようだ。ここは暫定的な折返し場なのかも知れない。
(この後パレッツまで延伸されているようだ)

 もう少し乗っていたかったが、チューリヒに戻るべく、中央駅に向かい、ICに乗り換えます。ダブルデッカー新型車。

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 無論夕食は食堂車。リゾット。

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 デザートのスポンジケーキとコーヒー。
 スイスは物価が高いから出費としては痛い部分もあるが、やはり食堂車はケチりたくない!

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 ローザンヌを過ぎると、レマン湖を見下ろしつつグングン上っていきます。

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 夕陽が沈んでいく。この先は真っ暗。
 カーブが多くてスピードアップにはネックだ、と思ったら、ベルンからは新線に入ったのか、長いトンネルが連続する。

 この日はチューリヒの郊外のバーデン泊。

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2005年10月12日(水)

 バーデンからチューリヒ乗り継ぎで、リギ山の麓のアルトゴルダウへ向かう。

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 その途中、湖の向こうにリギ山を見る事ができました。あのてっぺんまで登るのか。

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 国鉄のアルトゴルダウ駅。

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 RB(Rigi-Bahnen)のアルトゴルダウ駅。オフシーズンの平日のはずなのに、まあ行列の長い事。このため続行便が仕立てられました。その続行に乗ります。

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 その車内。平日なのに子供が目立つのはどうして?

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 終点のリギクルム駅。

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 さすがに眺めは素晴らしい。湖の向こうに、エンゲルベルガー・ロートシュトックの山々を見る。さらに遠くに、白い山々が屏風のよう。
 左手の中程に、アルトゴルダウの反対側のフィッツナウから上ってきた電車が見えます。3編成続行でした。

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 反対側のツーク語。

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 RBの電車をいくつか。これはアルトゴルダウから上ってきた電車で、先頭車両はオープンタイプ。後ろの電車に押される形で、運転台はなく、見張り役?のスタッフがいる。連結器でキチンと連結されているわけではなく、バッファの下で鎖が結ばれているだけ。一方的な急勾配だし、スピードが出るはずもないから、これで十分という訳。

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 フィッツナウからの電車。3本続行の先頭。VRBと書かれているが、RBはアルトゴルダウ側のARBと、フィッツナウ側のVRBが合併してできた会社なのです。

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 フィッツナウからの2本目。3連。

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 最後の電車は単行。旧VRBの電車は、ホームは片側だけなのか?
 折返しの電車はパンタを下ろして、惰性で下っていきました。

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 この客車となると、もはやトロッコ。

 帰りはフィッツナウ側に降りても良かったのだが、ゴッタルド方向に向かう事、そのために荷物をアルトゴルダウに預けてある事で、再度アルトゴルダウに戻る事となりました。

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 乗車券。スイスパス所持者は50%割引。それでも29SFR(≑2,610円)、往復だと5,000円を超える事になるので、相当高いのは事実。

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 ゲシェネンまでIRで行くつもりだったのに、ホームでどの車両に乗ろうか迷っている内にドアが閉められ、さっさと出て行ってしまいました。仕方がない、普通電車でエルストフェルトまで先行。4連接の新型電車。

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 その車内。両先頭台車上以外は超低床。多分にLRTの要素が入っているのではないか?

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 天井部のLED表示の他、ドア部にはモニターがあり、この先の停車駅の情報を流しています。

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 エルストフェルト駅。田舎町の風情だが構内が広い。貨物列車の往来が多く、貨物列車同士の追い抜きもありました。ゴッタルド峠を控えているだけに、皆ELの重連。
 今年6月に開通したゴッタルド・ベーストンネルは、ここが起点になります。

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 インターレギオ。
 山間部をグイグイと、時にはループ線も交えて上っていきます。

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 ゴッタルドトンネルの北側に位置する、ゲシェネン駅。鉄道の要衝、だとは思うが、駅付近は人家が少ない。離れた場所には集落があるようだが。
 ここでFO(Furka-Oberalp-Bahn)に乗り換えてアンデルマットまで往復。FO路線と、真下をトンネルで交差する国鉄線との連絡線的な性格の支線になるようです。

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 FOの電車。この電車はこの先ブリークまで直行。

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 アンデルマット駅。この3日後、「氷河急行」でまた通過する事になります。

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 ゴッタルドトンネル。
 次のIRで通過。8分17秒かかって通過。抜けると一転して曇り空。今度はどんどん下っていきます。

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 ビアスカ駅。

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 ビアスカ始発のキアッソ行ローカル列車。スイスの編成だが、スイス・イタリア両国鉄のマークをつけていました。
 ルガノに泊まる予定だが、いったんキアッソまで乗り通してみました。

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 この列車はローカルながらミニバーが乗っていました。コーヒーと菓子パンを買う。

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 キアッソ駅。過去にも何度か経由した事がありました。

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 ここはスイスとイタリアの国境の町、駅はスイス領にあるが、歩いてものの1分で国境。スイス側、イタリア側、どちらも警備兵の姿が見えて、やや物々しいかも。スイスは最初からEUではないので、そのためかも(シェンゲン協定には加盟)。

 ルガノまで戻って、YHまでバスで移動。談話室では、2006年ドイツW杯の欧州予選の中継を、多くのホステラーが見ていた。リーグ戦の最終戦で、スイスはアイルランドとの一戦、敗れると脱落厳しい状況だったが、引き分けでグループ2位、プレーオフに回った。2002年に日本と戦ったベルギーとロシアは脱落、というグループ予選の結果でした。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


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《今日見た・聞いた・思った事》
 京急に続いて、都営浅草線・京成・北総も11月19日のダイヤ改正を発表しました。

都営浅草線 … 平日夜間に1往復増発、平日夜間の京急線泉岳寺止まり3本を浅草線直通に変更、土休日早朝に行先を羽田空港行・成田空港行1本ずつ変更。
京成 … 8時台の成田空港行スカイライナーを1本増発、上野~成田空港間アクセス特急1往復を増発(下りはシーズン中運転の臨時を定期化)、千葉線・千原線は90%の列車を6連で運転。
北総 … 一部列車が高砂での京成本線列車との接続を改善、対上野の所要時分を短縮、平日下り朝方の運転間隔を調整。

 伊豆急行と東急は来年夏、横浜(なぜ東京ではないのだろう?)~伊豆急下田間で「アルファリゾート21」を改造した新型観光列車の運行を開始すると発表しました。観光列車としては最大級となる8連・定員100名程度となるとの事。水戸岡鋭治デザインとなり(デザインはまだ発表されていない)、車両は既に長津田の東急の工場に搬入されているそうです。伊豆の観光電車は既に「伊豆クレイル」があるが、それにしても185系〔踊り子〕の後継車両の話が一向に出てこないのはどうしてだろう?何度も書くけれど、新型〔踊り子〕車両こそ、JR東日本と東急グループが共同開発する位の意気込みが欲しいと思います。

《今日のニュースから》
 5日 中国出資 ジブチ-エチオピア鉄道開業
 6日 セブン&アイとエイチ・ツー・オー 資本業務提携で基本合意

№1584 思い出の海外旅行クロニクル 25.2005年スイス 1

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「思い出の海外旅行クロニクル」、今回は2005(H17)年10月のスイスです。
 既にスイスは何度も行っていて、単独でも1994(H6)年に15日に渡ってあちらこちらと乗り歩いてきました。
 あれから11年、風光明媚な景色は変わらないが、鉄道網はさらに進化を遂げているようです。その様子と、これまで乗った事がない小鉄道巡りを中心にプランを組みました。ただ、途中で何度もプランを変えたりしましたが。
 あと、例によってジュネーブとチューリッヒの空港で旅客機の写真を撮りました。「クロニクル」終了後にまとめて公開します。

2005年10月 9日(日)

 今回はパリ経由、往復ともJALです。2003(H15)年のハンガリー以来、2年ぶり。

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 第2ターミナルの出発ロビー。JALのエコノミークラスのカウンターは行列が長く、20分は待たされた。

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 お馴染みのJL405便。JA8071は、まだArc of the Sunにはなっていませんでした。後方のB767は変わっていたが。

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 今日の成田はザンザ降り。風も強い。R/W34Lに向かう途中、B747フレイターの着陸を見るが、リバーサーの水煙が凄い。

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 離陸。こちらも水煙が凄い。この後JRのE217系を見るが、すぐに下界は何も見えなくなる。

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 日本海側は快晴だ。離陸から20分位で新潟、日本海へ抜けていきます。

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 1時間30分でシベリア。山の中にこぢんまりした集落と、小空港を見る。

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 キャビン。

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 離陸直後のオツマミ。

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 離陸後、最初の食事。カツレツ、だったっけ?

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 リフレッシュメントのデニッシュとドリンク。

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 ポルポフ。

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 成田離陸から9時間で、サンクトペテルブルクを右に見る。さすがに大都会で、広大な鉄道の操車場らしきもの見える。空港も確認できました。

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 CDGを間近にして降下。どこかの大都会の上空だが、どこかは失念してしまいました。

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 ヴィナントの集落。フランスの田舎町は本当に小さい。バスで行ける所なのだろうか。行けるものなら、いつかは行ってみたい…?

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 CDG到着、見慣れぬキャリアの尾翼に、異国を強く感じる。

 これまで何度も搭乗してきたJALの東京~パリ路線だが、B747-400は結果的に、これが最後になりました。

 次のチューリヒ行AF5108便が出発するF46番ゲートに向かう途中、手荷物検査場があって、バッグの中身も調べられました。CDGは何度も来たが、こんな事は初めてだ。

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 ガラス張りのターミナルF。
 機体まではバス。しかし車内で20分以上も待たされてようやく動き出し、新ターミナルらしき工事現場の脇を走って行く。どこまで行くんだよ?と思った頃、相当遠く離れたエプロンに小型機が見える。

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 AF5108便は、アイルランドのシティジェットが運行するBAe146-200。
 指定された席は、翼の真下で、ややうっとおしいかも。でもフラップが展開されると、内部の機構が丸見えで面白い。今回は大して待たされもせずに滑走路へ。

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 離陸。位置が低いので、滑走はスピード感がありました。

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 キャビン。

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 機内食のサービスが回る。

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 機内食と言っても、サンドイッチ2種類とタルトがパックに詰まった簡素なもの。

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 わずか30分で早くもベルトサインが再点灯。遠くのアルプスの山々は、屏風のよう。

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 チューリヒ郊外の田舎町。

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 チューリヒ到着。ここもターミナルまではバスだ。陽が暮れた事もあって、寒い。

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 手荷物受取場。
 ところがここでとんでもない事態が判明。突然アナウンスで名前を呼ばれた。成田で預けたバッグが着いていない!他にも機内で一緒だった女性など日本人ばかり数名が名前を呼ばれている。どうやらCDGで、荷物が積み替えられていなかったらしい。
 どうしよう。一泊目のホテルのバウチャーやスイスパスなどは皆、預けた方だ。バッグは到着次第ホテルに届けると言うが。ともかくチューリヒの中心部まで移動しなければならないが、切符を買って乗らなければならない。ホテルは中央駅のすぐそばだったのでなんとかなったが、時差ボケもあって頭が朦朧、服を着たまま眠ってしまった…。

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2005年10月10日(月)

 バッグは届いていない…。これでは、今日は少なくとも午前中は、チューリヒからは出られそうにない。いきなりプランが狂う事になる。それにしても、サマータイム終了直前の10月は、朝がとても遅い。7時30分頃になってようやく明るくなってきたが、曇り空。
 自力での解決が難しく、9時を回ってから、当時のJALの支店を訪ねて、ロストバゲージについてアドバイスしていただいた。10時を過ぎたらAFに聞いてみるから、11時過ぎに電話下さい、という話になった。その後電話したら空港に着いているという事で、再び空港まで受取に行く事となった。
(JALの支店のスタッフの方々には改めて、お礼を申し上げたいと思います)

 なんとか荷物を受け取り、午後は電車に乗る。最初はローザンヌに泊まる予定にして、新型電車特急ICN(Intercity-Neigezüge)に乗りに行く。チューリヒからコンスタンツ行に乗車。

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 コンスタンツはドイツ領。10分弱で慌ただしく折返しで、駅を取るのが精一杯。

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 ICNの1等車の車内。7連の中間の3両(1両はコンパートと食堂の合造)。

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 2等車の車内。全部オープン席。

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 やはり食堂車が付いていたら行かなくては!1等コンパート車と合造なので、20席分とこぢんまり。

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 メニューは独仏の二ヶ国語しかない(英語すらない)。なんだか解らないが、ドイツ語で“GEMÜ SEEBLY MIT CURRY”なるものと、ペプシコーラを注文。カレー風味の、豆が入った混ぜご飯?という感じ。

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 編成には自転車置き場があるのも、欧州の新型らしい。
 チューリヒに戻ってくる頃、青空が広がってきたのは少々悔しい。中央駅で方向転換。

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 オエンジンゲンで、山腹に古城を見る。

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 沿線は田舎であるが、案外人家が多いかも。

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 ビール駅。

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 インスまでは私鉄の電車で行きます。旧BTI(Biel-Täuffelen-Ins-Bahn)。乗車当時は既にASm(Aare Seeland mobil)に合併していたが、BTIのロゴは残されています。LRT風の連接車。

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 その車内。部分超低床。
 システムもLRTに近い。ワンマン運転で、途中の駅も停留所然とした所ばかり。

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 沿線はほとんど、のどかな田園地帯が続く。

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 BTI(ASm)のインス駅は、国鉄駅を挟んだ反対側の、やはり路面電車の電停然とした場所にあります。
 TPF(Transports publics fribourgeois)の電車に乗り換え、最初はムルテンで降りるつもりが、いつの間にか乗り過ごしていた。居眠りしていたわけではなかったのに。フリブールまで乗ってしまう。

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 フリブール駅。このちょうど11年前にも降り立っています。駅そのものの雰囲気は変わらないが、広場は少し変わっているかな。
 最初はローザンヌで降りるつもりだったが、ここまで来たらジュネーヴまで行ってしまおう。やってきたICはダブルデッカーの新型でした。

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 この編成にも食堂車があります。夕食にします。

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 パスタ。

 ジュネーヴ中央駅着後、YHに電話すると空きベッドあり。さっそくバスで移動するが、駅前に現れる路面電車13系統には、デザインが素晴らしい超低床車両が入っていました。11年前に訪ねて以降、新路線が開通しています。明日は乗らねば。

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 JR北海道が、来年3月改正に合わせて4路線10駅を廃止する方針らしい。この中には千歳線の美々駅があります。この駅はICカード「kitaca」のエリアの中にあるが、廃止になるとしたら、全国相互利用ICカードが利用できる駅で廃止になる初のケースになるはずです。新千歳空港に近く、撮影ポイントが近いらしいが(行った事はない)、普通電車でさえ通過が多い所。札幌から1時間程度なのだが、やはり相当利用者が少ないのでしょうか。

《今日のニュースから》
 3日 個人情報 無登録貸し金業者に漏洩 神奈川県伊勢佐木署警察官を逮捕
 4日 英ポンド 1£≑1.273$ 31年ぶり安値

№1583 バスマガジンvol.79(講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジンvol.79」が先月末発売になりました。
 だけれど、今号もまた、前号の予告とはかなり違っている。エアロキングや東京駅付近のバスターミナルの話は、どうなったの?

ジャカルタ街角路線バスウォッチング
インドネシアオートショー 展示バス車両ガイド

 最近は東南アジアのバスの記事を(他誌を含めて)見かける事も少なくなくなったが、インドネシアは初めてではなかろうか?
「トランスジャカルタ」は、本文中には一言も出てこないが、「BRT」という事ですよね?中国製からスカニアに代替わりという状況のようだが、高床式プラットホームに発着するので、タイヤハウスの真上にドアがある構造が物珍しく見える。やはり相当腰高。車内の写真もあればと思った。詳細は記されていないが、客用ドアの位置からすると、運賃の収受は「駅」側で行われているのだろう。
 写真を見た限りでも、バスも多いが、それ以上に車が多くて渋滞が酷そう。
 ショーで展示されているバスは、顔つきは基本的に似ていて、中国の影響を受けているように感じられました。

帰ってきた 路線バス全方位レポート Vol.11 新潟県
 前回はvol.36で取り上げられていました。2009(H21)年現在で、この年の大河ドラマが「天地人」という事で、関連づけた記事もありました。
 新潟県は基本的に上越…頸城自動車、中越…越後交通、下越…新潟交通のグループにはっきり分けられていて、これは変わっていない。川中島バス(→アルピコ交通)が撤退した事で、県外資本の一般路線は、現在はない模様。
 新潟交通の「かぼちゃ電車」のラッピング車は初めて知った。窓も電車の「バス窓」を模している。廃線から、もう17年も経ってしまったから、若い人は知らない人が少なくないかも知れない(県庁前~青山間は現在はBRT区間になっている)。
「新潟市観光循環バス」は「2台」となっている。「ドカベン」(水島新司)は既に引退しているのでは?と思ったのだが、現在は魔夜峰央(パタリロ!)・小林まこと(ホワッツ?マイケル)・安田宏之(ショムニ)の合作で運行しているらしい。「パタリロ!」以外は講談社なので、「バスマガジン」的にはこちらを出した方が良かったか?
(画像は高橋留美子の「犬夜叉」)
 新しい全方位レポートは自主運行路線を持つ事業者に絞っているが、そうなると現在の蒲原鉄道は、五泉市のコミュニティバスと、対象外のローカル高速バスのみなので、本来なら対象から外れてもおかしくなさそうである。他都道府県もそうだが、高速バスも都道府県内路線については触れられても良いのではないか?一般路線との結びつきも強いし、高速バスが経営の生命線になっている事業者が少なくないので。

おじゃまします バス会社潜入レポート vol.79 西東京バス

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 西東京バスは、南東部の市街地路線と、北西部のローカル路線で性格が大きく分かれていて、ローカル路線は奥多摩や五日市の路線に乗った事もあるが、残念ながら奥地の終点まで乗り通した事がない。山登りをかねて訪れたい。
 最近の車両に携帯・スマホ用のコンセントがついているのは、学生の利用が多いからだそうだが、学校送迎用の特定車の多さが、そのロケーションを物語っているようでもあります。明大中野は専用の車庫があって、スクールバスだけで21台とは、地方の事業者の一般路線の営業所より多いかも知れない。
 新エルガは7台、と画像のテキストにはあるが、恩方〔営〕の3台は日野ブルーリボンではないか?エルガかブルーリボンか、やや混乱があるよう。大阪市営バスからポンチョ移籍は初めて知った(元「赤バス」用か)。リエッセはもうなくなっているようで、一般路線車でノンステップでないのは、トレーラーバスを除くと、青梅〔営〕のスペースランナーのみ。
 氷川車庫の建物はレトロ色プンプンで、この辺ももう少し大きく取り上げても良かったか。

バスのある博物館 第六回 リニア・鉄道館
 国鉄バス第一号って、開館前はどこにあったんだっけ?ここはJR東海保有なので、東名ハイウェイバスもあればいいと思う(でも残っているかな?)。
 バスとは関係なくなるが、展示車両にクモハ52があるけれど、関西急行電車色に復元されているのであれば、京都に置く方がふさわしくないか?
(晩年は飯田線で、「スカ色」で走っていた)

 バスの自動運転は一般の、特に経済ニュースでも最近よく報じられているが、いきなり公道で自動運転は、乗客の立場としても、やっぱり不安になるでしょう。まずは公道ではない専用路、それも高速で走る必要がない場所から始めるのが現実的か。広い工場や大学、テーマパークの敷地内とか、空港ターミナル間連絡バス(制限区域内・航空便乗り継ぎ旅客用)あたりがまず考えられると思います。それから、専用走行路が確保された、それこそ「トランスジャカルタ」のようなBRT路線へという流れが自然ではないだろうか。
(高速バスは、完全に不安を拭いきれない)

 加藤佳一氏の「終点の情景を求めて」。第11回は加越能バスのくりから不動寺で、くりから不動寺バス停のみならず、石動駅までの路線自体が、毎月28日しか走らない。途中にバス停が5カ所あり、全線で12分程度掛かるのだが、一般の利用は見込めないのか?
(昔は毎日走っていたのかも知れない)
 ウィラーの「INGRESS」、窓が全くないのね…。好きな人はいいだろうが、私はバスに限らず、乗り物は「外を見る事ができてナンボ」だと思っているので、ちょっと敬遠かな…。

 次号…といっても、この頃の「バスマガジン」誌は予告通りになっていません。いろいろ理由はあるだろうが、もうちょっとなんとかならないだろうか。講談社という、日本でも有数の大手出版社の刊行物なのだから。予告通りになるとしたら、注目は「SUN Qパス」かな…。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日のニュースから》
 1日 韓国朴槿恵大統領 北朝鮮住民に脱北呼びかけ
 2日 ソフトバンク松坂大輔投手 10年ぶり日本の1軍登板