№1510 思い出の海外旅行クロニクル 22.2003年ハンガリー 3

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 オーストリアとの国境に近いショプロンと、琵琶湖よりは一回り小さいバラトン湖、2日かけてこの2ヶ所を巡る鉄道に乗ります。

2003年11月24日(月)

 9時半前の列車で出発すればよいので7時くらいまで寝ていれば良いとは思っていたけれど、目覚ましの時計のセットを忘れて、30分は寝坊してしまいました。

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 中央広場。また例によって霧が濃い。ハンガリーに来てから、朝は必ず霧が出る。

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 これでは、火の見の塔に上っても、景色は期待できないだろう。この日は休みのようだったが。

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 ショプロン駅。

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 駅前の静態保存機。

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 駅の構内。右はMAVの新型ELが、GySEV(ジェール・ショプロン・エーベンフルト鉄道)の客車を牽引。左にはÖBBのDLが見えます。
 ゾンバトヘイ行に乗る。EL+客車2両、全てGySEV車両。

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 なんと読むのか解らないけれど、中間駅。全部が全部ではないが、ハンガリーは全体的に、小駅では重圧な駅舎をあまり見ない。こんな感じの質素なコンクリスタイルが多い。旧共産圏だからだろうか。

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 急速に霧が晴れて、ゾンバトヘイに着く頃には快晴。駅は改良工事中。駅舎内はきれいでした。

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 駅の近くの八百屋さん。

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 ヴェスプレーム行の、MÁV のローカル。

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 平原にポッカリという感じで山があり、中腹に、集落がへばりついているのを見かける。教会もいくつか見えた。

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 丘陵地帯の森の中を走る。80㎞/h位は出ていたようだ。きつくはないがカーブが多い。

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 ヘレンド駅。

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 平原は緑の木々が多い。これまでメインで乗ってきた北東部とは違う。どこか北欧のイメージが重なるのは、気のせいだろうか。

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 ヴェスプレーム駅。構内は広いが、付近は閑散としている。中心部が遠いようで、バスで連絡している。

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 スロベニアのリュブリャナから、ブダペストに向かう国際列車。スロベニア編成だが、客車たったの3両。

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 レプセニー行レールバス。今度は単行。

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 車内はクロスシート。

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 平原を行く。曇り空になってきた事もあって、少し暗くなってきたか。

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 読み方は解らないが、Csajag駅。

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 夕陽が消えていく。今回夕陽を見るのは初めてだ。畑に鹿が5~6頭いるのが見えた。

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 レプセニー駅。
 この先列車2本を乗り継いでブダペストに帰るが、もう真っ暗になってしまって、特に見どころがないまま、デリ駅に戻ってきました。
 この後、ブダペストに2泊します。

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2003年11月25日(火)

 今度は寝坊せず6時に起きて、朝食をさっさと済ませてデリ駅に向かう。

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 ケストヘイ行。
 この朝は、霧は出なかった。

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 通過駅は、ホームの真ん中に踏切がある。
 最高速度110㎞/h、欧州レベルとしては早い方ではない。直線は長いし、勾配も特にきついのはないのだが。
 レプセニーまでは、前日と同じ。

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 右手にバラトン湖が見えてきた。高台から見下ろす感じから、どんどん高度を下げてきて、湖畔と同じレベルになる。湖畔はかなりこまめに停車して行く。リゾートホテルは皆閉まっているようだが、夏のシーズン中は賑わいも凄いのだろう。

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 バラトンBoglar駅。

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 構内にはフェリー列車が停車していました。
 単線区間なので、反対方向からの列車を待ちます。

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 これがヴェネチア始発の夜行列車。20分程遅れていたようだ。イタリアとルーマニアの混成で、後部のマルーンのルーマニアの客車はブダペストから、さらにティミショアラまで行く。

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 青空の中、終点のケストヘイ駅。

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 タポルツァ駅までローカルでつなぐ。タポルツァ駅も構内は広いが閑散。やはりハンガリーのジャンクション駅は、こんな感じの駅が多い。

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 そんなタポルツァ駅で、バラトンフュレド行レールバス編成に乗り換え。

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 前日見た山?
 時速は70㎞/h程度は出ていて、レールバスとしては遅くはないかも。この列車には女性の車掌が2人が乗っているが、折り畳みBOXでおしゃべり、駅に着いてもすぐには立たない。途中の駅でお客さん1人が乗り込んできたのを、気づいただろうか?

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 途中のザンカ・コヴェスカル駅。いい雰囲気。

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 バラトンフュレド駅。田舎町なのに、駅の佇まいが場違いな気がしました。
 セーケシュフェールヴァール行に乗り換え。

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 セーケシュフェールヴァール駅。
 15時を過ぎたばかりなのに、影が長い。この時期、晩秋のハンガリーは、夕方が関東地方より1時間は早い。

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 案外レールバスに乗る機会が多くなりました。コマロム行もレールバスで、トレーラー連結の2連。後部のトレーラーに乗車。

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 夕暮れの団地。

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 モール駅。農場の納屋のような感じの駅舎。

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 バコニーサーカニー?(Bakonysárkány)駅。

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 キシュバール駅。タタバーニャとパーパを結ぶローカル線との交差地点。

 この先の30分で外は見る見るうちに暗くなる。
 キシュバールの接続列車の遅れでこちらも遅れ、コマロムでもブダペスト行の乗り継ぎ、大丈夫か?と思ったが、ホームの反対側に、ブダペスト行のプッシュプルトレインが待っていていくれました。ブダペスト行は途中2回ECを退避したが、ブダペスト・デリ駅はほぼ定刻。ダイヤはある程度余裕を持たせているようでした。

 ブダペストのホテルに2連泊。市内交通3日間乗車券を購入して、地下鉄で夕食を食べに行く。ヴァーツィ通りのレストランで食べました。やはりハンガリーはグヤーシュだよねえ。地下鉄は終電は23時30分位と、かなり早い。代わりに初電も3時台なのだが。
 これで地方の路線めぐりは終わりました。残りの2日間は、ブダペストの市内&郊外の交通乗りまくり。多彩な乗り物が楽しめます。旧共産圏ならではの鉄道もあります。

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