№1495 BUS Life vol.4 (笠倉出版社)

「BUS Life」4号が先月末に発売になったが、遅くなってしまいました。

日野HR(レインボー)系 徹底ガイド

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 発売開始から16年を迎えた日野HR系の3兄弟。
 特に7mと10.5mは注目されたと思うけれど、7mはノンステップ部が小さく(後のポンチョより狭かった)、10.5mが一番長く造られたが、やや中途半端になってきているかもしれません。これは他メーカー(日産ディーゼル・三菱ふそう)もだが。
 簡単なおさらいの後カラー写真がふんだんに並べられていて、千葉海浜交通は10.5mの三代、名阪近鉄バスは9mの二代の比較。特にエンジンは搭載方式が変わったから、KK-とPB-ではまるで違う。恥ずかしながら、特にKK-規制とPK(PB)-規制では、外見上で細かな違いがあるのを、初めて知りました。
 神奈川県内だと京急バスが掲載されていたが、10.5mは臨港バスと川崎市営バス、7mは他に横浜市営バスがある程度まとまって入れていました。9mはこれも写真があるけれど、フジエクスプレスが横浜市内路線で運行していて、運行開始直前のデリバリー回送を見た事がありました。でも全体的に、東京程は多くはなかったと思います(特に10.5m)。

共同運行路線のバスに乗ろう!!
 ここでは東京都に絞って掲載されているが、ほぼ全路線が山手線より外側の郊外。この意味で、歴史的な経緯も記されれば良かった。戦後、今ほどではなかった郊外鉄道のネットワークをカバーすべく都営バスと郊外の民営バスの相互乗り入れが数多く行われ、東京駅にも民営バスの姿を頻繁に見る事が出来ました。今の東急バス単独の〔東82〕(東京駅~等々力)も、その名残です。
 便数的には、基本的にはほぼ1:1の割合。どちらかが極端に多い(少ない)というケースは少ない。たいていは2社が交互に現れるダイヤになると思います。合計で一番便数が多いのが、やはり169回になる〔玉07〕系統。昔は東急砧線の電車も(一部区間だが)走っていた位だから、需要が圧倒的に多いという事でしょう。
 さすがに3者はない。横浜市だと、つい最近まで3者(横浜市・神奈中・相鉄)の事例も数路線あったのだが。
 表にはラインナップされているが、〔新02〕〔高45〕をもっと詳しく取り上げても良かったのでは?歴史的な経緯と(元は京王バス単独運行の盲腸線で、高円寺延伸時に関東バスが入った)、エアロミディME・ポンチョと、コミュニティバスクラスの車両による共同運行なので。
〔桜84〕は昔からこの形態がほとんど変わっていない(南大沢駅経由になった程度)けれど、合計で6回とは、今のご時世だと路線そのものが廃止になるか、どちらかが降りるか、という動きになってもおかしくはなさそうではあります。
 基本的にはバス会社の運行エリアは決まってくるので、共同運行だと「意外なバス」を見かける事がある、のが共同運行の楽しみ、かと思います(逆にエリアが既に重複しているから折半、というケースも少なくないが)。

The バス会社 宮崎交通

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 宮崎県は正直何年も行っていないので、あまり言える事は少なくないなと。何しろ一番最近は2002(H14)年で、鹿児島から来て、巨人のキャンプを見て帰ってきたものでした。
 色々なカラーの車両の写真もあるが、宮崎は巨人以外でもプロ野球やJリーグのキャンプが多数行われ、地元でもキャンプ見学の観光客の誘致を積極的に行っています。宮崎交通でも特別カラー(特に、やはり巨人)のバスを運行している、と聞いているので、過去の写真でも、そういう車両の写真があればよかった。
「おすすめバス路線」で、西都バスセンター~村所路線はやや重要な情報が抜けている感があり、1.元々は国鉄→JR九州の路線だった。2.その名残で、今でも村所から西米良村営バスに乗り継ぐと、熊本県の湯前に抜けられる。この2点は記されるべきだったかと。
 また宮崎~日南・飫肥路線は、昔は都井岬まで路線が延びていて、さらに串間~都井岬という路線もありました。30年前に乗った事があります。
 車両面では、その当時の車両もまだ少なくないないよう、少なくとも宮崎市内はもう少しノンステップ率が上がると良いが…。

NEWS FLASH
 軽井沢の事故は他誌でも詳細に取り上げられているが、ここでは、「様々な対策が取られ、効果を上げようとしている最中の、悪いタイミングだった」部分もある、としているよう。一方で貸切ツアーの場合、バス会社を選べない弊害があり、旅行業者とバス事業者の連携でバス会社の発表、安全評価のアピールをしてほしい、としている。バス会社の系列の旅行業者だったらある程度決まってくるが、そうでないと確かに解らない。海外旅行のように、「利用航空会社:○○○航空」みたいなものはないし、出発前の説明会みたいなものも、多分ないでしょう。まず、旅行会社を選ぶ時点から考えるべきか。
 大阪市交通局の民営化については、7日に改めて「民営化プラン」が地下鉄・バス別々に出ました。評価の良し悪しは読む人に任せるとしても、全体的に「民営化はいい事づくめですよ」みたいな事に終始している。現在の市の体制の意向が全面的に反映されていると見ました。誌面では評価は記されず、政治的な経緯と情勢の分析が主で、自民・公明が賛成すれば可決としている。ただ自民党は先の大阪府知事・大阪市長ダブル選挙で大阪維新の会に対抗する候補を擁立していただけに、スンナリ賛成に回るとは必ずしも言い切れない。
 大阪市営そのものとは若干離れるが、民営化された場合の見通しの数字で在阪大手私鉄・東京メトロとの比較があるけれど、近鉄が経常利益率10.7%・有利子負債26.8と図抜けて悪い。ローカル線を多数抱えるとこうなるのか。
(地下鉄は民営化したら、5年目で経常利益率17.6%で京阪並み、有利子負債4.1で在阪私鉄のどこよりも良くなり、東京メトロ3.9に匹敵する、としている)
「バスタ新宿」については関係各社から次々に発表が出ているが、オープンの時点では、完全には統一しきれない。到着便に関してはGW以後にずれ込むし、出発便も一部の路線は今の位置のまま、の路線が少なくなさそう。臨時便も今の位置からの出発になる便が多そうで、混乱を招きそうで、やや心配です。
 東陽バスは巻頭のカラーグラフに写真があったが、青と緑でもう少し明度に差をつけた方が良いのではないか。でないと写真映りもあるだろうが、特に青がはっきりしない。ともあれ、沖縄本島のバス事業の近代化で沖縄や琉球・那覇に後れを取っていた東陽バスが、これを機に元気を取り戻してくれればと思います。

BUS Life CD
 京急バスの〔逗29〕系統は、あれ、都心から遠くない大手事業者にしてはずいぶん内容が軽いなと思って、実は今日、実際に乗って聞いてきました。やはり手が入っていて、スポンサー広告に関してはほとんど省略されていました(実際に多い方ではなかったが)。ただこのため、緑ヶ丘入口(亀ヶ岡団地方向行)の「事故防止のため急ブレーキがかかるのでご注意ください」みたいな放送もカットされていました。前号の京都市営バスと違って、一般路線バス、特に都市部だとどうしても広告が入らざるを得ず、本当はカットしない方が路線バスのアナウンスらしさが出て良いのかなとは思います。ただし第三者の意向を伺う必要があるので、簡単には行かないか。
(なおこの系統は30分間隔で走るが、現在はほとんどの便がポンチョで運用されているようなので注意。亀ヶ岡団地内は勾配やカーブ・クランクがかなりきつくて、別の意味で見ものかも)
「高千穂回遊バス」は日英韓中4ヶ国語。観光ガイドは入っていない。高千穂駅は、旧高千穂鉄道の高千穂駅の事か。今でもそう呼んでいるのか?
 ブルーリボン・ハイブリッドの走行音は先行して実際に乗って聞いているが、かなり静か。プリウスみたいな「プーン」という音が印象的。
 大垣市には16か所の自噴水があり、「日本一の地下水都市」なのだとか。以前大垣で水まんじゅうを食した事を書いた事があるが、地理的なものも名物を生み出す要因なのかなと感じました。

 Bus Life誌も4号まで終わりました。CDを付録でつけるとか、You Tubeで動画を配信するとか、本誌では模型のページも設けるなど他誌と差別化を図ろうとする意欲も感じるが、紙面の構成という面では、正直「バスマガジン」誌とほとんど変わらないと思います。何か一つ、誌面の構成で他誌との差別化が必要ではないでしょうか。

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《今日のニュースから》
12日 油井亀美也航宙士 岐阜県各務原市で報告会
13日 「奇跡の車」カローラ・クーペ1400SR 持ち主に引き渡し

 昨日、九州新幹線が開業5周年を迎えました。何しろ開業の前の日にあんな事が起きたものだったから不幸な出だしになってしまったものの、利用者はこの5年で年間100万人増えているそうで、何よりだと思います。

№1494 バスラマインターナショナル154(ぽると出版)

 昨日、旅行から帰ってきました。全体的に天候が不順で、あまりいろいろな物を撮影する、という事はほとんどなかったが、それでも南海バスのブルーリボン・ハイブリッドに乗ってきたり、尼崎市営バスの撮影などもしてきました。それについては今月中に書きたいと思います。

「バスラマインターナショナル154」は先月末、いつも通り発売になったが、こちらの都合で大分遅くなってしまって申し訳ありませんでした。

第5世代に進化した、ハイブリッドバス

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「バスラマ」誌ではまだ発表・掲載がなかったが、3月1日より南海バスが「堺シャトル」(南海線堺駅東口~高野線堺東駅)間でブルーリボン・ハイブリッド(BRH)を導入したので、今回いい機会だと、乗ってきました。
 乗客としての視点でしか解らないけれど、最後部に座っていると、とにかく静かだというのは体感できました。実は昨日の帰り道、たまたま先代ブルーリボンシティ・ハイブリッド(ACG-HU8JLFP)に乗ったのだが、走行音自体は在来のディーゼルバスとほとんど変わらないと感じました。より新BRHの静粛さが理解できたと思っています。
 ただし、この路線は短区間(所要10分程度)だし、勾配がなく、高速運転する区間もないので、本来の実力が発揮できているかは解りません。信号待ちがかなり多い印象なので、AMTでドライバーのストレスが少しでも解消できるのは良いでしょう。
(このバスは、前輪タイヤハウス上に左右とも座席がないので、ドライバーの運転操作は見られなかった)
今後他の、もう少し長距離で、起伏が大きい等の路線に導入されるようになれば、評価が定まってくるのではないでしょうか。

各地の新車から
 新エルガ/ブルーリボンは既に他誌で取り上げられている所もあるが、初見は広島の2社と、白鳥交通。
 なお、ここではまだ出てこなかったが、京急バスの新エルガを確認しています。
 今後国産の大型一般乗合バスは、エアロスターにワンステップが残るものの、大半がノンステップという事になるので、これまでノンステップをあまり入れてこなかった事業者がどのような選択を撮るのか、注目です。

バス事業者訪問185 名鉄観光バス株式会社
 151号で名鉄バスが取り上げられた時、本来は一緒にやりたかったそうだが、繁忙期もあるだろうが、151号では新高速バスの現況のおさらいがあったので、ページの都合もあったのかも知れない。
 正直貸切専業だとあまり馴染みがないからあまりああだこうだは言えないのだが、ドライバーに関しては、現在は観光バス側のみでプロパーの育成を行っている、という事でしょうか。名鉄観光バスは昔は乗合と同じ名古屋鉄道で、路線バスで経験を積み、それから貸切へ、というルートもあったと思うが(後述する、軽井沢スキーバス事故に関連する提言でも、電鉄系の貸切バスはそうだったと記されている)。
 過去にどんな職歴を辿ってきたとしても、いきなり長距離は任せられないはずだから、近距離・日帰りあたりから経験を積ませて行く事になるだろうが、その辺の、ドライバーになってからの養成システムも記されれば良かったと思います。「老舗はこれだけの事をやるんだよ」みたいな感じで。
 バスと直接関係なくなるが、学習塾の夏季合宿の団体は、「塾」なるものに通った経験がない身にとってはかなりビックリ。K塾の事だと思うが、100台となると、単純計算で5000人!?
 車両関係では、多数のグループ会社が集まったばかりだから仕方ない部分があるが、スタンダードな仕様の車両に関しては、できるだけ早くカラーリングを統一した方が良いと思う。特に旧社名のロゴが残ったままというのは、あまりイメージが良くないのでは?混乱を与えるかも知れないし。
「アーカイブス」では、日本急行バスの高速車を出したのなら、やはり「ベンツ特急」を出さなきゃダメじゃないですか?

軽井沢スキーツアーバス事故
 避けては通れぬ軽井沢スキーツアーバス事故。今後もしばらくは取り上げられていくはずだが、ここでは読者からの投稿2件と、和田由貴夫編集長からの提言を掲載。
 読者からの投稿では、JRバス関東OBという小林氏の冷静な分析が印象的でした。再発防止の提言で、「貸切免許制度」は、星いくつの認定とは別にあっても良いのではないかと思いました。
(「セスナ機の免許でジャンボ機を操縦する」の発言は、バスの世界では少し違う気もするが)
 私なりの意見は№1470でも記したけれど、少し付け加えると、旅行業者と、外部のジャーナリズムの問題も少なくないと思う。和田氏の提言でも、大手旅行業者でさえ、値引きでバス事業者に圧力をケースが相変わらずだという。バスに限らず、旅行業者のやっている事が、もう少し世間の目に触れるようにならないといけないのかも知れない。
 監督官庁の姿勢を問題視するコメントもあるが、これは別の側面があり、バスではないが、タクシー業界で「最高乗務距離規制」の取り消しを求める裁判が某タクシー会社(バスにも参入している)から提起され、最高裁で会社勝訴の判決(国の裁量権の乱用だ、と)が出た、これに限らず規制緩和寄りの判決が相次いでいるため、監督官庁(国土交通省となるが)が規制に及び腰になっているという意見があるようです。タクシーとバスではやや違う気もするが、これが「関越」後の連続勤務上限の規制の強化にきちんと踏み込めなかった遠因となっているとも。本当なら、監督官庁の態度だけ論じるのは、無意味かも知れません。
 世論が事故発生直後の瞬間湯沸かし的な態度だけで終わらせず、一貫した姿勢の確立が必要かと思うが、提言でも触れられているが、「ジャーナリズムのエンタメ化」が深刻(だと思うんですけれど)な昨今ではバスに限らず、あまりにも無責任な報道が多すぎて、一般の人にはどれが正しいのか解らなくなっているのではないでしょうか。どこでも業界の言い分はあまり信用されず、時には相当歪曲されて報道される傾向があるので。
 これ以上は前に何度か書いた事の繰り返しになってしまうが、業界は正ドライバーの質と条件の向上に努める、労働組合も労働者の労働条件の向上に尽力(しつこいけれど、政治的な思惑は入れない事)、監督官庁は新規参入組の審査を厳しく、たとえ「外野」からブーイングを受けようとも、そしてその「外野」(世論・ジャーナリズム)は、漫然と規制歓迎と飛びつくのではなく、そのあり方は正しいのか、裏に何があるのかをきちんと見極める事、これに尽きるのではないかと思います。特にジャーナリズムの責任は重大です。
 今回の事故、無論この号だけで終わりではないでしょう。今後の論調は注目したいと思います。

イル・ド・フランスの期待の星 T-Zen
 フランスのBRTの第2弾。今度は単車。
 車両はBRT専用なのだろうか。一般路線では運用は考えていない型式なのか。車内の様子が見たかった。
 運行便数は、「バスには相応しい利便性」かというと、個人的にはウーン…。特に日曜日30分毎とは、週末は平日より相当少なくなるのが欧州では当たり前としても、専用路まで造った路線としては、やや少ないのではないかと感じました。この程度の輸送量・輸送力だと、確かにLRTでは過剰設備になるだろうが、交通量全体からは、専用道を整備しないと定時性・高速性を発揮できない場所なのだろうか。
 路線図からも伺えるが、BRTにしろLRTにしろ、メトロのような、大量輸送が可能な軌道系交通が高度に発達した大都市においては、外環状線的な路線が最も有効で、これは日本も考えるべき点でしょう。
 それにしてもイル・ド・フランスは…イル・ド・フランスに限らないが、日本のようにゴミゴミしていなくて、環境的に(精神的にも)良い場所だと思います。日本の郊外も、こうなりませんかねえ。

 奈良交通の「日本一の長距離路線バス」、タイトル返上の懸念ありと結ばれているが、この路線に肉薄する系統、他にありますか?北海道か(阿寒バスの釧路~羅臼線が肉薄しているようだ)。時間的にはまだまだタイトルを保持できそうだが。
 ランプバスは日本でも海外でも何度も乗っているが、乗客を乗せたまま旅客機のドアまで押し上げられる車両は、CDGで乗った事がありました。空港内は一般の乗用車はないが、特殊な「事業用車に、まして航空機もあるので、公道とはまた違った技術が必要なのは間違いないです。客として乗っていると、そういうのはみじんも感じないが(当たり前だけれど)。

 次号の事業者訪問は熊本都市バスと新京成バス。どちらもちょっと期待。それと速報程度になると思うが、「バスタ新宿」オープンの話題もあるでしょう。今回乗ってきた、南海のBRHの現場での評価も、興味が持たれます。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 東日本大震災から、5年になりました。
 直接の被害も受けず、肉親や知人も失った事もなく、住み慣れた我が家から追い出されなければならなくなった訳でもない私には、震災自体や、それが引き起こした災厄についてあれこれ語る資格はないでしょう。私としては、改めて亡くなられた大勢の方々の冥福を、静かに祈るのみです。
 5年経つと、そろそろ「風化」という言葉が聞こえてきます。でも、万単位の犠牲者が出て、復興が未だ進まず、ましてあと何十年もかかる後始末が残っているのに、「風化」ってあり得るの?少なくともあの日、直接の現場に居合わせなくても、震災について見聞きした人々があの大災害を忘れる事など、決してありえない事ではありませんか?
 それより5年となると、それ以降に産まれた子供たちが、物心つく時期になろうかと思います。震災を知らない世代にどう伝えていくのか、それが大事な事なのでしょう。

《今日のニュースから》
 6日 米レーガン元大統領 ナンシー夫人死去 
 7日 「津軽海峡マグロ女子会」 青森港で「津軽海峡冬景色」熱唱
 8日 「地球温暖化対策推進法」 改正案閣議決定
 9日 「タレント女医」 診療報酬詐欺の疑いで逮捕
10日 世界最大の豪華客船 仏「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」試験航海
11日 「二二三号機関車」 国の重要文化財に指定

№1493 バスで行くバス 45.蒲田温泉(東京都大田区)

 以前、都内の別の銭湯について書いた時、「昔は銭湯に来る事自体がレジャーだったのではないか」と結んだことがありました。単に風呂に浸かってさっぱりするだけではなく、食事をしたり、仲間内でオシャベリとか、そんなひと時を楽しむ事も多かったのではないかと。
 今回取り上げる、「蒲田温泉」さんも、そんな感じの銭湯でした。地元名物のB級グルメも楽しめる場所です。
 1937(S12年)創業だそう。

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(訪問日 2016(H28)年2月29日)

<アクセス>
 JR蒲田駅(東口)から、羽田京急バス〔蒲73〕〔蒲74〕〔蒲75〕系統(蒲田駅~羽田車庫・大師橋下・六郷橋・六郷神社)で蒲田本町下車。約5分。 3つの系統を合わせて10~15分(日中は平均12分)間隔。狭隘路線なので、エルガミオが専用で運用されている。

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 蒲田から来た場合は、進行方向にある十字路を左折(この画像で言うと右へ)、出村通りを入る。見づらいかも知れないが、電信柱にも方角が記されている。徒歩3分弱。右手に大きなアーチがある。2Fは美容室。
 逆方向からの場合も、進行方向にある十字路を右折する。

 JR蒲田駅、あるいは京急蒲田駅から歩いても10分強、という程度か。どちらも環8を横断する。京急線は高架化は完成したが、側道整備の工事がまだ残っていて、多少回り道気味になるので注意。
 オススメはしないが、駐車場もあります。3台分。出村通りの反対側、マンションに面した側の道路沿いにある、緑色のアパートの1F部。


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<営業時間・休業日>
 10:00~25:00とかなり長い。年中無休。

<脱衣場>
 ヘアードライヤー20円。ロッカーの鍵を外部に持ち出そうとすると、アラームが鳴るので注意。

<浴場>
 「温泉」という位だから、ナトリウム炭酸水素塩(黒い湯)・塩化物鉱泉が出る。ジェット(ボタン操作で5分作動)・泡風呂・電気風呂・水ぶろ。
 カラン31器。シャワー付き。独立シャワーはない。シャンプーとリンスが2つづつ、無料で置かれている。
 無料のサウナがある。時計類がないので注意。

<その他>
 カウンターの前にサロンがあり、ソファー・腰掛が10人分程度と広い。TVを放映。雑誌類多数。
 各種缶飲料の販売機r。ビールもあり、キリンやアサヒ、チューハイレモン等300円。
 別に黒酢ジュースと、ソフトクリームの販売機もある。ソフトクリームはカウンターの人にお金を払うと、捜査してくれる。バニラ・バニラストロベリー・チョコ・抹茶いずれも200円。

 この銭湯の神髄は2Fにあります。大宴会場と軽食コーナーがあります。
(12:00~23:00 第3水曜日は休み)

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 大田区名物の「汐焼きそば」が食べられます。650円は税別で、税込702円だが、千円札を渡したら、300円返してくれました。2円はサービス、だって。
 他にも各種食事やドリンク、デザートの他、著名な日本酒もあります。越乃寒梅・久保田・雪中梅・八海山・越乃景虎など。
 カラオケもできます。1曲100円。回数券もあります。1000円で通年11枚、平日オンリーだと15枚。
 有名人のサインも並んでいます。キャイーンのウド鈴木とか。
 なお、Tポイントカードが利用できます。これは、少なくとも私は銭湯では初めて見ました。精算だけ済ませて、ポイント積算は1Fカウンターで。

 ここはイベントも多数行われるそうです。毎月第3金曜日(次は今月18日)に「健康体操」、また今月21日には「ディズニー風呂」(湯船にディズニーのキャラクターの人形をたくさん浮かべる)があります。
「蒲田温泉」の歌が入ったCDがあるそう。公式Webがあるので、詳しくはそちらを。

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 実はこの後、夜行バス便に乗って名古屋・大阪・浜松方面に行ってきます。色々やりたい事はあるのだが、やはり尼崎市営バス、でしょう。南海バス「堺シャトル」にブルーリボン・ハイブリッドが入ったので、さっそく乗ってきます。ただ、空模様がねえ…。月曜午後から火曜日が晴れてくれそうだが、少ないチャンスを確実に生かして、色々撮れるだけ撮りたいと思います。
 このため当ブログは7日と9日はお休み、11日に再開します。「バスラマ・インターナショナル」「Bus Life」があるが、堺シャトルに乗って、実際に体感した事を交えて、再開後に記したいと思います。

《今日のニュースから》
 4日 辺野古埋め立て行政訴訟 国・沖縄県の和解成立
 5日 バンコクで水上バス爆発 日本人含め65人ケガ