「あの日」から5年、日本は荘厳な追悼の時。なのにブリュッセルを筆頭に、トルコやパキスタンで続発する大規模爆弾テロ。米大統領選(共和党)はガキのケンカと化し(日本まで巻き添えにするなよ…。ただでさえ安保法案施行で緊張しているのに)、世界各地に飛び交う悪口雑言・誹謗中傷、銃声に爆発音。穏やかな世界は一体どこに?3月はどのような事があったのでしょうか。
2月29日 自動運転タクシー 藤沢市で実証実験開始
1日 認知症男性死亡事故 JR東海敗訴
2日 米「スポーツオーソリティ」 経営破綻
3日 「爆買い」ガイド中国人 不法就労で国外退去処分
4日 辺野古埋め立て行政訴訟 国・沖縄県の和解成立
5日 バンコクで水上バス爆発 日本人含め65人ケガ
6日 米レーガン元大統領 ナンシー夫人死去
7日 「津軽海峡マグロ女子会」 青森港で「津軽海峡冬景色」熱唱
8日 「地球温暖化対策推進法」 改正案閣議決定
9日 「タレント女医」 診療報酬詐欺の疑いで逮捕
10日 世界最大の豪華客船 仏「ハーモニー・オブ・ザ・シーズ」試験航海
11日 「二二三号機関車」 国の重要文化財に指定
12日 油井亀美也航宙士 岐阜県各務原市で報告会
13日 「奇跡の車」カローラ・クーペ1400SR 持ち主に引き渡し
14日 ロシア空軍部隊 シリアから撤退 プーチン大統領指示
15日 北海道新幹線奥つがる今別駅 津軽鉄道でPR
16日 沖縄戦賠償訴訟 住民敗訴判決
17日 山陽道八本松トンネルで多重衝突事故 2人死亡 67人負傷
18日 北朝鮮 弾道ミサイル2発発射
19日 ロシア南部でUAE機墜落 乗客乗員62人全員死亡
20日 米オバマ大統領キューバ訪問 米現職大統領88年振り
21日 船橋オートレース 65年の歴史に幕 最終レース 永井大介優勝
22日 ジカ熱患者 韓国で初めて確認
23日 「同一労働 同一賃金」 検討会初会合
24日 16年振りJRA女性騎手 藤田菜七子騎手 浦和競馬で初勝利
25日 JR新宿駅南口ビル 「ミライナタワー」開業
26日 大川小学校校舎 震災遺構として保存 石巻市が発表
27日 2年前不明の女子中学生 中野区で保護
28日 人間型ロボット「ASIMO」 成田空港で出迎えのパフォーマンス
29日 ベネッセ・コーポレーション顧客情報流出 元システムエンジニアに懲役3年6か月の実刑判決
今月はこの他、ソフトバンク松中信彦・NFLペイトン・マニング・体操塚原直也引退、国連が北朝鮮に制裁処分、女子テニス・マリア・シャラポア禁止薬物事件、「Alpha-Go」vs韓国プロ棋士の囲碁五番勝負、千葉でグライダー墜落事故、米オバマ大統領にローリング・ストーンズがキューバ訪問、カーリング女子が世界選手権で銀メダル、民主党と維新の会が合流して「民進党」発足、などがありました。
殺人事件に関わるニュースが多かったような気がします。
いよいよ北海道新幹線が開業しました。ただ、初日・2日目の利用率は思われていた程は高くなかったともされています。春休み中、あるいはGWの利用率がどうなるでしょうか。私はGW後の5月半ばに乗る予定にしていて、楽しみではあります(北海道新幹線区間のみになる予定)。〔カシオペア〕〔はまなす〕廃止もあり、3月26日改正は、日本の鉄道史上の一大転機として記憶される事になるのでしょうか。
《今月この1枚》
今月は頭で、東海地方と近畿地方を旅して来ました。全体的に天候が不順だったのが残念で、特に初日6日は近鉄「つどい」を撮りに行く事を考えていたのに朝から曇天で、今回はあきらめて、昨年訪れて、乗ってきたばかりの近鉄沿線の私鉄を再度訪ねました。その中から、四日市あすなろう鉄道です。日永駅構内で撮影した、263Fです。
このカラーリングは、近鉄時代末期に採用されました。1両毎に異なる色になっています。ただ、正直なところローカル線としてはちょっと違うなあという気もして、特にモニ220形から改造した中間車両では違和感を感じます。もっと落ち着いた色の方が良かった。今後あすなろうは更新・新造により車両の近代化を図る方向だが、すぐに全車両とは行かないでしょう。現在新車両261Fは定期検査に入っており、4月5日までは運用されません。せめてあと1編成、できれば2編成あれば、1編成が検査に入っても内部・八王子両線で新車両に乗れるようになるのだが、まだまだ難しいでしょうかねえ。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
明日は更新を行います。その後はまた、原則隔日更新とします。
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《今日見た・聞いた・思った事》
一昨日の話だが、名鉄が2016年度の設備投資計画を発表しました。
車両面では2016年度も2200系6連×1編成、3300系4連×2編成、3150系2連×1編成、合計16両を新造する他、1200系の更新も継続。
知立・喜多山・布袋付近の高架化を継続、東大手駅のバリアフリー化や堀田駅のホーム改修、東琵琶島駅の駅舎改修を実施。
鉄道向けは109億6600万円の投資。
名鉄は2011(H23)年12月以降、4年以上ダイヤ改正を行っていません(知立の高架化工事による若干の修正はあったが)。大手私鉄では最も古いダイヤになっているが、次はいつやるのだろう?知立の工事の進捗次第になるのだろうか?
また東京メトロは25日に、中期経営計画「東京メトロプラン2018」を発表しています。2016年度から3年間の経営計画を示したものです。
車両面では、銀座線の1000系置き換えが2016年度、千代田線の16000系置き換えが2017年度に完了する他、来年度からの日比谷線に加えて、2018年度からは丸ノ内線でも新型車両への置き換えが始まります。
また車両更新は現在進行中の東西線に加え、来年度からは南北線でもスタート(9000系の初期の8編成)、既に更新車が姿を現しています。
この計画を見た限りでは、有楽町線・副都心線と半蔵門線は何も手がつかない?7000系は、一番古い車ではまもなく50年になるのだが。
ダイヤ面では、既にアナウンスされている施策に加えて、有楽町線の始発の繰上げ(豊洲市場開場のため)、副都心線新宿三丁目折返しの池袋延伸などが計画されているようです。
日比谷線虎ノ門新駅の計画もあるが、想像図から見ると銀座線駅の真下、という訳には行かず、かなり長い連絡通路で結ばれる事になるようです。
これから大手各社で設備投資計画が順次発表になります。随時チェックしていきます。
《今日のニュースから》
30日 東芝子会社「東芝ライフスタイル」 中国家電メーカー売却で最終契約
31日 福島第一原発「凍土壁」 本格運用開始
№1503 JTB時刻表2016年4月号(JTBパブリッシング)
26日改正のJR線時刻掲載の「JTB時刻表2016年4月号」は、19日(土)に発売になっています。
表紙は4月号も、北海道新幹線のH5系。2号続けて同じ車両が表紙を飾るのは、少なくともJTB時刻表となってからは初めてだと思います。北海道新幹線以外で目立った新顔がない事もあるでしょう。
グラビアは、去年の北陸新幹線開業時の2015年3月号の時と違って、通常通り6ページになっています。
◆ 北海道新幹線のヒ・ミ・ツ大公開!
札幌テレビ(STV)には、新幹線のコーナーがある番組まであるのか。それだけ新幹線の乗り入れは、北海道にとっては一大事なのでしょう。
宮永真幸というアナウンサーは「鉄」、なのでしょうか?過去には故吉村光男氏(TBS・特に京急の大ファンだった)、堺正幸氏(フジ・東北新幹線のアナウンスを担当した事は有名)など、「鉄」のアナウンサーは意外に少なくないよう。
我々鉄道ファンにとっては皆既に知っている事ではあるが、H5系は全席コンセント配置が売りか。ただ、E5系と完全共通運用なので、運が良くないと当たらないか?H5系に限らず、全部の新幹線車両がそういう方向に行くべきだろうと思います。
青函トンネル内は140㎞/h運転になるのが「新幹線」としては辛い所。いずれ経験を積み重ねていけば、もう少しは早く走れるようになるのか。そうなれば、東京~新函館北斗間で最速4時間を切れるはずです。
◆ 市電でめぐる 函館おすすめスポット
ここもSTVの女性局アナが起用されている。宮永アナウンサーもだけれど、新幹線カラーのSTV特製マフラーを巻いているが(読者プレゼントあり)、紫はどうもE5系のピンクに見えてしまうのだけれど、写真映りのせいもあるのかも知れない。
函館市電と言ったら、「箱館ハイカラ號」は出ないのか?と思ったが、開業時点では、今シーズンの運行は始まっていない。今年は新幹線開業に合わせて運行開始を繰り上げるかもと思ったが、そんな事はありませんでした。
(2016年度の運行スケジュールは、まだ発表になっていない)
◆ 大沼の「8」つの楽しみ
「8」とは、大沼を中心として「8」の字を書く函館本線のルートから。
「新幹線総合車両基地」が全国で5つしかないとは、あれ、もっとなかったっけ?と思ったが、函館以外は東日本の新幹線総合車両センター(宮城県宮城郡利府町)、西日本の新幹線博多総合車両所(福岡県筑紫郡那珂川町)、白山総合車両所(石川県白山市)、九州の熊本総合車両所(熊本県熊本市南区)で、他の車両基地は基本的には車庫、という位置づけという事か。東海道新幹線にないのは意外にも感じるが、50年以上前の古い路線で工場と車庫の機能が別々、「総合車両所」という概念が建設当時にはなかったのでしょう。
「のりもの情報局」は、「小湊鐵道『里山トロッコ列車』定期運転開始」「横浜シーサイドライン『シーサイドラインフェスタ2016』」「JTBパブリッシング『るるぶ南武線』発売」「芝山鉄道 記念証明書発行」「静岡鉄道『静岡レインボートレインズ』A3000形」「豊橋鉄道『市電の日沿線歴史探訪ハイキング』」「大阪市交通局『輸送の生命館』見学者募集」「子どもの未来社『人類の歴史を作った船の本』」。
「おもな駅のご案内」に、新函館北斗が加わりました。新幹線は相対式2面2線、在来線は1番線が「はこだてライナー」専用、2~4番線が函館本線。
◆ 黄色のページ
改めて、ダイヤ改正の概要が記されています。
その後に、東京~北海道方面の連絡早見表が掲載されています。
東京~札幌間は最速7時間44分。東北新幹線開業までの特急〔はつかり〕は、この時間では青森にもたどり着けなかったのだから、さすがに新幹線は早いです。
東京8:20 ~ 〔はやぶさ5号〕 ~ 12:22新函館北斗12:34 ~ 〔スーパー北斗11号〕 ~ 16:04札幌
会社線では、27日より相互直通運転を開始している、福井鉄道とえちぜん鉄道(三国芦原線)の全列車・主要駅の時刻を掲載しています。
相互直通は、朝方は越前武生~福大前西福井間に各駅停車を2往復、日中は越前武生~鷲塚針原間に急行を9往復(60分間隔)で運行。
福井鉄道は、日中は旧ダイヤの各停のみ20分間隔→直通+田原町折返し(一部は土休日運休)急行と各停をそれぞれ30分間隔運行に改正。福井駅前は移転し、福井駅と改称。えちぜん鉄道の三国芦原線内運転は特に大きな変更はないよう。
この他、樽見鉄道「桜ダイヤ」を今シーズンも掲載。昨シーズンとの比較では、大垣16時台発本巣行8013列車が各駅停車になる以外、パターンの大きな変化は無し。
(大垣発着で通過駅がある列車は、今シーズンは快速と呼称)
「おトクなきっぷ情報」では、「はこだて旅するパスポート」を掲載。JRの函館~森間、道南いさりび鉄道、函館市電の全線と、函館バスの函館を中心とする路線。2日間有効3,380円。JR北海道函館支社の主な駅で発売。
◆ 本文
今回のダイヤ改正の結果、日本最北端の稚内~日本最南端の西大山の間の所要時間は、どうなったのでしょうか。
〔はまなす〕廃止の結果、東京~岡山間は新幹線があるのに在来線の〔サンライズ〕利用とせざるを得ず、大幅な所要時間増となりました。
稚内 7:00 -(52D 特急スーパー宗谷2号)- 12:06 札幌
札幌 12:15 -(12D 特急スーパー北斗12号)- 15:51 新函館北斗
新函館北斗 16:17 -(3030B はやぶさ30号)- 20:32 東京
東京 22:00 -(5031M サンライズ瀬戸)- 6:27 岡山
岡山 6:51 -(601A みずほ601号)- 9:48 鹿児島中央
鹿児島中央 10:05 -(1333D)- 11:59 西大山
となり、約29時間となりました。
(逆だと鹿児島中央での接続が悪く、32時間40分かかってしまう)
〔はまなす〕復活でもない限り、九州新幹線鹿児島ルート全線開通の2011(H23)年3月12日改正時の25時間50分が、最北端~最南端間の鉄道ルートのレコードを維持し続ける事になるでしょう。
JR改正ダイヤをチェックするが、全部はできません。ご承知おきを。
山陽本線の岡山→下関間363.0㎞を通しで走る普通列車が1本設定されました。岡山16:19 → 23:50下関の369M。運用の都合の結果であろうが、いきなりJR最長普通列車の座に就いた事になります。
岡山~小倉の掲載は、岩国で分割されました。大半の列車が岩国乗り換えになっているし、」実態に合っていると思います。
名松線が、全線で運行を再開しました。本数は被災前と変わっていないが、朝方の下り1本・上り2本は家城で乗り換えになっています。
姫新線も、掲載が佐用・上月で分割されました。
津山線は、4月9日~6月26日の土・日曜日、快速〔ことぶき〕に変えて快速〔みまさかノスタルジー〕を2往復運行。3号を除き、指定席を設定(窓向きカウンター席)。
赤穂線は新快速の姫路での系統分割の結果、上りの播州赤穂→敦賀の設定がなくなりました。逆方向の敦賀→播州赤穂は平日1本・土休日2本あります(全て米原経由)。
四国の8600系は、GW中の4月29日~5月5日は〔しおかぜ〕には運用されず、分離運転で高松~宇多津・多度津間区間運転となる〔いしづち〕で運用。
(5月2日は〔いしづち103・106号〕を除き運用されない)
鹿児島本線は、玉名6時02分発熊本行を増発。この区間は初列車繰り上げ。一方で土休日は大牟田~玉名間で朝方の1往復を削減。
特急代替の肥薩線直通快速は、全列車熊本~新八代間はノンストップ。旧ダイヤで〔九州横断特急2・5号〕が停車していた松橋も、全列車通過。
肥薩線は、〔いさぶろう〕〔しんぺい〕以外にも、夜間の普通列車1往復が人吉をスルー、八代~吉松間の運転になっています(人吉で列車番号が変わる)。
指宿枕崎線の快速〔なのはな〕は、一部列車が停車駅を変更。3327D・3351Dが薩摩今和泉、3334Dが二月田・薩摩今和泉、3350Dが二月田に停車。3345D(旧3343D)は宮ケ浜は通過。
北陸本線は、午前中の福井~芦原温泉間の普通1往復が取り止め。
相模線は、平日の夜間の海老名折返し1往復を橋本まで延長。
存廃が話題になった室蘭本線・小幌駅は、新ダイヤでは夜間に停車列車が追加になりました。
下り
481D 15:55 長万部発東室蘭行
487D 19:46 長万部発東室蘭行(新規)
上り
472D 8:38 東室蘭発長万部行
478D 15:13 東室蘭発長万部行
480D 17:39 東室蘭発長万部行(新規)
484D 20:04 室蘭発長万部行(新規)
487D→484Dが18分で滞在時間が一番短くなるが、もう夜だから…。
グラビアで出てきた「8の字」ルートは、〔スーパー北斗〕〔北斗〕は、当然下りも全列車「藤城線」→新函館北斗経由に変更になるが、普通列車で「藤城線」経由が3本も残っているのは意外だった。
北部は、臨時の〔北斗84・88号〕は渡島砂原回りで、大沼公園は経由もしない。
石勝線・根室本線と石北本線は共に1ページ減となりました。釧路~根室間は「花咲線」の愛称が残っているが、花咲駅が廃止になって「花咲線」はないだろうと思ってしまうのだが。石北本線は上下計で1ページに収まってしまいました。
臨時列車では、今GWでも〔サンライズ出雲91・92号〕の設定があります。
(91号が東京発5月2・5日、92号が出雲市発5月1・4日の運転)
特に東京~大阪間の利用の動向がとても気になります。結果によっては、東京~大阪間の夜行列車復活の夢を見たいと思っています。
第3セクター鉄道では、長良川鉄道で〔ながら号〕が運行開始。4月27日~6月26日の金・土休日の運行。土休日ダイヤが設定され、全区間で平日ダイヤより1~2往復程度減便。
4月4日の「バスタ新宿」開業で、高速バスのダイヤが注目されるが、4月号時点でバスタ新宿が反映されているのは、JRの東名高速線・「ドリーム号」の他、
山形線・仙台線(JRバス東北)、酒田線(国際興業・庄内交通)、長岡経由新潟線(西武バス;越後交通)、上越線(西武バス・頸城自動車・越後交通)、福井線(JRバス関東・京福バス・福井鉄道)、豊橋線(関東バス・豊鉄バス)、奈良線(関東バス・奈良交通)、京都・枚方線(関東バス・京阪バス)、岡山・倉敷線(中国JRバス)、広島線(小田急シティバス・中国JRバス)、福島線(JRバス関東・JRバス東北・福島交通)、会津線(JRバス東北・会津バス)、那須塩原線(JRバス関東・東野交通)、佐野線・草津線・伊勢崎線・御殿場線・小諸線(JRバス関東)、水上線(関越交通)、常陸太田・常陸大子線(JRバス関東・茨城交通)、館山線(JRバス関東・日東交通)、修善寺線(東海バス)、三島線(小田急箱根高速バス・東海バス)、静岡線(JRバス関東・しずてつ)、軽井沢・上田線(西武バス・千曲バス)、多治見線(JRバス関東・東濃鉄道)、TDR線(JRバス関東・京成バス)、その他京王電鉄バスグループ、小田急箱根高速バスの各路線
4月号時点ではやや混乱している部分があり、京王バス・名鉄バスの名古屋線は、4月4日改正ダイヤが掲載されているのに、新宿の乗場が「新宿高速BT」のままになったりしています。
札幌~函館間の高速バスが、中央バス系・北海道バス共、北海道新幹線開業に合わせて改正を行っています。中央系は26日だが、北海道バスは1日早く25日から。両路線とも全便新函館北斗駅経由に変更。北海道バスの大沼プリンスホテル停車は、札幌発は1便増、函館発は1便減。
せとうちバスの品川~今治線は、京急バスの予約受付が4月14日まで。4月号では掲載になっていないが、15日発から東京側が渋谷マークシティ発着(二子玉川経由)に変わり、東急トランセと共同運行になります。
名古屋~大分線は大分発3月31日・名古屋発4月1日までの運行。
国際線航空の掲載が、4月号からなくなりました。昨今はLCCを筆頭に路線の新設・改廃が相次いでいたりして、鉄道メインの時刻表では手に余るのでしょうか。
「JTB国際線」時刻表が発売されているという事だが、書店では扱わず、直接JMCに年間の購読を申し込む。このままでは国際線航空の動向が解らなくなるので、購入しようかどうか迷っています。自宅には置き場所がなくなりつつあるので。電子書籍なら迷わないのだが…。
これらの結果、メインの時刻表部分は3月号と比較して、16ページの減少となりました。
◆ JR線営業案内
〔はまなす〕廃止により、JRから定期急行はなくなったが、臨時列車の運行があるため、料金は従来通り掲載。
JR北海道は特急料金の繁忙期・閑散期の設定がなくなり、通年同額となりました。
寝台列車が〔サンライズ〕のみになり、個室寝台料金も〔サンライズ〕関連のみの掲載。シャワールームのお知らせが追加されました。
特別付録 JR全線特急列車運転系統図
改正のポイントも記されています。在来線はさらにネットワークの矮小化が進みました。〔スーパーカムイ〕〔ひたち・ときわ〕〔あずさ・かいじ〕〔サンダーバード〕〔しおかぜ〕〔かもめ・みどり〕〔ソニック〕などを除くと本数も多くはなく、新幹線接続がメインになりつつあるのでしょうか。
特別付録 ダイヤ改正 東西番付表
去年もありました。今後もダイヤ改正の度にやる事になるのか。
「西横綱」の〔にちりんシーガイア〕は、在来線昼行特急ではもちろん、在来線全体でも〔サンライズ出雲〕〔サンライズ瀬戸〕に次いで3位になります。〔ソニック〕と比べて足が遅く、この列車も、いつまでも存続するかは疑問な気がします。
「西小結」の名松線は、このまま廃線になるだろうと思っていたのが正直な所。無論地元の後押し・支援などもあるが、リッチなJR東海だから、という感が強いです。
「西大関」の広島大改正に、上に挙げた最長距離普通列車の設定がなかったのは意外。
「東大関」の東京~札幌間鉄道日帰りは、初めて気づいた。でも札幌は3分しかないし、単純に〔はやぶさ〕+〔スーパー北斗〕往復では変化が付かないし、あまり興味はないな。
(逆だと、東京で1時間16分の滞在時間がある)
「東前頭三」の札沼線では、清水港線(1984(S59)年4月1日廃止)の名も出てきているが、32年前に廃線になった路線など、若い人は知らないでしょう。清水港線の場合は一応通学需要が考慮されていて、清水発が朝、三保発が夕方に設定されていたから、札沼線とは少し違う。いずれにしろ、単行のDCが1日1往復で済んでしまうような路線は鉄道としては終わっているだろ?と言わざるを得ず、現在のJR北海道の状況も考えれば、少なくとも浦臼~新十津川間は、数年以内に廃止の話が出るのは確実です。
「東前頭二」は〔あかぎ〕からの185系撤退だったが、〔踊り子〕で未だに置き換えの話が出てこないのは不思議。そっちの方が優先だろう?と思うのだが、歴史的な伝統からして他線からの転用は潔しとならず、あるいは「湘南ライナー」ともひっくるめて、東海道線方面の優等列車の体系そのものの大きな変革が想定されているのかも知れない。
次号は、4月29日オープンの京都鉄道博物館がグラビアの特集になるらしいが、「あの人」とは何者?
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
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《今日見た・聞いた・思った事》
〔はまなす〕廃止により、ついにJR線から定期急行がなくなりました。臨時列車ではかろうじて設定があり、4月号では〔ぶらり横浜・鎌倉号〕〔飯田線秘境号〕、それに新設定の〔海浜公園ネモフィラ号〕(横浜~勝田間 5月3~5・7・8日運転)があります。
特に国鉄時代末期、房総などに(当時としては)短距離の特急が多数設定されるとか、急行の格上げが急激に進められた(=料金値上げ)事などで、急行の削減は「ボッタクリ」等との批判が多数出されたものです。同じ特急なのに「B料金」が設定されたりしたのも、批判の声をさらに大きくさせたと思います。しかし民営化後、ローカル特急でもそれなりに高速化が進んだ事、快速も特に西日本で設備がグレードアップしたりした事で、逆に「急行」ってどういう列車なの?という事になってきたのではないでしょうか。設備面に関しては〔はまなす〕も含めて末期の列車の大半は特急型車両を転用していたし、スピードという点では快速も高速化して急行と遜色なくなってきていた(路線によっては急行より早かった)ので、いずれの面でも中途半端な状態になっていたのではないでしょうか。
料金制度の面で急行自体は残る事になったが、ここでJRでも「急行」の定義を変えても良い時期ではないかと思います。
1.(多少強引だが)速度面で料金を徴収する列車は、全て「特急」と呼称する(私鉄でも東武がそう)。
2.残りの列車(特に「快速」)で上位に位置する列車を、料金不要のまま「急行」と呼称する。
という方向に行った方が良いかと。大手私鉄と同じになる訳です。
どういう列車を「急行」と呼称するかは各JRがそれぞれ考えれば良いが、特に指定席の設定がある列車がそうなるでしょう。〔ムーンライトながら〕〔ホリデー快速〕〔マリンライナー〕〔エアポート〕などでしょうか。無論京阪神間の「新快速」など既にその名称で定着しきっている列車を「急行」等とは変えられないだろうが。ただこうする事で、JRでも「快速急行」「通勤急行」等の名称が使えるようになります。路線によっては「○○快速」とか苦し紛れの呼称が見られるようになってきているので、逆にスッキリするようになるのではないでしょうか。
JRの優等列車は当分の間「特急」と「快速」の2本立てで行くだろうが、個人的には「急行」の名がないのはバランスを欠くような気がします。何らかの新しいタイプの「急行」が、JRで走りだすのを待ちたいと思います。
《今日のニュースから》
28日 人間型ロボット「ASIMO」 成田空港で出迎えのパフォーマンス
29日 ベネッセ・コーポレーション顧客情報流出 元システムエンジニアに懲役3年6か月の実刑判決
表紙は4月号も、北海道新幹線のH5系。2号続けて同じ車両が表紙を飾るのは、少なくともJTB時刻表となってからは初めてだと思います。北海道新幹線以外で目立った新顔がない事もあるでしょう。
グラビアは、去年の北陸新幹線開業時の2015年3月号の時と違って、通常通り6ページになっています。
◆ 北海道新幹線のヒ・ミ・ツ大公開!
札幌テレビ(STV)には、新幹線のコーナーがある番組まであるのか。それだけ新幹線の乗り入れは、北海道にとっては一大事なのでしょう。
宮永真幸というアナウンサーは「鉄」、なのでしょうか?過去には故吉村光男氏(TBS・特に京急の大ファンだった)、堺正幸氏(フジ・東北新幹線のアナウンスを担当した事は有名)など、「鉄」のアナウンサーは意外に少なくないよう。
我々鉄道ファンにとっては皆既に知っている事ではあるが、H5系は全席コンセント配置が売りか。ただ、E5系と完全共通運用なので、運が良くないと当たらないか?H5系に限らず、全部の新幹線車両がそういう方向に行くべきだろうと思います。
青函トンネル内は140㎞/h運転になるのが「新幹線」としては辛い所。いずれ経験を積み重ねていけば、もう少しは早く走れるようになるのか。そうなれば、東京~新函館北斗間で最速4時間を切れるはずです。
◆ 市電でめぐる 函館おすすめスポット
ここもSTVの女性局アナが起用されている。宮永アナウンサーもだけれど、新幹線カラーのSTV特製マフラーを巻いているが(読者プレゼントあり)、紫はどうもE5系のピンクに見えてしまうのだけれど、写真映りのせいもあるのかも知れない。
函館市電と言ったら、「箱館ハイカラ號」は出ないのか?と思ったが、開業時点では、今シーズンの運行は始まっていない。今年は新幹線開業に合わせて運行開始を繰り上げるかもと思ったが、そんな事はありませんでした。
(2016年度の運行スケジュールは、まだ発表になっていない)
◆ 大沼の「8」つの楽しみ
「8」とは、大沼を中心として「8」の字を書く函館本線のルートから。
「新幹線総合車両基地」が全国で5つしかないとは、あれ、もっとなかったっけ?と思ったが、函館以外は東日本の新幹線総合車両センター(宮城県宮城郡利府町)、西日本の新幹線博多総合車両所(福岡県筑紫郡那珂川町)、白山総合車両所(石川県白山市)、九州の熊本総合車両所(熊本県熊本市南区)で、他の車両基地は基本的には車庫、という位置づけという事か。東海道新幹線にないのは意外にも感じるが、50年以上前の古い路線で工場と車庫の機能が別々、「総合車両所」という概念が建設当時にはなかったのでしょう。
「のりもの情報局」は、「小湊鐵道『里山トロッコ列車』定期運転開始」「横浜シーサイドライン『シーサイドラインフェスタ2016』」「JTBパブリッシング『るるぶ南武線』発売」「芝山鉄道 記念証明書発行」「静岡鉄道『静岡レインボートレインズ』A3000形」「豊橋鉄道『市電の日沿線歴史探訪ハイキング』」「大阪市交通局『輸送の生命館』見学者募集」「子どもの未来社『人類の歴史を作った船の本』」。
「おもな駅のご案内」に、新函館北斗が加わりました。新幹線は相対式2面2線、在来線は1番線が「はこだてライナー」専用、2~4番線が函館本線。
◆ 黄色のページ
改めて、ダイヤ改正の概要が記されています。
その後に、東京~北海道方面の連絡早見表が掲載されています。
東京~札幌間は最速7時間44分。東北新幹線開業までの特急〔はつかり〕は、この時間では青森にもたどり着けなかったのだから、さすがに新幹線は早いです。
東京8:20 ~ 〔はやぶさ5号〕 ~ 12:22新函館北斗12:34 ~ 〔スーパー北斗11号〕 ~ 16:04札幌
会社線では、27日より相互直通運転を開始している、福井鉄道とえちぜん鉄道(三国芦原線)の全列車・主要駅の時刻を掲載しています。
相互直通は、朝方は越前武生~福大前西福井間に各駅停車を2往復、日中は越前武生~鷲塚針原間に急行を9往復(60分間隔)で運行。
福井鉄道は、日中は旧ダイヤの各停のみ20分間隔→直通+田原町折返し(一部は土休日運休)急行と各停をそれぞれ30分間隔運行に改正。福井駅前は移転し、福井駅と改称。えちぜん鉄道の三国芦原線内運転は特に大きな変更はないよう。
この他、樽見鉄道「桜ダイヤ」を今シーズンも掲載。昨シーズンとの比較では、大垣16時台発本巣行8013列車が各駅停車になる以外、パターンの大きな変化は無し。
(大垣発着で通過駅がある列車は、今シーズンは快速と呼称)
「おトクなきっぷ情報」では、「はこだて旅するパスポート」を掲載。JRの函館~森間、道南いさりび鉄道、函館市電の全線と、函館バスの函館を中心とする路線。2日間有効3,380円。JR北海道函館支社の主な駅で発売。
◆ 本文
今回のダイヤ改正の結果、日本最北端の稚内~日本最南端の西大山の間の所要時間は、どうなったのでしょうか。
〔はまなす〕廃止の結果、東京~岡山間は新幹線があるのに在来線の〔サンライズ〕利用とせざるを得ず、大幅な所要時間増となりました。
稚内 7:00 -(52D 特急スーパー宗谷2号)- 12:06 札幌
札幌 12:15 -(12D 特急スーパー北斗12号)- 15:51 新函館北斗
新函館北斗 16:17 -(3030B はやぶさ30号)- 20:32 東京
東京 22:00 -(5031M サンライズ瀬戸)- 6:27 岡山
岡山 6:51 -(601A みずほ601号)- 9:48 鹿児島中央
鹿児島中央 10:05 -(1333D)- 11:59 西大山
となり、約29時間となりました。
(逆だと鹿児島中央での接続が悪く、32時間40分かかってしまう)
〔はまなす〕復活でもない限り、九州新幹線鹿児島ルート全線開通の2011(H23)年3月12日改正時の25時間50分が、最北端~最南端間の鉄道ルートのレコードを維持し続ける事になるでしょう。
JR改正ダイヤをチェックするが、全部はできません。ご承知おきを。
山陽本線の岡山→下関間363.0㎞を通しで走る普通列車が1本設定されました。岡山16:19 → 23:50下関の369M。運用の都合の結果であろうが、いきなりJR最長普通列車の座に就いた事になります。
岡山~小倉の掲載は、岩国で分割されました。大半の列車が岩国乗り換えになっているし、」実態に合っていると思います。
名松線が、全線で運行を再開しました。本数は被災前と変わっていないが、朝方の下り1本・上り2本は家城で乗り換えになっています。
姫新線も、掲載が佐用・上月で分割されました。
津山線は、4月9日~6月26日の土・日曜日、快速〔ことぶき〕に変えて快速〔みまさかノスタルジー〕を2往復運行。3号を除き、指定席を設定(窓向きカウンター席)。
赤穂線は新快速の姫路での系統分割の結果、上りの播州赤穂→敦賀の設定がなくなりました。逆方向の敦賀→播州赤穂は平日1本・土休日2本あります(全て米原経由)。
四国の8600系は、GW中の4月29日~5月5日は〔しおかぜ〕には運用されず、分離運転で高松~宇多津・多度津間区間運転となる〔いしづち〕で運用。
(5月2日は〔いしづち103・106号〕を除き運用されない)
鹿児島本線は、玉名6時02分発熊本行を増発。この区間は初列車繰り上げ。一方で土休日は大牟田~玉名間で朝方の1往復を削減。
特急代替の肥薩線直通快速は、全列車熊本~新八代間はノンストップ。旧ダイヤで〔九州横断特急2・5号〕が停車していた松橋も、全列車通過。
肥薩線は、〔いさぶろう〕〔しんぺい〕以外にも、夜間の普通列車1往復が人吉をスルー、八代~吉松間の運転になっています(人吉で列車番号が変わる)。
指宿枕崎線の快速〔なのはな〕は、一部列車が停車駅を変更。3327D・3351Dが薩摩今和泉、3334Dが二月田・薩摩今和泉、3350Dが二月田に停車。3345D(旧3343D)は宮ケ浜は通過。
北陸本線は、午前中の福井~芦原温泉間の普通1往復が取り止め。
相模線は、平日の夜間の海老名折返し1往復を橋本まで延長。
存廃が話題になった室蘭本線・小幌駅は、新ダイヤでは夜間に停車列車が追加になりました。
下り
481D 15:55 長万部発東室蘭行
487D 19:46 長万部発東室蘭行(新規)
上り
472D 8:38 東室蘭発長万部行
478D 15:13 東室蘭発長万部行
480D 17:39 東室蘭発長万部行(新規)
484D 20:04 室蘭発長万部行(新規)
487D→484Dが18分で滞在時間が一番短くなるが、もう夜だから…。
グラビアで出てきた「8の字」ルートは、〔スーパー北斗〕〔北斗〕は、当然下りも全列車「藤城線」→新函館北斗経由に変更になるが、普通列車で「藤城線」経由が3本も残っているのは意外だった。
北部は、臨時の〔北斗84・88号〕は渡島砂原回りで、大沼公園は経由もしない。
石勝線・根室本線と石北本線は共に1ページ減となりました。釧路~根室間は「花咲線」の愛称が残っているが、花咲駅が廃止になって「花咲線」はないだろうと思ってしまうのだが。石北本線は上下計で1ページに収まってしまいました。
臨時列車では、今GWでも〔サンライズ出雲91・92号〕の設定があります。
(91号が東京発5月2・5日、92号が出雲市発5月1・4日の運転)
特に東京~大阪間の利用の動向がとても気になります。結果によっては、東京~大阪間の夜行列車復活の夢を見たいと思っています。
第3セクター鉄道では、長良川鉄道で〔ながら号〕が運行開始。4月27日~6月26日の金・土休日の運行。土休日ダイヤが設定され、全区間で平日ダイヤより1~2往復程度減便。
4月4日の「バスタ新宿」開業で、高速バスのダイヤが注目されるが、4月号時点でバスタ新宿が反映されているのは、JRの東名高速線・「ドリーム号」の他、
山形線・仙台線(JRバス東北)、酒田線(国際興業・庄内交通)、長岡経由新潟線(西武バス;越後交通)、上越線(西武バス・頸城自動車・越後交通)、福井線(JRバス関東・京福バス・福井鉄道)、豊橋線(関東バス・豊鉄バス)、奈良線(関東バス・奈良交通)、京都・枚方線(関東バス・京阪バス)、岡山・倉敷線(中国JRバス)、広島線(小田急シティバス・中国JRバス)、福島線(JRバス関東・JRバス東北・福島交通)、会津線(JRバス東北・会津バス)、那須塩原線(JRバス関東・東野交通)、佐野線・草津線・伊勢崎線・御殿場線・小諸線(JRバス関東)、水上線(関越交通)、常陸太田・常陸大子線(JRバス関東・茨城交通)、館山線(JRバス関東・日東交通)、修善寺線(東海バス)、三島線(小田急箱根高速バス・東海バス)、静岡線(JRバス関東・しずてつ)、軽井沢・上田線(西武バス・千曲バス)、多治見線(JRバス関東・東濃鉄道)、TDR線(JRバス関東・京成バス)、その他京王電鉄バスグループ、小田急箱根高速バスの各路線
4月号時点ではやや混乱している部分があり、京王バス・名鉄バスの名古屋線は、4月4日改正ダイヤが掲載されているのに、新宿の乗場が「新宿高速BT」のままになったりしています。
札幌~函館間の高速バスが、中央バス系・北海道バス共、北海道新幹線開業に合わせて改正を行っています。中央系は26日だが、北海道バスは1日早く25日から。両路線とも全便新函館北斗駅経由に変更。北海道バスの大沼プリンスホテル停車は、札幌発は1便増、函館発は1便減。
せとうちバスの品川~今治線は、京急バスの予約受付が4月14日まで。4月号では掲載になっていないが、15日発から東京側が渋谷マークシティ発着(二子玉川経由)に変わり、東急トランセと共同運行になります。
名古屋~大分線は大分発3月31日・名古屋発4月1日までの運行。
国際線航空の掲載が、4月号からなくなりました。昨今はLCCを筆頭に路線の新設・改廃が相次いでいたりして、鉄道メインの時刻表では手に余るのでしょうか。
「JTB国際線」時刻表が発売されているという事だが、書店では扱わず、直接JMCに年間の購読を申し込む。このままでは国際線航空の動向が解らなくなるので、購入しようかどうか迷っています。自宅には置き場所がなくなりつつあるので。電子書籍なら迷わないのだが…。
これらの結果、メインの時刻表部分は3月号と比較して、16ページの減少となりました。
◆ JR線営業案内
〔はまなす〕廃止により、JRから定期急行はなくなったが、臨時列車の運行があるため、料金は従来通り掲載。
JR北海道は特急料金の繁忙期・閑散期の設定がなくなり、通年同額となりました。
寝台列車が〔サンライズ〕のみになり、個室寝台料金も〔サンライズ〕関連のみの掲載。シャワールームのお知らせが追加されました。
特別付録 JR全線特急列車運転系統図
改正のポイントも記されています。在来線はさらにネットワークの矮小化が進みました。〔スーパーカムイ〕〔ひたち・ときわ〕〔あずさ・かいじ〕〔サンダーバード〕〔しおかぜ〕〔かもめ・みどり〕〔ソニック〕などを除くと本数も多くはなく、新幹線接続がメインになりつつあるのでしょうか。
特別付録 ダイヤ改正 東西番付表
去年もありました。今後もダイヤ改正の度にやる事になるのか。
「西横綱」の〔にちりんシーガイア〕は、在来線昼行特急ではもちろん、在来線全体でも〔サンライズ出雲〕〔サンライズ瀬戸〕に次いで3位になります。〔ソニック〕と比べて足が遅く、この列車も、いつまでも存続するかは疑問な気がします。
「西小結」の名松線は、このまま廃線になるだろうと思っていたのが正直な所。無論地元の後押し・支援などもあるが、リッチなJR東海だから、という感が強いです。
「西大関」の広島大改正に、上に挙げた最長距離普通列車の設定がなかったのは意外。
「東大関」の東京~札幌間鉄道日帰りは、初めて気づいた。でも札幌は3分しかないし、単純に〔はやぶさ〕+〔スーパー北斗〕往復では変化が付かないし、あまり興味はないな。
(逆だと、東京で1時間16分の滞在時間がある)
「東前頭三」の札沼線では、清水港線(1984(S59)年4月1日廃止)の名も出てきているが、32年前に廃線になった路線など、若い人は知らないでしょう。清水港線の場合は一応通学需要が考慮されていて、清水発が朝、三保発が夕方に設定されていたから、札沼線とは少し違う。いずれにしろ、単行のDCが1日1往復で済んでしまうような路線は鉄道としては終わっているだろ?と言わざるを得ず、現在のJR北海道の状況も考えれば、少なくとも浦臼~新十津川間は、数年以内に廃止の話が出るのは確実です。
「東前頭二」は〔あかぎ〕からの185系撤退だったが、〔踊り子〕で未だに置き換えの話が出てこないのは不思議。そっちの方が優先だろう?と思うのだが、歴史的な伝統からして他線からの転用は潔しとならず、あるいは「湘南ライナー」ともひっくるめて、東海道線方面の優等列車の体系そのものの大きな変革が想定されているのかも知れない。
次号は、4月29日オープンの京都鉄道博物館がグラビアの特集になるらしいが、「あの人」とは何者?
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
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《今日見た・聞いた・思った事》
〔はまなす〕廃止により、ついにJR線から定期急行がなくなりました。臨時列車ではかろうじて設定があり、4月号では〔ぶらり横浜・鎌倉号〕〔飯田線秘境号〕、それに新設定の〔海浜公園ネモフィラ号〕(横浜~勝田間 5月3~5・7・8日運転)があります。
特に国鉄時代末期、房総などに(当時としては)短距離の特急が多数設定されるとか、急行の格上げが急激に進められた(=料金値上げ)事などで、急行の削減は「ボッタクリ」等との批判が多数出されたものです。同じ特急なのに「B料金」が設定されたりしたのも、批判の声をさらに大きくさせたと思います。しかし民営化後、ローカル特急でもそれなりに高速化が進んだ事、快速も特に西日本で設備がグレードアップしたりした事で、逆に「急行」ってどういう列車なの?という事になってきたのではないでしょうか。設備面に関しては〔はまなす〕も含めて末期の列車の大半は特急型車両を転用していたし、スピードという点では快速も高速化して急行と遜色なくなってきていた(路線によっては急行より早かった)ので、いずれの面でも中途半端な状態になっていたのではないでしょうか。
料金制度の面で急行自体は残る事になったが、ここでJRでも「急行」の定義を変えても良い時期ではないかと思います。
1.(多少強引だが)速度面で料金を徴収する列車は、全て「特急」と呼称する(私鉄でも東武がそう)。
2.残りの列車(特に「快速」)で上位に位置する列車を、料金不要のまま「急行」と呼称する。
という方向に行った方が良いかと。大手私鉄と同じになる訳です。
どういう列車を「急行」と呼称するかは各JRがそれぞれ考えれば良いが、特に指定席の設定がある列車がそうなるでしょう。〔ムーンライトながら〕〔ホリデー快速〕〔マリンライナー〕〔エアポート〕などでしょうか。無論京阪神間の「新快速」など既にその名称で定着しきっている列車を「急行」等とは変えられないだろうが。ただこうする事で、JRでも「快速急行」「通勤急行」等の名称が使えるようになります。路線によっては「○○快速」とか苦し紛れの呼称が見られるようになってきているので、逆にスッキリするようになるのではないでしょうか。
JRの優等列車は当分の間「特急」と「快速」の2本立てで行くだろうが、個人的には「急行」の名がないのはバランスを欠くような気がします。何らかの新しいタイプの「急行」が、JRで走りだすのを待ちたいと思います。
《今日のニュースから》
28日 人間型ロボット「ASIMO」 成田空港で出迎えのパフォーマンス
29日 ベネッセ・コーポレーション顧客情報流出 元システムエンジニアに懲役3年6か月の実刑判決
№1502 まったり 東海・関西の旅 6<終>.天浜線 西側の駅を訪ねて
天竜浜名湖鉄道(天浜線)については昨年、東半分の掛川~西鹿島間の各駅を乗り降りして撮影、それについては№1320で書きました。
今回の東海・関西の旅、最終日は天浜線の西半分、西鹿島~新所原間の各駅を訪ねます。全部の駅を回れるかどうかは確信がなかったが、ともかく天浜線に加えて徒歩と、三ヶ日~金指間は遠州鉄道のバス路線もあるから、いろいろ交えて行きつ戻りつしつつ、できる限りの撮影を目指しました。
新所原まで東海道線、天浜線で西鹿島に向かい、遠州鉄道で戻ってくるプラン。
3月10日(木)
しかし、いきなりつまづく。新所原まで乗る予定だった、浜松7時38分発913M。なんと、途中駅での点検のため、20分の遅れ!
ホームは学生を中心にごった返す。スマホを眺める人が多い。状況を見ているのか、遅れの連絡か。
結局遅れはさらに増幅し、8時過ぎに現れました。左の313系6連。
右は8時10分始発の917Mで、名古屋の転換クロスシート編成。その間の7時54分発915Mも大幅に遅れているため、913Mのすぐ後をついて行く事になります。
20分以上の遅れなのだが、どこか穏やかさも感じさせます。首都圏だったら、こうはならない。もっと殺伐とするはず。
途中の新居町駅。学生の降車が多かった。このため、通常下りは2番線発着の所、駅舎側の副本線になる1番線発着になります。
こうなっては遅れの回復などできるはずもなく、新所原は30分にまで遅れが増幅。
天浜線は、予定していた8時09分発はもちろん、次の8時34分発も乗れなくなり、次は9時32分発となってしまいました。トホホ…。
JRの新所原駅は橋上駅舎工事が進行していて、先月からはプレハブの仮駅舎で営業しています。
新所原駅前に入る路線バスは、湖西市コミュニティバス「コーちゃんバス」のみ。いくつかルートがあります。土休日は運休。昨年までは遠州鉄道が運行していたが、現在は浜松バスが運行しています。
天浜線の新所原駅ホームから見た、JRの新所原駅。
今回購入・利用した、「共通フリーきっぷ」(西ルート)。天浜線西半分(天竜二俣~新所原間)と、遠州鉄道線が1日乗り放題。天浜線発売分は、遠鉄発売分とは体裁が若干異なります。
ここからは天浜線の各駅をご覧頂きます。新所原から順番に並べるが、ダイヤの構成上、行きつ戻りつし、一部は徒歩、さらに遠鉄バスでの移動も交えて撮り歩いているので、必ずしも撮影順ではありません。
(そもそも、アスモ前も新所原から歩いて行って、撮影後一旦列車で新所原まで戻った)
新所原
JRの橋上駅舎完成後、この駅はどうなるのか。
アスモ前
転換と同時に開業しました。反対側に、アスモ専用の通路があります(通常は鎖錠されている)。
大森
7年前開業の、比較的新しい駅。「コーちゃんバス」も立ち寄ります。近くに病院があります。
知波田
ここは近代建築に立てかえられていて、歯医者が入っています。
(この日は休診日)。
知波田~尾奈間は右側に奥浜名湖を見つつ峠越え。4.8㎞は天浜線では最長になります。
尾奈
立派な駅舎だが無人駅。
近くの簡易郵便局に立ち寄ったら、窓口のおばさんが「天浜線は本数が少なくて不便だ」と漏らしていました。確かに東海道本線に比べたら少ないが、1時間1本のダイヤは、ロケーションからしたら決して少なくもないと、個人的には思う。現状ではこれが精一杯ではないかと。ローカル線は、難しい…。
奥浜名湖
転換翌年の開業。アスモ前もそうだが、本当はホーム全体を撮りたいのだけれど、反対側に立ち入れる場所がなく、この程度しか撮影できませんでした。
この付近には、リゾートホテルもあるようです。
三ヶ日
駅舎は登録有形文化財。カフェが入っています。
都筑
手作りパン屋さん「メイポップ」が入っています。特にチーズフランスは、皮はパリパリ、中はモチモチ。オススメです。
(8:30~18:00 月曜定休)
東都筑
浜名湖佐久米
ラーメン店が入っています。奥浜名湖に面しているが、東名高速の高架橋が目障りか。
駅によっては、このような幟りがあります。来年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」(森下佳子脚本 柴咲コウ主演と発表済み)はこの付近がメインの舞台となるので、天浜線や遠鉄も、色々やるでしょう。
浜名湖佐久米に到着する、新所原行のTH9200形。
寸座
この駅のホームからも、奥浜名湖を見る事が出来ます。
列車からも奥浜名湖を見ます。
西気賀
登録有形文化財。レストランが入っています。
気賀
この駅舎も登録有形文化財。中国料理店が入っています。
気賀駅では、ホームの上屋も登録有形文化財です。昔は行き違いができたのだろうと思います。
岡地
去年3月の改正時に、気賀高校前から改称しました。
気賀高校前駅が改称したのは、同校を含め3校が統合したからなのでした。昨年4月に開校した、県立浜松湖北高校。
金指
金指駅も、ホームの上屋が登録有形文化財です。
ホームの名所案内。昨年浜松駅から遠鉄バスで行った奥山のバス停に近い、方広寺も記されています。
構内には、貯水槽が残されています。
駅の西側には、遠州鉄道奥山線跡の高架線が残されています。
常葉大学前
「前」という割には、キャンパスは遠いです。転換翌年の開業。
常葉大学前から都田まで、多少遠いが歩いて行く。新所原行が走り去っていきました。
都田
薬局が入っています。
次のフルーツパークは、今回は時間的にパスとせざるを得ませんでした。
都田からは列車で移動。フルーツパーク~宮口間のトンネル。
宮口
この駅舎も登録有形文化財。ここは特に、何も入っていないようです。
岩水寺
ここもホームの反対側に立ち入れる場所が見当たらず、こんな感じでしか撮れませんでした。
なお、遠州鉄道の遠州岩水寺は全く違う場所なので要注意。
これで、今回の天浜線の西半分の駅の撮影は、終わりとなりました。
フルーツパークを残してしまったが、新所原から予定通りの列車に乗れていれば、恐らく撮れていたでしょう。残念ではあるが、前回来た後に開業した森町病院前駅も残っているし、後日合わせて訪れたいと思います。
西側も駅舎がある駅はたいてい飲食店などのテナントが入っているが、去年東側を訪れた時にも書いた事だけれども、有形文化財に指定されている駅舎でも、そのために掲示物がデカデカ掲げられたり、中も張り紙が多数貼られたりして、雑然とした印象があるのは惜しい。テナント自体は良いが、もう少し整理整頓し、必要な場所は補修するなどして、見栄えを良くした方が良いと思います。
西鹿島から、遠州鉄道の電車で帰宅の途に就きます。
なんと、床に広告がある。遠鉄百貨店。5,000円以上の買い物をすると、帰りの遠鉄電車またはバスの乗車券がサービスされるというもの。マイカー利用が多くなりがちな地方の百貨店らしいサービスだと思う。それにしても床に広告とは、少し混雑したら見えなくなってしまうのだから、遠鉄といえども昼間はそれほど乗客は多くはならない、という事か。
熱海からは、宇都宮行の快速アクティー3540Eに接続。
クロスシートに落ち着き、浜松で買っておいた赤飯弁当を食する。
これで、5日間の東海・関西の旅は終わりました。とにもかくにも全体的に天気が良くなくて、撮りたいものがほとんど撮れなかったのが残念。関西の乗り物は意外に撮る機会がないので、また近い内に行きたいとは思うが、いつになるやら。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
26日 大川小学校校舎 震災遺構として保存 石巻市が発表
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