長い旅になったが、帰国の途に就きます。SKとANAを、フランクフルトで乗り継いで帰ります。
2003年 5月19日(月)
前の年は到着に降り立ったガーデモエン空港から、今回は帰国で立ちます。
出発は午後なので、オスロ市内を軽く回ってみました。
王宮。手前にカール・ヨハンの像。
オスロ中央駅。
中央駅ホームに並ぶ高速列車。左は昨年乗ったアジェンダ、右はシグナチュール、中央はスウェーデンのLINXです。
空港までフライトークを利用しても良いが、スカンレイルパスが1日分残っているので、在来線で空港へ向かう事とします(フライトークでは利用できない)。これだけで1日分使うのはもったいないのではあるが。
ガーデモエン空港のターミナル。
カウンターがある出発階。
ターミナル内のコンコース。木目調で新しくてモダン。ただ、意外に掃除が行き届いていない印象がありました。
フランクフルト行SK2639便(LH6281便名で搭乗する)が出発する、42番ゲート。
席番は31Fが指定されているが、ここは窓際…ではあるが、MD-81のエンジンカウルの真横で、かろうじて前の方が見える、という位置。
実演の非常デモ。酸素マスクの部分。
窓の外はこんな感じ。外は一時ザンザ降りだったのが、一転して青空が広がる、5月の北欧らしい?不安定な空模様。思えばノルウェーの4日間…デンマークもか…、ずっとこんな感じの空模様が繰り返された気がする。
離陸。鉄道を乗り越すと、すぐに森と畑の連続。
キャビン。カーテンより前方はビジネスクラス。
機内食はこの便もボックスミールだが、もう少しキチンとしていて、チキンとパスタにスナックが付いています。
海上を飛んでいます。カテガット海峡上空、でしょうか?でもデンマーク上空も雲が多いので、どのあたりかははっきりは解らない。
そんなこんなで飛行時間2時間ちょうど、フランクフルトに着陸。
第2ターミナルの前(SKは本来は第1ターミナル)の前のオープンスポットV111に到着し、ターミナルまでバス。リアのタラップから降りる。
このタイプのタラップは、B727などはなくなり、DC-9シリーズもほとんどなくなったから、ここから降りる機会、今では皆無に近いのでは?
フランクフルトにはアメリカ空軍の基地が併設されています。軍用は興味はないが、参考までに1枚。
フランクフルトの空模様も不安定だが、ANA便出発まで4時間以上あるので、第1ターミナルの展望デッキから飛行機を見物して過ごします。
ANA便はこの直後に着きました。OZ、TGと、アジアのスターアライアンスのB747がそろい踏み。
(OZはコンビ)
ほんのわずかだが陽も差しました。旅客機を数枚撮影。
サン・エクスプレス B737-800
トルコのキャリア。
エア・マルタ B737-500
イベリア航空 A320-200
TAPポルトガル航空 A319
スティリアン・スピリット CRJ-200LR
オーストリアのキャリアだったが、この3年後に運航を停止しているそうです。
他の画像は全て旧塗装になりました。
出発時刻が近づいてB42ゲートに向かうが、15分かかる。手荷物検査場は、明らかに日本より厳しい。上着まで撮るよう指示される。テロ対策もあったろうが、イラク戦争反対のドイツなのに、何でなのよ…とか思った。
ANA210便。JA404A。2年前のLA往復でも乗った、スーパースタイル機でした。欧州線に回っていたのか。
B42番ゲート。4年前のフィンランドからの帰りにクラシックB747に搭乗した時のB48番もそうだったが、搭乗券を見せなければ入れないのに、中はベンチがたくさん並んでいてもトイレがない。行きたければスタッフに搭乗券を見せて、席番やセキュリティ№を控えられる事になる。なんでこんな構造になっているのだろう?
フランクフルト出発。第2ターミナルにはJALのB747の姿もありました。
非常デモのビデオが終わると、もう離陸だ。
離陸。気流が悪いのだろう、左右に揺れる。森の中を、アウトバーンがカーブを描いて行くのが見えるが、すぐに雲の中に入って、下界は見えなくなってしまいました。
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2003年 5月20日(火)
夕陽が雲の向こうに消えていく。
陽が暮れると、大都市の街明かりは島宇宙のよう。
機内サービス。ドイツ人の男性CAが乗務していました。
オツマミ。
離陸後の食事。
大スクリーンではNHKのニュースも流されていたが、大半がSARSに費やされていました。他に高松でコトデンバスとクレーン車が衝突した、とか。1$=115円19~22銭、か(現状とあまり変わらない?)。
もう夜明けだ。まだウラル山脈さえ越えていないのに、さすが初夏の北極圏。
ウラル山脈を、朝日が照らす。
ウラル山脈から5時間で、アムール河を越える。ここは、雪がない。
日本海へ抜ける。
改めて、スーパースタイル機のキャビン。
到着前の食事。定番のスタイルですかね。
新潟東港。
残念ながら、事前のアナウンスは、成田は雨と伝える。
利根川。高度は1000mを切っているのに雲低く、時々窓の外は真っ白に。眼下の道路は濡れているようだ。
成田はA滑走路、R/W16Rに着陸。
第1ターミナルは未だ大規模改修工事中で、第3サテライトは跡形もないし、第4サテライトもPBBは全部なくなっていて使われていない。そんな中並んでいるのは、今は無きNWにUAの旧塗装機、KE機。
第2ターミナルに向かうが、アナウンスの通り、ターミナルから離れたオープンスポットに到着。
タラップがついて、外に出ると心持ちヌメッとした感触がある。再び雨がパラつきだしたようだ。
ダッシュ400ならではのアッパーデッキのボリューム、たまりません…。
バスで本館に移動するが、検疫はSARS流行の影響が出ていて、「質問票」のゲートがあり、全乗客が一つの列にまとめられて通過する。サーモグラフィーによる体温測定を行っている。無論、CAクルーも例外ではない。入国審査官はマスクをしていたが、別にしていない人もいたようなので、任意みたい。
とにもかくにも入国して、京成の特急で帰る。当たり前だけれど、千葉の田舎は欧州とは全然違う。それがまた魅力でもあるのだが。
足かけ2ヶ月かかってしまったが、最終回はデンマークの鉄道の印象や、デンマークそのもののパーソナルデータを記して、完結です。
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《今日のニュースから》
15日 1000億円相当の密輸覚醒剤押収 オーストラリア
16日 マイナス金利導入 日本銀行