東武の東上線と野田線(アーバンパークライン)、西武の両社の3月26日ダイヤ改正が、昨日リリースされました。
ここでは昨年末、JRグループと同時に既にリリース済みの小田急・メトロ等も含めて、簡単にまとめてみます。
1.東武
東上線
● 平日朝方上り TJライナーを2本新設。
森林公園6時11分・8時18分発の2本。川越市は通過。池袋着の利用のみ。
ラッシュのピークを外すのは、京急〔モーニング・ウイング〕と同じ。
● 下りTJライナーを増発。
池袋発平日は18時~0時、土休日は17時~21時の間30分間隔で発車。平日最後の2本は森林公園まで、他は小川町まで運行。
整理券のチケットレスサービス購入時間を、発車5分前までに拡大。
● 副都心線直通列車の急行運転を開始。
日中毎時2本を「Fライナー」として、和光市~森林公園間を急行として運行。上下とも和光市で、池袋~川越市間準急と相互に接続。
現在の池袋~森林公園間の急行を、和光市で分割する形。元町・中華街~森林公園間の所要時間は現在の時刻表から推測して、1時間50分台前半位になると思われる。
また、土休日には副都心線直通快速急行を設定(東横線は特急・副都心線は急行)。下り朝方3本、上り夕方2本を森林公園発着で運行。
副都心線直通をFライナーに置き換えると、日中の急行通過駅は副都心線への直通がなくなる事になります。
(準急に乗って、和光市で乗り換え)
有楽町線直通は、大きな変更はない模様。
● 下りの池袋発森林公園行最終の準急を14分繰り下げ。川越市~森林公園間で繰り下げになる。
また、池袋~小川町間の最終の急行も2分繰り下げ、接続する寄居ローカル・越生線も繰り下げ。
● 上りの川越市発池袋行始発の準急を7分繰り上げ。下りの志木~小川町~寄居間も若干繰り上げ。
● 日中毎時4本の準急の内2本を川越市~森林公園間で延長。川越市で快速と相互に接続。
日中の川越市~森林公園間は、快速2本・急行Fライナー2本、急行2本、準急2本を運行。
● 通勤急行は全て準急に変更。
● 越生線は平日坂戸発6時~9時台発着を見直し。現在は10分間隔だが、12分間隔位に削減、になるのか。ローカル線とはいえ、ラッシュ時で減便?
2.アーバンパークライン(野田線)
● 大宮~春日部間で急行運転を開始。
この区間の途中停車駅は岩槻のみで、最速下り14分・上り15分で運転。
平日は大宮発9時41分~16時41分・春日部発9時01分~16時38分、土休日大宮発9時11分~20時51分・春日部発7時34分~20時45分の間、原則30分間隔で運行。大半は大宮~柏間の運行(平日・土休日とも1往復は船橋発着)。
● 急行運転開始により、普通列車を大宮~春日部間の毎時2本運転し、急行通過駅の便数を確保。
急行はこの区間、普通の追い抜きは行わない模様。
● 平日、七光台~柏間で最終電車を繰り下げ。
下りは大宮発七光台行1本を柏まで延長し、七光台から先は15分繰り下げ。上りは柏発七光台行を増発し、11分繰り下げ。
この他、平日の夕方・夜間の一部区間で増発、朝方の一部運転区間を延長。
朝ラッシュ時の柏~大宮間で、一部列車を最大4分短縮。
今回は、スカイツリーライン関係(伊勢崎線・日光線など)はリリースがありませんでした。地下鉄直通や栃木・群馬ローカル(JR接続)で修正程度はあるかも知れないが、次回の本格的な改正は来年、500系デビュー時と思われます。
2.西武
1.池袋線
● 〔むさし47号〕(池袋発22時30分)を、金曜日のみ西武秩父まで延長(列車名は変わらず)。
● 土休日の夜間、池袋~飯能間〔むさし〕を1往復増発。平日・土休日とも、池袋発16時30分~23時00分、飯能発17時05分~22時05分は完全30分間隔運転。
● 快速急行「Fライナー」は上下とも、日中の池袋方向への接続を練馬での準急に統一し、所要時間を短縮。
「Fライナー」は元町・中華街~飯能間のトータルで最速95分に短縮。
● 平日21時台、小竹向原での発車時刻の調整により、有楽町線・副都心線からの乗り継ぎ時間を最大5分短縮。
● 土休日の午前中、池袋着急行系を全て10両編成で運転。
2.新宿線
● 平日朝方、西武新宿行〔小江戸〕を1本増発。この列車は西武新宿が8時47分着。
● 土休日午前中、〔小江戸〕1往復を増発。
日中の西武新宿発〔小江戸〕は、毎時40分発に変更。
下り〔小江戸〕は、東村山は高架化工事のため5番線(上り)に発着。
なお、特急料金は7月2日に改定、全体的には値上げ。18㎞以下の短距離料金(300円)を設定し、100円刻みとなる。
池袋~所沢間360円→400円、池袋~飯能間420円→500円、池袋~西武秩父間640円→700円。
西武新宿~所沢間360円→400円、西武新宿~本川越間420円→500円。
● 平日朝ラッシュ時、本川越発通勤急行、拝島発急行の最速の所要時間を1分短縮。
● 土休日、西武新宿発9・10時台の本川越行急行を2本増発。
同時間帯に運行されている西武遊園地行急行は、特定日のみの不定期運転に変更。この時間帯の各駅停車の本数も見直し。10分間隔程度に削減されると思われる。
● 土休日の午前中、西武新宿着の急行系の一部を10両編成に増結。
● 土休日の夜間、西武新宿~所沢間で準急を増発。
3.小田急 12月18日発表済み
1.特急ロマンスカー
● 海老名・伊勢原に新規停車。
海老名:日中の〔はこね〕毎時1本・〔ホームウェイ〕2本・土休日は上り〔さがみ〕2本
伊勢原:下り朝方・上り夕方の〔さがみ〕各2本
● 本厚木行〔メトロホームウェイ〕を2本増発。
大手町発18時20分~22時20分の間、本厚木行を60分間隔で運転。
唐木田行の〔メトロホームウェイ〕は取り止め。
● 新宿発平日10時台~16時台、土休日11時台~22時台、特急ロマンスカーの発車時刻を10・30・50分に統一。
日中は10・30分が〔はこね〕、50分が〔さがみ〕〔えのしま〕〔あさぎり〕。
(平日の13時50分発はなし)
● 〔メトロはこね〕が本厚木が停車。
● 〔ホームウェイ〕は3本が小田原まで延長し、18時30分~22時00分の間30分間隔で小田原まで運行。
(他に45分発藤沢行)
藤沢行〔ホームウェイ〕2本が新百合ヶ丘に停車。
● 平日夜間、小田原発新宿行〔さがみ〕を増発。
● VSEは、シートサービスをワゴンサービス(車内販売)に変更。
〔はこね〕の停車駅が増えて、シートサービスがやりにくくなったのかも知れないが、これがVSEのウリだったはずなので、何とも残念な話。
2.通勤列車
● 千代田線直通を増発。
平日朝方:本厚木発新宿行準急を直通(綾瀬行)に変更。
日中:多摩急行を急行に変更(向ヶ丘遊園に停車するかしないかだけの違いだが)し、20分間隔に増発。
平日夕方:千代田線発本厚木行準急を毎時1本運転。
● 快速急行を増発。新宿発が約10分間隔となり、00・20・40分が小田原(新松田)行、11・31・51分が藤沢行。
藤沢発着は代々木上原で千代田線発着急行へ(から)乗り換え可、相模大野で小田原(新松田)発着の急行と相互に接続。
● 小田原(新宿)発着の快速急行・急行は全て新宿発着となり、開成~足柄間の各駅は各駅停車のみの停車。
● 区間準急は全面的に廃止になり、日中の梅ヶ丘~百合ヶ丘間の急行通過駅は各駅停車のみ10分間隔の停車。多摩線の各駅停車は線内折り返しを10分間隔で運転。
● 日中の江ノ島線急行は取り止め。
● 平日の急行の経堂停車時間帯を拡大。
これらを総合すると、新ダイヤは20分のサイクルで回る事になり、代々木上原~新百合ヶ丘間は、日中は1時間当たり特急3本・快速急行6本・急行6本(うち千代田線直通3本)・各駅停車6本に整理されます。
なお今改正より、4000形とJR常磐線E233系の相互乗り入れが始まると思われるが、ここでは記されていませんでした。一般のお客さんにはどうでもいい事だろうが、ホームで待っていて、目の前にいきなりE233系が現れたら、お客さん、戸惑うのでは?
5.東京メトロ 12月18日発表済み
● 千代田線は、小田急直通関連の他、平日6時台に綾瀬発霞ヶ関行を増発。
● 副都心線は、急行系は平日の朝夕…通勤急行・その他…急行に統一し、急行は平日も明治神宮前に停車。
● 東西線は、5時台の西船橋行を東葉高速線直通に変更。
● 半蔵門線は、平日渋谷発9時台の清澄白河行3本を押上まで延長、11時台で1往復増発。
● 日比谷線は、一部列車の時刻、行先を変更。
6.東葉高速 12月18日発表済み
● 現行の上り東葉勝田台発始発の前に八千代緑が丘始発を増発、下りも西船橋始発の前に東西線からの直通を増発→西船橋~八千代緑が丘間で初発繰り上げ。
初電の西船橋折返しを、東西線との直通化。
ここまで眺めてみた感触では、早朝・深夜時間帯の増強が目につくように思えました。東武や東葉高速は初電繰上げも目立ちます。昨年の京王もそうだが、ピークを崩すのもあるだろうが、新幹線や、早朝便が増えた航空便への対策があるのではないかと思われます。東武東上線ははっきりそう言っているし。
東急はリリースが昨日・今日と出ていません。改正がないはずはないけれどなあ。少なくとも東横線・みなとみらい線は。田園都市線も修正位はあるのでは。目黒線はなさそう。金曜日以降のリリースが待たれます。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
ドイツ・バイエルン州で列車衝突事故が起きてしまいました。異国の事ゆえ現状ではあまり多くは語れないけれど、正面衝突で死者多数、と聞くと、ちょうど25年前の信楽高原鐵道の正面衝突を思い出させます。ただ今回は両方とも100㎞/h位出ていて、ブレーキを掛ける間もなかったらしい。信楽は閉塞方式の変更が行われたのに、閉塞区間に列車がいない事を確認していなかったのが遠因になっているが、今回はどうだったのだろう?
《今日のニュースから》
9日 日本マクドナルドHD 347億円の赤字 上場以来過去最大
10日 川崎市中学生殺害事件 被告少年に懲役9~13年判決
№1480 バスグラフィックVol.26(ネコ・パブリッシング)
「バスグラフィックVol.26」が先月末発売になりました。やや遅くなったが、ここで取り上げます。
トップのニュースは立川バスの旧貸切色復刻、大崎駅西口バスターミナル、ローザ4WD、岐阜バス観光「エンペラー」。
大崎の高速バスは今の所はウィラーだけ。全便夜行で、一部は女性専用。
特集 新型路線バス大図鑑
まずはブルーリボン・ハイブリッドの試乗があり、その後に、新ブルーリボンと新エルガを導入した事業者の紹介。昨年末までに21事業者に導入されたそうで、ここでは速報も含めて18社(東武バスセントラルとイーストは一体でセントラル車、北鉄は尺違いで鉄道と北鉄金沢を別々に取り上げている)を紹介。
さすがにネコムックらしく、カラー写真がふんだんに並んで、各社毎の細かな仕様の違いが分かります。
4面図を見ると、改めてホイールベースが長くなっていると感じます。後半のモノクロページに在来モデルとの比較があって、特にリアが35㎝も短くなったので、より長さが強調されているようです(特にQ尺)。
国際興業は、飯能〔営〕以外の全営業所に導入が完了したが、3008が欠番になっているのはどうして?本当は飯能〔営〕にも入って欲しいのだが。
色つきウインドウを採用した事業者が多いので、窓の形態の違いが分かりづらい。側面の表示器は、ここに並んだ中では中扉戸袋前、中扉戸袋部分、中扉戸袋後に集中して、前扉後という事業者はない(この後速報されている関東バスは前扉後)。フルカラーLEDは新潟交通のみ(西武バスも新エルガは3色)。
エルガとブルーリボンはまた完全に同型になったから、小さくてもいいから社名の表記が欲しい。今号に並べられた中では、京成バスと近鉄バスが両方同時に導入、京成は表記がなくて社番でも区別できないから、今の所は所属営業所の走行路線で判別するしかない。今後転属が発生して両方同時に同じ路線、となったら困るなあ。近鉄はブルーリボンに「HINO」の表記があるが…。
(この後東武バスも両方入ったらしいが、東武はいすゞ…2000番台、日野…5000番台だからそこで区別可能)
ここまで主要バス趣味誌4誌を横断して眺めた限り、やはり北海道と九州がまだ未導入。公営バスもまだみたいです。
京王の特別デザインバスと復刻塗装車
高尾山特別デザインバスは〔山01〕〔山03〕で運用されている、との事だが、土休日は時刻表から推察して、小仏→〔山03〕→高尾山口駅→〔山02〕→高尾駅北口のパターンで運行されていると考えられます。
(〔山03〕は小仏発の片道のみ。高尾山口駅北口→小仏は回送?)
このカラーは四半世紀前の新CI導入前まで走っていたから、まだなじみがある人は少なくないはず。数種類ある旧塗装復刻車の中でも、一番落ち着いて見えるかも。京王バス東・永福町〔営〕にも入った事は記されていませんでした(画像のD21513)。
旧塗装復刻車に限らず、京王のバスは、非公式側には実際の社名は記しません。
京王バスの旧塗装復刻車は、次号で紹介という高速バス旧々塗装・貸切バス旧々塗装を含めて全て路線車だが、高速車ではやらないのだろうか?高速バス旧塗装(黒+白に赤がくさび状に入る)が残っているのだが。
東京モーターショー2015 レポート
ここでもページを多く割かれているが、バスの展示で一番注目されるのは、日野の燃料電池バスでしょう。車両そのものもさる事ながら、自動改札が設けられたプラットホームが注目。BRTを意識しているのではないでしょうか。都営バスが今後の導入の主力に据えているようで、遅くとも五輪前には、都営バスカラーの車両が姿を見せるのではないかと、期待されます。
神奈中 双頭の新7E
神奈中バスは三菱ふそうの販売会社を系列に持っているの8割位は三菱ふそう車、無論他メーカーの導入も一定数はあるが、富士ボディはやはりそんなに多くはなかった印象があります。
横浜駅西口で割と見られる可能性があるのは、奇跡的かも知れない。中山〔操〕(→横浜神奈交バス中山〔営〕)発足による大和〔営〕からの移籍と、横浜駅西口発着の市営バス路線の移管があった事があります。ただ、いずれもせいぜい、今年一杯位では?所属からすると、茅ヶ崎駅や二宮駅近辺で見られる可能性が高い気がします。
モノクロ モダンバスライフ
ちょうど私も、本体の臨港バスのアーカイヴで取り上げている位の時期の車両になります。
だから車両そのものもさる事ながら、方向幕の地名が興味深い。「浮島町(日本カーフェリー前)」は、アクアラインが開通して高速バスが走り出す前まであった行先で、浮島町からは木更津の他、宮崎へ行く航路もありました。「いすゞ自動車」は今の殿町。
「駅-競輪場」と手抜き?の表記は、川崎駅~川崎競輪場と、鶴見駅西口~花月園競輪場(2010(H22)年3月終了)を共用していたから。現在でも鶴見〔営〕の車両の川崎競輪輸送の運用があります。撮影場所も、鶴見駅西口は№741で書いたように、最近上部が自転車駐輪場用の人工地盤が覆われるようになって、こういう写真はもう撮れません。その点でも見もの。
日本バスめぐり
仙台市営バス。車両的にはモノコックからスケルトンに移行する頃。ほとんどが仙台駅前やその近辺での撮影と思われるが、ここでも行先表示が興味深い所で、作並温泉へ行く急行便があったのか。
(作並へ行く路線自体は現在もある)
MP117Mで既に行先表示が前面・側面が大型化されているのが目につきました。関東でさえ大型化が始まったのは、「ブル」に移行してしばらく経ってからなので。
それにしてもこのテキストを書いた人、過去の他の事業者でもそうだが、とても詳しくて驚かされます。まるでその事業者の関係者であるかのよう。
この他に「しずてつジャストラインの復刻塗装」「おもしろバス路線漫遊記(遠州鉄道)」「こんなバス知ってる?SPECIAL」「懐かしの松本車体」「ボンネットバス温故知新」等。
しずてつの旧塗装の内、小鹿〔営〕(赤系)にだけJR東海のマーク(構内乗り入れ認可)があるのはなぜだろう。
巻末に新ブルーリボン&エルガが並んだ折り畳みカレンダー。旧ブルーリボンシティと並んだ京成バス、旧塗装と並んだ伊予鉄、新ブルーリボンと新エルガを並べた近鉄バス、日デ5Eボディと並ぶ下津井電鉄など、なかなかマニアックな所も。奈良交通は、さすがに新宮特急とは並べられないか。
次号は、そろそろブルーリボン・ハイブリッドの市販車第1号が見たいと思います。どこだろう。次も期待します。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
7日 第50回スーパーボウル デンバー・ブロンコス17年振り3度目優勝
8日 トヨタ自動車 国内工場の車組み立て 全て取りやめ
北朝鮮の「ミサイル」発射が終わって、航空便は全て通常運航復帰に戻るようです。非難轟轟ではあるが、どんな制裁も何の効果もない事が問題なのは、この数十年の動きを見ても明らか、この点が議論されないと、何をやってもムダだと思います。核実験の時にも書いたが、内部からの革命でも起こらない限り、この国は変わらない気がします。でも、そんなエネルギーがあるのかどうか。
トップのニュースは立川バスの旧貸切色復刻、大崎駅西口バスターミナル、ローザ4WD、岐阜バス観光「エンペラー」。
大崎の高速バスは今の所はウィラーだけ。全便夜行で、一部は女性専用。
特集 新型路線バス大図鑑
まずはブルーリボン・ハイブリッドの試乗があり、その後に、新ブルーリボンと新エルガを導入した事業者の紹介。昨年末までに21事業者に導入されたそうで、ここでは速報も含めて18社(東武バスセントラルとイーストは一体でセントラル車、北鉄は尺違いで鉄道と北鉄金沢を別々に取り上げている)を紹介。
さすがにネコムックらしく、カラー写真がふんだんに並んで、各社毎の細かな仕様の違いが分かります。
4面図を見ると、改めてホイールベースが長くなっていると感じます。後半のモノクロページに在来モデルとの比較があって、特にリアが35㎝も短くなったので、より長さが強調されているようです(特にQ尺)。
国際興業は、飯能〔営〕以外の全営業所に導入が完了したが、3008が欠番になっているのはどうして?本当は飯能〔営〕にも入って欲しいのだが。
色つきウインドウを採用した事業者が多いので、窓の形態の違いが分かりづらい。側面の表示器は、ここに並んだ中では中扉戸袋前、中扉戸袋部分、中扉戸袋後に集中して、前扉後という事業者はない(この後速報されている関東バスは前扉後)。フルカラーLEDは新潟交通のみ(西武バスも新エルガは3色)。
エルガとブルーリボンはまた完全に同型になったから、小さくてもいいから社名の表記が欲しい。今号に並べられた中では、京成バスと近鉄バスが両方同時に導入、京成は表記がなくて社番でも区別できないから、今の所は所属営業所の走行路線で判別するしかない。今後転属が発生して両方同時に同じ路線、となったら困るなあ。近鉄はブルーリボンに「HINO」の表記があるが…。
(この後東武バスも両方入ったらしいが、東武はいすゞ…2000番台、日野…5000番台だからそこで区別可能)
ここまで主要バス趣味誌4誌を横断して眺めた限り、やはり北海道と九州がまだ未導入。公営バスもまだみたいです。
京王の特別デザインバスと復刻塗装車
高尾山特別デザインバスは〔山01〕〔山03〕で運用されている、との事だが、土休日は時刻表から推察して、小仏→〔山03〕→高尾山口駅→〔山02〕→高尾駅北口のパターンで運行されていると考えられます。
(〔山03〕は小仏発の片道のみ。高尾山口駅北口→小仏は回送?)
このカラーは四半世紀前の新CI導入前まで走っていたから、まだなじみがある人は少なくないはず。数種類ある旧塗装復刻車の中でも、一番落ち着いて見えるかも。京王バス東・永福町〔営〕にも入った事は記されていませんでした(画像のD21513)。
旧塗装復刻車に限らず、京王のバスは、非公式側には実際の社名は記しません。
京王バスの旧塗装復刻車は、次号で紹介という高速バス旧々塗装・貸切バス旧々塗装を含めて全て路線車だが、高速車ではやらないのだろうか?高速バス旧塗装(黒+白に赤がくさび状に入る)が残っているのだが。
東京モーターショー2015 レポート
ここでもページを多く割かれているが、バスの展示で一番注目されるのは、日野の燃料電池バスでしょう。車両そのものもさる事ながら、自動改札が設けられたプラットホームが注目。BRTを意識しているのではないでしょうか。都営バスが今後の導入の主力に据えているようで、遅くとも五輪前には、都営バスカラーの車両が姿を見せるのではないかと、期待されます。
神奈中 双頭の新7E
神奈中バスは三菱ふそうの販売会社を系列に持っているの8割位は三菱ふそう車、無論他メーカーの導入も一定数はあるが、富士ボディはやはりそんなに多くはなかった印象があります。
横浜駅西口で割と見られる可能性があるのは、奇跡的かも知れない。中山〔操〕(→横浜神奈交バス中山〔営〕)発足による大和〔営〕からの移籍と、横浜駅西口発着の市営バス路線の移管があった事があります。ただ、いずれもせいぜい、今年一杯位では?所属からすると、茅ヶ崎駅や二宮駅近辺で見られる可能性が高い気がします。
モノクロ モダンバスライフ
ちょうど私も、本体の臨港バスのアーカイヴで取り上げている位の時期の車両になります。
だから車両そのものもさる事ながら、方向幕の地名が興味深い。「浮島町(日本カーフェリー前)」は、アクアラインが開通して高速バスが走り出す前まであった行先で、浮島町からは木更津の他、宮崎へ行く航路もありました。「いすゞ自動車」は今の殿町。
「駅-競輪場」と手抜き?の表記は、川崎駅~川崎競輪場と、鶴見駅西口~花月園競輪場(2010(H22)年3月終了)を共用していたから。現在でも鶴見〔営〕の車両の川崎競輪輸送の運用があります。撮影場所も、鶴見駅西口は№741で書いたように、最近上部が自転車駐輪場用の人工地盤が覆われるようになって、こういう写真はもう撮れません。その点でも見もの。
日本バスめぐり
仙台市営バス。車両的にはモノコックからスケルトンに移行する頃。ほとんどが仙台駅前やその近辺での撮影と思われるが、ここでも行先表示が興味深い所で、作並温泉へ行く急行便があったのか。
(作並へ行く路線自体は現在もある)
MP117Mで既に行先表示が前面・側面が大型化されているのが目につきました。関東でさえ大型化が始まったのは、「ブル」に移行してしばらく経ってからなので。
それにしてもこのテキストを書いた人、過去の他の事業者でもそうだが、とても詳しくて驚かされます。まるでその事業者の関係者であるかのよう。
この他に「しずてつジャストラインの復刻塗装」「おもしろバス路線漫遊記(遠州鉄道)」「こんなバス知ってる?SPECIAL」「懐かしの松本車体」「ボンネットバス温故知新」等。
しずてつの旧塗装の内、小鹿〔営〕(赤系)にだけJR東海のマーク(構内乗り入れ認可)があるのはなぜだろう。
巻末に新ブルーリボン&エルガが並んだ折り畳みカレンダー。旧ブルーリボンシティと並んだ京成バス、旧塗装と並んだ伊予鉄、新ブルーリボンと新エルガを並べた近鉄バス、日デ5Eボディと並ぶ下津井電鉄など、なかなかマニアックな所も。奈良交通は、さすがに新宮特急とは並べられないか。
次号は、そろそろブルーリボン・ハイブリッドの市販車第1号が見たいと思います。どこだろう。次も期待します。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
7日 第50回スーパーボウル デンバー・ブロンコス17年振り3度目優勝
8日 トヨタ自動車 国内工場の車組み立て 全て取りやめ
北朝鮮の「ミサイル」発射が終わって、航空便は全て通常運航復帰に戻るようです。非難轟轟ではあるが、どんな制裁も何の効果もない事が問題なのは、この数十年の動きを見ても明らか、この点が議論されないと、何をやってもムダだと思います。核実験の時にも書いたが、内部からの革命でも起こらない限り、この国は変わらない気がします。でも、そんなエネルギーがあるのかどうか。
№1479 変わりゆく成田へ、今年もGO!<後>
ウインタースケジュールの成田撮影では、A滑走路の南側、R/W34Lの脇の車道の歩道を定番の撮影地にしています。
この付近も、環境は日々急激に変わりつつあります。そんな中、昼前から夕方にかけて、旅客機の撮影に費やしました。
昨年来た時に造られていた、R/W34Lの脇にヘリコプター発着場。今回訪れると、さらにヘリコプターの格納庫の新設工事が進められていました。
タイ国際航空 B747-400
成田空港でB747旅客型を見る、撮る機会はいよいよ少なくなってきました。そんな中、去年はA380-800だったTGの昼便は、今年はB747-400で運航されています。
ルフトハンザ・ドイツ航空 A340-300
ゴー・アラウンドして到着したLH便の折返し。フランクフルト行だが、今の時期は週3便、しかもA340-300とは。
スイス・インターナショナル A340-300
「SWISS」の文字が大きくなりました。LXにはこの直後、後継機としてB777-300ERが納入されたそうです。時期は未定だが、いずれは成田でも見られるでしょう。A340も、成田では見られなくなりつつあります。
アリタリア・イタリア航空 B777-200ER
新カラーが来ました。
エア・インディア B787-8
チェジュ航空 B737-800
イースター航空 B737-800
成田~ソウル(仁川)線はサマースケジュールより、ティーウェイ航空の就航が発表になっています。相変わらずLCCの激戦区、という感じ。
エティハド航空 A340-600
600型が来ました。旧カラー。
エバー航空 A330-300
成田路線の「ハローキティジェット」は、昨年12月に終了、一般カラーの300型が就航しています。
日本航空 B787-9
JALのB787-9も初めて撮りました。フランクフルト行だと思う。
厦門航空 B737-800
昨年8月より就航。明るい時間の発着がうれしい。
道路から降りた、農地の中の細道から見た所。
お気づきと思うが、これまで1本だけ立っていた樹木がなくなっています。後で触れるが、新公園建設のためでしょう。
「旅客機」ではない、私には謎だったB737-700。調べてみたら、「南山公務」という、中国のビズジェットの会社らしい。良く解らんが。
トランスアジア航空 A330-300
このウインタースケジュールから大型化されました。待望の新カラー機です。
ピーチ A320-200
内藤ルネ・スペシャルラッピング機。
アシアナ航空 B747-400M
LOTポーランド航空 B787-8
今日最大の目的は、14日に就航したばかりのこの機体でした。着陸はB滑走路だったが、離陸はA滑走路から。約3時間遅れ。ともかく撮れて良かったです。
アリタリア・イタリア航空 B777-200ER
改めて、離陸する(多分ミラノ行)AZの新カラー機。
デルタ航空 B747-400
DLのジャンボ機は2017(H29)年、来年までという話が聞こえてきます。
ニュージーランド航空 B787-9
NZのB787-9も、改めてもう一度。
ユナイテッド航空 B747-400
UAのジャンボ機は、いつまで飛ぶ事になるのでしょうか。B滑走路にアプローチする、AAのB777-200ERも見られます。
海南航空 B737-800
ピント合わせでヘマって、この程度しか撮れませんでした。次こそリベンジだ。
チャイナ・エアライン B747-400
今回この場所で見かけたジャンボ機は、少なくとも私が見た限りでは、TG・OZ・DL・UA・CI、この5社だけでした。
ANA B737-500
日本では案外最後まで残る、B737第2世代機ではないですか?MRJ導入がさらに遅れる事になったので。導入されれば、成田ではMRJが見られるかもしれません。海外の旅客へのアピールになるので、早期の就航が期待されるのだが。
厦門航空 B737-800
厦門航空も今一度。中国のキャリアの就航も急増しています。
香港エクスプレス A320-200
暮れに就航しました。小型単通路機は300㎜でも遠く、画像はかなりトリミングしている事をお断りしておきます。
TGの夕方便はA380。今の季節で明るい時期に見られるA380は、TGのみになりました。
(SQは暗くなってからの到着)。
ANA DHC-8-Q400
成田最大の機体A380の後に、成田最少の機体DHC-8。
旅客機に関してはこんな所でしょうか。
B747ジャンボ機はいよいよ希少価値となり、といってA380も(特に冬場は)ほとんど見られません。成田に関しては主役はB777-300ERに取って代わられた上、B787も急速に増えてきました。今後はJALやNZの如く、-9型も増えて来るでしょう。後はA350を日常的に見られるようになるのは、いつになるか。2019(H31)年のJAL就航よりも前に、レギュラーで就航させるキャリアはあるでしょうか。
JRバス関東・多古線は、三里塚発着便が航空科学博物館まで延伸した事で、撮影場所でも頻繁に見るようになりました。ただし、大半の便はお客さんがいない。博物館の近辺は民家がほとんどないようなので、仕方がないか。
多古線は同時にSuicaが導入され、全国相互利用ICカードで乗れるようになりました。ただしIC運賃と、「バス特」はなし。一日乗車券があるそうです。
ラディソンホテルの送迎バスも頻繁に通過するが、去年はあったデルタのラッピングはなくなっていました。
この撮影場所のすぐそば(航空科学博物館から来ると撮影場所の手前)では、芝山町によって新しい公園が建設中でした。
「ひこうきの丘」と呼ばれるようです。3月オープンとか。具体的にどのような設備ができるかまではまでは解らないが、トイレと飲料の自動販売機位は造られると思います。公園そのものもさる事ながら、現在の撮影場所でも、環境はかなり良くなると期待できます。
ただし、バス停は作られない模様。航空科学博物館からだと、徒歩10分強位です。
今回、帰りは東京駅までJRの高速バスを利用してみます。航空科学博物館16時04分発は、左側に駐車していたJRバス関東のセレガ。
パーク&ライドの駐車場が整備されているが、1台も駐車がありませんでした。まだ知名度不足?
東京駅までは通常1,680円だが、この路線はSuicaが導入され、3月いっぱいまではICは1,600円の割引運賃。この車両はスマホなど向けの充電用コンセント(100V)が各席に設けられています。
博物館からの乗客は私一人だけ。ただ、この先住宅入口・三里塚公園・ラディソンホテル・富里スクエア・富里バスターミナルと停車して行くが、そのたびに1人ずつ乗車がありました。ひょっとしたら私一人だけの回送状態で東京に向かうのか?とも思っていたので、一安心?
三里塚のJRバスの旧折返所は、バスから見た限りでは、バスの駐車がなくなっただけで、バス停はそのまま敷地内で使われているようでした。待ち合わせの場所(旧駅舎?)も引き続き使用されている模様。
(高速バスは、ここには入らない)
今回は博物館から乗ったが、撮影場所や「ひこうきの丘」へ行くなら、住宅入口バス停を利用できます。東京方向から降りたら、進行方向へ真直ぐ。途中右手に、成田市の「さくらの丘」公園もあります。
三里塚付近や富里市内は、やけに車が多くて走りづらく、富里ICから東関道に入るとスイスイ。正面に夕陽。
前にも書いたが、他のお客さんは高速道路に入ってもシートベルトをしない。アナウンスに加えて、ドライバーによる肉声のお願いもあったのだが。軽井沢の事故の直後なのに、乗客の意識って、こんなもの…?
京葉線と並走するようになると日は完全に暮れて、富士山がシルエットとなって姿を現しました。
東京駅が近づくとビルの明かりがまぶしく、目がくらむよう。下りはかなり渋滞が酷いようだったが、こちらは10分程早く、東京駅日本橋口に着きました。
こんな感じで、今回の成田撮影行は終わりました。北側の「さくらの山」が典型的だが、南側も設備やアクセスなどがこのわずか数年で急速に改善されつつあります。「ひこうきの丘」には広い駐車場も整備されるが、我々としては、是非バスを中心とした公共交通を積極的に利用したいものです。特に東京駅からの高速バスは、使える足だと感じました。
あとはB滑走路、34R使用時でも旅客機が撮れる状況になればいいのだけれど。天神峰にも公園が造られたらいいなあとは思うが、過激派がわずかながらでも残る現状では、まだ難しいかなあ…。
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《今日のニュースから》
5日 桜島昭和火口 爆発的噴火 警戒レベル3に引き上げ
6日 台湾南部 M6.4の地震 台南市で死者11人
タイでJR貨物の中古のコンテナの試験運用が始まり、昨日式典が行われたとの事。新幹線ばかり目が行ってしまうが、通勤鉄道もそうだが、在来線の改善で貢献ができれば、日本の鉄道の地位がより上がるのではないでしょうか。