№1484 思い出の海外旅行クロニクル 21.2003年デンマーク 6

 長い旅になったが、帰国の途に就きます。SKとANAを、フランクフルトで乗り継いで帰ります。

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2003年 5月19日(月)

 前の年は到着に降り立ったガーデモエン空港から、今回は帰国で立ちます。
 出発は午後なので、オスロ市内を軽く回ってみました。

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 王宮。手前にカール・ヨハンの像。

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 オスロ中央駅。

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 中央駅ホームに並ぶ高速列車。左は昨年乗ったアジェンダ、右はシグナチュール、中央はスウェーデンのLINXです。
 空港までフライトークを利用しても良いが、スカンレイルパスが1日分残っているので、在来線で空港へ向かう事とします(フライトークでは利用できない)。これだけで1日分使うのはもったいないのではあるが。

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 ガーデモエン空港のターミナル。

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 カウンターがある出発階。

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 ターミナル内のコンコース。木目調で新しくてモダン。ただ、意外に掃除が行き届いていない印象がありました。

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 フランクフルト行SK2639便(LH6281便名で搭乗する)が出発する、42番ゲート。

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 席番は31Fが指定されているが、ここは窓際…ではあるが、MD-81のエンジンカウルの真横で、かろうじて前の方が見える、という位置。
 実演の非常デモ。酸素マスクの部分。

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 窓の外はこんな感じ。外は一時ザンザ降りだったのが、一転して青空が広がる、5月の北欧らしい?不安定な空模様。思えばノルウェーの4日間…デンマークもか…、ずっとこんな感じの空模様が繰り返された気がする。

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 離陸。鉄道を乗り越すと、すぐに森と畑の連続。

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 キャビン。カーテンより前方はビジネスクラス。

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 機内食はこの便もボックスミールだが、もう少しキチンとしていて、チキンとパスタにスナックが付いています。

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 海上を飛んでいます。カテガット海峡上空、でしょうか?でもデンマーク上空も雲が多いので、どのあたりかははっきりは解らない。

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 そんなこんなで飛行時間2時間ちょうど、フランクフルトに着陸。

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 第2ターミナルの前(SKは本来は第1ターミナル)の前のオープンスポットV111に到着し、ターミナルまでバス。リアのタラップから降りる。
 このタイプのタラップは、B727などはなくなり、DC-9シリーズもほとんどなくなったから、ここから降りる機会、今では皆無に近いのでは?

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 フランクフルトにはアメリカ空軍の基地が併設されています。軍用は興味はないが、参考までに1枚。
 フランクフルトの空模様も不安定だが、ANA便出発まで4時間以上あるので、第1ターミナルの展望デッキから飛行機を見物して過ごします。

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 ANA便はこの直後に着きました。OZ、TGと、アジアのスターアライアンスのB747がそろい踏み。
(OZはコンビ)

 ほんのわずかだが陽も差しました。旅客機を数枚撮影。

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サン・エクスプレス B737-800
 トルコのキャリア。

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エア・マルタ B737-500

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イベリア航空 A320-200

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TAPポルトガル航空 A319

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スティリアン・スピリット CRJ-200LR
 オーストリアのキャリアだったが、この3年後に運航を停止しているそうです。
 他の画像は全て旧塗装になりました。
 出発時刻が近づいてB42ゲートに向かうが、15分かかる。手荷物検査場は、明らかに日本より厳しい。上着まで撮るよう指示される。テロ対策もあったろうが、イラク戦争反対のドイツなのに、何でなのよ…とか思った。

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 ANA210便。JA404A。2年前のLA往復でも乗った、スーパースタイル機でした。欧州線に回っていたのか。

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 B42番ゲート。4年前のフィンランドからの帰りにクラシックB747に搭乗した時のB48番もそうだったが、搭乗券を見せなければ入れないのに、中はベンチがたくさん並んでいてもトイレがない。行きたければスタッフに搭乗券を見せて、席番やセキュリティ№を控えられる事になる。なんでこんな構造になっているのだろう?

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 フランクフルト出発。第2ターミナルにはJALのB747の姿もありました。
 非常デモのビデオが終わると、もう離陸だ。

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 離陸。気流が悪いのだろう、左右に揺れる。森の中を、アウトバーンがカーブを描いて行くのが見えるが、すぐに雲の中に入って、下界は見えなくなってしまいました。

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2003年 5月20日(火)


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 夕陽が雲の向こうに消えていく。

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 陽が暮れると、大都市の街明かりは島宇宙のよう。

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 機内サービス。ドイツ人の男性CAが乗務していました。

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 オツマミ。

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 離陸後の食事。
 大スクリーンではNHKのニュースも流されていたが、大半がSARSに費やされていました。他に高松でコトデンバスとクレーン車が衝突した、とか。1$=115円19~22銭、か(現状とあまり変わらない?)。

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 もう夜明けだ。まだウラル山脈さえ越えていないのに、さすが初夏の北極圏。

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 ウラル山脈を、朝日が照らす。

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 ウラル山脈から5時間で、アムール河を越える。ここは、雪がない。

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 日本海へ抜ける。

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 改めて、スーパースタイル機のキャビン。

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 到着前の食事。定番のスタイルですかね。

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 新潟東港。
 残念ながら、事前のアナウンスは、成田は雨と伝える。

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 利根川。高度は1000mを切っているのに雲低く、時々窓の外は真っ白に。眼下の道路は濡れているようだ。
 成田はA滑走路、R/W16Rに着陸。

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 第1ターミナルは未だ大規模改修工事中で、第3サテライトは跡形もないし、第4サテライトもPBBは全部なくなっていて使われていない。そんな中並んでいるのは、今は無きNWにUAの旧塗装機、KE機。
 第2ターミナルに向かうが、アナウンスの通り、ターミナルから離れたオープンスポットに到着。

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 タラップがついて、外に出ると心持ちヌメッとした感触がある。再び雨がパラつきだしたようだ。
 ダッシュ400ならではのアッパーデッキのボリューム、たまりません…。

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 バスで本館に移動するが、検疫はSARS流行の影響が出ていて、「質問票」のゲートがあり、全乗客が一つの列にまとめられて通過する。サーモグラフィーによる体温測定を行っている。無論、CAクルーも例外ではない。入国審査官はマスクをしていたが、別にしていない人もいたようなので、任意みたい。

 とにもかくにも入国して、京成の特急で帰る。当たり前だけれど、千葉の田舎は欧州とは全然違う。それがまた魅力でもあるのだが。

 足かけ2ヶ月かかってしまったが、最終回はデンマークの鉄道の印象や、デンマークそのもののパーソナルデータを記して、完結です。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
15日 1000億円相当の密輸覚醒剤押収 オーストラリア
16日 マイナス金利導入 日本銀行

№1483 思い出の海外旅行クロニクル 21.2003年デンマーク 5

 タイトルとは違ってしまうが、今回の旅の第2部、ノルウェーの旅が続きます。前年にも来たばかりだったが、あの時は自らのチョンボで置き引きにあってしまって、せっかくの旅の記録を収めたフィルムを失ってしまいました。無論、その時と全く同じ旅を繰り返すなんてできない事は解りきっているけれど、それでもやはり、はっきりした記録(私の場合、9割方は写真)を残しておきたかったのです。もう一度行かないと、何か心残りな気がして。

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2003年 5月17日(土)

 ノルウェーは憲法記念日の祝日。昨年と全く同じ日に、ソグネフィヨルドを目指します。行程も全く同じ。
 トロンヘイムから着いた夜行からそのまま乗り換え。昨年と同じ、シグナチュールです。昨年はご覧いただけませんでした。4連1ユニットだが、ベルゲン行61列車はこれを2ユニット繋いだ8連。

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 その車内で、この車両は「シグナチュールプラス」。シートが革張り。

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 バー車。半室で広くはないが、温かみがあるデザイン。ただ、案外ヒマそう?

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 クレーデレン湖の畔に出ると、白い山々が見えてくる。どんどん高度を上げて行きます。

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 大分前にもご覧頂いた、オーレ駅。

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 高度が上がって行って、雪の量も多くなってきた。頭上の雲が少しづつこちらに近づいてきて、かなり高く来ている事を実感させる。

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 ヤイロ駅。リュックに国旗を掲げたスキーヤーがゾロゾロ下車。そういえば去年もこんな感じでした。

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 フィンセ駅は標高1,222m。山小屋のような駅舎。スキーヤーがどっと下車。風が冷たい。
 ここを出ると、全長10.3㎞のフィンセトンネルを抜ける。
 ミュルダールで下車し、フラム鉄道に乗り換え。

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 ミュルダール~フラム間の支線は、現在は別の鉄道になりました。車両はNSBの色違い。

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 フラム鉄道は、スカンレイルパスでそのままでは乗れなくなりました。30%割引で90NOK(≒1600円)。

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 ここも山小屋のようなミュルダール駅。

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 駅員が見送る。民族衣装の人が、祝日を感じさせてくれました。

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 ショース滝の駅、といっても木製のホームがあるだけだが、見物のためしばし停車。
 沿線はここに限らず、あちらこちらに滝が見られる。いかに水資源が豊富という事か。

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 谷道をグングン下って行きます。トンネルを一つ抜けると、ミュルダールを見る事が出来ました。

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 いくつかある駅から、ベレクバム駅。待合室だけの無人駅だが、その待合室にも国旗が掲げられていました。

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 フラムが近づくと雪もなくなり、穏やかな集落が谷間に広がります。いやあ、きれいだなあ。

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 フラム駅。フィヨルド(=海)沿岸の駅だから標高は0mに近く、ミュルダールからわずか20㎞強なのに、866mも下ってきた事になります。

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 ソグネフィヨルドのフラムとグドヴァンゲンを結ぶフェリー。
 フラムからヴォスまで、フェリーとバスの通しの乗車券を購入できます。256NOK(≒4,550円)。

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 アラウンドの集落。

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 フェリーのデッキ。去年と違って日本の団体がいないからか、日本語のアナウンスはない。

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 沿岸の集落の足でもあるので、いくつかの小規模な船着き場を経由して行きます。

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 グドヴァンゲンが近づいてきました。フラムから2時間。

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 グドヴァンゲンからヴォスへ向かう、NSBのバス。去年は2台だったが、この日は1台でした。ドライバーが民族衣装だった。ヴォスまで45㎞。

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 去年同様、スタルヘイムのホテルに寄り道して行きます。ホテル所有の展望台。昼間に一般に解放されます。ホテルの中も民族衣装の人が多くて、華やか。北欧の祝日らしいなあと感じました。

 この日も昨年同様、ヴォスのYHに宿泊します。宿泊代245NOK(≒4,330円)。ノルウェーに限らずデンマークもそうだったが、北欧のYHは全体的に高め。シーツを借りると特に。

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2003年 5月18日(日)
 ベルゲンへ行く列車は11時前になるので、少々朝寝坊。外は風が冷たい。これが本来の北欧の、今頃の天候か、と感じました。

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 改めて、ヴォスのYH。いい環境です。

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 ヴォス駅。この駅の標高は57m。日曜日だが、キオスクなどは開いていました。
 9時58分にミュルダールへ向かう列車は、フラム鉄道の緑色の編成でした。日本人の団体が乗り込んでいく。

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 10時30分頃になって、端の方に止まっていた電車が入換えで入線してきました。オスロ近郊で走る旧型車と同タイプ。発車時刻が近づくと、車で送られてきた乗客がパラパラ乗り込んでくる。50分の定刻に出発し、ベルゲンまで1時間15分。

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 3時間ちょっとと短いが、ベルゲンの街を歩きます。大聖堂。

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 ヴォーゲン湾に面した、世界遺産のブリッゲン。

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 港に係留されている、帆船。

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 この日は天候が悪くて、雨模様になってしまいました。晴れだったらこんな感じだろう、という事で、絵葉書。
 この後ベルゲンではLRTも開通しているという事で、いつかまた、今度は時間をたっぷり取って訪れたいと思っています。

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 ベルゲン駅。前の年も、また1993(H5)年10月28日にも訪れているが、明るい時間の駅をご覧頂けるのは初めて。時計の上にNSBのマークがある以外は10年前と変わっていません。重厚ないい駅舎です。

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 駅の入口。カラフルで可愛らしいイラスト。

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 駅のコンコース。カフェで、ケーキとコーヒーで一息。でも61NOK(≒1,080円)もする。北欧は全体的に物価が高いなあ。

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 ホーム。列車の発車30分位前まではホームの入口にロープが張られて立ち入れない。15時58分発オスロ行シグナチュール64列車の発車時刻が近づくと、ロープが解かれて乗客がゾロゾロ乗り込んでいく。皆大荷物だ。

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 オスロ行64列車。この列車も2ユニット併結の8連。何故か先頭車は連結器を出しています。

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 高度を上げつつヴォス、ミュルダールと過ぎると雪原。寒々とした車窓。これも、この路線の魅力でありましょう。

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 再びフィンセ。今度はスキーヤーがどっと乗り込んでくる。皆国旗は差していない。やはり国旗を掲げるのは、個人でも5月17日限り、なのか。外はみぞれ交じり。
 改めて、主な中間駅の標高を記しておきます。アルナ8m、ヴォス57m、ミュルダール866.8m、フィンセ1,222m、ウスタオーセ996m、ヤイロ794m、オーレ436m、ゴール207m、ヘーネフォス96m、アスケー104m、リサーカー13m。

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 カフェで夕食。ラザーニャとコーラ。ピンボケ気味なのはご勘弁。

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 オスロに戻ってきました。まだぼんやりと明るいが、もう22時30分。
 ホテルに入ったのが遅くなって、シャワーは明日。早めに寝るが、その前に部屋のTVをつけると、CNNニュースはSARS(新型肺炎)の感染者が7700人、死者が620人と報道していました。中国の広東省を中心に、SARSの被害が深刻なまでに拡大していた頃でした。

 以上、去年もこんな感じで乗って、見た来たんですよ、みたいなものを感じて頂ければ幸いです。
 明日は帰国の途に就きます。空港からの航空便の出発が午後なので、少しぐらい寝坊しても大丈夫でしょう。

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《今日のニュースから》
13日 ユース五輪スピードスケート 榊原一輝選手 日本第1号の銀メダル獲得
14日 JR三江線廃止問題 実務者会議 島根県美郷町で初開催

№1482 思い出の海外旅行クロニクル 21.2003年デンマーク 4

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 1ヶ月近く間を空けてしまったが、2003(H15)年5月のデンマーク旅行のクロニクル、再開します。
 この旅では、その前の年にチョンボで台無しにしてしまった、2002(H14)年のノルウェーの旅をやり直して、はっきりした記録を残しておく事も目的としていました。
 前回はオーフスまで夜行で往復して宿代をケチろう、とした所まで書きました。今回はデンマークの路線をもう少し乗った後、ストア海峡を渡ってデンマークとお別れ、スウェーデン経由でオスロに向かいます。
 翌日からノルウェーの旅が始まり、まずはハーマルの鉄道博物館を訪ねる、つもりだったのですが…。

2003年 5月15日(木)

 コペンハーゲン中央駅からの夜行をオーフス中央で降り、とんぼ返りの夜行に乗って、ロスキレで下車。カルンボアに移動するローカル列車は、IC3だった。カルンボアから来た時は2ユニット、折返しは3ユニット増結して5ユニットになりました。IC3って、結構ローカル運用が多い。

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 カルンボア駅。頭端駅。シェラン島北東部の港町です。
 カルンボアからユスターポートまで、ダブルデッカーの新型車両に乗りたかったから1本見送って乗る。

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 その2階の車内。

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 1階の車内。1階も2階も上下を大きく取れるのが、日本から見てうらやましい。座席にはボックス毎にコンセントが設けられていたのが、当時としては珍しい。

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 1両目には多目的用途に対応するフリースペースが設けられています。

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 2両目には自動販売機が設けられています。コーヒー6DKK(≒110円)。

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 農村地帯。
 車内は静か。特に1階にはガラスの仕切りがあるので、2階より静かに感じられる。そのためもあるのか、2階より1階の方が、旅客には好まれているようでした。

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 どこの駅だったっけ?アメリカンスタイルのクラシックDL。

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 コペンハーゲンから、またロスキレに戻ってきました。ロスキレ駅。

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 IC4。IC3の電車版、のいでたちだが、こちらは普通の4車体のボギー車。IC4も、案外ローカル輸送に使われていました。

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 その車内。IC3と違って集団見合い型の座席配置で、シートピッチが少し狭いかも。

 コペンハーゲンに戻ってきました。夜行も交えてあちらこちらウロウロフラフラ歩き回ったデンマークも、ここでお別れとなります。これから、スウェーデンを経由して、ノルウェーのオスロに向かう事になります。

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 エーテボリ行は先に乗った新型近郊電車X31系?で、ヘルシンオア始発で、エーレ海峡を渡って、ヘルシンオアの対岸のヘルシンボリを経由して行く事になります。海峡の両岸をグルッと回って行く事になります。
 2ユニットで、DSBとSJ籍の混結だが、どちらも行先はマルメ。エーテボリは乗り換えなの?

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 カストラップ空港駅を過ぎると、海峡を渡る高架橋。着陸機を仰ぎ見ます。アイスランド航空機。

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 スウェーデンに入って、マルメ駅。やはり1ユニットがエーテボリへ直通する。DSBが直通で、SJはマルメ止まりというのが面白い。

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 エーレ海峡の海岸線を左手に見る。対岸はデンマーク。

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 エーテボリ駅。7年ぶり。
 今回はすぐ、オスロ行に乗り換えなければなりませんでした。

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 オスロ行398列車は「国際列車」なのに、客車が4両と短い。ELも含めて全てSJ編成。

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 沿線は湖が多い。やはりデンマークと比べて荒さが感じられるようになる。

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 この列車には売店があります。「シンガポールヌードル」なるものを買って食べてみると、…辛い。
 国境を越えて、ノルウェーへ。

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 国境のハルデンを出ると、国境警察が廻ってきて「パスポート拝見」となる。デンマーク→スウェーデンではなかった事です。犬を連れた男女3人組。ジーパン姿にリュックサックと、ラフな姿ではあるが。

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 オスロに到着。ここから、後半の旅が始まります。
 宿を決めていなかったのだが、郊外のYHに電話を入れたら、空きがありました。でも、もう22時過ぎ…。

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2003年 5月16日(金)

 オスロ中央11時前の列車で良かったので、8時まで寝ていました。欧州のYHって、寝坊さんが多いです。

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 今回宿泊した、ホルテキルレンYH。スタベック駅の近く。オスロ中央へ行く電車が30分毎にあります。

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 いきなりハーマル駅になります。この駅は切符売場がなく、キオスクで乗車券を発売するシステムです。
 鉄道博物館は駅から歩いて30分、ところが…。

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 閉まっている!なんで…?

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 どうやら200m程離れた新館に移転するらしい。白い建物の中に車両が見えました。6月29日オープンらしい。
 なんてこった…。
 現状は解らないが、駅からはバスもあります。帰りはバスにしました。平日30分毎・土曜日60分毎で、休日は運休という路線でした。

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 ハーマルのショッピングストリート。

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 教会。
 ハーマルから、トロンヘイムへ向かいます。

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 リレハンメル駅。この9年前(1994(H16)年)に五輪を行った所。
 この駅も、キオスクで切符を発売する。ただし指定券は、長距離バスの切符売場を兼ねた代理店で発売します。
 駅舎の2階はYH。

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 トロンヘイム行の2等車の車内。

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 食堂車。温かみのあるデザインが好ましい。

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 ピザとコーラで昼食。合計66NOK≒1150円。少し高め?

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 遊び場があるのが北欧らしい。

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 ドンボースは、駅のそばには何もないように見えたが、降りるお客さんが多い。軍服姿の若者が目立ちました。翌日の祝日の休暇だったのでしょうか。

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 オメガループで標高を上げていくと、左も右も、雪を被った山、そして湖。素晴らしいです車窓です。

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 1年振りの、トロンヘイム駅。

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 今回はそのままオスロへとんぼ返り。夜行406列車の利用で、今回は寝台をおごります。もっとも2等扱いで相乗り。166NOK(カード払いで、帰国後の請求が2,903円)。

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 その寝台のコンパートメント。客車11両の内寝台車は6両連結されていて、うち2両は旧型、4両が新型(うち1両はSJからの借り入れ)。これは旧型。
 高齢のおじいちゃん+子供と一緒になりました。

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 北欧は5月になれば夕暮れは遅く、トロンヘイムを出発する頃にようやく陽が沈んでいきました。

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 食堂車。結局大したメニューは無くて、ハムチーズのパイとコーヒーという軽食になりました。とはいえパイはおいしかったです。
 日付が変わる前に就寝。

 ご存知の方も多いと思うが、昨今の難民問題の影響で今年早々からスウェーデン・デンマークの国境管理が厳しくなり、この旅ではスルーで通過できたカストラップ空港駅では、スウェーデン直通列車でも乗客を一度全員降ろして(後続の列車に乗り換えなければならない)、IDの確認を行っているそう。国境を越えた通勤の利用が少なくないし、空港駅はスウェーデン南部からの航空旅客の取り込みも狙っていて、駅はパスポートコントロールをやらない事を前提とした設計になっているので、彼の地では恐らく大混乱になった事でしょう(現状はどうか解らんが)。スウェーデン国内も、特に今回経由したマルメなどで、難民排斥の極右の行動が活発化しているとか。これまで頭の中にあった、北欧の良いイメージが、少しではあるが崩れているのを、感じずにはいられません。早く穏やかなスカンジナビアが戻ってきて欲しいが、シリアの戦争が終わるのを待つしかないと言うのか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。


《今日のニュースから》
11日 女子車いすバスケットボール大会 大阪市で開幕 
12日 敦賀原発1号機・美浜原発1・2号機 廃炉計画を申請