№1461 乗り物で行こう、あの山へ 陣馬山・高尾山<前>

 新年あけましておめでとうございます。今年の交通業界も北海道新幹線開業を筆頭に、明暗様々な動きが見られるかと思うが、どんなに拙くても、交通全般について私自身が見て、聞いて、感じた事を、自分の言葉で書いていきたいと思います。今年も当ブログ、及び「日本の路線バス・フォトライブラリー」を、どうぞよろしくお願いいたします。

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 恐らくこの三が日、いや来月の節分位までははすごい人の波、なんだろうなあ高尾山。
 そして城山、景信山を経て陣馬山に至る登山道も、初詣登山の人でごった返すかもしれません。何しろシーズン中はこのルート、「まるで銀座みたいだ」と、以前歩いた事がある私の母親も申しておりました…。
 そんな人気の高尾・陣馬の山々、オフシーズンの平日となる昨年12月21日、えっちらおっちら歩いてきました。山登り、2年半振りです。
 陣馬山→高尾山の方向で歩いています。

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 戸塚から高尾だと通常は横浜線経由、となろうが、最低2回、根岸線直通がない時間だと3回乗り換えが必要で、めんどくさいから湘南新宿ラインに乗って、新宿乗り換えで行きました。所要時間的にも、多分大差はつかないはず。新宿からの中央線快速E231系。

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 三鷹で特急の通過待ち。

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 真新しい高架線からは富士山も一望…できるはずだが、この日は笠雲がかかって見る事ができません。多分今日一日、見る事は適わないでしょう。こちらも天候はあまり良くないが、ともかくこちらがこれ以上悪くなって、雨が降ったりしなければ、とりあえずはいいです。

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 国立。高架線の向こうには、これから向かう高尾・陣馬の山々が連なります。

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 陣馬山から登る事になるが、登山口となる陣馬高原下へ行く西東京バス、以前は八王子駅北口が起点で、シーズン中はボンネットバスの運行でも知られていました。しかし数年前に系統の再編成を行い、高尾駅北口を起点としています。

 
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 8時34分発〔霊園11〕系統、陣馬高原下行。驚いた、「ファンモンバス」だ!まだ走っていたのか。

 大久保から前方監視の添乗員が乗ります。その先は所々道幅が狭くなり、カーブで見通しも悪くなるので、人的な監視が必要になってくるのでしょう。

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 そのボンネットバス。引退後一時期は氷川(奥多摩)の車庫に置かれていたが、現在は夕焼小焼バス停近くの公園に静態保存されています。

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 終点の陣馬高原下。添乗員の誘導でスイッチバックしてから、乗客を降ろします。
 高尾駅から所要時間が所定で37分(実際はもっと早めに着いた)。運賃560円(IC556円)。
 幸い晴れてきたが、冬場は日が差さず、寒い。無論他にも登山者がいたが、12月の平日となればさすがに少ないと思います。
 ここからしばらくは車道。しかし、他に車は来ません。

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 15分強車道を登って行くと、左側に陣馬山への登山道が現れます。今回はこちらを上ります。
 陣馬山は車道を直進し、和田峠からも登れます(ファミリーなら、そっちの方が良いだろう)。この車道は峠の先、神奈川県に入って、津久井神奈交バスの和田バス停に抜けられます。藤野駅行の便があるが、本数は少ないので利用するなら要確認。

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 急坂をえっちらおっちら登って行きます。多少整備状態はイマイチ、かも知れない。
 沢から離れてくると、ほとんど物音がしないで静か。たまに、西へ向かうジェット機の音が聞こえてくるだけ。

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 着きました、陣馬山のてっぺん。
 高原下のバス停から、1時間強でした。白馬の像が迎えてくれます。

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 東の方は関東平野と、遠くには雲に浮かぶような筑波山。

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 南には丹沢。

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 今日は富士山は見えないだろう、とは思っていました。右側は三ッ峠山。

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 北側には生藤山。和田峠を挟んだ反対側で、奥多摩の山々、三頭山方面に連なっています。

 頭上は青空が広がってきました。先に来ていたハイカーが出発すると、あたりはほとんど物音が聞こえてきません。
 20分程たたずみ、高尾山に向けて出発。

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 尾根道は「関東ふれあいの道」に指定されているだけあって、基本的には歩きやすいです。
 この道は東京都と神奈川県の都県境になっています。歩いてきた道を振り返って撮っているので、左…神奈川県相模原市緑区(というのはどうもピンとこないが、旧藤野町)、右…東京都八王子市。

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 奈良子峠。

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 明王峠。茶屋があるが、人気がない。ここからは相模湖駅へ降りる事が出来ます。

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 底沢峠。

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 この先、神奈川県側では保安林の皆伐を行っていました。県から地元の業者に委託されているよう。
 陣馬山を出てからここまで、皆伐以外で人を見たのは、奈良子峠の先で、駆け足で追い抜いて行った若い男子2人組のみ。さすがに12月の平日は静かです。

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 堂所山は、尾根道から外れて関場峠から夕焼小焼に向かうルートの途中にあり、陣馬山~高尾山間を行くハイカーはほとんど立ち寄らないようです。ここで小休止。

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 展望は北側のみ開けています。手前は要倉山、奥は戸倉三山の一つ、刈寄山。

 ここから後半の高尾山、そして高尾山口駅までは次回です。

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