№1473 京王線 高尾山口駅

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 今年最初の更新では、昨年末の陣馬山・高尾山の登山について書きました。その終点が、京王高尾線の高尾山口駅でした。
 高尾山口駅は高尾線の終点、かつその名の通りで高尾山への玄関口となっていて、徒歩5分ほどの位置にケーブルカー・リフトの駅があります。
 元々京王沿線でも随一の観光地であり、最近はミシュランの観光ガイドで三つ星を獲得するなど、国際的にも認知度が高まってきています。最近は京王もさらに観光PRに力を入れてきていて、昨年秋にはスーパー銭湯「極楽湯」もオープンさせています。
 その一環として昨年GW前、リニューアル工事が完成しました。今回は面目を一新した高尾山口駅をご覧頂きます。
 駅番号KO53、1日の平均乗降人員は2014(H26)年度10,089人。前年2013(H25)度より微減だが、今年度は大幅な増加が期待されます。

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 リニューアル前、20年位前の高尾山口駅。
 この時代の車道部分(バスが止まっている所)を転用し、歩行者用に広場を拡張している事が解ります。
 バス路線は、最近京王バス南の八王子行が新設になり(他に土休日、小仏発片道の運行あり)、専用ラッピング車で運行されているが、後は高尾駅行と、神奈中バスの八王子~相模湖路線がごく少数入るのみ。京王の大平行はなくなりました。バス停の位置は変わっています。

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 駅前の改札前広場。高尾山不動院をイメージしたという、大きな屋根が印象的です。

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 改札口の右手にある、観光案内所。

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 券売機。

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 券売機の左手には物産店もあり、土産物や京王グッズなども販売しています。

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 改札口。通常の改札の他、多客時対応の臨時改札口もあります。

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 最近の京王は精算機を置かず、ICカードへのチャージ専用機のみ置くケースが増えているが、ここは両方あります。

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 改札内コンコース。杉を多用した、ウッディなイメージ。

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 改札を入ってすぐ先に「萬古清風」(ばんこせいふう)の書が掲げられています。高尾山薬王院の貫主の手によるものだそうです。

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 コンコースの発車案内表示装置。平日の日中は新宿行特急と普通(2本に1本は6連の高幡不動行)が各々20分間隔。

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 ホームのエレベーター。この駅はエスカレーターはありません。

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 待合室。

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 ベンチは山小屋にあるような、背もたれのないタイプ。リュックサックなどの大型の荷物が置かれる事を想定しているのでしょう。

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 時刻表や路線図などをまとめた案内板も、駅の雰囲気に合わせたウッディなイメージ。

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 無論、駅名票も。4ヶ国語対応。

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 最後に、終端付近から撮影したホーム。ちょうど右側1番線から出発して行く新宿行特急が、高尾山ラッピングの8000系。2000系を模して全面緑色。更新工事を行い、中間の運転台を撤去して客室化、完全に10両固定編成になっています。
 左の建物が、「高尾山温泉/極楽湯」。駅から直接アプローチできます。

 先日の山行でも感じたが、オフシーズンの平日であっても行楽客が多く、外国人の姿も目立ちました。今後も国際的な知名度を増す高尾への玄関口として、重責を担い続ける事になるでしょう。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 今日は成田に行って、旅客機を撮ってきました。朝は第1ターミナル展望デッキ、昼前からR/W34Lといつものパターン。来月書きたいと思います。
 ところで、帰りは航空科学博物館から東京駅までJRバス関東の高速バスに乗ってきたのだけれど、気になった事があります。他の乗客が皆、シートベルトをしていなかったように見えました。
 先の軽井沢の事故では、「シートベルトをするような案内はなかった」という乗客の証言もあったが、今日の便はアナウンスに加えて、ドライバーによる肉声のお願いもきちんとありました。無論JRバスがすぐに大事故を起こすなどとは思わないけれど、万が一軽井沢のような事態になっても、何の言い訳もできない事になります。
 事が起きてからああだこうだと騒ぐのはバス事故に限った事ではなくて、日本人の悪い癖だと思います。何も言われなくても、シートベルトがあったら、率先してつけるようにしましょう。

《今日のニュースから》
24日 奄美大島 115年振り雪を観測
25日 野々村元兵庫県会議員 「勾引」手続き 身柄拘束

 奄美大島で雪なら九州本島は、場所によってはブリザード、鹿児島空港なんて、本当に九州?北海道かと思った。でもアメリカ東海岸はもっと凄まじかったらしい。今朝成田でモニターを見たら、昨日出発するはずだったANAのワシントンDC行は、今朝9時の出発になっていました。
 琴奨菊関、優勝おめでとうございました。地元柳川は大変な盛り上がりだったが、ああいうシーン自体、ずいぶん久しぶりに見ると思いました。柳川は雪はどうなの?

№1472 関西私鉄・3月19日ダイヤ改正発表

 関西の私鉄、近鉄・阪神・山陽・阪急(神戸線)各社の3月19日改正が、20日にリリースされました。18日発表済みの京阪も含めて、簡単にまとめます。

 
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1.近鉄
特急
● 土休日に名古屋8時20分発名阪甲を増発(津・大和八木停車)。
● 名古屋6時00分発(土休日のみ)、大阪難波21時00分発(全日)名阪甲が白子・四日市・桑名に停車(名古屋発は名張も停車)。時間が前後する桑名→大阪上本町、松阪→名古屋は取り止め。
● 平日に鳥羽20時40分発名古屋行を増発。津で、名阪甲から乗り換え可能。
● 朝方の津→上本町を松阪発に建て替え。
 この他、大阪上本町始発の一部を大阪難波発に延長し、名阪乙の一部が伊賀神戸に停車。久居停車を追加。平日夕方で大阪上本町・名古屋発伊勢方面行特急の一部の行先を変更。
● 南大阪・吉野線の特急は、平日日中のの大阪阿部野橋を毎時10分発、吉野発車を毎時34分発に統一し、橿原神宮前行1本を吉野まで延長。
一般列車
● 大阪線:平日朝方は上りで大和八木発急行を新設し、朝ラッシュ時の準急・区間準急を増発。3本を除き、6連で運行。快速急行3本を急行に、大半の準急を区間急行に変更。
 大阪上本町行名張行準急1本を五十鈴川行急行に変更し、8時台の普通を1本増発、最短5分間隔で運転。4連1本を6連に増結。
 平日夜間は下りで大阪上本町20時台以降初の急行3本を増発し、快速急行10本を急行に変更。準急は区間準急に変更し、急行・区間準急・普通を約15分サイクルで運転。上り快速急行8本を急行に変更。
 この事は、大阪線の10両編成の列車の大幅な減少を意味します。快速急行は、新ダイヤの平日では、下り朝方1本・夜間10本、上り朝方9本、夜間1本に減少。
 上本町発五位堂行準急・普通の最終を繰り下げ、河内国分発普通の始発を繰り上げ(区間準急に変更)。
● 奈良線:平日は阪神直通快速急行の運転時間帯を拡大。下り大和西大寺行最終区間準急を繰り下げ。上り近鉄奈良発準急の始発を区間準急に変更して繰り上げ。
● 京都線:新田辺発京都行普通の始発を繰り上げ。
● 名古屋線:名古屋23時10分発富吉行を桑名行に延長。日中の近鉄名古屋~近鉄四日市間運転の急行5往復を準急に変更。鈴鹿線の最終を繰り下げ。この他一部で始発を若干繰り上げ、近鉄名古屋着6時台準急2本を普通に変更。
 この他各線区で、列車の見直しを実施。快速急行→急行の変更で、青山越えの普通列車の削減が予想されます。

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2.京阪 (京阪線) 18日発表
● 土休日に快速特急「洛楽」を運転。これまで、行楽シーズンに臨時で運転されていた列車を定期化。
 淀屋橋9:00~11:00発、出町柳16:02~18:02発のいずれも30分間隔。淀屋橋~出町柳間50分。
「洛楽」運転時間帯には快速急行も運転。
● 特急の所要時間を短縮。1~最大5分(淀屋橋~祇園四条間)。
● 日中、淀屋橋~樟葉間の急行を淀屋橋~出町柳間の準急に、中之島~出町柳間の普通を中之島~枚方市間に変更。特急・準急・普通の3本立て。特急は樟葉・丹波橋・三条で準急に、準急は京橋(京都方面行のみ)、守口市で普通に接続。
● 枚方市5時04分発淀屋橋行区間急行を樟葉5時00分発準急に変更し、樟葉~御殿山で始発繰り上げ。
● 出町柳24時00分発樟葉行普通を枚方市に延長し、樟葉~枚方で最終繰り下げ。
● 夜間は10分→12分サイクルの運行に変更。
「プレミアムカー」サービスに向けて8000系当該車両の改造が始まり、残存の7連での運用が行われる事になると思われるが、今リリースでは特に記されていません。

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3.阪急(神戸線)
● 平日朝方、上り通勤特急を神戸三宮始発に変更。上下とも神戸方1両を女性専用車に設定。通勤急行は神戸高速線発として、神戸三宮で始発通勤特急に接続。西宮北口の増結は取り止め、全列車全区間8連で運転。
 神戸三宮・西宮北口の増結作業がなくなる事になり、所要時間を短縮。
● 平日の夕方、上り特急の所要時間を短縮。
● 平日深夜に快速急行・普通を各1本増発し、接続する伊丹線・今津線(宝塚側)・甲陽線も増発。
 日中・土休日はほぼ変更なし。

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4.阪神
● 本線の快速急行の運転時間帯を拡大。平日は尼崎発7時07分~21時36分、神戸三宮発7時04分~21時33分運転。増発分は尼崎または大阪難波で種別を普通に(から)変更になる列車があります。
 大阪難波21時15分発尼崎行快速急行を増発。
● 平日朝方の青木始発区間特急を御影始発に延長し、魚崎・尼崎に停車。
 特急と比較してかなり停車駅が多くなり、「通勤急行」と呼び換えた方が実態に合う気がします。
● 23時以降の直通特急・特急・急行の運転区間を一部延長。平日は梅田24時20分発御影行特急を急行に変更。
 梅田発最終尼崎行を5分、神戸三宮発最終石屋川行を1分繰り上げ。
● 武庫川線は最終電車を18分繰り下げ。武庫川発23時47分、武庫川団地発23時55分。
● 平日の梅田発直通特急・特急は、11~20時台の発車時刻を毎時00分~10分間隔に統一。
 この他、昼間の直通特急・特急・普通の運転時分を適正化。

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5.山陽
● 日中の直通特急の内、現在2本に1本は山陽須磨~神戸三宮間は各駅に停車している(列車の種別幕が黄色地)が、東須磨・須磨寺を通過として、板宿~神戸三宮間各駅停車に変更。山陽姫路~板宿間で2分短縮。
 この時間帯は、普通電車の2本に1本は山陽須磨折返しになるが、これはこのままなのか?としたら、通過になる両駅は1時間の停車が4本(15分間隔)となるが、その点は記されていませんでした。
● 平日朝方上りは、S特急は運行時間帯を10分前倒し、全列車阪神の神戸三宮まで運行。普通電車の待ち合わせパターン変更により、直通特急は東二見~山陽明石間で1分短縮。新ダイヤでは、藤江・霞ヶ丘・山陽須磨でS特急・直通特急2本待ち。
● 土休日朝方上りのS特急1本を直通特急に変更。普通は霞ヶ丘のS特急待合せを、山陽須磨のS特急・直通特急2本待ちに変更。
● 上り最終直通特急御影行は尼崎まで延長。
(阪神の方には記されていなかった)

 以上、簡潔に各社の改正のポイントを記してみました。
 全体的には、ラッシュ時の輸送力が少々減るのかな(特に近鉄)と、それと初列車繰り上げ・終列車繰り下げが目立つようでした。
 阪急は宝塚線に続いて、神戸線でも途中増結・切り離しが解消となるようです。残る京都線は桂での切り離しが残るが、これも近い内になくなる事になるのではないでしょうか。大手私鉄は東西とも、途中駅での増結・切り離し作業が減少する傾向にあります。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 ANAの国内線Wi-Fiサービスが、ようやく始まる事となりました。25日よりB777-300の1機からスタート。
(路線・便は固定されない)
 対象はB777、B787、B767、B737(-800のみ)、A320の全クラス。またDHC-8-Q400は、無料コンテンツの一部のみ提供。順次国内各路線に展開し、2017(H29)年度末までには100機体制となる見込み。
 先行するJALと比較して1年半の遅れになった事もあってか、特に無料コンテンツに力が入っているようです。「SKY LIVE TVサービス」が注目で、スカパーの内の「G+」(日テレ系のスポーツチャンネル)、「日テレニュース24」(日テレ系の24時間ニュースチャンネル)、「スカサカ!」(Jリーグや海外サッカーなど、スカパー!のサッカー専門チャンネル)を無料配信。他にもビデオ・オーディオ・電子書籍の配信もあります。また、オリジナルショッピングサイト「ANA STORE@SKY」を立ち上げ。この他テキストニュース、ANAグループインフォメーションの提供など。
 関心が高いだろう有料インターネット接続サービスは、プロバイダがパナソニックアビオニックス、料金プランは2種類で、40分550円と1フライト(距離・デバイス関係なく)1,050円。支払いはクレジット・カードのみ。2月一杯はキャンペーンで無料。
 この料金、後発である事も考えると、JALと比べたら少し高いのでは?JALは時間制が30分400円、1フライトは距離・デバイスによるが、スマホだと最高でも700円なので。
 ANAでは国際線でもそうだが、ノートPCはあまり歓迎されない?ブラウザではエンターテイメントの一部は閲覧・視聴ができません。公式モバイル(iPhone, iPad, Android)が推奨されています(利用前に最新のアプリをダウンロードしておく事)。
 またネットは、データ量が15MBを越えると、一時的に回線速度が遅くなるそう。
 ともかくこれで、日本の大手2社がWi-Fiサービスで肩を並べる事になります。ネット接続もさる事ながら、無料コンテンツの提供で今後競いあう事になるのか。(他社も含めて)機内Wi-Fiの普及が進んだ場合、在来のエンターテイメントシステムの在り方も、(特に国内線で)見直しがあるのかも知れません。

 京成トラベルサービスは、2代目スカイライナー・AE100形さよならツアーの参加者を、25日(月)より募集します。2月21日・28日(共に日曜日)開催。詳細は京成公式Webを。

《今日のニュースから》
22日 有名人など個人ページ不正閲覧 岐阜県職員を逮捕
23日 高木復興相 福島県新地町 常磐線復旧工事現場を視察

№1471 航空各社 2016年サマーダイヤ発表

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 航空各社の、3月27日からのサマーダイヤが一斉に発表されました。
 今回はSKYは今日、他の大半のキャリアは昨日発表になりました。SNAは今の所、発表がありません。
 既にANAの成田~武漢線の開設や、JAL(J-AIR)のE190就航が先行してリリースされているが、改めて簡単に、主要各社の発表をまとめてみます。27日ではなく、後日に施行の路線もあります。

ANA
国内線
 北陸新幹線開業の影響は、免れる事はできなかったようです。一方で岩国関係の新設・増便が目に付きました。

 新設 羽田~宮古 岩国~沖縄(サマースケジュール内の期間限定運航)
 増便 羽田~沖縄・岩国・米子・石垣◆ 伊丹~新千歳 関空~新千歳 新千歳~福岡(9月1日~)・新潟・仙台◆ 福岡~仙台◆・沖縄◆ 沖縄~宮古◆・石垣◆
◆期間増便継続
 羽田~沖縄線は7月15日~8月31日「ギャラクシーフライト」を運航。
 通年運航化 関空~宮古
 減便 羽田~小松・富山 伊丹~鹿児島(7月15日~8月31日) 中部~宮崎(IBXコードシェア開始)
 休止 関空~函館
 北陸路線3空港(小松・能登・富山)の相互利用の取り扱いは、3月一杯で終了。

国際線
 武漢線の他、プノンペン線の開設が目玉。

 新設 成田~武漢(4月28日~)・プノンペン(9月1日~)
 武漢線はB767-300ER(C35・Y179)で、成田発夕方~夜、武漢発朝~午前としているが、具体的な時刻は示されていない。デイリー。
 プノンペン線はB787-8(C42・Y198)で、成田発10:50→15:10着プノンペン、プノンペン22:50→6:45+1着成田。デイリー。
 カンボジアは日本と2時間時差があり、所要時間は6時間前後。ANAは、ASEAN10ヶ国の内8ヶ国に就航する事になります。路線がないのは、ラオス・ブルネイの2ヶ国になりました。
 増便 成田~成都(ウインターダイヤで減便を行っていた)
 減便 羽田~香港 週3便運航の深夜便を1便減便。
 成田~ムンバイはB737-700ER→B787-8、羽田~上海・香港・マニラ・ホノルルでB767-300ER・B777-300ER→B787-8・B787-9、羽田~バンクーバー・ハノイ・シンガポールでB787-8→B787-9に変更。欧州・北米全路線で、ビジネスクラスのフルフラット化が完了。成田~ムンバイ、羽田~シンガポールでビジネスクラスのフルフラット化と、プレミアムエコノミークラスのサービスを提供。
 B737-700ERは定期就航路線がなくなる事になります。今後の処遇は?B777-200ERも国際線はかなり減少、国内線への転用が進む事になりそうです。


JAL
 国内線・国際線とも新規就航路線はなく、キャビンのグレードアップに重点が置かれるようです。

国内線
 三沢空港が7月20日~8月11日の間、滑走路改修のため閉鎖。

 増便 羽田~那覇・旭川(7月16日~8月31日)・函館▲・青森▲ 伊丹~青森▲
 減便 羽田~長崎 福岡~松山・宮崎・鹿児島(9月1日~)
 福岡~鹿児島は1日1便にまで減ってしまいます。九州新幹線への転移が、こちらでも進んでいるようです。福岡~宮崎は7月1日以降、全便E170で運航。
運休 羽田~三沢▲ 伊丹~三沢▲
▲7月20日~8月11日 三沢便を他空港に振り返るが、羽田発着の1便が函館行とは面白い。北海道新幹線への対抗を試みるのか?
 伊丹~女満別・松本、新千歳~出雲・徳島、中部~釧路・帯広で今年も季節運航を実施。
「政策コンテスト枠」の羽田~山形線は、3年間の発着枠配分を受け、1日2便を継続。
 沖縄離島路線で貨物室を拡大したDHC-8-400「カーゴ・コンビ仕様」を就航させるとしているが、どういうものなのだろうか。具体的な運行計画は記されていない(JACのWebサイトにもない)。

国際線
 増便 成田~モスクワ 通年サマーは4/Wになるが、7~10月はさらに週1便増便。
 時刻変更 成田→パリ 成田14:00→11:40発に繰り上げ。
(この便は現在休航中だが、3月16日より再開との事)
 6月11日よりボストン線、9月11日よりクアラルンプール線にB787-9が就航。羽田~北京・ソウル(金浦)、成田~香港・台北(桃園)でB767-300ER→B787-8、羽田~香港でB777-200ER→B777-300ER、羽田~シンガポールでB767-300ER→B777-200ER、羽田~台北(松山)でB777-200ER→B767-300ERに変更。
 こちらはB777-200ERの「SKY SUITE」仕様改修が始まり、夏から羽田~バンコク・シンガポール線などの東南アジア路線、冬からホノルル路線に就航予定。


SKY
 今日発表になりました。3月27日~6月30日、7月1日~10月2日、10月3日~29日の三期に分けられています。
 茨城~沖縄線の直行便が運航を開始します。経由便も存続になるので、増便になります。直行便は、沖縄の時刻がやや悪い気がする。
 中期では、羽田~新千歳線で深夜便が運航されます(羽田発~10月1日、新千歳発7月2日~)。特に新千歳発732便は新千歳発0:10→2:00着羽田となり、SKYでは帰国する外国人旅行者の利用を見込んでいるようです。
 全体では、前期は現状(68便)より-7、中期は-2、後期は-5になります。今後は期間に応じて柔軟なダイヤが編成されていくと思われます。細かな増減はあるが、休止になる路線はありません。
 再建計画に盛り込まれているANAとのコードシェア運航は、今回は発表がありませんでした。今後別途リリースがあると思われます。


ADO
「上期運行計画」と称しています。路線・便数に関しては、今期は変更なし。
 羽田~新千歳線で深夜便を、毎週金・日曜日を中心に合計75日運航。羽田~女満別・旭川線は一部の日に機材を大型化。
 B767-300を7月末に1機導入、10月に1機退役するまで、B767-300は5機体制。
 なおB737-500は、ADOからは今月半ばに全機退役済み、B737-700の9機で統一。


SFJ
 今サマーシーズンも、大きな変更はありません。


IBX
 元々全便ANAコードシェアなので、運航計画はストレートにANAの計画にも関わってきます。

 新設 中部~宮崎
 1日1便、8月5~22日は3便に増便。
 減便 中部~仙台
 中部~大分線も8月5~22日に増便。
 CRJ700を1機導入し、CRJ200が1機退役。


FDA
 トータルで、かなりの増便になっています。
 小牧~花巻・山形・出雲(7月1日~)・高知線が1往復増便、静岡~新千歳が週4日→5日、静岡~鹿児島が週3日→毎日運航。
 4月は一部の便で欠航が発生。
 JALとのコードシェアは、今日の時点ではリリースされていません。
 割引運賃の名称を一部変更。「F0 ドリーム」「F1 ドリーム」「F2 ドリーム」→「ドリーム割(タイプA、B、C)」。


APJ
 ダイヤというより、「国内線販売路線追加」という言い方になっています。
 成田~沖縄線デイリー化。


JJP
  国内線は15日に発表済み。成田~沖縄、中部~新千歳・沖縄線を増便、一方で関空~熊本線は運休、中部~福岡線は減便。
 国際線は19日に、マニラへの就航を発表しています。サマースケジュール開始に先立つ3月15日より成田線、4月1日に中部線、7日に関西線が就航。期間によって運行日・時刻に変動があるので注意。日本発20時台発→24時前後着マニラ・マニラ1時前後発→6時前後日本着。関空~マニラ線は、ジェットスター・アジアと共に運航する事になります。


HAC
 三沢空港滑走路補修工事による、丘珠~三沢線休航(7月20日~8月11日)のみ告知されています。


 以上、簡単ながら各社が公表したサマースケジュールをチェックして見ました。繰り返しになるが、ここに書いた事全てが、3月27日になったら一斉に行われる訳ではないので、念のため。
 SNAの他、VNLとSJOもリリースを確認できませんでした。(新)エアアジア・ジャパンも、新規就航日は今の所発表になっていません。
 国際線に関しては、欧州路線はひょっとしたらテロの影響が出るのではないかと思われたが、ANA・JAL共路線・ダイヤ・機材ともほとんど変更はありません。景気減速の影響が懸念される中国路線も含め、今後の状況を見ながら適宜対応して行くと思われます。
 サマースケジュールスタート前日の26日、北海道新幹線が新函館北斗まで開業します。東京~函館間の航空vs新幹線の競争に興味が持たれる所だが、今回はANA・JAL・ADOいずれも函館線については、スケジュールの変更はなさそうです。北陸と違って、新幹線は最速でも4時間かかる上、新函館北斗駅が市中から見て空港より遠い。一方航空は函館空港で夜間駐機を行わないので、対東京のビジネスに有効なダイヤを組めないなど、結構双方のアドバンテージ・ハンデが大きい競争になって、どの程度旅客の動向が変わってくるのか、双方とも読みづらい所があるのではないでしょうか。航空側もとりあえず、1年程度は様子見となるのかと思います。

 ところで、ANAはSKY救済策支援の見返りの形で、エアバス社より、SKYが発注していたA380を引き取るとか噂が流れているが、元日の共同通信のニュースサイトでは、3機を導入してホノルル線に就航させると書かれていました。しかしANAHDはこれまで何のリリースも出しておらず、ひょっとしたら昨日まで発表を控えていたのかと思ったが、結局昨日も何のリリースもありませんでした。やはりこのまま、A380導入は、単なる噂のレベルで終わる事になるのでしょうか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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 昨日はこの他、関西の私鉄(近鉄・阪神・山陽・阪急(神戸線))の3月19日改正も発表になりました。次回書きます。今月はかなり盛りだくさんになりそうなので、現在連載中の、2003年5月デンマーク旅行の「クロニクル」は、残り4回は来月とさせて頂きます。ご了承ください。

《今日のニュースから》
20日 「2015年は観測史上最も暑い年」 米NOAA・NASAが分析結果発表
21日 ロシアルーブル 1USD≒85RUB デノミ実施以降最安値