№1454 JRグループ 2016年3月26日(土)ダイヤ改正
いよいよ、JRグループの2016(H28)年3月26日ダイヤ改正が、昨日一斉に発表になりました。各社のプレスリリースからチェックして行きます。
次の改正の目玉は当然北海道新幹線(新青森~新函館北斗)になるが、既に発表になっている通り、北海道は乗降が少ない列車や駅の廃止が相当数発生します。なので今年は、JR北海道から見て行きます。
なお、長らくバス代行が続いていた、JR東海・名松線の家城~伊勢奥津間の同日の運転再開も発表になっています。
JR北海道
新幹線
◆ 北海道新幹線 新青森~新函館北斗間開業
速達タイプ〔はやぶさ〕 東京~新函館北斗 10往復
停車駅:大宮・仙台・盛岡・新青森
(一部上野・いわて沼宮内・二戸・八戸・七戸十和田・奥津軽いまべつ・木古内に停車)
仙台~新函館北斗間 1往復 停車駅:仙台~新青森間の各駅
区間運転〔はやて〕 盛岡~新函館北斗 1往復 いわて沼宮内のみ通過
青森~新函館北斗 1往復
東京~新函館北斗間最速は4時間02分。
下り
はやぶさ5号 東京8:20 → 10:22新函館北斗
はやぶさ11号 東京11:36 → 15:38新函館北斗
上り
はやぶさ34号 新函館北斗17:21 → 21:23東京
新函館北斗始発〔はやぶさ10号〕は6時35分に出発し、東京には11時04分着。
新函館北斗まで行く東京発最終の〔はやぶさ33号〕は19時20分に出発し、新函館北斗は23時33分着。
今回は全体に本数が少なく、日中は2時間空く所もあります。奥津軽いまべつは7往復、木古内は8往復停車。
全列車E5系・H5系で運行され、全車指定席。グランクラスは東京発着のみ、アテンダントによる付帯サービスあり。
在来線
◆ 函館~新函館北斗間「はこだてライナー」運行開始
733系電車により、同区間を快速または普通で16往復運転。
快速は五稜郭のみ停車し、最速は下り19分、上り15分。
〔はやぶさ10号〕に接続する「はこだてライナー」は、函館6時01分発普通。
〔はやぶさ33号〕から接続する「はこだてライナー」は、函館0時05分着普通。
◆ 〔スーパー北斗〕3往復増発
261系を投入し、全列車新函館北斗停車。
〔スーパー北斗1・24号〕を除き、全列車北海道新幹線と接続。
(ただし待ち合わせ時間が30分以上ある場合もある)
東京~札幌間の同日接続は上下とも8回あり、最速は下りの〔はやぶさ5号〕→〔スーパー北斗11号〕で、7時間44分。上りは〔スーパー北斗14号〕→〔はやぶさ34号〕で、7時間51分。
新函館北斗での乗継には、乗り継ぎ割引料金を適用。
◆〔すずらん〕1往復増発
ダイヤ配置を見直し、〔スーパー北斗〕〔北斗〕とのバランスを確保。
1号は室蘭5時27分発、南千歳で乗り継いで新千歳空港には6時51分に到着し、航空便への接続を確保。
12号の札幌発は、今の〔はまなす〕と同じ22時00分発。
なお、2号→5号の1往復は、東室蘭折返しに短縮。
◆〔スーパーカムイ〕⇔〔エアポート〕直通運転を取りやめ
〔エアポート〕は全列車、3ドア6連で運転。札幌発は10・25・40・55分→00・15・30・45分発に変更。
〔スーパーカムイ1号〕は札幌発を繰り上げ、旭川での名寄行接続を確保。また、下りの一部は札幌~旭川間1時間29分運転を行っているが、1時間25分に統一。
上りの旭川発を00分・30分に変更。
この直通取り止めは残念で(特急車が快速に適合しない問題はあったが)、旭川行特急はないにしても、岩見沢行快速、とはできなかったかな…。
◆ 千歳線は、札幌発普通列車3連2本を後続と一本化、6連で運転し、遅延を防止。他に1本を6連に増結。
また、23時台に千歳行1本を増発。
◆ 学園都市線は、朝方の一部を6連に増発、その他両数、運転区間、時刻を見直し。
◆ 函館本線(札幌口)は、朝方に江別→札幌を1本増発。夜間の札幌→江別を岩見沢まで延長。
夜間の小樽方面行快速〔いしかりライナー〕〔エアポート〕4本を普通に変更、一部列車を増結。
21時32分発〔ホームライナー〕を取りやめ。
この他、事前に発表されていた、普通列車合計79本の取り止めと、鷲ノ巣(函館本線)、十三里・東追分(石勝線)、上白滝・旧白滝・中白滝・下白滝(石北本線)、花咲駅(根室本線)の廃止も、正式に発表になりました。
石北本線は上川~丸瀬布間57.0㎞に、駅が白滝1つだけという事になります。
なお、室蘭本線の小幌駅は地元との協議の上、1年間は存続との事。しかし列車の削減により、一日の停車が3回だけになる駅が、いつまであり続けられるものでしょうか。
青函トンネルに関わる区間(中小国~木古内間)は設備切り替えのため、3月22日~25日の旅客列車は、全て取り止め。
このため、〔スーパー白鳥〕〔白鳥〕は21日、〔カシオペア〕は上野発19日・札幌発20日、〔すずらん〕は札幌発20日・青森発21日が最終運転。〔すずらん〕の最終列車は上下とも、全車指定席で運転。
(江差線・津軽線の普通列車は運休なし)
JR東日本
新幹線
◆ 新青森での〔つがる〕との乗り継ぎ割引を、北海道新幹線にも適用。
◆ 盛岡発東京行〔はやて〕2本をE5系単独運転に変更し、320㎞/h運転を実施。
◆ 上越新幹線・北陸新幹線で所要時間を1~2分短縮。
◆ 下り最終〔はくたか〕を東京発20時台に32分繰り下げ。
◆ 日中 長野での〔はくたか〕⇔〔あさま〕の接続を改善。
◆ 東京~仙台間運転〔やまびこ〕のグランクラスは、全列車シートのみ営業。
在来線
◆ 上野東京ラインで朝方・夜間の北行(東海道線→高崎線)で、一部を15連に増結。
◆ 〔あずさ25号〕を東京発に延長。
◆ 〔中央ライナー2号〕を10分繰り下げ。
◆ 高崎線の特急は全列車651系で運転。〔スワローあかぎ13号〕(土休日〔あかぎ13号〕)は取り止め、〔草津〕は長野原草津口~万座・鹿沢口間を取り止め。
◆ 夜間に京葉線(東京発)→武蔵野線、根岸線→横浜線直通を増発。
◆ 南武線(浜川崎支線)小田栄駅が開業し、朝方に増発。昨年結ばれた、川崎市との「まちづくり」協定によるもの。
◆ 仙石線・石巻あゆみ野駅が開業。
● 八王子支社では、中央快速線でオフピーク時に東京~武蔵小金井間1往復、土休日を含めデータイムの立川~高尾間で毎時1~2本削減。中央線普通列車は朝方の大月→高尾2本、高尾→大月1本、午後の高尾→甲府1本を削減。
青梅線・青梅~奥多摩間は平日の日中、30→45分間隔(12往復→8往復)に削減。平日朝方の河辺折り返し1往復を青梅まで延長、土休日の立川~青梅間で下り4本・上り3本を6→10連、下り2本・上り1本を10→6連に変更。
小淵沢→甲府で始発を繰り上げ。小海線は新幹線接続のため、一部区間で始発・最終列車の時刻を変更。
● 高崎支社では、上越新幹線本庄早稲田で、夕方の上り列車の停車を2本増。
吾妻線は長野原草津口~万座・鹿沢口間で、現行の〔草津〕の時間帯に普通を設定。午後に1往復を延長。長野原草津口発大前行1本は取り止め。
高崎~渋川・横川間で一部取り止め。
● 水戸支社では、常磐線・水戸~いわき間でダイヤをパターン化。日中の高萩発普通列車の発車時刻を毎時04分に統一し、勝田での〔ときわ〕への接続を改善。いわき~久ノ浜間の3往復を広野まで延長。〔ひたち1号〕→竜田行への接続を改善(竜田からの代行バスの時刻も変更)。
日中の水戸発上りを00・30分に統一し、土浦行1本を上野まで直通化。夜間の水戸発下りの時刻を見直し、利便性を改善。
E531系20両を追加投入し、415系を置き換え。品川・上野~竜田間と水戸線は4ドア車に統一。
● 千葉支社では、〔わかしお10号〕の時刻を繰り下げ、勝浦方面普通→〔わかしお〕の接続を改善。
総武本線で夜間に佐倉~成東間1往復、成田線で夕方に成田→銚子間1本を増発。外房線は平日のみ運転している津田沼→上総一ノ宮間の早朝の快速を毎日運転に変更。勝浦→大原間は始発列車を30分繰り下げ。
内房線は安房鴨川→千葉の始発列車を繰り上げ。この他、旅客からの要望に応えて、増結や接続の改善を実施。
〔ホームライナー千葉〕は全列車船橋に停車(京成〔イブニングライナー〕への対抗?)
● 仙台支社では、快速〔仙台シティラピッド〕が南仙台・長町に停車。東北本線・小牛田~一ノ関間(午前の1往復)、陸羽西線(朝方1往復)で本数を見直し(取り止め)。
● 盛岡支社では、〔スーパー白鳥〕〔白鳥〕の代替で、青森~新青森間に普通列車を設定。青い森鉄道との直通1往復は取り止め。〔つがる〕は2往復を取り止め。
大船渡線は、一ノ関での新幹線との接続を改善。北上線は1往復をほっとゆだ折返しに短縮。
先週発表済みだが、山田線の大志田・浅岸両駅を廃止。既に冬季の全列車通過期間に入っているため、このまま列車が停車する事なく終了、という事になります。上米内~区界間25.7㎞の間駅がなくなり、北海道以外の在来線では最長になると思われます。
● 新潟支社では、〔いなほ9号〕の時刻を繰り下げ。〔しらゆき9号〕も時刻を繰り下げ、金沢からの〔はくたか578号〕からの接続を確保して、金沢滞在時間を拡大。
信越本線の長岡発下りで、夕方の普通列車の運転間隔を調整、東三条駅で、19時台の弥彦線→信越本線ん接続を改善。
磐越西線は夜間の新津~馬下間1往復を五泉折返しに短縮。弥彦線・吉田~弥彦間は午前の1往復を、土休日・多客期運転に変更。羽越本線・磐越西線の一部列車で編成を短縮。
E129系を追加投入し、直江津~長岡間、越後中里~長岡間の一部列車をワンマン化。
● 長野支社では、北陸新幹線所要時間短縮により〔かがやき501号〕→〔しなの4号〕へ接続が可能になり、松本は〔スーパーあずさ1号〕より早く到着。軽井沢・佐久平・上田の停車を見直し。
中央東線・篠ノ井線は、夕方の上諏訪→長野間の普通1本の所要時間を短縮、〔みすず〕1本が南松本・平田に停車。
JR東海
新幹線
◆ N700A系拡大により〔のぞみ〕〔こだま〕285㎞/h運転を拡大
早朝・夜間の定期〔のぞみ〕3本で285㎞/h運転を行い、所要時間を3分短縮。
下り
のぞみ201号 東京6:43 → 9:13新大阪
のぞみ263号 東京21:10 → 23:36新大阪
上り
のぞみ204号 新大阪6:16 → 8:43東京
また東京11~15時台発の臨時〔のぞみ〕5本(281~289号)を285㎞/hで運転、東京→新大阪2時間30分となり、日中では最速となる。
(多客時に他の〔のぞみ〕を増発する場合は運転しない)
早朝・深夜の〔こだま〕も5本(全て区間運転)で285㎞/h運転を実施。
下り
こだま693号 静岡6:07 → 8:10新大阪(△2分)
こだま703号 東京21:43 → 23:25浜松(△4分)
こだま705号 東京22:10 → 23:22静岡(△4分)
上り
こだま702号 浜松6:20 → 8:00東京(△2分)
こだま704号 静岡7:03 → 8:20東京(△1分)
◆ 東京22時台着臨時〔のぞみ422号〕を設定。
◆ 車内改札方法を変更。グリーン車・指定席は、原則車内改札を省略。
(切符の券面と異なる座席に着席している場合、証明書の提示が必要と思われた場合、自由席では改札を実施)
在来線
◆ 富山発〔ひだ〕の時刻を変更
15時10分発18号→9時52分発8号にシフト。北陸新幹線〔かがやき503号〕から接続し、東京を7時20分に出ると高山11時23分。名古屋経由と合わせ、東京→高山のチャンネルを拡大。
でも、JR東海的にはどうなんだろう?名古屋経由なら全区間自社だが、富山経由だと、JR東海の区間は猪谷~高山間のみ。
◆ 東海道線で平日の朝方、岡崎~共和間で普通を1本増発。この列車は刈谷で快速に接続。大府→名古屋で快速を1本増発。
平日の夜間、大垣~米原間3往復が、名古屋方面と直通運転を実施。
◆ 武豊線は、東海道線からの直通運転の時間帯を拡大。平日18~19時台の3本は、新快速からの接続を改善。
◆ 三島で、〔こだま705号〕から静岡行普通の接続を改善。沼津で御殿場線、富士で身延線の最終に接続するため、東京での滞在時間が拡大。
◆ 紀勢線・参宮線は全列車キハ25・75形で運行。キハ40系は全車退役、DCは全て、JR東海発足後の車両に統一。
◆ 〔しなの9・16号〕は、名古屋~大阪間を取り止め。
◆ 大垣発着で京都・大阪方面直通列車は、米原で分断。
西日本の近郊型が、東海区間には入らなくなります。〔ムーンライトながら〕からの大阪方面行、不便になるかも知れない。大垣方面⇔京都方面を直通する列車は、〔ひだ25・36号〕のみになります。
◆ 関ヶ原行「ホームライナー」は、大垣~関ヶ原間を取り止め。
◆ 名松線・家城~伊勢奥津間が運行を再開。6年半ぶりになります。26日は伊勢奥津9時35分発、家城10時28分発からです(それより前はバス)。正直再開されるとは思わなかった。JR東海で最も列車本数が少ない区間だから。これもリッチなJR東海の余裕、でしょうか?
JR西日本
在来線
◆ 〔サンダーバード〕1往復を増発。
下り
サンダーバード201号 東京6:43 → 9:13金沢(〔はくたか558号〕に接続)
上り
サンダーバード40号 金沢17:33 → 20:09東京(〔はくたか567号〕から接続)
金沢→大阪間最終〔サンダーバード48号〕は12分繰り下げ。201号との組み合わせで、各地の滞在時間を拡大。
◆ 〔はるか〕6往復増発
日中が30分間隔運転に戻ります。2010(H8)年改正で臨時扱いとなり、翌年改正で廃止となった分が復活する事になります。インバウンドの増加が理由という事です。
(現在、既に臨時列車として運転中)
下り朝方4本、上り夕方以降10本が高槻に新規停車。
◆ 〔はまかぜ1・4号〕が竹田に通年停車。〔くろしお21号〕が和泉砂川に停車。
◆ 日中に大阪を発着するJR京都線・JR神戸線(東海道本線)で、新快速・快速の運転間隔を均一化。合わせて接続する普通電車も運転間隔を均一化。
(なお、芦屋・三宮の新快速・快速⇔普通の同時接続はなくなる)
◆ 深夜の天王寺終着の関空快速2本を大阪まで延長。
◆ 麻耶・東姫路駅が開業。麻耶は普通のみ、東姫路は快速が停車。
● 金沢支社では、〔能登かがり火2号〕を30分繰り下げ。〔9号〕は宇野気・高松・良川に停車。
〔ダイナスター1・6号〕〔能登かがり火2・7号〕はグリーン車なしの3連に変更。
朝方に金沢→小松間、福井→武生間で普通を増発、一部列車の運行区間を延長。
● アーバンネットワーク(近畿統括本部)では、高槻に新ホームが完成、〔はるか〕と一部新快速が発着。土休日午前中の関空快速を2往復増発。
大阪環状線の内回りは土休日の8~10時台をパターン化し、阪和線・大和路線(関西本線)・ゆめ咲線(桜島線)直通を増発(環状運転は削減)。阪和線・大和路線→大阪環状線への直通も増発。
播州赤穂発着の新快速を、昼間時間帯は姫路で分断。
この他、一部路線で本数を削減。
● 和歌山支社では、夕方に〔くろしお28号〕(白浜→新大阪)を増発。一方で京都~新大阪間は一部取り止め。
新大阪での折返し時間を拡大し、定時性を確保。
● 福知山支社では、播但線姫路発普通列車の運転間隔の均一化、夜間に姫路→福崎間で1本増発。
〔こうのとり〕は大阪~福知山間で最速1時間30分で運転。
● 岡山支社では、広島の227系が福山~糸崎間2往復で運用を開始(下り1本は三原まで運行)。
宇野線は週末に岡山→茶屋町間で臨時列車を増発。
〔マリンライナー〕は停車駅を見直し、大元・上ノ町が一部通過。
● 広島支社では、山陽線で土休日に広島~岩国間、広島~西条間快速「シティライナー」を新設。両系統とも30分間隔で運転。
呉線は土休日9時台の広島方面行普通2本を快速「安芸路ライナー」に変更、夕刻の快速「通勤ライナー」を土休日は「安芸路ライナー」に変更すると同時に、普通共々パターンダイヤ化。
可部線は土休日の2連を4連に増強。
全体的に、土休日にかなり手厚い内容となりました。日中の快速の復活は歓迎だが、これが何とか平日にまで波及しないでしょうか。
227系を32両追加し、運用区間は山陽本線・福山~岩国間、呉線・広~海田市間、及び可部線に拡大し、「シティライナー」全列車を含め、平日日中は全列車227系で運用。
(土休日は一部旧型車両で運用)
広島近郊の通勤車は3ドアで統一。103系や、115系3000番台などはなくなる事になります。
この他岩徳線で1往復削減の他、山陽本線・可部線・呉線で一部削減あり。一方で山陰線・奈古~長門市間1往復は木与まで延長。
● 米子支社では、快速〔アクアライナー〕で停車駅を見直し。
● 福岡支社では、博多南線の運転間隔を一部見直し、〔さくら573号〕からの乗り換えは同一ホーム。
山陽新幹線に関しては、今回は一部の修正のみにとどまる模様。
JR四国
2年ぶりの改正になります。
◆ 〔しおかぜ〕〔いしづち〕に8600系(量産車)投入
岡山・高松~松山間の特急はすべてECに統一。
8600系投入列車
下り
いしづち103号 高松6:00 → 8:36松山
しおかぜ11号・いしづち11号 岡山12:35 高松12:50 → 15:17松山
しおかぜ17号・いしづち17号 岡山15:35 高松15:50 → 18:27松山
しおかぜ23号・いしづち23号 岡山18:35 高松18:58 → 21:32松山
しおかぜ29号・いしづち29号 岡山22:00 高松22:20 → 0:55松山
上り
しおかぜ12号・いしづち12号 松山9:15 → 12:10岡山 11:54高松
しおかぜ18号・いしづち18号 松山12:20 → 15:11岡山 14:55高松
しおかぜ24号・いしづち24号 松山15:28 → 18:11岡山 17:54高松
しおかぜ30号・いしづち30号 松山18:41 → 21:29岡山 21:10高松
いしづち106号 松山21:40 → 0:04高松
DCで宇和島まで直通していた〔しおかぜ10・21号〕は松山で分断、松山~宇和島間は〔宇和海4・29号〕で運転。
〔しおかぜ〕の指定席は1号車(半分)と2・3号車に統一。〔宇和海〕の指定席は、宇和島側から松山側に変更し、グリーン車は廃止。
◆ 〔いしづち103・106号〕が宇出津に停車。
◆ 〔しまんと7号〕は高松発16時台から18時台にシフト。〔南風13号〕が多ノ郷に停車。〔南風〕全列車にグリーン車を連結。
◆ 〔うずしお1・26・32号〕がオレンジタウンに、〔30号〕が讃岐白鳥に停車。
◆ 〔剣山11号〕を阿波池田まで延長。
◆ 〔むろと3号〕を1時間繰り下げ、徳島での滞在時間を拡大。
◆ 徳島~鳴門間で夜間に1往復増発。
◆ 高徳線で、早朝のオレンジタウン始発普通1本を三本松始発に延長。
◆ 休日運休の予讃線・観音寺~伊予西条間1往復、土讃線・琴平→多度津間1本を毎日運転に変更。
◆ 牟岐線で、阿南~徳島間で一部駅を通過する普通列車を各駅停車に変更。
JR九州
新幹線
◆ 〔つばめ306号〕をN700系(8連)に置き換え、輸送力を増強。
◆ 〔つばめ308号〕は博多に9分早く到着(7分短縮)。
◆ 週末運転の〔さくら〕〔つばめ〕を設定。
在来線
◆ 〔九州横断特急〕は別府~熊本間3往復の運転となり、3連で運転。
熊本~人吉間は〔くまがわ〕も含めて取り止め、定期特急の設定がなくなります。2017(H29)年春に新D&S(Desine & Story)列車の運行開始を予告。
熊本~人吉間に快速4往復を設定(下り1本は八代発)。停車駅は新八代・八代・坂本・白石(1往復のみ)・一勝地・渡。
◆ 〔あそぼーい!101号〕の時刻を繰り上げ、阿蘇の滞在時間を拡大。〔102号〕も繰り上げ。
◆ 〔ソニック1号〕が赤間に停車。
◆ 〔川内エクスプレス〕は取り止め。
◆ 〔いさぶろう1号〕は熊本発、〔しんぺい4号〕は熊本行に延長。熊本~人吉間は新八代・八代・坂本・一勝地・渡に停車。人吉をスルーする定期旅客列車は、かなり久しぶりの設定になります。急行〔えびの〕廃止以来?
◆ 鹿児島本線・玉名→熊本間及び伊集院~鹿児島中央間、豊肥本線・熊本~肥後大津間及び大分~中判田間、指宿枕崎線・鹿児島中央~慈眼寺間で朝方または夕刻に増発。久大本線で普通列車1往復の運行区間を延長。
◆ 宮崎空港発普通2本を増発。
◆ 鹿児島本線・西熊本駅が開業。
JR貨物
◆ 東京(タ)~吹田(タ)間に速達タイプのコンテナ列車を1往復新設。東京→吹田6時間53分、吹田→東京7時間41分。
◆ 熊谷(タ)・倉賀野・新座(タ)→北九州(タ)・福岡(タ)の輸送力を増強。今年開通した圏央道沿線からの需要を見込んでいる模様。
◆ 名古屋(タ)~熊本、大阪(タ)・百済(タ)~新潟(タ)、岡山(タ)~新潟(タ)、金沢(タ)・南福井→福岡(タ)、北九州(タ)→南福井間で輸送力を増強。
◆ 札幌(タ)→梶ヶ谷(タ)・宇都宮(タ)・隅田川、隅田川→札幌(タ)、新座(タ)→大阪(タ)・名古屋(タ)、東京(タ)→福岡(タ)、西浜松→福岡(タ)、安治川口→東京(タ)、福岡(タ)→東京(タ)で所要時間を21分~8時間40分短縮し、リードタイム(出荷から到着までにかかる時間)を改善。
◆ EF210型6両、EH800型8両、HD300型4両、コキ107形209両、コンテナ4タイプを合計4,000個新製。
西岡山は岡山貨物ターミナルに改称。
JRグループ(旅客)で整理すると、
列車廃止 … 特急〔カシオペア〕〔スーパー白鳥〕〔白鳥〕〔くまがわ〕〔川内エクスプレス〕 急行〔はまなす〕
駅新設 … 小田栄・石巻あゆみ野(東日本)、麻耶・東姫路(西日本)、西熊本(九州)
駅廃止 … 大志田・浅岸(東日本)、鷲ノ巣・上白滝・旧白滝・中白滝・下白滝・金華・花咲(北海道)
駅名改称 … 渡島大野→新函館北斗・津軽今別→奥津軽いまべつ(という扱いになるのか?)(北海道)
〔しなの〕名古屋~大阪間廃止で、昼行特急の最長は、〔にちりんシーガイア〕(博多~宮崎空港)の411.5㎞。
JR以外で確認できたのは、小田急や東京メトロ、他第3セクター鉄道の一部。
小田急
特急ロマンスカーが海老名・伊勢原に新規停車。新宿発ロマンスカー発車時刻を日中は10・30・50分発に統一。〔メトロホームウェイ〕は2本増発、大手町発18~22時台20分発の本厚木行に統一(唐木田行は取り止め)。〔メトロはこね〕が本厚木に停車。
千代田線直通は、日中は多摩急行を急行に変更し、20分間隔で運転。夕刻に本厚木行準急を増発。
快速急行を日中毎時6本運転(小田原・新松田行と藤沢行を交互に運転)、半数は代々木上原で、千代田線からの急行と相互に接続。
区間準急は廃止。江ノ島線は、日中は急行を取り止め。
日中は20分間隔で回る事になります。残念なのは、VSEのシートサービスがワゴンサービスに変更になる事。
東京メトロ
半蔵門線は平日の清澄白河行3本を押上行に変更し、11時台に1往復増発。東西線は5時台の2本を東葉高速線直通に変更。
副都心線は、平日の急行系は、朝夕は通勤急行・日中は急行に統一。急行は平日も明治神宮前に停車。
全区間速達系の列車(みなとみらい・東急東横線特急~副都心線急行~西武池袋線快速急行・東武東上線急行)を「Fライナー」と呼称し、シンボルマークを車両・駅の種別表示に掲出。
これを見ると、「Fライナー」は、東武東上線線内も急行で運転となるようです。「TJライナー」上り朝方運転と同様、事前にリリースで発表になっている事だが、今日現在では、東武からはダイヤ改正のリリースは出ていません。東急・西武もまだです。
道南いさりび鉄道
基本的には、現在の江差線の普通列車の形態を維持する模様。〔白鳥〕退避がなくなるので、全体的に多少スピードアップするか。
木古内発普通1本の時刻を変更して運転間隔を調整。土休日運休の函館~上磯間1往復を毎日運転に変更。
青い森鉄道
快速2往復を普通に変更。青森~浅虫温泉間1往復増発。八戸~三戸間1往復、青森~八戸間2往復、青森~野辺地間1往復、新青森乗り入れ1往復を削減。土日運休の三沢始発列車を土休日運休に変更。
青森駅は、JRとホームを完全に分離。
IGRいわて銀河鉄道
盛岡でのJR線との接続を改善。厨川駅ではホームの混雑緩和のため、朝方の上下列車の時刻を調整。
北越急行
超快速〔スノーラピッド〕1本増発。越後湯沢9時57分発で、東京8時24分発〔MAXとき307号〕から接続。現行の下り1本は六日町・まつだい・虫川大杉に停車。上りは午後にシフトし、夕刻の列車は普通に変更。
まつだい・虫川大杉折返し列車を犀潟まで延長。トータルで、1日あたり総走行距離を90㎞延長。
黒井停車増。「ゆめぞら」運用列車を土休日3→4本に拡大し、〔スノーラピッド〕でも運用。
えちごトキめき鉄道
北越急行からの新井直通を定期化。
(現在は臨時列車の扱いで、JTB時刻表上では直通運転にはなっていない)
上越妙高・糸魚川での北陸新幹線との接続を改善。
あいの風とやま鉄道
朝方の富山→泊間1本を定期列車化(現在は期間限定運転の扱いで土休日運休)。午後の泊→黒部間、夜間の富山→黒部間で増発。
〔あいの風ライナー〕は、6号は普通に格下げ(土休日運休)、2号は2連に短縮。この他、一部混雑列車を増結、富山で北陸新幹線との接続を改善。
金沢発富山行1本の所要時間を短縮。富山直通を設定増。
IRいしかわ鉄道
夜間に金沢→津端で普通1本を増発。金沢でJR北陸線特急との接続を改善。
愛知環状鉄道
10~12時台で岡崎~高蔵寺間・北野桝塚~高蔵寺間各1往復を増発。6時台の北野桝塚発岡崎行を新豊田発に延長。岡崎発21時台の新豊田行を高蔵寺に延長し、高蔵寺22時台発北野桝塚行を増発。
肥薩おれんじ鉄道
出水~川内間「ゆうゆうトレイン」1往復を取り止め。
「おれんじ食堂」は徐行区間を拡大。なお、1月1日~3月24日の間は検査のため運休。
以上、JR等の各社及び各支社のプレスリリースからチェックしてみました。多少端折ってしまった部分もあったかと思います。今後発売される時刻表を読まないと、全体像が見えない部分もありました。
経営問題もあり、北海道に関心が集中している感もあるが、JRグループの全体で、地方路線の本数の減少が進みつつあります。今回の各社のリリースでも、路線名だけで、具体的な削減ダイヤが示されていない路線がいくつかありました。留萌本線の廃止もあるし、三江線の存廃問題の表面化もあります。今年・来年位は新幹線関係に視線が集中するだろうが、一段落した後、地方の鉄道は(JR以外も含めて)どのような方向に行くのか、注視したいと思います。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
さて、新幹線開業のたび、航空との競争はいつも世論の関心の的になります。
今回の北海道新幹線に関しては、これまでの他の新幹線開業時にはなかったアドバンテージ・ハンデが、新幹線・航空の双方にあります。
新函館北斗駅は函館から17.9㎞もあります。一方、函館空港は市中心部から10㎞。市中から見て、空港より遠い位置に新幹線の駅が開業するのは、初のケースになります。アクセス交通機関にもよるが、新幹線には地理的なアドバンテージがほとんどない事になります。
一方ダイヤでは、ビジネス目線で言うと、航空は函館空港では夜間駐機(ナイトステイ)を行わないため、初便は東京からの初便の折返しでなければ設定できず、かなり遅い出発になってしまいます。現行の冬スケジュールでは、ADO58便の8時55分発が最も早く、羽田は10時25分着。ビジネスには辛い時刻だが、〔はやぶさ4号〕の新函館北斗発が比較的遅く、東京着が11時を過ぎるため、対新幹線ではまだ競争力があるでしょう。しかし逆の羽田発最終便は函館発最終便から逆算してかなり早めにならざるを得ず、現行冬スケジュールではJAL589便の17時30分が最も遅くなります。函館着は18時50分、この時点で〔はやぶさ33号〕はまだ東京を出発していません。今後新函館北斗を6時台前半に出発する最速タイプの〔はやぶさ〕が設定できる状況になるなら、航空には所要時間のアドバンテージがほとんど消えてしまいます。
逆に、首都圏からのビジネスや観光では、航空にも分がありそうですが。
今の所航空各社は、新幹線を意識した運賃やダイヤ等の施策は発表していません。航空ダイヤは来年早々に発表になるだろうが、函館空港の運用が現状通りのままなら、大幅な変更はあり得ません。開業してからも、しばらくは様子見、ではないでしょうか?ともあれ、今までにない状況下での新幹線VS航空の競争、どういう方向に向かうのか。
《今日のニュースから》
18日 リニア中央新幹線 南アルプストンネル掘削工事開始
19日 積雪を祈願しオープニングセレモニー 青森県大鰐町スキー場
「パリ協定」採択の月に皮肉めいているが、今年の冬は世界的に暖冬で、欧米でも雪が全然降らないそうです。豪雪被害は困るが、冬は寒いのが本物、今一度本来の冬の姿を取り戻したいものです。