「JTB時刻表2015年9月号」が発売になりました。
「世界遺産特集か?」と予想したグラビア特集は大ハズレでした。表紙は特集に関連して、福知山線を走る381系〔こうのとり〕。
◆ この秋の休日は 国鉄色を撮りに行こう
そもそも時刻表とは、列車そのものではなく、その運行ダイヤを詳細に記し、公表するのがメインのであって、撮影ガイドというのは、少し違う気もしないではないですが。
思えば国鉄の分割民営化からもう28年、そもそも国鉄形車両自体が激減し(JRの車両さえ淘汰が始まっている位だ)、まして色となると希少価値が高いという事でしょう。
民営化以降、JR各社はまず、色で国鉄時代との違いを出そうと、独自のカラーを採用するようになった。が、新車ならまだしも、正直「この色はこの形にはどうなのかなあ」というのも少なくありませんでした。この点も、国鉄色が郷愁を誘う一因なのかも知れません。しかし国鉄時代はどこも同じ色で食傷気味だとか、特に末期のDC「首都圏色」なんてクソミソにこき下ろされていたのに、ファンって勝手なものだよなあ、と今でも思っています。
381系の国鉄色は、289系(681系の直流改造車)への置き換えがJR西日本より発表になりました。10月31日との事で、あと2ヶ月しかありません。一方185系はここへ来て、国鉄ストライプ色の編成の方が増えたような気がします。こちらはなかなか新車両導入のアナウンスがありませんね…。
ステンレスの211系が「国鉄色」というのはやや微妙…。この他、マナーを含めて、撮影のコツも。
◆ 映画「ロマンス」をみて 小田急ロマンスカーで箱根へ!
本日公開。大島優子主演。当然、小田急全面協力。
ロマンスカーはこの所MSEのみ増備が続き、今年度も新造があるが、展望室付となるとVSE以降、10年間新造が途絶えています。どういう方向に向かうのか?
裏表紙も「ロマンス」の広告。
「のりもの情報局」は「札幌市交通局『2015市電フェスティバル』」「ことでん×シアターキューブリック×ひたちなか オリジナル演劇」「りんかい線 ぬいぐるみリニューアル」「東京モノレール CMオンエア」「京阪電鉄『きかんしゃトーマススタンプラリー』」「鹿児島市交通局 火山灰で作った模型」「エースJTB『日本縦断の旅」』。
札幌市電というと、環状運転の開始はいつになるのだろう?今の所は発表がありません。11月までに開通するなら今年中に乗りに行く事も考えているのだが。
◆ 黄色のページ
グラビアに連動して、国鉄色で運転される列車から一部を掲載しています。
(大阪環状線は土休日に103系・201系で運行される列車)
会社線は、ここへきて富士急ハイランド・河口湖への高速バス路線がかなり増えてきました。今月から、神奈中バスの町田・橋本~河口湖線、藤沢・辻堂・本厚木~河口湖線の運行が始まりました。圏央道の開通が背景にあります。休日のマイカーの渋滞は懸念材料だが、是非高速バスまたは電車で行きましょう。
(電車の方も、そろそろJR直通を中心に、運行形態を変えるべき時が来ていると思います)
◆ 本文
観光列車「花嫁のれん」の運行開始に合わせ、10月より金沢~和倉温泉間で、同名の臨時特急が運行されます。
下り
1号 金沢10:15 → 11:37和倉温泉 (←かがやき503号から接続)
3号 金沢14:15 → 15:32和倉温泉 (←はくたか559号から接続)
上り
2号 和倉温泉12:07 → 13:21金沢 (→はくたか556号に接続)
4号 和倉温泉16:30 → 17:53金沢 (→はくたか576号に接続)
停車駅:羽咋・七尾
全列車10月3日~11月30日の月・火・金・土・休日運転 全車指定席
また、氷見線・城端線では快速〔ベル・モンターニュ・エ・メール(べるもんた)〕を運行。
城端線
下り
51号 高岡9:35 →10:19城端 (←はくたか551号から接続)
53号 高岡12:52 → 13:42城端 (←はくたか557号から接続)
上り
52号 城端10:33 → 11:15高岡 (→はくたか562号に接続)
54号 城端14:14 → 15:01高岡 (→はくたか570号に接続)
停車駅:新高岡・砺波・福野・福光
全列車10月11日~11月29日の日曜日運転 全車指定席
氷見線
下り
1号 新高岡11:12 → 12:04氷見 (←はくたか553号から接続)
3号 新高岡14:58 → 16:14氷見 (←はくたか561号から接続)
上り
2号 氷見12:14 → 13:15新高岡 (→はくたか566号に接続)
4号 氷見16:26 → 16:56高岡
停車駅:高岡・伏木・雨晴
全列車10月10日~11月28日の土曜日運転 全車指定席
秋の臨時列車の発表に合わせ、〔カシオペア〕の10月~2月の運転計画も発表になりました。
今年一杯は上野発火・金・日曜(10月16・18・20日は運休)、札幌発月・水・土曜(10月17・19・21日は運休)運行。
来年は上野発1月2~10日、札幌発1月3~11日は隔日、それ以降2月一杯までは、再び今年と同じ曜日で運行。
〔はまなす〕は、とりあえずしばらくは運休となる日はなし。ただし上りは11月30日まで、青森終着時刻を変更。
来年1月1日、〔白鳥〕も含めて青函トンネルは全面運休となるらしいが、今号では記載がありません。
高速バスは、茨城交通の秋葉原~笠間・益子線が10日に改正済み。土休日に1往復増発。
西日本JRバスは、大阪~三田プレミアムアウトレット路線が9月1日より毎日運転。平日は時刻が変わり、大阪発は新大阪駅に停車。
名古屋市営地下鉄東山線は、9月1日に改正。可動柵運用開始による所要時間増に対応したもので、時刻表に現れている分では、藤が丘5時30分発高畑行が全線で1分増。
JTB時刻表で何度か取り上げられてきた片上鉄道の代替バスを運行してきた備前バス(日生運輸)が、9月一杯で路線バス事業を廃止する事になりました。今号では「9月30日までの時刻」とのみ記されているが、10月以降がどうなるのか、今の所備前市、日生運輸とも発表がありません。吉ケ原へのアクセスはどうなる?
(備前市では、路線バスの大規模な再編成の構想があるようだ)
フェリー火災の影響で、商船三井フェリーの大洗~苫小牧航路の運航計画に大きな変更が生じる事になってしまいました。
大洗・苫小牧発深夜便は、10月までは週3日就航。10月からは出航が1時間程度繰り下げ。
(到着時刻は変わらず)
夕方便は、9月は基本毎日運航(2日休航日がある)、10月前半は隔日、後半は週3日就航。
国際線航空は、8月6日より厦門航空が成田~厦門路線を就航させているが、今号ではまだ掲載がありません。
◆ JR線営業案内
〔北斗星〕運行終了により、個室寝台の種別からA寝台の「ロイヤル」「ツインデラックス」、B寝台の「デュエット」がなくなりました。
料金表は、前号までのA寝台・B寝台別から、〔カシオペア〕と〔サンライズ瀬戸・出雲〕で別々とする掲載方に変わっています。
来月は南海電鉄特集ですか。高野山開創1200年という事があるのでしょう。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
阪堺電気軌道は昨日、上町線の住吉~住吉公園前間を、来年1月30日を持って廃止すると発表しました。古風な駅舎が残る終着駅だが、今年2月の改正で大半の便を我孫子道発着に変更した結果、朝7・8時台に平日5本・土休日4本が残るのみでした。平日の最終8時24分は、「日本一早い終電」だそうです。
(終着駅では、という事でしょう。JR北海道石北本線では、朝7時台の停車が(特定の方向行では)唯一という駅がいくつかあります)
南海の住吉大社駅前だが、商店街を直進して通りに出れば住吉鳥居前電停があるので、影響はほぼないでしょう。一応存続の方向に向かう阪堺電軌だが、経営が苦しいのは間違いないので、廃止もやむなしですかね。
《今日のニュースから》
28日 福島県大熊町 「帰宅困難区域」で除染作業開始
29日 柔道五輪3連覇 野村忠宏 現役最後の試合に出場