№1395 恒例・灼熱の成田 今年はバスも<後>

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 午後はさくらの山に移動します。これまでは第2ターミナルから炎天下を、延々ヒーヒー言いながら歩いて移動していたが、今回は何と、路線バスを利用します。この春から運行を開始した新路線。

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 さくらの山行は、第2ターミナル1Fの13番乗場から出発します。航空科学博物館や南三里塚、酒々井プレミアムアウトレット行と同じです。ただ、現状は本数は少なく、平日は3本、土休日は11時30分発の1本のみ。
 12時00分発は、やや遅れてやってきました。南三里塚から来た便の回送入庫の実走のようです。私の他乗客が1人、それと便乗のドライバーが乗りました。出発すると、空港西通りを北上して行きます。

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 終点は成田空港交通の車庫の中。空港から約15分、240円。
(成田空港交通は、ICカードは導入していない)
 道路を隔てた反対側、手前にあるのはJRバス関東のバス停。成田行、航空科学博物館行が共用。
 成田空港へ戻るバスのバス停は、成田市コミュニティバスと同じ位置です。車庫内にもバス停が立っているが、1日1回のバンテック行。

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 先に「ゲジポイント」に行きます。さすがに平日となると、人も車も少ない。

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 ポイント自体、こんな感じ。マニアックな世界。
 バス停から徒歩10分弱、第2ターミナルからだと20分強で着く事が出来ました。革命的だ?

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タイガーエア台湾 A320-200
 今夏スケジュールより就航の新顔。

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アシアナ航空 B747-400M
 去年はアシアナのA380-800撮影が目的でした。この便、この日はB747-400M(コンビ型)で就航。

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ジェットスター B787-8
 メルボルン行。

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 去年は工事中だった観光物産館が、「空の駅 さくら館」としてオープンしていました。帰りに寄ります。

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 改めて、さくらの山。こんなきれいな公園になるなんて、20年前には考えられない事でした。

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 参考までに、20年位前の「さくらの山」ってこんな感じ。知る人ぞ知る、マニアックな単なる空地でしかありませんでした。休日だったら家族連れの姿もなくはなかったが。物産館どころか、コンビニも自販機も、トイレさえない時代でした。

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トランスアジア航空 A320-200
 日本~台湾路線も今や大激戦区。GEは、そろそろ新カラーを見たい。

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エティハド航空 A340-500

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スリランカ航空 A330-300

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エバー航空 B777-300ER
 このBR197便、本来は「ハローキティジェット」だが、多客対応ですかね?B777-300ERにも「ハローキティ」があるので、本当はこれが来てくれたらうれしいのだけれど(現状はシンガポール・パリ・ヒューストン路線に就航)。

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 さくらの山信号を、JRバスが右折して行くのが見えました。

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 浴衣姿の女の子、ハイチーズ。

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チャイナエアライン B747-400
「Sky Team」。

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アメリカン航空 B777-200ER
 新カラー「one world」!№1309で「来ないかな」と書いたが、この日のAAのA滑走路着陸はこの1機だけ(だと思った)ので、これはうれしい。

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ANA DHC-8-Q400
 成田唯一のターボプロップ機。新潟線。

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マレーシア航空 B737-800
 コタキナバル行。B737で所要6時間はきつそう?MHのB737は関空で旧塗装復刻機を撮っているが、現行カラーは初めて。

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 午後になるとDL・UAの到着ラッシュ。第1ターミナルを見ると両社の尾翼がズラッと並んで、これだけ切り取ったら日本とは思えない。

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 そのDLとUAの競演。
 さすがの成田も、B747ジャンボジェットを見る機会は、かなり少なくなってきました。

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タイ国際航空 A380-800
 A380も、現在成田で見られるのはTGとSQのみ。

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ニュージーランド航空 B767-300ER
 B787-9ではなかった。残念。

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 平日だから去年ほど人出は多くなかったものの、夏休みゆえ子供の姿は多かった。

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カタール・アミリフライト A340-300
 普通のカタール航空とは違う、要人輸送を専門に扱う部門、らしいのだが詳細は私には解りません。何の輸送だったのだろう。公的なものではなかったらしいが(帰宅後外務省のWebサイトを見たが、何も記されていなかった)。

 さくらの山から、JRバス成田駅行の時刻が近づいてきました。平日は17時05分が最終です。今日はこれで終わり。

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「空の駅 さくら館」のチラシ。これでだいたい概要は解るかと思います。中では地元の物産の他、航空グッズも販売しています。平日のみ、朝方モーニングのバイキングを行っているとの事。

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 JRバス成田駅行。成田駅~航空科学博物館系統の一部が、さくらの山を経由します。残念ながら、この日はこの他にここから乗車する客はなし。車内も、地元の客が数名いたのみ。
 成田駅まで約15分。運賃360円。
(今の所、Suicaは導入していない)

 さくらの山の変貌には改めて驚かされました。日本はもちろん、世界でも有数の旅客機ウォッチ・撮影ポイントとして誇れるものになったと感じます。
 バス路線も、成田駅行・成田空港行とももう少し本数が多いといいとは思うが、そもそもこの付近は一般の住宅など存在しない場所なので、現状では仕方がないでしょう。とにかく路線ができた、という事自体素晴らしいです。公式Webサイトで時刻を確認のうえ、コミュニティバスも含めて積極的に利用される事を強くお勧めします。
 次に撮影目的で成田に行くのは、冬スケジュールになってからになるでしょう。今度は南側の交通アクセスを確認してみたいと考えています。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

 明日の晩、本体の更新を行います。今回成田で撮影したバスの画像を中心に追加します(新規事業者の公開は、もう少し時間を下さい)。それと「海外の路線バス」で、2003(H15)年1月のポルトガルの画像を再公開します。

《今日のニュースから》
 6日 御嶽山不明者捜索 本日終了
 7日 ジャポニカ学習帳 昆虫写真表紙の復刻盤発売

 昆虫というのは、どうしても人によって好き嫌いの差が大きくなるので、一時発売が中止になったというのは仕方ない話だとも思います。大人だってそうです。実は私にも、この年齢にしてどうしてもダメな昆虫がいるので…。
 米大統領選で共和党候補者の討論会が行われたが、投票率平均の上位十人のみが参加。トランプ氏とブッシュ氏が「センター」…って、A○B○8の「総選挙」と同じだよなあ、と思ったのは私だけ?

№1394 恒例・灼熱の成田 今年はバスも<前>

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 1年に少なくとも2回は成田へ行きたいなあ、といつも考えているのだが、今年は2月1日に続いて、夏スケジュール真っただ中の7月27日(月)、成田に来る事が出来ました。
 実は去年も同じ7月27日に来ていて、№1217№1218で書きました。夏スケジュールではちょうど1年振りです。去年は日曜日だったが。
 今回は旅客機だけでなく、成田空港発着のバスも少し多めに撮りたいと考えていました。これまでは海外旅行へ出発する直前に第2ターミナル4Fの北側で撮る事が何度かあって、今回もそこを考えていたのだが、実際には別の場所になりました。
 また今回は、「さくらの山」の現状を確認する、という意味もありました。この所のさくらの山は、なんだかすごい事になっています。20年前とはえらい違い…。

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 今回はYCATからバスで行きます。片道3,600円と高いのはつらいが。平日なのでJRの「休日おでかけパス」は使えないし、我が街戸塚からだと、実はこれが成田空港に一番早く着くルートになります(〔成田エクスプレス〕より早い)。

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 5時30分発はリムジンバス。

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 リムジンバスの車内。朝早かったから、ほとんど寝ていて、目が覚めたら成田が間近でした。

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 第2ターミナルには、ほぼ定刻の6時50分に到着。
 先に書いた通り、最初はこの階の北側で空港バスを撮るつもりだったのだが、さすがに7時前では街路灯の影が長くてバスに被り、きれいに撮れそうもありません。早まったかなあ。
 それで第1ターミナルに移動し、まずはいつもの通り旅客機の撮影に当てます。しかしターミナル連絡バスは、7時頃だとさすがに少なく、20分間隔になります。やや待たされました。

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 展望デッキに着いたら、いきなりこんなのが離陸して行くのでビックリ。ATRでは300㎜でもこの程度しか取れないが。UAカラーではあるが、タイトルやレジは読めませんでした。デリバリーフライト?

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スイスインターナショナル A340-300
 この機材の就航も長くなったが、あとどの位日本で見られるか。

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 これもまた、これ何?という機体。「金鹿航空」とかいう、北京首都航空に関わる中国のキャリア、らしいが詳細は不明。旅客便ではないはず、と思うのだが。

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エアアジアX A330-300

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 この時間は貨物機の発着が多い。旅客便は傾向として、早朝6時台位は東南アジア方面からの到着が多く、一息ついて8時台以降は欧州キャリアの到着が目立つという感じ。ただ、欧州路線は全体的に到着が遅くなっていました。KLMは1時間の遅れになっていた。

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ルフトハンザ・ドイツ航空 B747-400
 ロゴの横に中国語で何か書かれている。意味が解らなかったのだけれど。

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ピーチ A320-200
 LCC勢は朝から元気です?ピーチは第1残留だから当然としても、この時間は見た感じ、バニラもジェットスターも、A滑走路からの離陸が大半に見えました。第3ターミナルからだったら圧倒的にB滑走路が近いが。

 この日は9時30分で旅客機の撮影を終了し、再びターミナル循環バスで第2ターミナルに戻ります。
 先に記した通り、今日は空港を発着するバスも撮ります。一度まとめて撮りたいと常々考えていたので。さくらの山に行く路線バスが12時ちょうどに出るので、そこまでの時間を使う事としました。
 最初は先に記した、出発階の北側を考えていたのだが、別の場所を探してみました。

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 第2ターミナル1Fから南へ徒歩5分強、JALの南オペレーションセンターをやり過ごした先のカーブで、成田空港発便を撮る事とします。
 右側、4Fから降りてくる空港着便は、アングル的には苦しい。
 かなりの枚数を撮ったが、その中から主なものを数枚。
(画像はしずてつジャストラインの静岡行)

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 関越交通の「アザレア号」。

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 さくらの山行は、平日だと12時00分の前に、9時52分の便があります。成田空港交通だが、京成バスそのまんま。一般の路線はこの他、航空科学博物館経由南三里塚行と、南部工業団地行があります。

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 西武バス。ライオンズカラーベースで、NACK5(埼玉のFM局)ラッピング。

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 第3ターミナルオープンで、ターミナル連絡バスも新設になりました。この時に入った車両のようです。これも元京成バスでしょう。お客さんいっぱいだなあ。

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 千葉交通のガーラ貸切車。

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 リムジン・パッセンジャー・サービス。各路線の共通予備車で、これは「東京シャトル」だが、この後同色の車両のTDR路線の運用を確認しています。

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 横芝行の空港シャトルバス。千葉交通の運行で、スタート時はエアロバスを使っていたが、最近ブルーリボンⅡワンステップに代替されています。今冬乗りました。

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「多古シャトル」。千葉交通の一般路線車。

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 西武バスの、これは所沢行。エアロエースの新車でレジェンドブルーだが、このカラーは夜行では良くても、昼行便や空港バスでは重いと思う。上半分を白にしても良いのではないか?

 撮影の最中、警察の車が止まって、職務質問されてしまいました。免許証だけ見せてそれで終わり、だったけれど。こんな暑いのに一人でポツンと何やっているの?と心配になったからだそう。連日熱中症で何百人病院に運ばれ、何人死亡なんてニュースになっていれば、そう考えるのも当然なのかも。
 私自身は体調の不良なんて感じなかったが、一通り撮り終わった後、さくらの山行バスに乗るまでの間、少しターミナルの中で休もうと思います。

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 南オペレーションセンターの前の駐車場に待機する、ランプバス?一番右はオリジナルだが、一番左と右から2番目の富士7Eは元西武バス(一番左は3ドアだった)、その間のエアロスター2台は元神奈中と思われます。公道は走れません。

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 ターミナル1Fの到着案内。これを見ても、コードシェアの枠組みがかなり複雑化しているのが解ります。JAL便が多いのでワン・ワールドのキャリアが大半、北米からの便だと3~4社のナンバーを背負い、自社機材の乗り入れがないLANやTAM、USエアウェイズのナンバーも見られました。加えて下段の右側上方、ニューヨークからのJL5便にBAのナンバーが付いている(BA4605)のは驚き。BAはナンバーだけなら世界一周になるが、イギリス→日本でアメリカ経由のお客さんなんているの?
 ターミナルで涼んで一息ついて、午後はさくらの山に向かいます。バスで行きます。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 昨日の根岸線の架線の断線は大事になってしまいました。帰宅ラッシュの時間だった上、みなとみらい地区では花火大会も行われていたので、より混乱が大きくなったようです。
 原因はどうやら、架線とパンタグラフの間のショートらしい。前兆はあったようだ。今後のJRの調査が待たれるが(運輸安全委員会の調査の対象にはならないようだ)、これ以上の技術的な事は解らないからおくとして、1、2点思った事を記すと、電車が止まってから、乗客が駅に誘導されるまで最長で2時間もかかったのは、やはりまずい。特に新子安は東海道線・横須賀線も並行しているので、安全上簡単には降ろせないのかも知れないが、この所の猛暑・熱帯夜の状況も考えると、遅くても1時間以内には誘導が完了されるべきだと思う。これがもし昼間の超猛暑の只中だったらと思うと、ちょっとゾッとする。この先は他の人と意見が違ってくると思うが、路線の状況にもよるけれど、たとえ運転再開まで大幅に時間がかかってしまう事になったとしても、まず付近の列車をすぐに全て止めた上で、駅間で取り残された乗客の駅への誘導を最優先に考えた方が良いのではないか、と思うようになりました。どの道、勝手にドアを開けて外に降りてしまう乗客も出てくるだろうし。とにかく、安全を確保した上での乗客の誘導の手順をキチッと考えて、訓練も行うべきでしょう。
 それと、通勤電車で窓が開かない、というのも良くない。E233系は窓が開くが、私鉄では一部窓が開かない通勤車もあります。過去の209系や、最近では東武50000系シリーズの初期車も、外観上多少みっともなくなってでも窓が開くようになってきているが、他の車両も早急に手を付けるべきではないでしょうか。
 ともかくこんなアクシデント、この先全く起こらないとは言い切れないのだろうが、私も遭遇したくないです。特にこんな昼も夜もクソ暑いご時世に。

 スカイマークの再建計画は、結局会社提案のANAホールディングからの支援を受ける案が可決されました。対抗案がデルタの名前を出した事で、波乱が起きるのかなあと思ったが。共同運航で独占禁止法に抵触する可能性はないのかとか、色々思う事はあるが、ともかくこれでGOサインは出た事になります。少なくとも、この数年前社長の元で見られた、単なるウケ狙い的な施策だけは控えて頂きたい。ANAの重しが入るのでそうはならないとは思うが。

《今日のニュースから》
 4日 東京都心 史上最長の5日連続猛暑日記録
 5日 韓国 金大中元大統領夫人 北朝鮮を訪問

№1393 バスマガジンvol.72(講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジンvol.72」が先月末、発売になりました。

 まず、敢えて書いてしまうと、今号はいつになく誤字・脱字が目立ったような気がします。過去の号にもなくはなかったが、中見出しにまで誤字があると、「チェック体制どうなっているのかなあ?」とか感じます。講談社という日本有数の大手出版社の刊行なので、もう少ししっかりしたものが欲しいと思います。でないと読んでも興醒めになるので。

復活!! 日野・K-RE101 弘南バス
 表紙にもなっている、弘前大学から弘南バスに譲渡された、1980(S55)年製日野モノコック車。
 走行距離11万7000㎞強は、都心の普通の路線バスだと3年程度でたたき出す数字なので、確かにすごく少ない。それと写真で見る限りだが、雪国でありながら防雪剤などの影響も少なさそうで、ボディのコンディションも良さそうです。
(用途が用途なので、冬場はほとんど動かないのだろう)
 弘南バス自体、かつては日野のモノコックボディの路線車を運行していたのだから、本当は弘南バス一般色(もちろん旧塗装)に塗り替えればもっと雰囲気が出るのでは?と最初は思った。
 ただ、メインの用途が引き続き弘前大学の実習農場への輸送であるし、弘前大学の好意も思えば、今の塗装のまま通すのが礼儀であるかも知れません。
 弘南バス内部にもまだこのバスを運転できる人はいるようだが、今後ドライバーの世代交代が進んだ時、ATとか、フィンガーコントロールに馴れきった若い人は運転できるだろうか?この点が今後の課題か。何だかSLみたいだが。
 K-RE101は「残り3台」と表紙の見出しにあるが、ここと、東陽バスと、あと1台はどこですか?
(士別軌道にも日野モノコックが残っているが、K-RC301P)

ジェイバスブランドとセレガ/ガーラ誕生10周年

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 Jバスのセレガ/ガーラの統一モデル発表から、ちょうど10年になりました。それまで別々の形態で製造されていたライバル2社が経営統合のみならず、モデルまでほぼ同型となった事は、ちょっとした驚きでもありました。当時のバスメーカーを巡る状況の象徴でもあったと思います。
(当時は他に富士重工の撤退とかあった)
 セレガ/ガーラ両方を保有するはとバスで比較しているが、グリルとオーナメントランプで見分けるしかないか。セレガでもオーナメントランプがない事業者もあるし、なお難しい。でも諸元が型式記号の末尾のアルファベット以外全く同じとなると、はとバス以外にもあるが、両方を同時に導入する意味は、どこにあるものだろうか。

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 路線車のブルーリボンⅡ/エルガにも触れられているが、こちらはエルガのデザインがそのまま日野で採用されたので、さらにショック?だったかも知れない。特に日野車はあってもいすゞ車の導入がなかった千葉内陸バスあたりだと、ファンには相当違和感を与えたのでは?
 当初はヘッドライトもエルガと同じだったので、とにかく見分けるのにどうしよう?とか思った。今でもそうだが。一部の事業者ではフロントなどに「SELEGA」「GARA」のロゴがあって、ずいぶん助かった経験があります。
 この統合モデルの前に、いすゞから日野へのOEM供給のKL-KV234が東武バスや青森市営など向けに少数造られているのだが、これについては触れられていませんでした。
 また、中型車のエルガミオ/レインボーⅡが取り上げられても良かった。

路線バスで行く!アニメ聖地巡礼 PART5
「たまゆら」。竹原が舞台で、この連載で関東地方以外の土地が出てくるのは初めて。
 芸陽バスはアニメにも少し出てくるようだし、高速バス車内の液晶表示にもキャラクターが出てくるのか。「かぐや姫」号は、そもそもそれこそ「かぐや姫」のキャラクターが描かれていたのに、その上からそのまま「たまゆら」をラッピングしているのでしょうか。
 芸陽バスの公式Webでは「かぐや姫号ラッピングバス」とは記されているが、「たまゆら」の4文字がどこにも出てこないのが不思議。

帰ってきた 路線バス全方位レポート

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 Vol.4は群馬県。
 ここも先に指摘しておくと、数多くの誤字・脱字に加えて、上信電鉄の説明文は永井運輸と全く同じ文面になってしまっていました。かつては自社鉄道線を中心に路線網があったが、現在は高崎からの2路線と高崎市コミュニティバスのみ。昨今の鉄道会社では珍しく、未だにバス部門も兼営しています。路線数が少なくなりすぎて、かえって分社のメリットがないのでしょう。
 それと、群馬中央バスがないのはどうして?大幅に縮小されてはいても、会社は健在なのだが。
 前回は創刊間もないVol.4(2004(H12)年5月)で取り上げられていました。当時はさらに西武高原バスと草軽交通もあったが、現在は群馬県内に車両の配置がなくなったからなのか、取り上げられていません。路線網の急速な廃止に対応した「21条バス」の運行について記されていて、永井運輸はその中の一事業者として取り上げられていました。現在は一般のバス事業者として、独立して記されています。
 朝日自動車は、太田の路線の他、本庄からの1路線がほんのわずか、藤岡市(旧鬼石町)に入っています。群馬の路線バスでPASMOを導入しているのは、今の所朝日自動車のみ。
(国際十王は、伊勢崎~本庄路線では導入していない。他にJRバス関東の志賀草津高原線が今春にSuicaを導入)
 関越は、朝日と同じ色になりつつあるのか。どこの都道府県、どこの企業グループでもそうだが、貸切・高速はまだしも、路線車は独自のカラーでやって欲しいなあとも思っているのだが、グループ内の移動もあるのでそうならざるを得ないのか。
 北関東はどこでもそうだが(館林市は何とか路線バスが復活したが、茨城県の筑西市・桜川市がバスなしになってしまっている)、特に群馬県は相当きつそう。それは特に、何度か足を運んでいる伊勢崎で痛烈に感じた事でした。来る度にどんどん路線がなくなっているので。よそ者がどうのこうのいう事も無理があるが、何とかバスの復権が図られて欲しいと思います。 

おじゃまします バス会社潜入レポート vol.72 九州産交バスグループ
 
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 九州産交バスについては最近書いたばかりなので、さらに書き加える事は少ないが、大津営業所の菊陽町移転計画は初耳でした。JR豊肥本線光の森駅新設もあって、利用者が増えているのでしょう。
 カラーリングでは、路線車の「くまモン」ラッピング車や、空港バスのANA・B787ラッピング車があっても良かった。一般的な話題性、という意味でも。
(「くまモン」は車種ラインナップにあるが、特に解説はない)
「じゅくりっと号」のボンネットローザは元大十バス?どのような用途で使われていたのだろう?

 今号は、ドライバーに関する記事がかなり目立ちました。
バス屋稼業 第4回 「ママダイヤ」なるものの存在は初耳。という事は、特定の時刻の便は必ず女性ドライバー、という事になります。こういう取り組みも、女性ドライバーの採用には必要な試みではあるでしょう。ただ、東急バスは全体的に本数が多く、日中でも5~10分毎に走る系統が少なくないから、ある程度は柔軟にやれるでしょう。便数が少なく、通学など乗客の都合に合わせてダイヤを固定しなければならない地方の事業者だと、難しい部分があるかも知れません。
バス運転士になろう! 東武バスの例が上げられていたが、いきなり「いろは坂を走りたいから日光で働きたい」と言われても、あそこはある程度のベテランでないと難しいのでは?いろは坂以外も霧降高原へ行く路線も厳しいし、冬場は雪もあるのだから。まして大型車なので。東武グループの女性ドライバーはまだ20人程度ですか。東急と比べても、ものすごく低いはず。

 神奈中バスの本厚木駅~宮ヶ瀬路線は地元でもあり、何度か乗った事があります。宮ヶ瀬湖ができる前にも乗った経験がありました。三叉路からヤビツ峠方向は、一時札掛までだが神奈中バスの路線があったらしいです。水害で不通になり、そのまま終わってしまったよう。宮ヶ瀬からは三ヶ木へ行く路線の接続も、以前はありました。
「バスラマ・インターナショナル」誌との横のつながりはやはりあるみたいで、バステクフォーラムの取材もありました。バス趣味誌で、定期刊行の「雑誌」は、今の所この2誌しかありません。方向性も違うし、競う所は競っても、協調できる所は協調する事は必要でしょう。

 次号は富士重ボディ特集ですか。首都圏ではほとんど見なくなってきたが、神奈川県では、藤沢や海老名あたりではまだ結構見られます。ラストチャンス。どの程度取り上げられるでしょうか。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思った事》
 この所の国際ニュースで大騒ぎになっている事件の一つが、フランスからイギリスに強引に渡ろうとする、「不法難民」の急増。港やユーロトンネルの入口があるカレーでは相当数のアフリカからの難民が集中、警察も手を焼いているとの事。BSで現地のニュースを見ていると、以前はフェリーに乗ろうとするトレーラーの荷台に強引に乗り込もうとしたり、最近ではユーロトンネル入口の近くの操車場の金網をこじ開けて侵入しようとしたりと、皆が皆あからさまにやるのでビックリしてしまいます。これ、鉄道の側から見て、車両の安全管理の面でも問題と思うけれど。高速鉄道なのだから。
 でもさらに考えなければならないのは、彼らが仮に何とかイギリスに渡れたとしても、そこが彼らの「ユートピア」となるのか、「ユートピア」として受け入れてもらえるのかはまた別の問題だという事。極右勢力に排斥されてしまうかもしれないし、でなければ「ブラック企業」等に搾取されてしまうかも知れない。それでも内戦で命の危険がある祖国に比べたらまだマシ、と考えるのかも知れないが。今の欧州は社会の雰囲気がどんどん右寄りになって行くようにも見え、これが本当に彼らにとって良い行動なのか、私はちょっと考えてしまいます。と言っても誰にも止められないだろうが。
 この状況を見た時、日本の「安保」を巡る議論や行動がどこか温く見えてしまう私は、「軍国主義者」の烙印を押される事になるのでしょうか?「国境のない世界」は、本当に理想郷?

「さんふらわあ」火災は、残念ながら乗員の一人が遺体で発見されました。お悔みを申し上げます。彼のような人がいたから、「コスタ・コンコルディア」や「セウォル号」のような事態にならずに済んだのだと思います。

 日本も連日超猛暑だが、中東も超猛暑で、イラクでは50℃を超える日が何日も起きているのだとか。アメリカもそうらしいし、今年の北半球の夏はどこか狂っているようです。

《今日のニュースから》
 2日 国連職員合唱団 被曝70年祈念コンサート 東京で開催
 3日 民主党岡田代表 韓国パク・クネ大統領と会談