№1361 2015年5月 今月は何があった 何をやった

 昨日の地震は驚きました。箱根や口永良部の噴火活動に地震も相次いだ5月、スカイマークを初め、企業の大型再建計画がいくつも発表されました。他にはどのような事が起きたでしょうか。

31日 「スター・ウォーズ」10年振り新作 ヒロイン役デイジー・リドリーら会見
 1日 通天閣「免震」工事完成 現場を公開
 2日 英ウイリアム王子キャサリン妃 第2子出産 
 3日 アジア開発銀行 ネパール支援に3億ドル拠出を決定
 4日 中国共産党習近平国家主席・台湾国民党朱立倫主席 6年ぶりの両党トップ会談 
 5日 DeNA三浦大輔投手 23年連続勝利 プロ野球タイ記録
 6日 サンシャイン60展望台 休館前最後の営業
 7日 任天堂 円安で4年振り営業黒字
 8日 アドベンチャーワールド 双子のパンダを屋外で初公開
 9日 中谷防衛大臣・翁長沖縄県知事初会談 話し合いは平行線

10日 レッドソックス上原浩治投手 日米通算100勝100セーブ達成
11日 法科大学院入学者数2,201人 過去最低を更新
12日 球界初「売り子アイドル」ユニット ロッテが結成 
13日 トヨタ・マツダ 業務提携で基本合意
14日 「ブルースの王様」 B.B.キングス死去 
15日 「松江城天守」 国宝に指定
16日 エアレース世界選手権 千葉市で国内初開催
17日 簡易宿泊所で火災 4人死亡 川崎市川崎区
18日 フィギュアスケート浅田真央 現役続行を表明
19日 維新の党 新代表に松野頼久幹事長を選出

20日 日本動物園水族館協会 「追い込み漁」イルカの入手を禁止し国際組織残留
21日 韓国パク・クネ大統領 新首相にファン・ギョアン法相を指名
22日 Jリーグ 各クラブ財務状況を発表 サガン鳥栖 2期連続の赤字
23日 日韓財務対話 2年半ぶり東京で開催
24日 原発事故被害者団体 連絡会設立 二本松市で集会
25日 元近鉄タフィ・ローズ 独立リーグ富山で現役復帰
26日 ユネスコ「創造都市ネットワーク」会議 金沢市で開幕
27日 FIFA副会長ら9人 収賄容疑でアメリカ司法省が起訴
28日 サーベラス 西武ホールディング株売却を開始 財務局に報告書提出
29日 スキー・アルペン世界王者 マルセル・ヒルシャー来日

 今月はこの他、ボクシング「世紀の一戦」、イギリス総選挙で保守党勝利、大山のぶ代さんが認知症告白、安全保障法案の法整備を閣議決定、「大阪都」住民投票で反対多数、ロヒンギャ族大量難民問題、NPT再検討会議が「最終文書」を採択できず閉幕、などがありました。
 世界遺産の登録そして保護に関して、日本も世界も揺れました。
 JR九州のインシデントは、どのような展開になるでしょうか。私的には信号システムの盲点、という感じもしています。
 ・仙石線全線再開!

《今月この一枚》

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 18日撮影の、青い森鉄道野内駅です。開業自体は1893(M26)年と、日本鉄道以来120年以上の歴史があるが、今の駅は2011(H23)年3月12日、青森寄りに1.5㎞移動しました。ただし、前日に東日本大震災が発生したため青い森鉄道も一時不通になり、実際に新駅が営業を開始したのは2日後の3月14日になってからでした。駅には隣接して市営バスの東部営業所があり、駅前交通広場には、市営バスから転換した市民バス矢田・滝沢線のバス停があります。
 それにしても1.5㎞とは、ずいぶん大きく移動させたものです。第3セクター鉄道の定番としては、在来の駅を残しつつ新しい駅を増設するという方向性になるかと思われるのだが、旧野内駅は浅虫温泉寄りの山の中にあり、乗降はほとんどなくなっていたようです。旧駅はホームの跡がまだ残っています。青い森鉄道を訪ねた、先の旅行については来月書きます。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

《今日のニュースから》
30日 FC東京武藤嘉紀 ブンデスリーガ・マインツへの移籍を発表 
31日 中谷防衛相 シンガポール国防相と会談

№1360 飛行機事故は なぜなくならないのか (青木謙知/講談社ブルーバックス)

 昨今、日本でも世界でも、大小様々航空機事故・インシデントが続出しているが、その最中、航空事故について取り上げた本が出版されました。
 青木謙知(よしとも)氏は航空ジャーナリストで、航空関係の雑誌のコラムでもお馴染みであり、TVのコメンテーターとしても、メディアではおなじみの存在かと思います。

 やや刺激的とも思えるタイトルから、航空機事故の内幕、知られざる真相を暴いているのかとも思われるだろうが実際はそうではなく(そういう内容ではないだろうと、最初から思っていたが)、世界各地の旅客機事故やインシデントを、実際の旅客機の年を追う毎の進化を絡めながら、事故・インシデントの実際の原因を記す内容になっています。

 個人的な印象としては、個々の事例の記述については、ややウンチク的な方向に偏ってしまっているのではないかなあと感じました。また、あまり知られていない海外のインシデントもいくつか取り上げられているが、一方で日本人には関心が高いはずの中華航空機名古屋墜落事故(1994(H6)年4月26日)や、ガルーダ機福岡オーバーラン事故(1996(H8)年6月13日)について触れられていないのは、やはり不自然ではないかと感じられました。コクピットクルーのコンビネーションとか、V1到達後の異常事態発生の対応という点で、当時はかなり衝撃的な内容でもあったので。

 個々のケースでは、大韓航空機の済州島オーバーラン事故(1994(H6)年8月10日)について、結論的には副操縦士が機長の意思に反して勝手にゴーアラウンド操作を行った事が原因、としているようだが、これは意見がかなり分かれそう。そもそも、機長(カナダ人)と副操縦士(韓国人)の意思の疎通が、かなり前からできていなかったようで、韓国のキャリアではありがちの事のようでもあり、もっと深い所(悪天候時の手順はできていたか?クルーの編成は妥当か?とか)から原因を論じられなければならないのではないか。
(この事故、中華航空機名古屋墜落の直後で、しかも同じA300-600Rだったのに、日本人には意外に知られていない?)
 また、昨年のピーチの沖縄のインシデントについても、外部の報道の在り方についての方に記述の大半が割かれているようでもあり、きちんとした状況の追求になっていない。もちろんまだ調査中で、内容が明らかになっていない部分もあるが、一部でコクピットクルーの行動に厳しい意見がある事(副操縦士はなぜ機長にきちんと意見を言えなかったのか?など)も認識しておかなければならない。

 全体として、「ではどうやって航空機事故を無くすのか?」という、一番肝心な事については、実はほとんど触れられていません。最後に「事故の減少と安全性の向上が犠牲者への報いだ」と結ばれているのみで、それは全く正解なのだが、そこへ至るまでに、業界関係者は何をなすべきなのかという部分が抜け落ちてしまっている印象です。ハイテク機も、名古屋の事故の如く万能ではない事が知らしめられている。LCCの世界的な普及は、コクピットクルーに重い負担を強いているかも知れない。巻頭で速報的に挿入されて記さているジャーマン・ウイングス機事故も、あるいはそうなのかも知れない。アシアナ機のサンフランシスコや広島の事故は、コクピットクルーの意思疎通の点でどうだったのか?会社の人事には何か抜け穴があるのではないか?航空会社は、航空行政は、メーカーは、事故防止のために本当にすべき事は何か?真に必要な部分、我々が知りたい部分が、ほとんど記されていないように感じられてなりませんでした。

 結論として、事故の調査の在り方とか、統計の読み方とかについてページが割かれているので、むしろこれから航空関係(特に事故関係の調査に当たる部署)に就くとか、航空事故について調べてみようかという方々の入門書としては良いかと思うが、もう少し深く航空事故について知りたいという向きには、正直かなり物足りない記述、というのが率直な印象でした。

 航空や、さらに交通に限った事でもないだろうが、大事故についての記述は様々あるが、大半がダラダラと事実関係を並べるだけで、読みやすいものは少ないなあと感じています。事故の当事者が書くものはある程度主観的になるのはやむを得ないだろうが、第三者、特に専門家が事故・インシデントを全般的に書くものに関しては、やはり客観性が必要だろうと思います。といって調査報告書の丸写しでも困るが、「5W1H」に則った、簡潔でデータベース的な記述から結論を導き出す事が、私は望ましいと思っています。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 調査報告書と言えば、昨年2月の東横線元住吉駅の追突事故の調査報告書が昨日公表されました。
 状況としては、大雪の最中の2月15日0時30分過ぎ(14日深夜)、先行の各駅停車が元住吉でオーバーラン、退行運転の準備のため運転司令は後続の各駅停車に停止を指示したが、後続は非常ブレーキをかけても停止しきれず、先行列車に追突した、という事です。
 後続が停止できなかった理由としては、車輪とブレーキの制輪子に着雪の他、脂分などの付着物があり、それらがブレーキ力を低下させる原因となっていた。制輪子は使用中は清掃が行われず、付着物は制輪子の約半数で見られたという事でした。
 また、積雪については当時は司令からの規制が行われておらず、要は運転士の注意力に依存する部分が大だったという事のようです。
 報告書は、大雪の時の運転規制の見直しを行う他、制輪子付着物の除去を定期的に行う事、耐雪ブレーキの使用方法や時期についての明確化を行うべきだとも記しています。
 これを受けて東急は、 ①制輪子付着物の除去を3か月に1回行う ②運転規制の明確化 ③耐雪ブレーキ使用時機の明確化 を中心に、除雪体制の強化や、旅客への周知の徹底などを行う、と対策を発表しました。
 昨日はこの他、銚子電鉄の脱線や、3年前に起きた那覇空港のインシデントの報告書も公表されています。銚子電鉄は、なかなか運行や経営が安定しないですね…。 

《今日のニュースから》
28日 サーベラス 西武ホールディング株売却を開始 財務局に報告書提出
29日 スキー・アルペン世界王者 マルセル・ヒルシャー来日

№1359 JTB時刻表2015年6月号(JTBパブリッシング)

 JTB時刻表2015年6月号が一昨日発売になりました。
 今月は仙石線&仙石東北ライン特集。表紙は陸前山王駅のHB-E210系と、また松井玲奈ですか…。
(ちょうど1年前の名鉄特集もそうだった)
 JTBは松井玲奈を、時刻表のキャンギャルにするつもりなのかぁ!?

◆ 鉄道でつながる東北。 ~石巻へ~
 ここは車両面に注目。一般普通列車用としては小海線のキハE200形に次ぐものになるが、頭の形式は「キハ」ではなく、初めてリゾート車と同じ「HB」となりました。
 印象としては、既に仙台で走っているE721系の車体にハイブリッド駆動システムというコンポーネント、という所でしょうか。車内もそんな印象。
(先日乗った、E721系ベースの青い森703系と同じイメージ)
 最初は常磐線E501系の転用は考えられなかったのか?とも考えたが、ただ、交直セクションに必要なスペースを確保できなかったのかも知れないし、今回のダイヤでは盛り込まれなかったが、ハイブリッドなら石巻からさらに女川への直通も可能なので、その辺も考慮があったのでしょうか。もちろん最新技術の新型車両で新路線をアピール、の狙いが一番だろうが。 

◆ 石巻へ行こう!
 やっぱり「マンガッタンライナー」は、今月一杯で終了、ですか。乗った事ある、というのは№933で書きました。キハ110形に引き継がれる事はあるでしょうか。
 石ノ森萬画館の他、カフェや地場産品ショップ、日和山公園と復興まちづくり情報交流館。

「のりもの情報局」は、「黒部峡谷鉄道 パノラマ展望ツアー」「長野電鉄『特急ゆけむり~のんびり号~』」「芝山鉄道 記念証明書」「シーライン東京 『シンフォニークラシカ』グランドリニューアル」「和歌山バス・和歌山バス長・和歌山電鐵『乗り歩きっぷ』」「日本テレビ『鉄道BIG4かるた』」「広島電鉄 第20回路面電車まつり」。

 巻頭の索引地図で目立たないが、一つ大きなポイントがあります。
 十和田湖へのアクセスで、十和田湖~大湯温泉間の路線がなくなりました。秋北バスが今春の改正で正式に路線を廃止、秋田県側からのアクセスが全てなくなった事になります。
(索引地図で抹消されたのは今号から)
 かつては国鉄・秋北の座席指定制〔とわだこ号〕が頻発していたし、東北新幹線盛岡開業時には、盛岡からの高速バス便もありました。その後は縮小傾向にあり、JRバス撤退後は地元タクシー会社による運行になったりもしたのだが、シーズン中は何とか路線が継続されていました。
 十和田湖へのバスは、最盛期には他にも十和田市から十和田観光電鉄、弘前からの弘南バス、さらに三戸から国鉄・南部バスの路線もあったのだが、現状はこれで、青森・八戸からのJRバスのみになってしまいました。それらも本数が少なくなっており、回遊ルートが作れなくなった事で、公共交通利用で十和田湖を訪れる観光客がさらに減ってしまう事が心配されます。

◆ 黄色のページ
 東北新幹線と仙石東北ライン及び仙石線(石巻行のみ)の連絡時刻表を掲載。
 東京~石巻間で最速は2時間40分(下りはやぶさ3号→仙石東北ライン特別快速5527D)でした。
 会社線では、箱根登山鉄道の〔夜のあじさい号〕を掲載。「アレグラ」は、初の紫陽花シーズンを迎えます。
(「アレグラ」は6月20日~25日)

◆ 本文
 改めて仙石東北ラインと、仙石線のダイヤをチェック。
仙石東北ライン … 1時間に1本程度の運行で、全列車快速運転。心持本数が少ない気もしました。
 特別快速のダイヤ設定が中途半端に思えるが、どのような意図があるのか。下りは東京からの最速接続になるが、上りは夜間で、東京への接続がもうありません。
 停車駅は、特別快速は塩釜・高城町・矢本のみ、快速は仙石線内は野蒜・陸前小野・矢本・陸前赤井・蛇田・陸前山下に停車。東北本線内は、朝夕の一部は仙台~塩釜間ノンストップ。他は各駅に停車。
 仙台~石巻間の最速は特別快速52分、快速では56分(5523D 仙台7:24 → 8:18石巻)で、1時間を切りました。現在の直通快速が最速1時間05分、震災前の仙石線快速は最速1時間04分でした。
 東北本線は仙台発20分統一間隔が崩れ、松島折返しがほぼなくなり(深夜のみ)、午後の塩釜~小牛田間1本が日中にシフト。
仙石線 … 線内の列車は全て各駅停車となり、日中のあおば通発は15分間隔で統一。ただ、多賀城折返しが入るので、多賀城~東塩釜間は15~30分間隔とアンバランスになります。東塩釜まで伸ばせなかったでしょうか?

 日高本線は6月1日より代行バスが増発。「当分の間」とあるが、再開まで順調でも4年程度かかる見込みらしく、JR北海道の現状では、このまま廃線になってしまうのではないか?と懸念されます。

 夏の臨時列車は本文にも掲載されています。
〔サンライズ91・92号〕が今シーズンも設定。2日間だけではあるが、私的には、東京~大阪間でどの程度の利用があるかが気になります。
〔マリンエクスプレス踊り子〕は、8月は3日~21日の平日にも別時刻で設定。下り〔79号〕は〔踊り子161号〕、上り〔74号〕は〔踊り子162号〕とほぼ同時刻で運転。
(小田原・湯河原・網代は通過)
 常磐線では「ロックインジャパン」の臨時列車(勝田→上野)が今年も運転されるが、今年は特急が〔ときわ44号「ロックエクスプレス」〕として運行されるほか、急行〔ロックインジャパン〕も設定。〔ロックインジャパン〕が急行になったのは、どこか(たぶん荒川沖)で〔ひたち30号〕に抜かれるからでしょう。両列車とも8月1・2・8・9日運転。

 羽越本線では、9月に村上~酒田間でSL列車を運転。

下り
SL山形日和ファイナル(9月12日) 村上12:26 → 16:28酒田
上り
SL笹川流れ秋風号(9月13日) 酒田10:16 → 15:15村上
 桑川・府屋・あつみ温泉・鶴岡・余目に停車。C57-180が牽引。全車指定席(グリーン車連結)。

 現在〔白鳥〕2往復が停車する津軽今別駅は、新幹線工事のため8月10日より全列車が通過。

 会社線では、相鉄が5月31日にダイヤ改正を実施。日中の急行が復活する一方で、いずみ野線の特急は1時間1本に削減。
 国際線航空では、アメリカン航空のシカゴ線が8月19日から毎日運航になり、B787-8が就航。

 今号は付録で、「松井玲奈と楽しむ 東北新幹線」のリーフレットが封入され、東北新幹線の歴史と、現行車両について解説されています。折りたたむとCDサイズになるが、何を入れよう?

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 明日の晩、本体の更新を行います。JRバス関東・はとバスの画像を再公開します。JRバスは「グランドリーム」、はとバスは「O' Sola mio」エアロキングの画像を追加しています。国際興業と遠州鉄道でも高速車の画像を追加します。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 24日の話になってしまうのだが、JRバス関東からプレスリリースがあり、6月20日に現在の八日市場支店が多古町に移転、「東関東支店」となるとともに、隣接して多古台バスターミナルが設置されるという事です。
 東京~多古・八日市場の高速バスも改変されるが、注目されるのは一般路線の多古線。
 現行の三里塚折返しが全便航空博物館まで延伸され、南側「さくらの丘」公園に近い住宅入口バス停も停車が増えます。
 既に一部の便が、3月(空の駅さくら館オープン時)より北側の「さくらの山」経由(成田発は午前から午後早くの5便、成田行は午後の5便)で運行されていて、A滑走路の南北両撮影ポイントへ、JRバスで行けるのです。
 それにしても一昔、二昔前にはさくらの山、さらにはその前身の空地に公共交通で行こうと思ったら、法華塚から20分以上(あるいはターミナル2から1時間近く)かけて歩くしかなかったのだが、昨今は公園の整備に合わせてなのか、コミュニティバスが経由するようになったり、成田空港交通のバスが開通したり、さらにはコンビニがオープンしたりと、急に環境が良くなってきました。成田市が観光面で力を入れている事もあるだろうが、正直若干の戸惑いも…。とはいえ、公共交通の整備はもちろん大歓迎で、いずれ、今年中にはJRバスで南北の撮影ポイントを訪ねてみようと思っています。
(成田~さくらの山間は所要15分で360円 Suicaは導入されていない)
 JRバス多古線は最近は減便が続いていて(特に三里塚より南)、先行き不安…とも書いた事があるが、これを機に、再び利用が増えてくれると良いと思います。皆様も成田旅客機撮影行にはぜひ利用を。

《今日のニュースから》
26日 ユネスコ「創造都市ネットワーク」会議 金沢市で開幕
27日 FIFA副会長ら9人 収賄容疑でアメリカ司法省が起訴