№1301 今年初 年始早々福岡へ空の旅 4.SKY012 グリーンシート
SKYのA330-300は昨年、東京~福岡線で初就航しました。B767-300退役から5年ぶりのワイドボディ機。オールエコノミーながら全席大型の「グリーンシート」が売りです。さっそく帰りで利用してみました。
SKYそのものの現状って、どうよ?
ホテルに預かってもらったバッグを受け取り、慌ただしく地下鉄で空港へ。
1510F。ローレル賞のプレート付。
福岡の地下鉄は日英2ヶ国のアナウンスが入るが、場所柄としてやはり中国・韓国語も欲しい。国際線だとバスへの乗り換えも必要になるのでなおさら。
(今は市中から国際線ターミナルへの西鉄バス路線もあるが)
改札を出て右手すぐの出発案内。昔はここもソラリーだったが、液晶式になりました。国内線でも、色々な枠組みでコードシェアが増えています。
SKYのチェックインは第3ターミナル。
SKYカウンター。
事前に予約した時点でもう窓際がなくなっていたのだが、改めて自動チェックイン機で検索しても、残っているのは中央部F席の数席のみ。もはや窓際もへったくれもない。羽田便はこの先も満席の×が並ぶ。
グリーンシートお試し。
受託手荷物検査の列が長い。
大濠公園の絵画。
チェックインは第3ターミナルだが、搭乗口はやはり第2ターミナルの保安検査場を通過して行く必要があります。
ソラリー、なくなった!
いつの話かは解りません。他者様のブログによれば、2013(H25)年春頃位らしいが。昨年福岡から出雲まで飛んでいるが、あの時は第1ターミナルからだったから見ていない。
駅での表示もそうで、コードシェアの枠組みが深度・複雑化し、ソラリーでは対応できなくなった事があるでしょう。
山笠の展示は今まで通り。
保安検査場を通過し、2番ゲートに向かいます。遠い…・。
せっかくアクセクアクセク、やや慌て気味に2番ゲートに着いてみたら、羽田からのSKY009便は、まだ姿を見せていなかった…。22分の遅れで到着。
待ち合わせ。空港に着いた時あたりから感じていた事だが、子供の姿がとても多い。帰省ラッシュは昨日の日曜日で終わりだろうと思っていたのだが、大甘だったか。
2番ゲート付近。
出発準備はテキパキ進められているようで、ともかく10分後位には優先搭乗のアナウンスがある。これがすごい行列。小さな子供を連れた家族連れが圧倒的。これまでこの手の優先搭乗を国の内外、いくつものキャリアで見てきたけれど、こんなに長い行列って、初めて見た。ビックリ。
優先搭乗の行列は一旦通路で待機した後、SKYのスタッフに誘導されて、機内に向かいます。
その後一般の乗客の搭乗が行われる。後部から。従って先に乗り込む事になります。
機内搭乗中の様子。
席に落ち着いてみるとなるほどね、幅も感覚も広くてゆったりしている。テーブルが肘掛収納式で、救命胴衣が肘掛下というのも、上級クラスっぽい。ただ、背面には低い部分のポケット以外何もないから、やや異質にも見える。
窓際のお兄さんは、書籍の文章から目を離さない。
エンタメシステムは全くないので、ワイドボディながら非常デモインストラクションはCAの実演。自動アナウンスの音声に合わせて行っていました。
スッタモンダあったCAのユニフォームは、上半身ジャケットの、まあこの手のキャリアとしてはこんなものだろうというコスチュームでありました。なんとなく台湾の高速バスを思い出した。終わった後、ストウェージのフタの点検をかなり念入りに行っていたのが印象的でした。
窓際ではないので、外の写真の撮影は適わず。R/W16から離陸、左に旋回して、大分の上空へ抜けて行きます。通路側から見るので、はっきりとは解らないが。
やや気流が不安定なのか、時々揺れる。ベルトサインが消灯したのは、離陸から16分経ってから。消灯では警報は鳴らず、日英中韓4ヶ国語の自動アナウンスが流れるのが耳に新しい。
改めて、キャビン。グリーンシートの影響もあって、普通に見慣れていたワイドボディのキャビンとはどこか雰囲気が違う。座席などもそうだが、ラバトリーもさすがに新しい。
空席が全然なかった。子供の姿が多かったが、赤ん坊の泣き声がほとんど聞こえてこなかったのは幸い。
やがて機内販売になる。ソフトドリンクやカップめん、スープ類は100円、キリン缶ビール200円、神戸ワイン(赤白あり)が200円。有料はともかく、JSTの経験からしても、もう少しはオリジナリティあるメニューがあっても良いかなあと思う。
これは空港で買っておいたサンドイッチとコーラ。
この後、機内販売のカフェオレを購入してみました。ミルクが別の容器で温められていて、自分で混ぜて飲む。この辺は芸が細かい。
この他、モデルプレーンの発売もありました。A330が5,000円、B737が4,500円。
しかしCAの仕事量は、はっきり言って、上空を普通に飛んでいる限りは、ANAやJALあたりと比べたら明らかに少ないだろう。
これは扉の丸い窓からのぞいて撮った富士山。
さらに伊東。特徴ある大室山も確認できます。
SKYに限った事ではなく、エアバスはボーイングと違って、扉部の窓が小さな円形なので、ちょっと外は見づらいなー。
とにかく窓際でないと外の景色は楽しめない。こういう時こそWi-Fi、であろうが、今回のJA330B機は、まだWi-Fi対応にはなっていないのでした。
ベルトサイン点灯は警報が鳴り、また4ヶ国語のアナウンスあり。房総半島から東京湾に抜けて北上、R/W34Lにランディングしました。結局遅れは取り戻せないまま。
19番スポットに到着。14分遅れ、という所か。
機内では皆さん行儀が良かった。ベルトサインが消灯するまで席に着いたまま。降機開始のアナウンスの後、「浪漫飛行」が流れるのはなぜ?あれって、JALのCMソングだったはずだよね?
次は再び福岡行019便になるが、16時05分発。ここもやや遅れが出そうだ。
受託手荷物引き渡しのターンテーブルも、多数の乗客が取り囲んでいました。
スーツケースがとても多かった。国際線みたい。通常のANAやJALのフライトだとこうはならないのだけれど、SKYの客層からくるのか、帰省シーズンの続きだからなのか。
昨年のA380-800のドタバタもあってSKYの現状はどうなのか、その辺も少し観察してみたが、特に変わった事も起こらず、ごく普通に飛んでいたかな、という印象でした。CAは飛行中「3歳未満の小さなお子様…」云々のアナウンスを繰り返していて、当たり前ではあるが、機内の安全対策には相当気を使っている様子がうかがえました。
ただ、非常に申し訳ない言い方になるが、どこかヨソヨソしい印象も感じました。先に書いたように、ANAやJAL等に比べるとキャビンを回る回数も多くはなく、きめ細かさに関してはもう一歩、という所でしょうか。
これがSKYのカラーなんだ、という事であればそれまでであるが、ただし、有料の機内販売もあるが、この内容の国内線サービスを長年続けてきたキャリアが、本当にいきなりA380で長距離国際線サービスをやるつもりだったんですか、それも上級クラスサービスを?という印象もありました。どのキャリアでも、短中距離路線で少しづつレベルを積み上げた上で長距離路線へ挑むのがセオリー。その点では、A380キャンセルは確かに経営上は痛手だが、下手に導入、路線参入して大失敗するよりは良かったのではないですか?
この日年末年始の利用実績が発表になり、№1291でも書いたが、SKYは成田撤退はあったものの、利用は全体的に好調でした。この手のベンチャー系キャリアはCAユニフォーム問題に見られたように、派手なウケ狙いに走る傾向があるけれど、少しホドホドにして、地味でも堅実なサービス向上を積み上げて行けば、SKYを支持する層も少なくはなく、最終的にはプラスの方向に向かうと思いますけれどね…。それから国際線サービスに本格的に参入しても、遅くはないです。
最後に、羽田空港から蒲田まで乗車した、北総7502Fのエアポート急行。URのラッピング車。モデルの女の子(小林星蘭)って、最近人気の子役みたいですね?確か警察の一日署長もやっていた、はず。
こうして結構ドタバタしつつ、福岡旅行は終わりました。それにしても往路と復路の違いのなんと大きい事。
西鉄315Fは撮影も乗車もうまく行ったが、バス撮影は今回はほぼ不発に終わってしまいました。西鉄バスも西工廃業・UD国内市場撤退からかなり経って、新型エアロスター導入に見られるようにかなり様変わりしています。やっぱりもう少し時間が欲しかった…。
次は3月頭、3月一杯で廃止となる熊本市営バスと小松島市営バス、欲張って両方訪ねます。既に航空便もホテルも手配完了済み。全便窓際ゲットです。福岡から徳島は、またSaab340だ。後は晴れを望むのみ。
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《今日のニュースから》
26日 インド「共和国記念日」 米オバマ大統領を主賓で招待
27日 災害公営住宅完成 住民に引き渡し 福島県いわき市小名浜