大阪~札幌間を四半世紀に渡って走り続けてきた<トワイライトエクスプレス>が、来年3月12日の出発を持って、ついに運行終了となります。
20日発売のJTB時刻表2015年1月号、表紙は新疋田を走る<トワイライトエクスプレス>になりました。
◆ ありがとう、そして、さよなら トワイライトエクスプレス
<トワイライトエクスプレス>の一夜の過ごし方を中心に記してあるけれど、これだけ読んだらずいぶん慌ただしくも感じられます…。札幌のホームの撮影は過ごそう。運行終了までの間に事故が起きなければ良いが。
2010年4月号の「鉄おとめ」で、食堂車のアシスタントマネージャーが取り上げられていて、厨房にも女性の姿が見られるけれど、廃止後はどこへ転身される事になるのだろうか。
◆ 今こそ乗りたい 夜行列車
現役の夜行列車+「列車ホテル」。
現役では定期(<カシオペア>含む)と臨時8本(東武を含めてもこれだけ!)。
<サンライズ出雲・瀬戸>では「現代版の夜行列車」と評されているが、私個人も№738・№739で<あけぼの>ソロ乗車を踏まえて夜行のあり方を考えてみているのだが、ムード本位的な部分はある程度切ってでも、現代のニーズに合うダイヤ・設備が必要なのではないか。
<北斗星>がスタートした時、この手の寝台列車が東海道ブルトレにも広がり(国鉄時代末期より一部でリニューアルの動きはあったが)、さらには全国展開される事を期待した鉄道ファンは多かったはず。しかし四半世紀経って、私たち「鉄」が理想とするものと、一般の旅客が求めるニーズには、実はものすごく大きな開きができてしまっているのではないかと思う。時間的には夜行でも10時間を越えたら苦しいし、設備面でも、宿泊特化型ホテル的なものの方が一般には歓迎されるのではないか。
多少さみしい話とも思うが、その点で<サンライズ>的な列車こそ、新しく夜行が起こされる機会がもしあるのなら、理想の形態になるのではないでしょうか。
◆ 近鉄電車に乗って 冬の伊勢志摩旅へ
神社の話は疎いのだけれど、「遷宮」ってまだやっていたの?別宮の話になるのだが。
「しまかぜ」は今年増備車両がデビューしたが、多少仕様が変わりました。まだ乗る機会を作れないなー。夜行にも絡む話だが、前にもどこかで書いたけれど、こういう「移動のための列車のグレードアップ+プレミアム」こそが、鉄道復権の王道ではないかと思っています。
◆ 廃線一日復活チャレンジ
鉄道各社の車内広告・ドア上動画広告でも見かけたが、小坂鉄道は廃止から5年経ってもなお、線路が撤去されていなかったのか。「快挙」、ではあろうが、乾電池で列車を動かす事に、正直どれだけ意味があるのか、ちょっとわかりません。電池のPRなのだろうと思うが。
この広告もだが、この所首都圏では、いやおひざ元の関西もだろうが、各鉄道ともパナソニックの広告がやたら多くありません?西島俊秀の省エネ家電とか。
「のりもの情報局」では、JTBパブリッシング「鉄道アプリ「レールブック」」、秩父鉄道SL列車、東京臨海高速鉄道「お客様感謝キャンペーン」、相模鉄道「ゆめきぼ切符キャンペーン」、京阪電気鉄道「きかんしゃトーマス号2015」、JTBパブリッシング「最高に贅沢な旅 憧れの寝台列車」。
縮小に歯止めがかからない寝台列車を果たして「憧れ」と呼べるのかどうか、やや微妙…。
「きかんしゃトーマス号」は、初めて特急車8000系を起用。
◆ 黄色のページ
1月号恒例の「ひと目でわかる!電化と複線区間」は、岩泉線と江差線の廃線が反映されています。
来年はいよいよ北陸新幹線が開業、並行在来線の第3セクター鉄道転換で、北陸方面はスカスカになってしまいそう。
他には武豊線の電化もあります。ここでは「2015年春」と記されているが、ダイヤ改正に先行して3月1日開業と、JR東海よりリリースが出ています。
大都市圏の終夜運転は全容が明らかになりました。
関東の私鉄では、東急東横線が今シーズンも終夜運転を実施。この相直ルートの臨時列車は、東上線森林公園発<みなと横浜 初日の出号>のみ欄外に記載があり(今年はこちらに「ヒカリエ」を運用)、西武線発着については記載がありませんでした。
前シーズンとは、一部の運転間隔を除いてほぼ同じでしょうか。心持ち本数減?
先月号の補筆で、宇都宮線は小金井でなく、小山が深夜臨時の終着駅になっています。
関西は、大阪モノレールの終夜運転が取りやめになり、全線で2時まで終電を繰り下げ。
今シーズンはいすみ鉄道が積極的で、大晦日深夜~元日早朝にかけて、キハ28+キハ52による終夜運行が行われる予定です。
下り
急行51号 大原20:35 → 21:45 上総中野 (大多喜から普通)
上総・夷隅初詣1号 大原23:20 → 0:21上総中野 (大多喜から普通)
上総・夷隅初詣3号 大原2:35 → 4:04上総中野
急行81号 大原6:10 → 6:38大多喜
上り
急行52号 上総中野22:00 → 23:10大原 (大多喜まで普通)
上総・夷隅初詣2号 上総中野0:40 → 2:13大原
いすみ初日の出号 上総中野4:20 → 5:25大原 (大多喜まで普通)
急行区間は急行券が必要。全車自由席。
会社線では例年通り、小田急<ニューイヤーエクスプレス>全列車・全駅時刻表が掲載。今シーズンは新宿→藤沢を1本増発。
他に、北陸鉄道の石川線終夜運転、函館市電の臨時列車のダイヤが公表されています。
「訂正」の形とはなったが、岩手県交通バス・碁石海岸~さかり(実際にはさらに先の立根)線の運行が再開になっていて、時刻が掲載されました。碁石海岸発朝1本、さかり発午後2本だけだが(毎日運転)。
◆ 本文
JR線に関しては、年末が迫っているためか、特に大きな変化・イベントはないようです。
高速バスは、西鉄が開業させたばかりの福岡~USJ線が、結局<ムーンライト>と統合、18日より1本化されています。同日福岡~鳥取・松江・岡山・高松線が改正になり、高速門司港が通過になっています。
千曲バスの小諸~軽井沢線は1日より1往復削減。
地方の一般路線は、今冬シーズンは十和田湖関係の交通が、JRバスだけでなく鹿角花輪からの秋北バスも秋から完全に運休になっていて(昨冬シーズンは十和田タクシーの運行で、平日運行だった)、十和田湖への足が完全になくなります。
空港バスでは16日より、ビィートランセグループの東京~成田空港線にJRバス関東が参入、東京駅は八重洲口のJR高速バスターミナルからの出発になっています。JRバス関東の空港バスは、ONライナー撤退以来か。
国際線航空では、ジェットスター・ジャパンが国際線に参入します。2月28日より関空~香港線に就航。当面は週3便、週末に運航。
エバー航空が2月1日より、関空~高雄線に就航。毎日運航だが、曜日によりダイヤが異なります。A321。
ニュージーランド航空の成田~オークランド線にB787-9が就航しています。12月号で既に掲載されていたが、成田着16時55分では、今の季節の撮影は難しいか。
付録として、カレンダー「夜行列車のある風景」を封入。5月の、岩木山バックの<あけぼの>は東北らしくていいなあと思うが、取り上げられている列車が、<トワイライトエクスプレス><カシオペア><北斗星><はまなす><あけぼの><サンライズ>しかない…。
次号2月号では、先日書いた3月14日ダイヤ改正の概要が記されるはずです。
表紙は<北斗星>?<はくたか>?
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《今日見た・聞いた・思った事》
実はこの記事は今、和歌山のホテルから更新しています。かなり慌ただしく仕事場から直行しました。本当は大阪に泊まりたかったのだが、どのホテルも部屋の空が見当たらず、やや遠くなってしまいました。来年早々には書きたいと思います。
№1261で鉄道路線の「愛称」について、私なりの考えを書きました。それで、今日確認の意味で東海道新幹線のアナウンスを聞いてみたのだが、乗り換えの路線名が「東海道線」「山陰線」「奈良線」のままでした。同じ路線なのに、JR西日本の「JR京都・神戸線」「嵯峨野線」と食い違う事になります。これはまずいのではないでしょうか?個人的には愛称には疑問があると記したが、それはそれとして、路線名の案内は愛称名か、正式名称か、JR以外も含めてきちんと統一すべきではないでしょうか。
《今日のニュースから》
「東京一極集中」是正などの総合戦略 臨時閣議で決定