№1279 14年ぶりの台湾 乗り物堪能旅行 5.いよいよ新幹線

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 台湾の新幹線(高鐵)は2007(H19)年1月に開業、早いもので7年以上の時が経ちました。今回、いよいよ乗る機会を作る事が出来ましたが、日本の新幹線とどこが違って、どこが同じでしょうか。

11月11日(火)

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 ホテルの部屋からは、高雄車站のホームを見下ろす事が出来ます。現在、地下化工事の真っただ中。完成すると高鐵も乗り入れて来る事になるが、その時点ではどう変わる事になるでしょうか。

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 裏側、という感じの北側の駅舎。

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 当面高鐵は左營が始発。MRTもあるけれど、台湾鐵道の在来線で移動します。1Fの券売機で切符を買って乗ります。あれ、いくらだったっけ?

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 2Fの改札口。自動改札機が並んでいて、雰囲気は日本と変わらない。

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 左營までは区間車(通勤電車)で行くが、先に台北(→七堵)行の自強号が出発します。外から眺めるだけだが、長距離列車の雰囲気を感じます。今回は機会がないが、次回台湾に来た時は、在来線の長距離列車で遠くに行きたくなりました。

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 後続の区間車、EMU800形。左營までこれで行きます。

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 その車内。座席配置がユニーク。

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 愛河を渡る。高雄とはしばしお別れ。

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 高鐵への乗り換えは左營ではなく、一つ先の新左營なので注意。新左營駅のホーム。

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 新左營の改札を出て右に向かうと、高鐵の左營駅に出ます。

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 高鐵左營駅。大きな駅ビルが建っています。

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 切符売場。

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 自動券売機もあります。クレジットカードにも対応するが、中国語以外は英語だけ。

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 券売機で購入した、高鐵の乗車券。1,580TWD。クレジットカード払いで、帰国後の請求では6,101円。行きの高速バスの約3倍。東海道新幹線の東京~名古屋自由席が10,370円なので日本人の感覚ではまだ割安、ではあるが、高速バスとの比較ではかなり割高、とも言えます。

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 新左營駅のコンコース。今見ると、屋根のカーブは関西空港を連想させます。

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 改札口。

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 有人ブースには折り畳み式の時刻表が用意されていて、こちらには日本語版も用意されています。
 現状の高鐵のダイヤは、基本的には速達タイプ(板橋・台中停車)が2本(昼間は1本)/1h+各停タイプが2本/1hのパターン。週末に絡む曜日のみ運転の列車も多く設定されています。

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 改札内のコンコース。

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 この駅は橋上駅で、ホームは地平にあります。ホームの番号のつけ方は台湾鐵道と同じで、ホームそのものに番号が付き、A・Bで左右を分けています。8時54分発122列車は1A番線からの発車。

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 自由席の車内。当然日本の700系とほとんど同じ…ではあるが、違う所もいくつか見られました。
 前後は優先席に指定されています。また、大きな荷物置き場が客室内側にあるのも異なる点です。
(本家の700系にはなくて、上越新幹線のE2系では客室の外にあった)
 仕切りの自動扉は窓があり、ボタンを押して開け閉めします。荷物置き場があるためか。
 それとトイレは男性専用に加えて女性専用があるのと、独立した洗面台はなく、旅客機のように各個室にあるのも日本と異なる点。

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 座席は700系と同じ。カバーの広告は三菱電機。

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 側面の表示。日本人の「鉄」の感覚では、列車名がないのがやや物足りないかも。

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 真ん中が高鐵の車内誌。中英2ヶ国語。右はセーフティインストラクション。これも旅客機みたい。

 定刻に出発。何だ、思いの外ガラガラ。切符売場の行列を見ると、もっと混み合うのかなと思っていたのだが。
 日本だと始発駅を出た直後はややノロノロ気味に走るかと思うが、ここはそうでもなく、いきなりガンガン加速する。

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 テーブルの背面に列車内の設備の案内があるのは、日本と同じ。

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 高鐵の基地を過ぎて、車窓はだんだん田舎じみてきます。
 左から在来線の高架線が寄り添い、左營から10分で高鐵台南を通過。

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 高速道路とも交差。

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 車内販売が廻ってきました。ホットコーヒー40TWD(≒150円)。かなり熱いので注意を。

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 時々、こんな豪勢なつくりのお寺が見えたりもします。
 沿線の風景は日本とあまり変わらない?というか、目障りな広告が皆無なので、むしろ日本より落ち着いて見えるかも知れません。選挙広告が町中を埋め尽くす都会部とは結構ギャップがあるようにも思うが、都会は都会、田舎は田舎と割り切れているのでしょう。ただ、単調と言えば単調?

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 と思っていたら、工事中の彰化新駅を過ぎたあたりから、急に勾配がきつくなり、初めてトンネルが現れたりします。見下ろす街並みは白っぽい。沖縄ともまた少し違うと思うが。

 
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 高雄から42分で台中着。2面4線の中間にさらに通過線があり、通過列車の設定も想定されているようです。今の所は使用されていないが、将来台北~高雄ノンストップ運転もありうるのか?
 3分停車で出発。

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 駅は町外れだが、台中はさすがに大都会の装いでした。

 ここで車内を廻ってみた。乗客は全体でならすと5割弱?特に9号車(指定席)はほとんどいない。
 商務車(グリーン車に相当)では新聞やオーディオのサービスがあるようだ。
 タブレット・スマホのお客さんが多いのは台湾も同じ。そのためか、編成中に何台かあったと思われる公衆電話は、全て撤去?(ケータイ利用者用スペースになっているらしいが)

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 台中高速路と交差。

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 なんという川だっけ?水量がほとんどない。

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 桃園付近で交差した、中山高速公路。2日前にバスで通過した所。この辺は長大トンネルが連続する。高鐵の桃園駅は地下駅らしいが、見落としました。

 急にゴミゴミした街並みが現れ、左から在来線が近づいてくる。浮州駅に区間車の電車を見る。台湾では、電化区間だったら南と北で、車両の傾向は変わらないようです。

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 10時30分、台北の地下駅に到着。ピッタリ定刻でした。左營から339.3㎞を1時間36分、表定速度212㎞/h。
 ホームは新幹線にしては、思いの外狭いかも。

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 高鐵の改札口。いくつかあるが、やはり日本の新幹線の駅に比べたら、やや狭いかも。
 列車はすぐに、10時54分発の139列車で折り返すよう。

 最後に、台北車站のグッズショップで購入した、高鐵の絵葉書をご覧頂きます。

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 今回初めて台湾の新幹線に乗ったが、普通車の自由席に限ると、東海道新幹線とほとんど同じ感覚でした。
 便数は多く、切符も購入しやすいし(日本語は通じないと思うが、簡単な英語が解れば大丈夫)、日本よりは割安なので、気軽に利用できるのではないでしょうか。
 高鐵は現在、北は南港、南は高雄への延伸工事が行われているが、今後の伸び代となると、この程度の距離ではどうだろう?現在は全く計画がないようだが、北は基隆、南は屏東あたりへの延伸も考えられるのではないでしょうか。
 今後、日本生まれの新幹線が更に発展する事が期待されます。

 台北は快晴です。こうなったら午後は、松山空港まで、旅客機の撮影にGO!

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《今日見た・聞いた・思った事》
 とにもかくにも、衆議院選挙が終わりました。
 与党側には引き続き、世間や世界の目に配慮した、不必要な波風を立てない、穏やかな政権運営を望みます。そうしてくれると信じたいけれど、国民を国際的な危機に陥れるような振る舞いは、謹んで頂きたい。
 野党側は、政権が交代すれば180度違うものが得られると認められるものを示す事が出来ないまま、ダラダラと与党の批判のみで終わってしまった事が、この結果に表れていると思います。
(中には、過去と現在の言動や行動を照らし合わせると、「ご都合主義」でしかないのは明らかなのにどうしてこれだけ議席が増えるのか、不思議でならない政党もあったが)
 他の政党の事はどうでも良い、まず自分たちが本当は何を考えていて、何をしたいのかをストレートに示す事をしないと、今後もジリ貧は続くでしょう。特に「リベラル左派」は重大な危機に陥っています。
 投票率の低さも問題になっているが、もちろん政治に対する無関心が大きいだろうが、投票所に行くのが大変、という事もあるのかも知れません。私の自宅は投票所になっている小学校が徒歩5分だからまだ良いが、今後高齢化が進むと、投票所の配置の在り方も問題になってくるかもしれません。いっそネットから在宅投票ができるようになれば良いのかとも思うが、二重投票の防止とか、ハッキングによる投票結果の改ざんへの対策とか考えると、システムの構築は簡単ではない。他の国でも実現できている所はないようだし(少なくとも私は知らない)、やるとしても10~20年のスパンは必要になるでしょう。
 また「一票の格差」が問題になりそうだが、私の選挙区は「差別されている側」に位置づけられると思うが、今まで「格差」を気にした事など、一度もありませんけれどね。

 関東民鉄の磁気SFカード「パスネット」が、来年3月一杯を持って券売機・精算機での利用、PASMOへの残額移し替えを終了すると、関係各社から一斉にリリースされました。
(京王線では既に昨日の時点で、車内吊り広告で告知があった)
 払い戻しのみ、2018(H30)年1月一杯まで実施。
 関西の「スルッとKANSAI」もサービス終了が噂されていて、磁気カード時代の終わりがまた一歩、近づきつつあります。

 富士急がJR東海の371系を購入するとリリースしました。「フジサン特急」に転用する事になるが、小田急の大野工場には20000系1編成が未だ残っていて、いつ購入するのかと思っていたのですけれどねぇ。
 国鉄の直流急行型は、全滅が近づきました。

《今日のニュースから》
J2アビスパ福岡 井原正巳氏の就任を発表