№1275 14年ぶりの台湾 乗り物堪能旅行 1.キティちゃんは女の子

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 先月9日~13日の台湾旅行について、今回から9回に分けて書きます。
 台湾は14年前、2000(H12)年3月訪れて、先月その旅行について書いたが、あの時は3日間と短く、台北近郊に限られていました。
 今回は5日間と余裕を持たせ、南部の高雄にも足を延ばしました。もちろん今回も乗り物中心主義、台湾新幹線(高鐵)と高速バスの乗り比べもやってみました。
 14年前にも乗車した、台湾鐵道の平渓線にも乗りました。去年から江ノ電との提携を開始、日本人にもかなり馴染みとなったと思います。あの頃と比較して何が変わり、何が変わっていないでしょうか。
 この他、松山空港での旅客機撮影や、高雄・台北のMRTの乗車もメニューに加えています。

 今回、台北までは羽田からのエバー航空(BR)を利用しました。ANAのマイル利用で、ANAならマイル数も少なく済み、台北到着も早くなります。BR便の羽田出発が意外に遅い(10時45分)し。ただ、例によってできるだけ多くの航空会社を利用してみたいという事もあったし、加えて羽田からのエバー便はあの「キティジェット」なので、より乗ってみたいという希望がありました。
 しかし帰国は羽田便が皆早々に満席となっていて、桃園空港からの成田行ANA便となりました。

11月 9日(日)

 出だしの羽田は、残念ながら雨模様。割と本降りになりました。

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 羽田の出発ロビーは「羽田 Sky illumination」を実施中。LEDの装飾が美しい。

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 BRのカウンターの入り口。さっそくキティちゃんがお出迎え。

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 BR便は事前の座席指定ができなかったので、8時前には羽田に着いて、並んで待っていました。8時15分開始。ほぼ一番乗りにも関わらず、残念ながら窓際の席はほとんどなくなっていて、主翼の窓の横という33Kしかありませんでした。止む無し。

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 搭乗券がさっそくキティちゃん。

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 先に、日本円を台湾ドル(TWD)に両替しておきます。5,000円を渡したら1,100TWD(+314円バック)を渡された。1TWD≒4.25円か。現地に行ってからの方がレートは良いはずだが、台北の空港で入国審査に時間を相当要する事が予想されたので。
(14年前の桃園空港でもそうだった)
 両替もさることながら、隣の「モバイルセンター」の行列もまた長い。海外に行ってまでケータイ?スマホ?

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 ゲートに向かう途中の免税品店街。

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 政府専用機の日の丸が見えるのが解るでしょうか。ちょっと小さ過ぎて、解りづらいかも知れないけれど…。
(この日、安倍首相がAPEC参加のため北京に出発)

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 この3月から運用を開始した、国際線ターミナル北側のフィンガー。こんなに早く利用する機会が生まれるとは。

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 148番ゲートは、フィンガーの一番西。出国審査から、やや速足気味に5分程度。
 ちょうどBR機“ハローキティジェット LOVES APPLES”がトーイングされる所。

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 なので国際線ターミナル前の駐車場に待機する空港バス群や、その向こうのモノレールを見る事も出来ます。

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 ターミナル内には何か所かWi-Fiコーナーがあります。無料だが、ユーザーエントリーをする必要があります。台湾の天気をチェック。台北も今日~明日は雨らしい。明後日は快晴となっていたが、期待して良いのか?

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 キティちゃん。実はネコではなく、擬人化された女の子なんだとサンリオ自らが公表した事は、全世界で話題になりました。可愛ければ、どちらでもいいよね、ネコでも、人間でも。

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 30分前に搭乗開始。搭乗券に記された「ZONE」の番号順で、自分は一番最後。

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 ガラス張りのボーディングブリッジから、キティちゃんを記念撮影。

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 パーソナルTVでも、さっそくキティちゃんがお出迎え。

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 ピローもキティちゃん。

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 ヘッドレストカバーもキティちゃん。図柄からすると、季節毎にデザインが変わるのかも知れない。

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 非常デモビデオはさすがにキティジェットではなかった。CGアニメ自体は面白いが、脱出スライドのシーンはヘン。
 ところで出発時、「電子・電気機器の電源をお切りください」とアナウンスがあった。BRは電子・電気機器仕様のルールが変わっていないのか?迂闊だった。「写ルンです」を持ってきていないから、離着陸時の写真が撮れない。33Kはもろに主翼の真横だから、複雑な心境ではあるが。

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 なので離陸後、右手の翼越しに見えた横浜。ベルトサインは早めに消えていました。

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 キャビン。

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 WCのコスメティックもキティちゃん。

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 機内サービス実施中。CAのエプロンもキティちゃん。

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 機内食は二者択一だったが、「牛肉」と言ったらスキヤキ風の和食だった。高野豆腐にも、ババロアに添えられたビスケットにもキティちゃん。プラのナイフ・フォーク・スプーンもキティちゃん。

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 全体的に、天候は良くなかったです。晴れなら左手には四国が見えるはずなのだが。

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 フライトデータの機体は、キティジェットではなかった。対地速度が700㎞/h前後。遅い。高度は12,192m(40,000フィート)を維持。

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 BRは、機内食の後にオツマミがサービスされるのか。もちろんキティちゃん。

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 エンタメシステムのプログラムの、ハローキティのアニメ。日本で製作された日本語版(キティのCVは林原めぐみ)に、中国語の字幕が付くスタイル。「きちんとあいさつをしましょうね」とか、やんわりだけれど道徳的な意味が濃かったのではないでしょうか。子供向けなので。

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 申し訳ない、いきなり台北松山空港になります。14年前に撮影でR/Wエンドに行った事は先月書いたが、乗客として降りるのは初めて。やはり雨か…。
 JALのB767-300と、ティーウェイ航空(韓国)のB737-800の間に到着。台湾の外の航空会社、特にオールニッポン(B787-8)とジャパンエアがいるっていうのが、14年前と全く違う所。

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 ターミナル日本語の表示が目立ち、「エスカレーターでは手すりにおつかまり下さい」のアナウンスもありました。
 入国は思ったより早かった(国際線は少ないからか)が、荷物受取が例によってスーツケースの品評会。ようやく出てきた、と思ったら、他のお客さんはあっという間にいなくなってしまった。

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 ターミナルは古びていたが、トイレはキレイだった。到着ロビーの観光案内所に用意されていたMRT路線図には、日本語版も用意されていました。ターミナル前の地下駅に発着する文湖線で、中心部の高速バスターミナルに移動します。

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 最後に、せっかくのハローキティジェットだったので、機内販売で立体ジグゾーパズル(490TWD≒1,890円)を購入し、帰国後組み立ててみました。いかがでしょうか。

 ハローキティジェットは現在、A330-300が3機(“LOVES APPLES”“WITH MAGIC STARS”“AROUND THE WORLD”、A330-200が2機(“SPEED PUFF”“HAPPY MUSIC”)、そして10月26日からB777-300ERも1機がハローキティジェット(“WITH SANRIO FAMILY”)になり、パリ線で週3日運航されています。
 A330-300は台北(松山)~東京(羽田)・上海(虹橋)と台北(桃園)~福岡・ソウル(仁川)で飛んでいるが、適宜入換えが行われているようで、今回搭乗した“LOVES APPLES”は、今日現在では福岡・ソウル線で飛んでいます。
 ハローキティジェットって、思った以上に他機(と言ってもBRは過去に乗った事がないが)と差別化されていると感じました。好きな人なら十分堪能できるでしょう。ただ、ビジネスマンには照れくさく感じられるかも。

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 日本海側もさることながら、徳島県の雪害はハンパではなさそうです。山沿いの地域とは言え、四国で雪害は珍しいのではないでしょうか?

 いよいよ北海道新幹線の試験走行が始まりました。再来年の開業に向けて、準備も本格化しつつあります。最高速度は270㎞/hだが、青函トンネルの在来線供用区間は当面140㎞/hとするそうで、となると東京~新函館北斗は、開業当初は4時間は切れないかも?

《今日のニュースから》
帰宅困難者の誘導訓練 東京・三鷹で実施

「3.11」を思い出します。あの時は首都圏でも電車が全部止まり、特にJRは翌朝まで運休になったため、私鉄のターミナルが大混乱になったのを、夜勤の最中に目の当たりにしたものです。運転再開した路線は、電車も都営バスも終夜運転を行っていたが、「『帰宅難民』って、やっぱりいるものだなあ」とか、他人事のように思ったものでした。申し訳ない。