№1284 14年ぶりの台湾 乗り物堪能旅行 9<終>.ANA1084便 帰国!
台湾の旅も最終日。
本当は帰りもエバー航空(BR)のハローキティジェットにしたかったが、帰国後に余裕を持たせたかったから早めの便を考えていたのに、松山~羽田線・桃園~成田線とも適当な便に空席がなく、結局ANA便となりました。ANA国際線のB767-300(ER)は初めて。
11月13日(水)
ANA1084便は桃園空港発が9時45分とやや早め、松山空港と違って遠いし、投宿していたホテルでは朝食は出ないから、早く空港へ移動して、チェックインの後朝食とします。
5時半にはチェックアウト、バスターミナルへ向かう。残念ながら今日も本降り。外はまだまだ暗いが、それでも商店街はどこも開店の準備に大わらわ、市内バスも運行が始まっていました。
空港までのバスも、今回は國光客運を利用(他にBR系列の会社で別ルートの路線もあります)。ターミナルはA棟になります。國光専用のB棟とは異なって、他社の乗り入れもあります。
ターミナル内はまだ暗かったが、6時前になって一斉に明かりがつきました。切符売場。空港まで125TWD(≒480円)。
空港行のバス乗場。
桃園行空港バス。5時50分発。古い。14年前にも乗ったタイプだな。最後部に腰を落ち着けます。
その車内。座席は2-2配置。トイレはありません。
定刻をやや廻って出発。高雄行の時と同じルートを行きます。
重陽站のバス停。乗車が多い。他の路線を待つ客も少なからずいました。
ここを出ると高速道(中山高速公路)。ガンガン飛ばす。だんだん明るくなってきたが、見通しは良くない。ビル群もボンヤリして見える。やがて右下を新しい高架鉄道が延びるのが見える。建設中の空港アクセス鉄道?
ターミナルは2つあって、ANA便は終点の第2ターミナルから。台北市内から55分で到着。出発ロビーは3Fだが、バスは1Fに到着します。
ANAのカウンター。BRが代行。早い時間だったからカウンターは空いていた。
しかし、出発ロビーはこの時間からすごい混雑になっていました。ANAのカウンターには、成田行が出発するD10番ゲートまで30分はかかると記されていたが、確かにそれ位はかかりそうだと感じました。
4Fのフードコートでモーニング。
飲料の自動販売機。ファイタースの陽岱鋼だ。
手荷物検査場の行列。すごいねー。ただ、手荷物検査場と出国審査の通過までは約20分、表示の30分よりは短く済みました。
免税品店。興味はないから先を急ぐが、D10というのは西側フィンガーの一番端、10分位かかります。
フィンガーにも店舗が並んでいます。
阿里山鐵道の模型の展示もありました。
D10番ゲートに着くと、ちょうどANAのB767-300ERがトーイングされる所。
D10ゲート付近には、台湾に14あるとされる原住民族についての展示もあります。中国語の他、英語と日本語での解説もあります。卑南族(ピユマ族 列車の「普悠瑪」とは彼らの言葉で「団結・集中」を意味するらしい)は、左から2番目。同様に列車名となった太魯閣族(タルコ族)は、角を曲がった先にあります。
この時間は各社の日本行の便が集中しているためか、フィンガーは日本語のアナウンスが多く聞こえてきます。
このフィンガーの各ゲートの待ち合わせ場所は2Fと3Fに分かれている。3FでBRのスタッフが搭乗券をチェック、その後下に降ります。
2Fの搭乗口。
出発準備中。
後方を、45分後を追ってくるJALのB767-300ERがトーイングされていきます。Arc of the Sunのone worldだ!
搭乗中。
キャビンに落ち着くと、ビジネスクラスはやや空席も見られるが、エコノミークラスはほぼ満席。隣の外国人のおじさんは、サムスンのスマホを手にして、誰かさんと通話中みたいだった。
このJA607Aは、まだ機内Wi-Fiには対応していません。エアージャパン機材で、機長は外国人だった。
B767でももちろんパーソナルビデオ装備。非常デモビデオ。日英音声+日中字幕。
定刻をやや廻って出発。ターミナルを見ると駐機中の機体がズラリ並んでいます。
この空港は滑走路が2本あるはずだが、南側の1本は現在使用しておらず、従ってタキシングが長くなる…。
R/W05Lにたどり着くまで、17分かかった。茶色いのは、泥?
離陸滑走の最中、右手にピーチが見えました。
離陸。ターミナルを見下ろします。BRのキティジェットと、JALだ。
さらに広い範囲で空港を見る事が出来る。しかし曇天ゆえ、海岸線を見たと思ったら、雲が遮って下界は何も見えなくなりました。
一直線に高度を稼いでいくと、やがて雲海の真上に出る。
揺れはないが、ベルトサインが消えるのに、離陸から20分かかりました。
キャビン。
機内サービスが始まる。CAには台湾の方もいたのかな?
機内食は和洋選択で、洋食を選択。ハンバーグ。
短距離なので長編映画は敢えて見ないで、オーディオ中心で過ごしました。プログラムには山下達郎の「Big Wave」もありました。今年発売されたリマスター版「30th anniversary version」だが、機内オーディオ用に編集されているとの事。
(ボーナストラックが省略されている)
離陸から50分、ちょっと見づらいのだが、右手に大隅半島が見えました。
サッカーのビデオプログラム。Jリーグのベストゴール。
フライトデータ。対地速度が1000㎞/hを大きく越える。行きのBR便では700~800㎞/h程度だったからだいぶ違う。
成田に向けて降下開始。右手には三宅島と御蔵島。
九十九里。ベルトサインが点灯して、キャビンがしんとする。
千葉の田舎。台湾から来ると、なんだか美しく見える。欧州から着くとゴミゴミしてるなあと感じてしまうのだが、不思議だ。元々千葉の田舎は捨てがたいとは思っているのだが。
それにしても成田は快晴。台北とは全く逆だ。
ファイナルアプローチ。右手は多古でしょうか?
モニターは、B滑走路を捕らえました。R/W34R。
着陸すると、ケータイは使えるようになったが、他のお客さんの迷惑にならないように…とアナウンスがありました。離陸時もそうだったが、電子・電気機器に関わるアナウンスが、ANAでは大きく変わりました。
やや遅れて到着。ボーディングブリッジはガラス張りで明るい。
到着は53番スポット。
ターミナルは思いの外閑散としていました。到着便が少ないからかも知れない。入国審査もスムースだし、荷物の方はさらに早く、ターンテーブルをグルグル回っていました。
1F到着ロビーも、一昔前とは大分様相が変わりました。
これで、今回の台湾旅行も無事終わりました。
今回は台北と高雄の2大都市に集中、両都市間を高速バスと新幹線の乗り比べで移動という形態になりました。
しかし、台湾鐵道の在来線も新型特急の導入が相次ぎ、急速に近代化が進んでいる印象です。平渓線以外にも魅力的なローカル線もあり、次回訪れる時 … いつになるか解らんが … は、在来線を積極的に活用し、今回は立ち寄れなかった中部(台中など)や東部(花蓮など)も訪れてみたいと考えています。
元々日本製の車両の活躍があり、新幹線も(全部ではないが)日本のシステムを採用、最近では日本の鉄道との提携(先頃も、山陽電鉄と東部幹線宜蘭線の提携が発表になった)や、日本での台湾の鉄道に関する出版が相次ぐ(特に交通新聞社が積極的)など、台湾の鉄道は、海外の鉄道では最も日本人になじみやすくなっているのではないでしょうか。
運賃システムの違いなどはあるものの、日本語の表記も少なくはなく、公式Webにも日本語が少なくないから、事前の鉄道の旅のプランニングは容易でしょう。海外鉄道の入門の地として、台湾はおススメではないでしょうか。
来年には高雄でLRTの開業が予想されています。「普悠瑪」「太魯閣」もあるし、私の台湾再訪、案外近いかも?
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
明日の晩、本体の更新を行います。ののいちバス(石川県)の画像を新規公開するほか、ちばレインボーバスの画像を再公開します。今年最後の更新になります。
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《今日見た・聞いた・思った事》
最近自転車の危険走行が問題になっているけれど、東京の国道246号線では、一部の区間で自転車専用レーンをバス専用レーンに試験的に設け、安全運転を促す事になったという事です。
246号線では、先を急ぐ自転車がバスを追い越そうとして他車と接触事故を起こすとか、ノロノロ走ってバスの走行の妨げとなるケースが少なくないとか。
自転車専用レーンが設置されるのは三軒茶屋と駒沢の間、自転車にはこのレーンを走行する事で内側にはみ出さないよう、またバス停では乗降のため停車中のバスの後方で待つよう、協力を促すとしています。
今後周知徹底を図った上で、2月から試験運用開始との事。
この区間を走る東急バスでは、「ノッテちゃん」も使った注意喚起ステッカーを後方に貼るようになったけれど、正直な所、「協力」程度では効果は出ないのではないか、出ても一時的なものに終わるような気がしてなりません。自転車・バイクの走行は他にも結構危険だと思われるケースが多々見られ、法的にキチンと規制すべき時が来ているように思います。多分反発は多いだろうけれど。どんなものでしょう。
《今日のニュースから》
広島土砂災害 避難所が全て閉鎖