「JTB時刻表」も、2014年としては最後となる12月号が、20日発売になりました。
ライトアップされた、東京駅丸の内の赤レンガ駅舎。ちょうど2年前の2012年12月号でも表紙を飾っていました。
★東京駅100周年記念特集 あなたの知らない東京駅
来月20日で100周年を迎える東京駅の特集。
初っ端に「チキン弁当」が出てくるが、実は日曜日に高崎まで上越新幹線に乗車した時、東京駅で朝食として購入しました。ここには記されていなかったが、実は付録?として、発売開始当時?の包装紙?が封入されていました。当時は200円だったみたい。洋食の駅弁とは、当時としては相当珍しかったのでは?
「東京駅を深く知る21のツボ」と称して、トリビア的な知識が披露されています。濱口首相襲撃事件の現場は一般にも良く知られているけれど、江戸時代の北町奉行所が、ちょうどこの場所にあったとか、正直知らなかった事も多く記されていました。有楽町線から京葉線乗継の特例(ローカルルール)もそうで、確かに京葉線のホームは、東京駅とも有楽町駅とも呼びづらい位置にあります。統一した改札があるから東京駅の一部になっていると思うが、改札がないヨーロッパあたりだと、「東京鍛冶橋」とか独立した名がつきそうなものだ。
「上野・東京ライン」については何も記されていませんでした。東京駅で見られる列車の図鑑が並んでいるが、計画通りなら、来年には常磐線のE657系・E531系・E231系(快速)が名を連ねる事になります。しかし、<踊り子>185系の後継車は、いつ出るものだろう?最古参で、事実上唯一の国鉄形になるのだが。
(京葉線に乗り入れる205系5000番台には元山手線車両もあるが、大半はJR化後の導入)
★あべのハルカス
今年オープンした、近鉄大阪阿部野橋駅に直結した、ランドマークタワーを抜いた300mの日本最高層ビル。でも、先日行ってきた台湾では、台北の「台北101」が508m、高雄の「高雄85大楼」が348mだから、まだまだ奥ゆかしい方か?
(中東にはもっとすごいビルがあるのだが)
しつこいのだけれど、「ハルカス」オープンがなった事もあるし、南大阪線の車両のグレードアップが急がれるのではないでしょうか。特に通勤車は2002(H14)年の6820系4両を最後に新車の導入がないので。
「のりもの情報局」は1ページ。
箱根登山鉄道 「アレグラ号」デビュー
ひたちなか海浜鉄道 「ありがとうキハ222」感謝イベント
バンダイナムコゲームス 「ご当地鉄道 ~ご当地キャラと日本全国の旅」
JRバス関東・西日本JRバス 「グランドリーム号」
とさでん交通 新会社設立
阪堺電気鉄道 「マッサン」ラッピング電車
バンダイナムコゲームスのゲームは3DS版とWii U版を用意。左のページの広告があります。
キハ222は旧国鉄旧塗装をまとっているが、元々は国鉄ではなく羽幌炭礦鉄道なので、その当時のカラーを復刻できませんでしたかねえ。
★黄色のページ
まずお詫び。JR~東武直通特急の臨時は、先月号でも本文特急時刻表に掲載がありました。申し訳ありません。去年は黄色のページの方に書いてあったので、本文を見落としてしまいました。
築城基地航空祭は、今年は例年より1ヶ月遅く11月30日(次の日曜日)開催になり、臨時列車が掲載されています。ミリタリーには全然興味がないので、いつもより遅くなった理由は全く解らんですが。
博多~中津間に特急の設定があるが(「DXグリーン車連結」とあるから787系)、<官兵衛きらめき>の名称はそれ自体妙チクリンな感があるし、まして航空祭とはまるで関係がないように感じます。開催日限定運行なら、もう少し違ったネーミングが考えられても良かったと思いますが?
いよいよ初詣臨時列車のダイヤが発表になりました。この数年、「終夜運転」的な、大晦日~元日の臨時列車は縮小傾向にあるようです。
首都圏では、湘南新宿ラインの小金井~逗子間運転5往復の内、2往復は大宮折り返しに短縮。
新顔は千葉~小田原間の<新春箱根初詣号>。
(1月17・18・24・25日運転)
仙石線は1往復削減。
山口線の<SL津和野稲成号>は、新山口~津和野間往復運転に復帰。
牟岐線特急<やくおうじ2号>は約1時間繰り下げの上、徳島終着に短縮。
鹿児島本線では、久留米3時台発門司港行を快速に変更。
会社線では、12月19日に高速バス渋谷~河口湖・富士山線が開業するらしく、時刻表が公表されています。しかし、今日現在では運行を担当する東急・京王・富士急、いずれもリリースを出していません。
1日にはセンター北~ぐりんぱ間の運行が開始。同日、センター北~河口湖線が1往復減便になるが、これをぐりんぱ系統に立てかえる事になります。
(来年3月一杯まで)
他に津軽鉄道の冬ダイヤ。
「青春18きっぷ」の発売が発表になりました。北陸新幹線開業前は最後のシーズンとなり、北陸・信越方面の利用はどうなるか、注目の感もあります。
★本文
うれしい話題として、信楽高原鐵道は11月29日に運行を再開する事になりました。
(信楽9時46分発528Dからになる)
福知山線(新三田以北)・山陰本線(福知山付近)は12月1日、ダイヤの修正を実施。
津軽海峡線は新幹線の検査のため、木古内発下り121D・123Dの木古内→泉沢間が運休。
高速バスは、北海道バス<釧路特急ニュースター号>昼行便がダイヤを変更の上1往復増便。
大阪バス・東京バス<東京特急ニュースター号>は、秋葉原経由便がUSJに停車。
一般路線は、北日本は冬ダイヤへ移行する路線が多く、1月1日は全面運休の路線も多数あります。
エチオピア航空のアジスアベバ線は、結局来年サマースケジュール以降の就航になるようです。
これで今年(2014(H26)年)分の発売は終わりました。
(来月に2015年1月号の発売がありますが…。)
例年当ブログでは、「JTB時刻表から見る日本の乗り物」として、ブログ更新の最終日に内容を整理したうえで、時刻表上から見えた交通の動きを取り上げてきました。
ただ、今年から毎月最終日は、その月に起きた出来事について記しているので、今年は更新最終日の一回前、12月29日に総まとめを行う予定です。
消費税増税に伴う運賃・料金改定、長野新幹線E7系デビュー、高崎線特急「スワローサービス」スタート、<あけぼの>定期運転廃止、<SL銀河>運行開始、岩泉線・江差線廃止、三陸鉄道・山口線・信楽高原鐵道全線運行再開、東海道新幹線50周年・東京駅開業100周年、富岡製糸場世界遺産登録、などが挙げられるでしょうか。
来年はいよいよ北陸新幹線(長野~金沢)が開業、並行在来線の第3セクター移管もあるし、都心では「上野・東京ライン」のスタートもあります。北海道新幹線開業に向けた準備も最終盤に向かうでしょう。JRは3月ダイヤ改正のリリースが来月半ばに出るはずので、詳細はそれを待ちたいと思うが、来年の日本の交通は、北陸新幹線を中心に回って、大きく動く事になるでしょう。
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《今日のニュースから》
銚子電鉄 車両修理費用 高校生が目録を贈呈
朗報、ではあるのだが、どうも銚子電鉄は、なかなか経営・運営が安定しませんね…。