№1246 駅を中心に巡る 富山地鉄20年前<前>

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 先月、5年ぶりに北陸を訪れ、富山地鉄線にも乗ったと書きました。全線ではなかったですが。
 約20年前の1995(H7)年前にも2度に渡って富山地方鉄道線を訪ね、この時は全路線の、当時の全ての駅を撮りました。
 何分ほとんどの駅が古く、五百石など原型をとどめていない駅も少なくないが、ここで当時の富山地鉄の駅の画像を並べてみたいと思います。地方私鉄にしては路線も長く、駅の数も多いので、2回に分けます。今回は本線です。

本線 電鉄富山~宇奈月温泉

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電鉄富山
 3面4線・頭端式ホームの、中小私鉄としては大掛かりなターミナル駅。駅ビルには地鉄直営のホテルも入っています。
 かつては北陸本線との連絡線(交直切り替えセクションあり)があり、遠くは名鉄のDC特急<北アルプス>に国鉄の急行<立山>、撮影当時にはJRの特急<スーパー雷鳥>の乗り入れもありました。しかし今は北陸本線との間に新幹線の高架橋が割り込み、連絡線も撤去されて、このような列車はもう見られません。
 次の稲荷町までは複線。

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稲荷町
 駅の手前で不二越線を分岐。本線との間に検車区があります。ここから単線。今はここと東新庄の間に、新庄田中駅が開業しています。

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東新庄

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越中荏原
 駅舎は最近立替。

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越中三郷

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越中舟橋
 駅舎は、図書館などが入ったビルに立てかえられています。

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寺田
「驛田寺」の表記が渋い。ホームの番号は駅舎側から4→3→1→2と変則的。
 駅の手前で立山線を分岐。特急<アルペン>はこの構内で入換えを行って、宇奈月温泉⇔立山の直通運転を行います。
 電鉄富山からここまでは本数が多く、(最近開業の新庄田中を除き)全部の駅で行き違いが可能です。

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越中泉

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相ノ木
 今はここと上市の間に、新相ノ木駅が開業しています。

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上市
 ここでスイッチバック、進行方向が変わります。最近は電鉄富山との間の区間運転も多くなっています。

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新宮川

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中加積

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西加積

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西滑川

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中滑川
 駅舎は最近建て替えられたよう。

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滑川
 北陸本線との共同使用駅で、この写真は北陸本線のホームから撮っています。

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浜加積

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早月加積

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越中中村

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西魚津

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電鉄魚津
 デパートが入った駅ビルがある高架駅だったが、デパートは閉店、新駅舎が開業しているようです。

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新魚津
 かつてはJR魚津駅と一体で、共同使用駅でした。しかし、撮影の直前に独自の駅舎を新設、現在の駅名に改称しています。

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経田

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電鉄石田

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電鉄黒部

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東三日市

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萩生

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長屋
 ここと舌山の間に、新黒部駅を建設中。

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舌山

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若栗

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栃屋

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浦山

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下立口
 撮影の直前にホームが造り変えられていました。

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下立

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愛本

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内山

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音沢

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宇奈月温泉
 黒部峡谷鉄道の宇奈月駅は、やや離れた位置にあります。

 来年の北陸新幹線開業=新黒部駅開業は、本線にはどの程度影響を与えるでしょうか。運転形態の変更も十分予想されます。
 次回は立山線、不二越・上滝線、富山市内線です。

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 台風接近の中、仕事に行ってきました。行きはいつもより大分早めに自宅を出たが、雨はやや強かったものの、風はまだそれほどでもなかったのが幸いでした。しかし、横浜市内も被害は免れなかったようで、被災された方々にはお見舞いを申し上げたいと思います。
 帰りはまさに「台風一過」、青空が広がっていました。ビルの中で仕事をしていると、外の様子が解らないんですね…。

《今日のニュースから》
第一三共ヘルスケア 「カコナール2」自主回収を発表

№1245 BUSRAMA EXPRESS №12 三菱ふそうエアロスター(ぽると出版)

 三菱ふそう・新型エアロスター発売開始に合わせた増刊号が刊行になりました。

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 増刊号、というより、新エアロスターそのもののレビュー、となるかも知れない。実は、先月さっそく乗る機会がありました。と言っても東急バスの〔渋51〕系統・若林折返所→渋谷駅の1回、最後部に座ってみただけ。先代モデルと比べて、走り具合がやや軽快かなと感じました。エンジン自体は全く変わっていないし、高速で走る系統でもないから、気のせいなのだろうけれど。
 フロントのVラインというのは、トラックのスーパーグレートにルーツがあるのだろうか。外観的にはフロントマスクを除いたら、ほとんど見分けがつかないかも知れない(リアだけ見たら、多分新型とは解らないだろう)。真骨頂は中身にあり。特にノンステップ車で変化がかなりあります。

1.ホイールベースの延長
2.優先座席の前向き化(東急は横向きだったが)
3.燃料タンクの位置変更
4.スロープ板を反転式に変更

 いずれもダイムラー・ベンツを初めとする欧州の車両を範としつつ、日本の実情に合わせた設定にしているようです。
 私はバスドライバーの経験はないからよく解らない部分もあるが、HIDヘッドランプは相当歓迎されている様子。鉄道では普及が進んでいるが、バス(を含めた道路交通)はまだまだこれから、という所でしょうか。一度夜間に乗って確認してみたいと思います。
 給油孔の位置は大分上がりました。車内レイアウトに絡む事でもあって、「バスラマ」誌でも何度か指摘された部分でもあります。ただ、シターロは逆に高すぎて(側窓の中に組み込まれているようなイメージ)、給油し辛いとか。ドイツ人は全体的に、女性も含めて体格が大柄だからあれでも良かったのでしょう。

 一つ気になったのはクーラー。どこにも記されていないが、これからは完全にデンソー製が標準、という事になるのでしょうか。また、ノンステップ車に関しては、搭載位置が前輪の上部に戻りました。黎明期に比べて大分小型化されている、とは思うが、重量バランスの点でまだ試行錯誤の余地があるという事なのか。

 後半は「エアロスター」発売開始から30年の歩み。
 内容的には、特に前半は前号で取り上げた「バスマガジン」誌と被る部分が多いが、当然「バスマガジン」誌がエアロスターKに絞られていたのに対し、こちらは全エアロスターの30年の歴史の全てを包括した内容になっています。

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 ただ、先行してMP118系に架装された、エアロスターKの試作車体については、ここでは触れられていませんでした。

 さて、新型エアロスターが、新生三菱ふそうのバス部門の意欲作である事は存分に伺えるが、今後の展開はどうなるだろうか。
 特に低公害車においては、ハイブリッドはJ-BUS系に大きく後れを取った印象が否めないし、大型EVも現実味を増している今、三菱ふそうはどう対抗しようとしているのだろうか。
 個人的には新型エアロスターのラインナップとして、P尺の設定を期待したい。コンポーネント的に可能かどうかは解らないが、エアロスターSでは設定があり、江ノ電バス横浜などで導入例があるので、需要はあるはずだから。
 トップのバス事業本部長のコメントからも、新型エアロスターを旗頭に、今後の三菱ふそうの復活劇には大いに期待したい、また、新型エアロスターの新機軸を見る事によって、逆にJ-BUS系が何か刺激を受ける事があるだろうか。
 外国車の導入も少なくなくなってきてはいるのだが、今後とも日系の2社(三菱ふそう・J-BUS)が独自の開発を競い合う事で路線バスが進化し、それがバス業界全体の地位の向上につながって欲しいと願います。

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 台風18号が近づいてきました。今日の戸塚は曇り空ながら平穏だが、明日以降どうなるのだろうか。明日は休みだからいいが、明後日の出勤、大丈夫かなあ。東横線は今日の時点ですでに、「明後日は朝から運休の可能性あり」などと言っているし…。

《今日のニュースから》
「バスと親しむ催し」 京成バスが幕張メッセで開催

「京成バスお客様感謝フェスティバル」で、ここでは、天井に星空が浮かび上がる新型夜行バス(エアロクイーン)も展示されたそうです。新型夜行バスの運行は18日(土)から、千葉・TDR・東京・横浜~大阪・神戸線。

№1244 バスマガジンvol.67(講談社ビーシー/講談社)

「バスマガジン」vol67が先月末に発売になりました。
 表紙は特集+バス会社潜入レポート、という事か、沖縄バスのエアロスターK。昨年沖縄に行った時、結構見かけたし、実際に乗車もありました。

 冒頭の新エアロスターを市場を含めて詳報、その後はこの夏相次いで発売になった、エアロクィーン・エアロエース・エアロエースショートタイプの速報。 

◆ エアロスターKの系譜 その軌跡を追う!

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 私は今も昔も神奈川在住なのだけれど、神奈川資本の大手バス事業者、神奈中・相鉄・横浜市・川崎市と言ったあたりは、エアロスターは皆「K」でした。
(東急は「M」だった。小田急・京急も「M」だが、神奈川県路線には導入しなかった。江ノ電は富士ボディをが架装)
 なので私の中では「エアロスター」=ほぼ「K」であり、それ故、1993(H5)年に図面統一で「M」スタイルの車両を見かけた時は、最初は事情解らなかったから、「新呉羽はバスボディ製造を止めたのか?」と、一瞬戸惑ったものです。
 三菱ふそうの中型を一手に引き受けていた呉羽が、エアロスターに先んじて中型車で同様のスタイルのボディを製造していた、というのは興味深い。呉羽は結構進取的な企業だったのでしょうか。
 純正「M」と「K」ではスタイルだけでなく、構造にも違うとは意外だった。
 都営「グリーンシャトル」初代車両として導入された試作的ボディはその後羽後交通や関東鉄道などに移籍したが、現在1台も存在しないのが残念でなりません。車体だけでいいから、どこかに残っていませんかねえ?レストアして、東京都交通局の博物館で展示やって欲しいと思っているのですが…。
 その「グリーンシャトル」の後継のエアロスターKが沿岸バスに移籍して、旧塗装を復刻させたのは興味深い。もう引退したが、すぐ近くの道北バスも、エアロスターKに旧塗装を復刻していました。全く偶然だとは思うが。
 帝産湖南バスは中古導入は少なく、新エアロスターの導入もある位なのに、ずいぶん物持ちの良い事業者だと思います。
 残存車両が後何台、とは記されていなかったが、これから5年が、現役車両にとっては正念場ではないでしょうか。

◆ おじゃまします バス会社潜入レポート vol.67 沖縄バス

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 この場所で撮った「730車」の写真があったが、「730車」はともかく、青空が欲しかったんだよなあ…。
 運行路線一覧表を見ると、40㎞以上の路線がかなりあり、那覇~名護の各系統は、一般路線でも70~80㎞程度と皆相当長距離です。東京からだと土浦あたりに相当する訳で、昨今の本土的思考だったら読谷やうるま市あたりで分割されそうなもの。それだけ長距離通しの利用者が、今でも少なくないとも言えます。一般路線車で乗り通すのは少しツラそうだが。
 車両面では、「730車」の後継の「ブル」が先になくなってしまったのが少々残念(ごく少数ではあったが)、1台でも残っていれば、「三菱ふそう博物館」としても、売り出せたのではないかと。
 歴史的には「730」が一番の大事件として記憶されるが、全体的にはどうしても、いろいろな面で米軍との関わりが無視できなかったようです。
 沖縄バスに限らないが、沖縄のバス業界は、ほんのちょっとのきっかけで劇的に良くなる可能性を秘めています。それは昨年実際に乗って感じました。沖縄バスもノンステップ車の導入が進んでいるようだし、今後も期待して良いでしょう。ゆいレールの浦添市延伸はどう影響するか。

◆ バスマガ社会経済学 その1 バス会社を作る!
「その1」という事は、今後シリーズ化されるという事か。私のような「経済オンチ」にも解かりやすい企画・解説が期待されます。
 戦前の黎明期には個人事業のバスも少なくはなかったようだが。
 路線に関しては、最近は大手のバス事業者もある程度は協力的になっているのではないか。東京の銀河鉄道は西武バスの協力も得られているし、千葉の平和交通も、京成バスとの共同運行路線があります。
 バス停に関しては、一般路線バスをほぼ毎日利用して、観察している感触としては、特に多数の系統が集中する区間では、既にスペース不足ではないかと思われる場所が少なくないし、一部のターミナルでは、降車スペースが不十分と思われる場所もあります。ここに新規に割り込むのは簡単ではないと思います。いずれにしろ、在来のバス事業者との友好関係を築く事が出来るかも、カギではないか?
 結局、新規立ち上げ費用は、概算では6,000万円としているが、もう少し余裕を持たせ、1億円位はあった方が良いかと思います。事業内容によって相当幅は出そうだが。
 ここでは路線バス会社の新規立ち上げの視点で記されていたが、番外編で貸切バス会社についても簡単に記されています。路線と貸切の違いからという別の視線で見ると、昨年はツアーバスの新高速乗合バス移行という大イベントがありました。ツアーバスにとっては、新制度移行は大変な作業であったとは思うが、一方ではツアーバス時代は乗合に課せられた義務(特に停留所の確保)がなくて、その一方で乗合バスと同じような仕事をしていたのだし、オイシい商売だったのではないですか?とも言えると思います。

◆ 終点までのバス散歩
 Part1の「椎原診療所」は、4年前に路線が延びたそうで、昨今のローカル路線バスでは珍しい、画期的な事とも言えます。ただ、同じ人吉エリアの「黒白」が今年春に廃止になってしまった(球磨村営バスに代替)のが残念で、ぜひとも路線が産交のままで残って、ここを訪れてもらい、バス停名の由来を解き明かしてもらえたら良かったと、今でも思います。
 Part2の「時」も、最初に見て不思議な地名だと思いました。以前ネットで調べた事があるが、かつては三重交通の路線もあったそう。

「全国乗合バス100選」は北海道と兵庫県。北海道の、特に北の原野を走る路線は魅力的です。お客さんが少なくて大変そうだが。

 来月は「賢いバスウォッチング」が特集だそうだが、昨日スタートしたとさでん交通についても少しは取り上げてもらえれば。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 京急・京成・都営浅草線・北総各線の、11月8日(土)ダイヤ改正の内容が発表になりました。羽田・成田両空港へのアクセスの強化が最大の、というかほとんど全てのポイントになります。
 一番大きいのは、浅草線のエアポート快特が日中は40→20分間隔に倍増、運転時間帯も拡大する事。
 日中新規設定分のエアポート快特は普通電車の格上げ(京成押上線内は快速特急)で、青砥で京成本線の成田空港発着の特急に接続、本線方面へのアクセスも改善されるとの事。
 京急では、京急線内のエアポート快特は品川~羽田空港で所要時間を1分短縮、羽田空港発最終の神奈川新町行特急をエアポート急行に変更、平日朝夕にエアポート急行を増発(一部普通の格上げ・延長)、夜間の空港発エアポート急行をエアポート快特に格上げ、土休日夜間の快特をエアポート快特に格上げ、など。
 京成は成田空港7時台発、京成上野18時台発<スカイライナー>増発、京成上野23時発<イブニングライナー>成田空港を増発、成田空港に早朝到着の普通3本・23時台到着の通勤特急(土休日快速)を設定、など。LCC対策になります。
 なお、<イブニングライナー>は全体的には1往復削減、<シティライナー>は土休日のみ運転に変更。
 羽田vs成田、両空港の競争は厳しくなる一方だが、今回改正になる路線はその両方にダイレクトに通じる、唯一の鉄道路線なのだから、どちらがどうではなく、どちらの空港に行くにも利便性が良くなる、バランスの良いダイヤの追求が、今後も求められると思います。

《今日のニュースから》
首都高速中央環状線・大橋JCT~大井JCT 開通前に報道陣に公開

 山手通りの真下にトンネルで建設されているもので、完成するとトンネルの長さ18.2㎞は、高速道路のトンネルでは世界一になるそうです。
 開通は来年3月の予定。特に、羽田空港発着の高速バスが大きく変わると思います。