№1238 5年ぶり 北陸を訪ねて撮影三昧 3.野々市と金沢のバス
北陸旅行3日目は金沢。バス撮影がほとんどになりました。
9月 9日(火)
最初は北陸鉄道石川線7700形を撮るつもりで、金沢駅からJRに乗って西金沢に向かったのだけれど、ちょうど7700形が野町へ走っていくのが見えた。適当な撮影場所を探し、延々野々市方面へ歩いて行ったのだが、結局場所が見つからないまま、野々市工大前で抜かれてしまいました。時刻表から見て、今日の日中は鶴来で運用から外れるよう。残念。
ただ、全くの無駄足にはならず、こんなバスを見つけました。
野々市市のコミュニティバス「のっティ」。野々市工大前の駅前にバス停があり、ちょうど便があったので乗ってみました。
途中で降りて、他の地域に寄り道して行ったので先回りして撮影。
「のっティ」は市内に4ルートあり、地元のののいちバスが運行を受託しています。4ルート皆別々に専用車があり、全ルート撮影に挑戦。
「のっティ」のバス停。路線ごとに色が違います。
2ルートある場合は表裏で色が違います。ご丁寧に土台も塗り分けられる。
「のっティ」北部ルート。
「のっティ」西部ルート。この路線のみローザだったが、共通予備車らしい。
野々市市役所。
「のっティ」は4ルートとも45分間隔で運行。3ヶ所の拠点で2つの系統が相互に接続を取り合い、乗り換えが可能なダイヤになっている。野々市市役所は中央・西部・南部の3ルートが集まり、45分おきに、このように3台が並ぶシーンが見られます。
ここは他に北鉄金沢バスの金沢駅からの路線があるが、本数は少ない。市役所は市の中心部から離れた場所にあるようです。
「のっティ」南部ルート。
キャラクターがとてもユニーク。個人的には牛に見えるのだが、「のっティ」という生き物で、現存のどの生物でもない。バスが先で、それがそのまま市の「ゆるキャラ」になったそう。
「のっティ」は今年で運行開始10周年だそう。野々市市の町からの市制施行は2011(H23)年11月11日なので、町だった頃から走っています。当初は初代ポンチョだったらしい。
ここにはもう一つポンチョを使った路線として、「のんキー」というバスがあります。JRの野々市駅から野々市市域をほぼ縦断、白山市の松任石川中央病院まで。「のっティ」とは別物(共通の回数券あり)。同じく、ののいちバスが受託して運行しています。このキャラクターはロバだそう。
野々市市には北にJR北陸本線、東に北鉄石川線の駅があるが、一番メインになるだろうと思われる交通機関は、北側の国道157号線を経由して金沢市と白山市を結ぶ、北鉄金沢バスの路線になろうかと思います。いくつかの行先があるが、合わせて日中は15~20分間隔位で運行。
このバスで、金沢市内に戻ります。
「城下まち金沢周遊」の左回り路線。一般的な大型ワンステップ車。犀川大橋で撮りました。
金沢駅前で、JRバス。
ローカル路線は、以前はオンデマンド方式を採用していたが、現在は全て一般的な形態で運行されているようです。
同じく金沢駅前で、金沢市コミュニティ「金沢ふらっとバス」此花ルート。以前のクセニッツはポンチョに置き換わったようです(予備で残っているそう)。4ルート中3ルートは北陸鉄道が運行、長町ルートのみJR西日本バスが運行。
加越能バスの高岡行高速バス。貸切格下げでしょう。高岡駅まで1時間30分と少し時間がかかり過ぎの気もするが(砺波を経由)、新幹線開業後はどうなる?
兼六元町まで「金沢周遊」右回りに乗車。旧塗装復刻のボンネットバスだった。女性ドライバーは、「1日フリー乗車券」が通用する範囲(「ふらっと」とJRバスは乗れない)とか、バスの種類とか全く絶え間なくアナウンスし続けて、正直な所、耳障りに過ぎると感じました。馴れない観光客への親切、なのだろうが…、運転、大丈夫?
肝心の旧塗装復刻車は…、撮り損ねました。スミマセン。
「ふらっと」の材木ルート。CNG改造車が入っています(全車ではない)。
「金沢周遊」の右回り。同じ「金沢周遊」でも右と左でかなり違う。もともとはこのタイプの色違い(3色)で運行されていました。
今はポンチョも入っています。レトロ調。
この後兼六園下から広坂まで歩いて移動します。兼六園下は長距離バスの終点でもあるが、大きめの待合室はあるものの、ターミナルではなく、ごく普通の道路際のバス停という感じ。
「ふらっと」の菊川ルート。
北鉄金沢バスの高速バス富山線。
北鉄奥能登バスの輪島行特急便。
金沢駅と兼六園付近を結ぶ「兼六シャトル」。本来は土休日運行の所、4月1日から1年間は「実証運行」と称して毎日運行しています。土休日は100円。
「1日フリー乗車券」の利用可能エリア。確かに利用可能なバスだけでも結構あり、これに「ふらっと」とJRバスが加わるので、馴れないと解りにくいかも知れない。
今回撮影した北陸鉄道(グループの)バスについては、改めて本体で公開したいと思います。
やや雲が多くなってきた夕方、兼六園下から金沢駅までバスで戻ります。たまたまやってきた、才田からのJRバスに乗車。331-8901は田辺あたりからの転属車らしく、和歌山県バス協会のステッカーが残ったままでした。
さて、新幹線が開業すると金沢の交通はどう変わるだろうか。対東京に関しては、航空便はやはり影響を免れないと思う。特に小松空港は、アクセスもやや時間がかかるので。羽田路線は現状で2社計12便あるが、羽田の発着枠問題もあるし、若干の減便になりそうな気がする。良くてもダウンサイジングは免れまい。
高速バスは、東京路線は、ここも安さを武器にして維持されるだろうとは思うが、旧ツアーバス移行組は、知名度の点で苦しくなるかも知れない。近距離の富山・高岡路線は在来線転換の第3セクター鉄道のダイヤ編成次第だろう。
対関西・名古屋は、JR西日本のダイヤ編成次第になるが、こちらはほぼ現状のままでは?個人的には、関西空港~金沢間<サンダーバード>の設定を望みたいと思います。681・683系に余裕が出るわけだし。空港だけでなく、大阪のミナミやUSJのアクセスにも利用できるでしょう。
第3セクター鉄道に転換される北陸本線は、あいの風とやま鉄道の計画では、現行の普通列車のダイヤ+<おはようエクスプレス>代替の快速の設定が想定されているよう。金沢~富山間の快速のフリークエントサービスなんて期待したいと思います。
「金沢にLRTを造ろう!」の展示。地下コンコース、北陸鉄道浅野川線の駅の近くで見かけました。
17時13分発の敦賀行358Mで、金沢を後にします。しかし521系の2両編成とは短くないか?元々帰宅の人々が多い上に、富山からの456Mからの乗り換え客がゾロゾロ駆け込んできて、かなり混雑しました。
金沢を過ぎてからもしばらく新幹線の高架線が並走します。白山総合車両基地の検車庫には、W7系が3編成見えました。
加賀笠間駅。「(新幹線の)白山駅を造ろう」という運動があるようです。
(今の計画では、金沢の次は小松)
小松はやっぱり「KOMATSUの小松」だけあって、駅前の「コマツの杜」と称する広場には、巨大なダンプ形態の重機が保存されているのが垣間見えました。
この後はだんだん暗くなってきて、車窓は楽しめなくなってきました。福井までは、特急に抜かれる事無く先着。
結局、金沢駅で買っておいた駅弁「加賀の彩」は、福井のホテルの部屋で食する事になりました。
明日はいよいよ最終日、「晴れのち曇り」の予報が少々心配。福井鉄道を訪ねる予定です。えちぜん鉄道は難しい。
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スコットランドの住民投票は、独立反対で決着しました。しかしこれで一件落着ではないでしょう。それにしても、なんだかスコットランドって行ってみたくなりました。特に北部の田舎は魅力的に映るので。
《今日のニュースから》
2018年アジア大会 インドネシア・ジャカルタ開催を決定
元々はベトナム・ハノイの開催が決まっていたが、ハノイが4月に辞退していたもの。
2019年開催予定が1年前倒し(大統領選挙のため)になったが、東京オリンピックの前哨戦になると思います。