№1237 5年ぶり 北陸を訪ねて撮影三昧 2.地鉄駅巡り・金沢へ

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 2日目の富山は、午前中は曇り空だが、午後は晴れてくれました。
 午前中は地鉄鉄道線の新しい駅、改築した駅を訪ね、午後は「セントラム」初乗りの他、富山地鉄バスを撮影しました。
 夕方、JR北陸線で金沢へ。JR運営時に乗るのは、これが最後となるでしょう。


 9月 8日(月)

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 曇り空の午前中は、鉄道線の駅を訪ねます。まず、越中荏原駅。駅舎が全面的に建て直されました。

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 新相ノ木駅。昨年末(12月26日)に開業したばかり。駅員無配置の棒線の駅だが、割と立派な駅舎(待合室)が建てられていました。

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 前日も降りたが、改めて、寺田駅。この駅は、昔ながらの木造駅舎のままです。「驛田寺」の3文字が渋い。

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 窓口も昔ながら。ICカード改札機は現代的だが。

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 この駅は手前で本線と立山線に分岐、Y字に分かれて行きます。左から2番線…宇奈月温泉方面・1番線…本線電鉄富山行・3番線…立山線電鉄富山行・4番線…立山方面行。
 1番線・3番線にも木造の建築物があります。乗客向けのチラシが残っていたので、かつては待合室だったのでしょうか。

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 五百石駅も、昔は古風で個性的な駅舎が建っていました。今は近代的な駅ビルになり、交流センターや図書館が入るようになりました。
 五百石からの電鉄富山行普通は「ダブルデッカーエキスプレス」でした。2階席では、ハイカーの皆さんがグーグー寝息を立てていた…。

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 東新庄駅。平行四辺形風のファサードが印象的。

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 新庄田中駅。こちらは一昨年の年末(12月21日)開業。

 この頃から雲は突然どこかへ去って行って、パァッと青空が広がってきました。
 午後は「セントラム」を訪ねて、それと地鉄のバスの撮影に当てます。

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「セントラム」の分岐点、丸の内電停。改築されています。

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 国際会議場電停。

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 大手モール電停。

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 電停の上屋の側面のガラスには、沿線からスポンサーを募った上で、沿線や市電の歴史についての写真が貼られていました。最近になっての事のよう。大手モール電停では、市電の歴史について書かれていました。

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 グランドプラザ前電停。見た限りでは、やはりここが一番乗降が多いように見えました。

 この電停の近くの一番町交差点で、右折して富山駅に向かう富山地鉄バスを撮影。その全ては出せないが、ここでは特徴的な3台の画像をご覧頂きます。

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 ノンステップ車。「TOYAMA IMAGE READER BUS」の名があり、専用カラーになっています。複数台あり、別形式もあります。ただ、仕様は通常の路線バスと同じでしょう。

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 富山市のコミュニティバス「まいどはや」。中央ルートと清水町ルートがあり(車両は共通)、これは清水町ルート。このバスは、一番町交差点を直進します。

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 地鉄の分社の富山地鉄北斗バス。どの程度の規模の会社か、正直良く解らないのだが(地鉄の公式Webサイトを見ても、どの路線がそうなのかは解らない)、この25系統は全便北斗バスのようです。車両は日野車のようです。
 今回撮影した分は、以前の撮影分も含めて、今年中には本体で公開したいと考えています。

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 セントラムと市内線本線の合流部分にできた、中町(西町北)電停。南富山駅前行の西町電停が近い。これだったらこの両者をまとめて西町北と呼び、交差点の南にある電停を西町南とでも改称した方がスッキリする気もします。

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 富山駅前(南口)の完成予想図。バスも発着する交通広場の西側に、富山ライトレールから延びる市電の新線が記されています。

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「セントラム」に乗って見よう。富山駅前でT100形「サントラム」(「トッキュウジャー」ラッピング車)の並び。今の所、アルナ「リトルダンサー」と新潟トランシス車(富山市保有)、両方を保有・運行するのは富山地鉄のみ。なお、「セントラム」はこの日も9002・9003号車の運用で、9001号は、今回は撮る機会がありませんでした。

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 セントラムの車内。割とシックな感じ。駅前からの乗車は意外に少ないと思いました。

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 車窓から、富山城。

 2周してみたのだけれど、時間もあるのだろうが、大手モールの乗降が目立つように見えた。「セントラム」が盛業と伝えられているのは何よりだが、小規模な循環だけでは、今後大きな伸び代もない気がします。富山ライトレールとの相互直通運転の早期の実現が期待されるし、その先は地鉄鉄道線・高山本線・北陸本線(あいの風とやま鉄道)への直通運転も検討されるべきでしょう。技術的には不可能ではないはずなので。

 新幹線が開業すると、交通の面で一番大きく変わるのは、富山でしょう。
 特に航空(ANA羽田路線)はかなり影響が出るのではないか。先行してB787を導入したのも危機感の表れだと思うが、少なくとも機材のダウンサイジングは免れないだろう。
 地鉄の高速バスは東京線、長野線とも影響はあるでしょう。安さを全面的に出して維持されるとは思うが。一方で京都・大阪線、新潟線は、新幹線だと在来線への乗り換えが必要になる(京都・大阪…金沢、新潟…上越妙高)ので、この点を突いて延びがあるかも知れない。名古屋線も高山本線<ひだ>次第だが、10月に増便がある位だから、延びが期待できるでしょう。
 地鉄電車に関しては、宇奈月方面は新黒部開業で運行形態が変わる可能性もある。立山線をもう少し充実させてほしいかなあ。「アルペンルート」へのアクセスにしては、車両のレベルが今一つかなあ、と昔から感じているので。前日立山駅で見たように、インバウンドの入り込みが少なくないようだし、「アルプスエキスプレス」を特急として毎日運転する位の意気込みは欲しいとも思います。

 2日間に渡る富山滞在もここまで、夕方の電車で金沢へ向かいます。

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 新幹線・高架化工事のため、JRの駅は南側の仮設の駅舎で営業しています。バス乗り場もここだが、地鉄の電車や市電への乗り換えは、現状ではやや不便。

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「みどりの窓口」にも、新幹線開業までのカウントダウン。
 ここで、米原経由横浜市内までの乗車券だけを購入します。

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 18時02分発、金沢行560M(糸魚川始発)。413系3連で、最後部のクモハ413-9に乗るが、帰宅の人々で混雑する。しばらくは座れません。

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 高岡で15分停車、<しらさぎ16号>待ち合わせ。

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 次いで<北越8号>待ち合わせ。このシーンが見られるのも、あと半年。北陸本線の485系も、あと半年。

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 福岡でワンボックスまるまる空いたので、富山駅で買っておいた「ますのすし」を広げます。富山に来て、鉄道で移動する時には必ず買っておいた弁当。お酢が効いているので、しょうゆは控えめにした方がおいしいと思います。

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 森本で<はくたか18号>通過待ち。西日本+北越の混成でした。

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 413系の車内。413系はあいの風とやま鉄道でも5編成を購入するとしているので、転換後もその姿を見る事が出来るはずです。原則ラッシュ専用となりそうだが。

 今宵は「十五夜」。金沢駅を出てホテルに向かうと、お月様がきれいでした。明日も晴れて欲しい。

 当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 スコットランドの独立を問う住民投票が始まりました。
 イギリスイギリスって簡単に言ってしまうけれど、この地はイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドからなる連合王国で、正確には「グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国」(United Kingdom)と言います。私は北アイルランドとウェールズ(アイルランドからのフェリーから鉄道への乗り継ぎのみ)は足を踏み入れた事があるが、スコットランドはまだ行った事がありません。自然などが魅力的な場所だとは思っているのだけれど。SLの保存鉄道もたくさんあるようです。
 ロンドン~グラスゴー・ロンドン~エジンバラはいずれも1時間に1~2本程度列車の運行がある大幹線だが、スコットランドが独立すると、全部「国際列車」になる事になります。
 スコットランドのケースは、これまでの、宗主国の圧政に苦しむ植民地が起こしてきた独立運動とは違います。近年の、東ティモールや南スーダンと同列には語れないと思います。要は、「自分たちの莫大な稼ぎをロンドン(ウエスト・ミンスターという言い方を良くする)に持っていかれるのは、たまったものじゃないよ」という事なのだろうと思います。スペインのカタルーニャなども同じで、この選挙の結果、特に賛成派が勝ったら、欧州全体にものすごく大きな影響を与えるはずです。「西側先進資本主義国家の分裂」という、少なくとも第二次世界大戦以降、どこにも例がない事でもあるし。
 かつては、戦争のない平和な世界を象徴する理想郷として「国境のない世界」という言い方がよくされました。しかし昨今の世界、特に欧州やウクライナ、中東あたりの情勢を見ていると、この言葉、ほとんど浮世離れした、夢想的な平和主義者の妄想に過ぎないのではないか?と感じてしまいます。新しい国境を欲しがる人々、国境がなければ護られない人々は少なくないし、TPPを初めとする経済グローバル化に反対する人々は多いが、ならば強固な国境の存在を認めなければならない(それ以外に防波堤は無い)。世界は大変なジレンマに陥ってしまっているのではないでしょうか。
 スコットランドに引きかえ、日本の政治に対する関心は低調なままです。一人一人の生活の行く末までを左右するほどの切羽詰まった課題が国民一人一人に直接突き付けられないと、日本における国民の政治的な関心は、高くはならないのでしょうか。

《今日のニュースから》
円相場 1ドル≒108円54~55銭 6年半ぶりの円安ドル高水準

№1236 5年ぶり 北陸を訪ねて撮影三昧 1.「アルプスエキスプレス」に乗る

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 5年前、2009(H21)年8月16日に当ブログをスタートさせて以降、日本の各地を訪ね、乗り物に乗り、写真に収め、順次当ブログで公開してきました。
 程度の差はあれ、北海道・東北・関東近郊・信越・東海・近畿・山陽・山陰・四国・九州はこの5年の間に訪れ、昨年は久しぶりに沖縄にも行きました。
 ところがどうした事か、空白域が1ヶ所、北陸地方だけは全く訪れていないのです。
 当ブログスタートの少し前、2009(H21)年5月に、廃止になった急行<能登>を利用、富山と福井を訪ねているが、それ以降北陸は、全くのご無沙汰になってしまっていました。
 今回は少し多めに休みを頂いて、7日~10日の4日間をかけて富山・金沢・福井の鉄道・バスに乗り、写真も撮ってきました。それらを、4回に分けて書きたいと思います。
 もう一つ、北陸新幹線(長野~金沢)の開業が来年3月14日と発表になり、周辺の動きも慌ただしくなってきました。開業前に訪れるのは恐らく最後なので、開業半年前の各地の雰囲気も見ておきたいと思います。
 事前に考えていた、北陸のJR線の撮影は、残念ながら手が回らずに終わりましたが…。


 9月 6日(土)
 前夜の出発になるが、夜行列車がもうない以上、バスという事になります。
 ところが、西武バスの富山行を希望したのに、1ヶ月前の時点でもう満席、だって…。いくら土曜夜出発だからって、早いよ…。
 止む無く高岡・氷見行を選択、高岡からJR線で富山まで戻る形態としました。

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 西武バスの夜行便は、現在は大半が新宿駅西口始発となりました。日中は池袋行の一般路線が発着(と言っても今は一日わずか9本…)する7番乗場から。
 高岡・氷見行夜行は西武バス。レジェンドブルーのガーラHD。

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 側面には大きく「Lions」のロゴ。

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 その車内。3列シート。ただ、西武バスに限らないが、付帯サービスは昔と比べてずいぶん簡略化されました。オーディオサービスとかはなくなっているし。
 この後新潟行なども出発するが、飛び込みのお客さんも少なくなさそうだが、「空席ある?」「ない。長岡経由もない」とかやり取りが聞こえてきました。ドライバーが、営業所に問い合わせて答えているよう。

 定刻に出発。こちらは空席があります。一旦池袋駅東口に寄ってお客さんを乗せ、練馬を経由して関越道に乗ります。

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 9月 7日(日)

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 日付が変わり、最初の休憩地・上里SAに到着。外は雨模様。新宿へ来る途中の湘南新宿ラインの車内からは稲光も見えていたし、関東地方は不安定な空模様。

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 フードコート。吉野家などはオープンしています。

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 本当は乗りたかった、後続の富山行も到着。本来は富山地鉄担当だが、西武車(左の方)も加えて2台。これで早々と満席だったのか…。同じ富山県へ行くのに、やはり県庁所在地とそうでない都市では差が出てくるものなのか。

 この後2回休憩があったが全く気付かず爆睡、気づけば砺波ICを降りる所。曇り空だな…。

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 砺波駅南を経由し、砺波市役所。加越能バスの車庫があります。

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 高岡を目前にして、新幹線の高架橋を見ます。

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 6時前、定刻に高岡駅前到着。再開発工事が進行中で、仮設とぼしきバス停に到着。バスはさらに氷見へ向かいます。

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 高岡駅は橋上駅舎になりました。新幹線開業日も発表になり、みどりの窓口の脇には、開業日までのカウントダウン。

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<サンダーバード><しらさぎ><はくたか><北越>が約半分を占める特急街道・北陸本線の時刻表、それと編成表。これも、間もなく見納め。

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 富山行421Mは521系2連。日曜日の早朝ながら、結構乗車が多くありました。
 富山が近づくと、だんだん青空が広がってきました。事前の天気予報はあまり良くなさそうだったが、これはいけるかも!?

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 新幹線開業と同時に、北陸本線(倶利伽羅~市振)は「あいの風 とやま鉄道」に移管される事になります。
 富山駅は、在来線も高架化工事真っ只中で、南側に仮設の駅舎があります。

「アルプスエキスプレス」は、富山発7時ちょうどの宇奈月温泉行急行B107列車から運用に入る。上市までは6時44分発普通1007列車が先行するのでこれに乗りました。寺田下車。

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 寺田~越中舟橋の側道から撮ります。

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 後続も数本撮ってみました。10030系。

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 東急から来たばかりの、17480系。

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 寺田駅で、特急<アルペン2号>の14760系。

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 後続の普通1315列車。14760系の原色。これに乗って立山に向かいます。
 岩峅寺を過ぎると急勾配と急カーブの連続。上横江駅は、跡形もありませんでした。

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 立山駅。アルペンルートのケーブルカーの乗換駅。
 手前にいるバスは、称名滝行の立山黒部貫光のセレガRハイブリッド。

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 立山駅のコンコース。観光客やハイカーに混じって、中国人の団体さんの姿がありました。中国は国土がとても広いけれど、(高い山々はあっても)日本のようなアルプス的な景観は恐らくないと思うので、珍しく感じられるのではないでしょうか。

「アルプスエキスプレス」は宇奈月温泉から、特急<アルペン4号>で到着しました。

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 立山駅で一瞬並んだ、「アルプスエキスプレス」と14760系。

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 立山駅には留置線があるが、入換信号機がなく、車両の入換作業は、職員が旗を振って行っています。

「アルプスエキスプレス」は、11時22分発の普通電車で電鉄富山に戻ります。これに乗ってみます。

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 前後の一般車両の車内。座席は2列おきに色を変えています。手前はボックスタイプ。

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 2号車(カフェ車?)。特急では座席指定になるが、急行・普通では一般席車となって、誰でも乗れます。立山からのお客さんも、この車両に集中している感がありました。
 様々なタイプのシートがあり、奥のカウンターではコーヒーやグッズの販売を行っています。

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 常願寺川。

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 平野部の田んぼでは、どこも稲がたわわに実っていました。

 普通列車としての「アルプスエキスプレス」、「日本で一番豊かな普通電車」となるのかなあ。でもやっぱり、特急的な列車の方が向いていると思う。
 2号車は特急でも、座席を販売しないフリースペースの車両にした方が良いのでは?それと、「鉄道ジャーナル」「Rail Magazine」のバックナンバーはいらないと思う。初めに「鉄」ありきの列車ではないのだから。「アルプス」という位だから、日本アルプスを初めとする「アルプス」や、富山県の景勝地の写真集の方が、より一般ウケするのではないでしょうか。

 電鉄富山に到着、一息ついて、駅前で市内線の電車を眺めていました。

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 T100形「サントラム」。T102号車は「烈車戦隊トッキュウジャー」のラッピング広告車。運用が固定されているが、夏休み映画のCMなので、そろそろ終わりではないでしょうか。

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「セントラム」9002号車(シルバー)。

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「セントラム」9003号車(ブラック)。3編成中2編成が終日運用なので、9001号車(ホワイト)は、今日はお休み。明日、走るかなあ…。

 午後、今度は「ダブルデッカーエキスプレス」撮影に向かいます。宇奈月温泉に向かって走っているので、これが戻ってくる所を撮りたいが。

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 4番ホーム脇には、昔も今も行先種別案内板が並べられているが、現状では、特急以外はどの程度使われるものだろう?

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 電鉄富山駅のホームに、16010系が並びました。「アルプスエキスプレス」は特急<うなづき7号>、右の2連は13時14分発の宇奈月温泉行普通電車。

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 16011Fは、ワンマン運転のためにデッキの仕切りが撤去された以外は、ほぼ原形のままです。
 本当はこの編成も「アルプスエキスプレス」に改造して、宇奈月と立山で1本ずつ運用できれば良いと思うのだが、さすがにそこまでの余裕はなかったか。111号車は廃車になってしまったし(稲荷町にまだ留置されている)。
 この普通電車に乗って、越中舟橋駅で降りました。

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 14760系<うなづき8号>。ヘッドマークがつくと、やはり格が違う感じがします。

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 14773Fは「あーとれいん」として運行中。土休日は立山線運用で3往復。
(平日は運用が固定されない)

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 この日は14720系も運用されていました。

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 越中舟橋駅。木造駅舎だったものが、数年前に、図書館などが入った近代的な駅ビルに建て替えられました。
 1Fには手作りハンバーガーの店が入っています。結構有名みたい。私も電車の発着の合間に入って、ハンバーガーセットを食べてみました。おいしいです。
(月曜定休です)。
 肝心の駅は、平日は日中に駅員の配置があるが、土日は不在になりました。この場合、精算は車内で行う。ICカード「えこまいか」も、駅員不在時は車内で利用します。

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「ダブルデッカーエキスプレス」。特急<うなづき10号>で通過して行きました。
 この駅では、原則上下とも駅舎側の1番線を発着(通過)。行き違いが発生する時のみ、宇奈月・立山方面行(夜間は電鉄富山行)が2番線に入ります。
 続いてやってきた普通電車で富山へ再度戻ります。

 次は市内線の「レトロ電車」撮影に挑戦。
 南富山駅前に行く電車に乗ったら…。

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「錦織圭 全米オープン決勝戦進出」を伝える、北日本新聞の号外。へぇ。
 この後の夜のTVニュースも大半がこれだったし、今からこの騒ぎでは、万が一優勝でもしたら、国民栄誉賞間違いなしだな、とか思った。「なでしこ」だってそうだったんだから。

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 T100形「サントラム」、原色の101号車。

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「レトロ電車」。7000形の7022号車を改造しています。

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 その車内。当然「アルプスエクスプレス」との共通性が高くなっています。

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 座席は一人づつ区分されています。テーブルが固定されているのが面白い。貸切で使われるためだが、ただしし、これではラッシュ時には使えないだろう。運用が公表されているが、平日の朝夕は運用から外しています。

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 仕切りの丸い窓がユニーク。

 最後に、2003(H15)年に開業していたのに、まだ降りていなかった、上滝線の小杉駅を訪れました。

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 小杉駅は団地の中にあります。ホームだけの無人駅だが、平日の夕方のみ、職員の配置があるとか。

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 小杉への往復で乗る事になった17480系(東急8590系)の車内。真ん中のドアは締切だが、外観だけでなく、中もほぼ東急時代のまま。観光地の鉄道としては、どうなんだろう…。伊賀鉄道200系(東急1000系)位のセミクロス改造程度はやって欲しかったし、できないなら、不二越・上滝線や上市折り返しに運用を限定した方が良いでしょう。
(この日は、立山行の運用に入っているのを見かけた)

 事前の天気予報は良くなくてかなり不安だったが、思いの外天気が良くて、幸運でした。明日も富山です。晴れだといいな。

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 明日の晩は、その本体の更新を行います。ちばグリーンバス・千葉内陸バス・千葉中央バスの画像を、新規に追加の上再公開します。

 昼間の地震はちょっとビックリしました。帰りの東横線はダイヤ通りだったけれど、平日日中は見る事がないはずの東武9050系が走っていたりして(メトロ運用の代走)、運用はかなり狂っていたようでした。

《今日のニュースから》
「次世代の党」 結党大会

№1235 鉄道ピクトリアル2014・8月臨時増刊号 【特集】京王電鉄(鉄道図書刊行会)

 鉄道ピクトリアル誌の臨時増刊、京王電鉄特集号が先日発売になりましたが、少々遅くなってしまいました。ここで取り上げます。

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 構成はこれまでの1社特集と同じで、前半に対談と関係者による鉄道事業を中心とした現況の報告。
 中盤には過去の研究と、マニア的な目線の研究記事、後半に現役を中心とした車両開設が据えられています。
 前回の京王特集は2003年7月臨時増刊号だったから11年1ヶ月振り。昨年は100周年記念で様々な事業が行われているが、この10年で見ると、鉄道に関しては調布の立体化や、「京王れーるランド」のオープンなどが挙げられるかと思います。元々同じ関東大手でも西武や小田急、東急などと比較したらそれほどの大企業ではないと思うが、地域密着で質的な向上が図られてきたという所です。

 駅別の乗降人員は2001(H13)年度と比較した12年間で、増えた駅は大きく増え、減った駅は大きく減ったという傾向があります。微増・微減という駅が少ない。
 若葉台は倍以上、多摩境もほぼ倍増、橋本は約1万9000人、京王稲田堤や仙川が約1万3000人も増加。
 高井戸は6000人近く増えて40000人を突破、久我山より多くなり、急行停車駅になっても良さそうだが。
 一方、多摩動物公園は半分以下になりました。一番少ないのは長沼(11年前は京王片倉)。1000人近く減っているがそれでも4000人を超えていて、他社では23区でももっと少ない駅があるのだから(東武の堀切は4000人に満たない)、京王は全体的に乗降客が非常に多い鉄道だと言えます。
  これを踏まえた現行ダイヤは、笹塚~調布で日中は1時間当たり、特急9・区間急行3・快速3・各停6の合計21本になり、複線区間としては京急(品川~京急蒲田)と同じで、かなりタイトになっていまです。特急通過駅の利用者から不満が出ているらしいが、どう改善するのだろうか。

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 駅務機器の変遷としては、最近改築を行った駅を複数巡ってみたが、小規模な駅では精算機がなくなり、代わってICカードチャージ機が置かれるようになっています。小型ディスプレイによる行先種別案内表示はうまいアイデアで、他の鉄道でも採用されると良いと思いました。
 駅舎そのものの改築は冒頭の対談で少し触れられているだけで、特に大きくは取り上げられていなかったのが少々残念。地下駅舎→橋上駅舎というのが大きな流れになっているが、地下駅舎ではバリアフリー対策は難しいのだろうと感じます。全体的に利用者が増えているのに、地下のままでは拡張ができない、という事もあるでしょう。

 一方で調布付近の連続立体化は地下線で行われたが、郊外でこれほどの地下化はあまり例がなく、どのような経緯があったのだろうか。
「2002(H14)年2月に地下方式に変更」と記されているが、なぜ高架ではなく地下に変更になったのか。
 この点は前回特集でも触れられてはいないのだが、景観の問題があったのではないかと思います。調布で上下線を分離するとなると、京急蒲田駅位の規模とせざるを得ず、既に市街地化が進んで高層ビルも多い蒲田とは違って、巨大な高架駅が目障りになると、地元から意見があったのかも知れません。

 過去編においては高尾線・相模原線がかなり詳しく記述されていたが、特に相模原線は多摩ニュータウンの開発に伴って延伸した路線なので、単なる一支線の枠を超えて本線格に成長していく様が興味深い。この点は過去の京王特集でも詳しく記されている部分だが、多少脱線するけれど、相模原線のような路線の存在こそが、関西にはない関東大手の特徴なのだろうと思う。関西では線内で急行運転を行う支線がほとんどないので。
 リニアの開業・橋本駅開業はどの程度京王への影響があるものなのだろう?開業は順調でも13年先だし、運賃・料金の水準は(少なくとも当初は)新幹線より相当高くなるはずで、東京への通勤には使いづらいのではないでしょうか。

 車両面では、5000系の冷房装置がずいぶん詳しく調査されているなあと思いました。通勤電車の冷房の黎明期はどこも同じではあるだろうが。
 5000系・3000系はかなり地方に転籍したが、これで地方に適した18m級車両はなくなってしまったし、他社(特に東急)から比較的新しいステンレス車が多数拠出される事になれば、京王の中古車は、しばらくは出てこなくなるのではないでしょうか。6000系も、比較的新しいのに1両も売却されなかったし。
 8000系は10両固定化改造が始まっていて、写真で見る限り、内外とも出来栄えは良さそう。但し、一部で試行されている制御装置更新・PMSM搭載は伴っていないよう。
 旅客車が843両もありながら4系列しかないので面白味は少ないが、個々の系列で違いが結構あり、その辺を突くのが通の楽しみ方になるのでしょう。

 今後の京王は、高尾山口駅の改良や、笹塚~仙川の連続立体化などはあるが、規模がそれほど大きくはないし、箱根や日光のような泊りがけで出かける大観光地は少ないので、しばらくは地域密着の改良が続く事になるのではないか。ただ、東京オリンピックでは東京スタジアム(味の素スタジアム)で競技が予定されていて、京王自身も直接観客輸送に携わる事になるので、その辺の対応は迫られるかも知れない。
 ダイヤ面では、現行の相模原線は急行運転の列車が日中1時間に特急3本のみで、本線格に成長している現状においては少ないとも思う。今後の小田急多摩線~メトロ千代田線への対抗も考える必要があるし。しかし、新宿~調布が現状のままでは増発はほぼ無理。また、相互直通運転の相手が都営新宿線に限られ、本八幡から先への延伸の可能性もほとんど無い状況では、大幅なダイヤの組み替えは考えにくく、次のダイヤ改正は来年ともされているようだが、ダイヤ体系の大幅な変更の可能性は、あまりないように思います。
 車両面では、クロスシート車のデビューを期待するテキストもチラホラ見られたが、私はあまり無理しないで良いと思う。新宿~高尾山口でも44.7㎞しかないし、終日に渡って利用者が多い状況だと、無理して造っても、ラッシュのピークを外しながらの効率的な運用は困難ではないでしょうか。7000系のVVVF改造が終わったばかりだし、あと5~6年は、新系列のデビューはなさそう。
 全体的には、通勤鉄道としてはある程度完成された感もあるので、地味ではあっても着実に改良を進めて行けば良いのではないでしょうか。

 ピクトリアル誌の1社特集、次こそは京急または阪神を、とお願いしたいのだが、西武・京王と関東が連続したので、期待されるのは阪神?

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 エールフランスが明日(15日)からストライキ、だって。全体の6割が欠航になるそうで、日本路線ではとりあえず、明後日16日発着の羽田便1便(272~279便)のキャンセルが発表になっています。ストライキは22日まで、1週間予定されているそう。相変わらずフランスは過激だなあと思うが、社会党オランド政権になっても経済状況が好転していないようなので、より強硬な方向に行ってしまうのかも知れません。

 今日は全体的に高速道の事故が多いようで、東関東自動車道では京成バスシステムの高速バスが追突事故を起こしたそうだし、関越や東名でも事故が起きているようです。明日もかなり混雑しそう、どうかどこも事故が起こらないように。

《今日のニュースから》
香港で民主派抗議デモ 2000人が参加