№1165 キハ52と岩泉駅

 今日は短く行きます。
 JR岩泉線が、先月一杯を持って正式に廃線になりました。
 4年前、2010(H22)年7月、土砂崩れで列車が被災し、それ以降長期に渡って不通のままでした。

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 26年前、1988(S63)年6月13日に岩泉駅で撮影したキハ52 141です。
 国鉄首都圏色をベースに、盛岡独自の白帯を撒いたいでたち。
 三陸鉄道北リアス線の小本駅から当時のJRバス東北の路線バスに乗り、龍泉洞を見学してから乗りました。

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 岩泉駅の駅舎の写真はないのだけれど、開業記念のモニュメントがありました。
 当時の運輸大臣、丹羽喬四郎の名があります。地元の人ではなかったようです。

 岩泉線は、戦時中の1942(S17)年に小本線として岩手和井内まで開業、戦後に延伸を重ねて、1972(S47)年2月6日に岩泉まで到達、岩泉線と改称しました。
 だから岩泉まで開業したのは、私が生を授かった後という、比較的若い路線なのだが、終始1日数本という超ローカル線で、国鉄時代末期には特定地方交通線に指定されてもおかしくはありませんでした。
 代替の道路が未整備だったから、という理由で指定は受けなかったのだが、1日3往復(+区間運転1往復)というダイヤでは、鉄道としての役目を果たせているとは、到底言えなかったでしょう。
 4月からは東日本交通による路線バスが代替で走っています。元は貸切専業の事業者で、本社は岩泉だが、盛岡市のほか、宇都宮にも営業所があります。この代替バスの運行のために、乗合の免許を取得したという事です。チラシの画像を見ると車両はマイクロバスの三菱ローザのようで、道路事情があるにしても、これで間に合う程度の輸送量しかなかったのなら、残念ながら遅かれ早かれ、鉄道としての岩泉線は終わりを告げる運命だったように思います。よく持ちこたえた方でしょう。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 京急で、今度は「黄色」の電車が走るそうです。
 今日リリースがあったもので、「YELLOW HAPPY TRAIN」として、5月1日から運行を開始するそうです。
 京急では、黄色の電車は元々事業用車両に使われ、週2回運行(原則月・木)があります。ファンならダイヤなどご存知でしょうが、一般には見かけたら幸せになれる「HAPPYな電車」なのだそう。グッズもあって、この人気にあやかろうと、今回の企画になったようです。3年程度運行されるとの事。
 車両が新1000形の8連(リリースを見ると、1057Fらしい)で、ステンレス車なのだが、「特別塗装」と書いてあって、ラッピングじゃなくて直にペイント?在来の新1000形ステンレスと共通運用らしいので、スカイアクセス経由で成田空港などでも見かける事が出来るでしょう。
(前日14時以降、「京急ご案内センター」に問い合わせると運用が解るらしい)
 今の鉄道界は、「黄色=幸福の色」のイメージが定着しているのでしょうか?ああ、「幸福の黄色いハンカチ」…。

《今日のニュースから》
舛添東京都知事 北京市市長と会談