№1118 神奈川の駅を全部撮る! 37.大和~横須賀中央

 以前京急線・横須賀中央駅のダイヤについて№823№824で取り上げ、その際、「横須賀市は今後も人口の減少が続く見込みだ」と書きました。
 先日総務省が公表した2013(H25)年の移動報告でもその傾向が裏付けられたようで、前年比の転出超過が、全国の市町村では最も多くなったそうです。
 今後もこの傾向は続くのか、この事は京急線・JR横須賀線にはどのような影響を与えるのでしょうか。


大和 やまと
小田急電鉄 江ノ島線

画像

高架駅 駅ビル「PROSS」

画像

2面4線式ホーム

(2013(H25)年6月24日撮影)
開業:1929(S4)年4月1日
所在:大和市
駅番号:OE05
 築堤の上に相対式ホームがある構造だったが、相鉄線の地下化に合わせて、高架構造に全面的に改築された。駅ビルもオープンしている。相鉄との共同使用で、相鉄線との間には改札がない。小田急は南側の改札を管理している。ロマンスカーを含め全列車停車。乗降人員113,556人は、小田急全体で11位。


大和 やまと
相模鉄道 本線

画像

駅ビル「PROSS」


画像

地下ホーム

(2013(H25)年6月16日撮影)
開業:1926(T15)年5月12日
所在:大和市
駅番号:
 連続立体化事業により地下ホームになった。小田急との共同使用で、小田急江ノ島線との間には連絡改札がない。相鉄は北側の改札を管理している。全列車停車。乗降人員110,369人は、横浜・海老名に次ぎ第3位。


弥生台 やよいだい
相模鉄道 いずみ野線

画像

橋上駅舎

画像

相対式ホーム

(2013(H25)年6月20日撮影)
開業:1976(S51)年4月8日
所在:横浜市泉区
駅番号:
 新興住宅地の中の駅。快速停車駅。乗降人員15,938人。


由比ヶ浜 ゆいがはま
江ノ島電鉄

画像

駅ホーム入口

画像

ホーム

(2013(H25)年4月7日撮影)
開業:1950(S25)年7月15日
所在:鎌倉市
駅番号:EN13
 近隣の駅を統合して出来た駅で、江ノ電では石上・柳小路と共に一番新しい。駅員無配置。


湯河原 ゆがわら
東日本旅客鉄道 東海道本線

画像

駅舎

画像

狸の像 改札口のすぐ先

(2013(H25)年5月20日撮影)
開業:
所在:足柄下郡湯河原町
駅番号:
 湯河原温泉への玄関口。狸の像は「傷を負った狸が湯河原の湯につかり治癒した」という伝説から来ていて、「狸福(りふく)神社」という神社も駅の近くの万葉公園にある(バス利用)。ホームは島式。特急<踊り子>停車駅。乗車人員6,071人


ゆめが丘 ゆめがおか
相模鉄道 いずみ野線

画像

高架駅舎

画像

島式ホーム

(2013(H25)年6月20日撮影)
開業:1999(H11)年3月10日
所在:横浜市泉区
駅番号:
関東の駅百選
 市営地下鉄ブルーラインの下飯田駅が近い。ドーム上の屋根が特徴。希望が丘とセットの「ゆめきぼ切符」が人気だが、駅付近の開発が進まず、乗降人員は2,208人とかなり少ない。快速停車駅。


百合ヶ丘 ゆりがおか
小田急電鉄 小田原線

画像

橋上駅舎

画像

相対式ホーム

(2013(H25)年6月3日撮影)
開業:1960(S35)年3月25日
所在:川崎市麻生区
駅番号:OH22
 戦後の開業。小田急では比較的新しい。準急停車駅。乗降人員20,814人。


洋光台 ようこうだい
東日本旅客鉄道 根岸線

画像

駅舎

画像

島式ホーム

(2013(H25)年2月12日撮影)
開業:1970(S45)年3月17日
所在:横浜市磯子区
駅番号:
 ニュータウンの中の駅。掘割の中にあり、港南台と構造が似ている。乗車人員21,027人


横須賀 よこすか
東日本旅客鉄道 横須賀線

画像

駅舎

画像

ホーム 左側1番線は行き止まり

(2013(H25)年6月4日撮影)
開業:1889(M22)年6月16日
所在:横須賀市
駅番号:
関東の駅百選
 米軍の軍港が近いが、市街地からはやや離れており、京急線との競争(京急線の最寄は汐入)も不利で、乗車人員は5,761人と少ない。ただし、京急バスのバスターミナルが整備されている。改札とホームの間に階段がない。


横須賀中央 よこすかちゅうおう
京浜急行電鉄 本線

画像

駅舎

画像

相対式ホーム

(2013(H25)年5月28日撮影)
開業:1930(S5)年4月1日
所在:横須賀市
駅番号:KK59
 繁華街の中心に位置する。快特停車駅。乗降人員67,175人は京急全体で第7位。

********************

 今回は相鉄の乗降人員について取り上げます。
 2012(H24)年度の乗降人員を、上位から並べてみました。数値の単位は人。

横浜 421,165
海老名 112,565
大和 110,369
二俣川 79,604
三ツ境 59,223
鶴ヶ峰 56,266
瀬谷 42,866
さがみ野 37,189
希望ヶ丘 33,973
星川 27,669
天王町 27,547
湘南台 26,704
緑園都市 26,114
上星川 23,884
西谷 23,593
かしわ台 18,811
いずみ中央 15,979
弥生台 15,938
和田町 15,899
いずみ野 14,050
相模大塚 13,466
西横浜 13,106
南万騎が原 10,801
平沼橋 7,366
ゆめが丘 2,208

 首位横浜は当然として、2位が海老名・3位が大和という事は、本線全線を通しで利用する乗客がかなりの割合に上るだろうと推測できます。
 だとしたら、現在の急行の二俣川~海老名各駅停車、という形態は、利用の実態に合ってはいないのではないでしょうか。もっと早いタイプの列車が必要でしょう。
 だから瀬谷の待避線を整備して将来に備えているのだろうし、JRとの相直開始時には新しい運行形態が見られるだろうと思います。
 一方、いずみ野線の各駅が、どこも思ったほど利用が多くなっていません。この数年はほとんど横ばいです。
(震災の影響も若干あるかもしれないが)
 相鉄が開発したニュータウンの足として建設された路線だが、東急田園都市線あたり程街の規模は大きくないし、ほぼ成熟しきった感もあって、このままだと利用の増加はほとんど見込めないと思います。
 ゆめが丘なんて、開業から15年も経つのにいまだにローカル線の駅並みの利用しか得られていないのは厳しい所です。地下鉄の下飯田駅が近い事もあるが。
 横浜発着というのは、鉄道ネットワークの観点からは他線と比べてハンデだと思うので、こちらもJR相直開始が期待される所ではないでしょうか。
(勝手な推測だが、いずみ野線の相直の相手はJRではなく、東急目黒線になると思う)

 当ブログでは、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 なお、当ブログに寄れない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

 明日・明後日の更新はお休みです。
「神奈川の駅を全部撮る!」は来週で完結の予定です。次回はついに横浜駅です。
 
《今日のニュースから》
JR北海道不祥事 国土交通省 北海道警察本部に刑事告発

 ついに刑事事件になってしまいました。しつこいけれど、とにもかくにも当事者は責任や罪のなすり合いは止め、一体となって信頼回復と事態の収拾に努めるべき。