「バスグラフィックVol.20」が先月末発売。Vol19から4ヶ月間が空きました。
Vol.1発売から、ちょうど5周年になりましたか。Vol.1を改めてひっくり返してみたら、ちょうど(1981年当時の)立川バスのモノコック車がズラリと並んでいました。
今回は、「小田急バス・立川バス 大特集!」。
まずは小田急バスで、営業所6ヶ所と、オススメ路線10選。
生田→登戸移転は最近の事でVol.18でも取り上げられたが、その前に旧若林〔営〕が、小田急シティバス全面委託で、世田谷〔営〕になっていました。
町田〔営〕は、路線網から遠く離れて孤立した場所にあるのが特徴。
(神奈中バスの町田〔営〕に隣接している)
オススメ路線は、ロケーションからして大したローカル線はない。〔宿44〕系統は割と有名だが、ここにはないが〔渋26〕系統(渋谷駅~調布駅南口)とか、意外に長距離路線が多いのが小田急バスの特徴でしょうか。
シティバス運行の成城・祖師谷循環線なんか入れても良かったと思う。「ウルトラマン」で有名な場所なので。何しろ商店街の街路灯がウルトラマンのマスクを模していたりします。
あと、町田バスセンターへ行く路線もあったが、廃線になってしまっているのが残念。残っていたら鐀っていたでしょう。
前号の江ノ電バス同様、マニアックだがずいぶんレアな路線にタレントさんを乗せるもの。
そもそも、この路線はどのような利用を想定しているのだろう。京王電車が頻繁に走っている区間なので、普通に考えたら存在意義があまりなさそうに思える。バスもごく普通の中型車だし。
「きゅんた」の話は興味深かった。小田急バスに限らず、「ゆるきゃら」が決まるまでの流れってこうなんだ、と思った。数台見た限りでは、東急バス「ノッテちゃん」のような、1台1台ポーズや顔つきが異なる、というところまではないみたい。「スカーフ集め」を趣味とする、という設定だったら、例えば所属営業所毎にスカーフの色を変えてみる、とかお遊びがあっても面白いのではないでしょうか。
(この柄は、車体の色を表しているのだろう)
「エルガ・ハイブリッド」は先日調布で撮りました。次の本体の更新で公開できればと思います。
小田急バス中古の「ピザバス」は面白い。これ目当てに静岡に行ってみたくなった。石釜を載せているから、「800ナンバー」なのか。
立川バスも、最初に4ヶ所と、オススメ路線10選。
本当はこれ以外に、横田基地輸送専用の営業所があるが、一切記されていない。どの道シークレットな部分だし、普通の人が乗れる訳ではないから構わないか。
〔拝17〕系統は、実は昨年11月に乗車した事があり、ごく僅かな本数、の割には利用者は決して少なくないと見たので、なんらかの活性化がならないかと感じたものでした。
小田急バスよりは、ローカル色が出てきているようです。
ここでもタレントさんが出てきているけれど、「リラックマバス」のイベントは納得。立川バス独自のキャラ、という訳ではないのだが。
ついでに、ファン感謝イベントの裏話もあったが、ここまでやるなら、いっそ小田急グループのバス事業者(7社らしいが)全部集めて並べたら、相当ウケるのではないか。箱根登山バスの「Skylight」とか、東海バスの「伊豆の踊り子号」(走れるか解らないが)とか、個性的な車両はいくらでもあるので。
初代ポンチョは、都内はもう1台だけなのか。かつては都内だけでも渋谷区や八王子市のコミュニティバス等、各地で見られたものだった。
相鉄バス・江ノ電バスの「運転競技大会」は他誌でも取り上げられたが、内容から見て感じたのだけれど、今後は「大会」形式ではなく、航空のように、全従業員を対象にして、定期的に技量を審査する勤務体系などもあってしかるべき時期なのかなと思いました。
最近は訓練専用車両をわざわざ新製したり、営業所内で、営業車両としてはリタイアした車両を活用した独自の訓練を行っている事業者もあったりするので。
「九州青春バス紀行」第5回は九州産業交通の後編。
あえて言えば「ゲテモノ揃い」で、中扉増設改造自体は産交の専売特許ではないけれど、とにかく様々な形態があるものだと感心するほど。
拍車をかけていると思えるのは側面の行先表示幕で、西鉄の影響があるのか、増設と同時に大型の幕を設置するケースが多いよう。客用窓も含めて、その付近の処理をどうするのかで知恵を絞ったのだろうという車両が大半と思えます。
ヘッドライトの真ん中の大型幕とか、バンパーの種別表示が産交らしさを演出しているようです。
今の路線車はバリアフリー対策も必要だから、このような改造車が生み出される可能性はたぶんなく(中古導入が中心になっている事もあるし)、趣味的には「いい時代だったのだなあ」と感じさせられました。
熊本は、競合する熊本電鉄・熊本バスにもこの手の車両が多かったと思います。いつか取り上げられる機会があるかも。
都営バス90周年記念イベントを機に、復刻カラー車が走り出しました。
ようやくやってくれたか、の感はあるのだが、個人的には、全部ラッピングというのが残念。
東急や京王の如く全塗装でやって欲しかったし、もっと台数を多くして、全部の営業所に分散させても良かった。
評判が良くなかった「黄+赤帯」色を逃げずにやった、これは評価したいと思います。やはり窓周りが黒のエルガだと、印象が違って見えます。
ラストに、はとバス成人式の写真がありました。バス趣味はまだどこかマニアックな所があるので、こういう一般ニュースにもなりそうな話題を、小さくてもいいから載せ続けて欲しいと思います。
付録が小田急バスと立川バス、それぞれの路線図。
小田急バスは歴史的な経緯で、小田急線から遠く離れた、京王線とJR中央線の間にも路線網が密に存在するのが特徴で、中央線より北に行く路線も割とあります。
多摩川を境に、東京都と神奈川県(町田市は神奈川県との結びつきが強い)でエリアが事実上分断されているのも解ります。多摩川を渡るのは、新宿駅西口~よみうりランド線の他は、〔柿24〕系統(調布駅南口~柿生駅北口 休日1往復のみ)だけです。
(平日に多摩川を渡る小田急の一般路線バスはない事になる)
次号はどんな事業者の特集になるのか。しつこいけれど、関西地方の事業者の特集が欲しいかな。
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既に西日本は大雪らしいが、関東地方も明日は、去年以上の大雪になるかもとの予報が出ています。
明日も仕事なのだけれど、足、大丈夫かなあ。更新時点では、戸塚は降っていませんが。既に各交通機関より注意情報が出されています。京急は朝方の12連運転が取り止めだそう。
《今日のニュースから》
北陸新幹線E7系 大宮~長野間で試乗会