№1085 今年最後の関西詣で 1.のぞみ243号

 今年3度目、今年最後の関西旅行に行って参りました。
 実は、ホテルのポイントの有効期限が今年一杯だったのが、最大の理由だったのだけれど。
 晴れて欲しかったが、残念ながら終始雨模様になりました。

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12月17日(火)
 今回も仕事が終わってからの出発で、新横浜17時19分発<のぞみ243号>になりました。JR東海のZ27編成。
 冬至が近いと、17時を過ぎたらもう真っ暗。お月様は綺麗です。

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 先頭1号車、783-27の車内。
 乗客のほとんどがビジネスマン、残念ながら窓側も通路側も埋まっていて、ミドルのB席に空席を見つけました。

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 シュウマイ弁当で夕食。前回と同じだ…。

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 JR東海で車内販売を行うのは、新幹線<のぞみ><ひかり>のみになりました。

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 急ぐわけではなかったから、名古屋から大阪まで在来線で行きます。ラッシュの真っ只中のはずなのに、中央線の中津川行快速がガラガラで出発していったのには少々ビックリ。 
 名古屋18時50分発快速2541F米原行は311系8連。金山始発。

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 先頭車両、クハ310-4。関ヶ原を過ぎたら、ガラガラ。

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 米原からの新快速3531M。
 長浜始発だが、前8両は米原始発で、後ろに長浜からの車両を連結します。
「琵琶湖線」区間、特に草津から先の各駅周辺は、最近急に高層マンションが目立つようになったと、今更ながら気付きました。

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 大阪駅21時43分着。名古屋からは3時間弱。意外に早いかも知れない。

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 南口の市営バス乗場は、屋根が取り払われてスッキリしていました。
 昼間晴れたら、市バスの撮影が叶うかも。
 民営化前に来れたらいいな。

 22時前にはホテルにチェックインできました。
 明日の大阪の天気は「雨」…ミもフタもない天気予報。晴れだったら南海電車を撮りに行くつもりだったけれど。
 ところでニュースを見たら、朝っぱらに千日前線の回送電車が、阿波座の(中央線からの)回送線路で脱線し、3時間近く不通になった、と言っていた。全然知りませんでした…。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 昨日の安倍首相の靖国神社参拝は、対中国・対韓国のみならず、全世界に波紋を広げているようです。
 何度も言うけれど、個人の思想そのものは右だろうが左だろうが、はっきり言って知った事ではないが、もう少し自分(や国)が置かれた立場を考えて発言・行動して頂きたいものです。でないと国民がいい迷惑です。
 ただし「機密法案」もだけれど、結局は昨年の衆議院選挙・今年の参議院選挙の結果を踏まえて起きた出来事になるので、今更有識者やジャーナリスト達がああだこうだ批判を叫ぶのも、もはや手遅れです。
 せめて参議院選挙だけでも違った結果になっていれば、別の道を歩んでいたかも知れないが、本来反対票を投じるべき人々が選挙そのものに背を向けた事、彼らを選挙に惹きつけるだけの候補者を擁立できなかった「リベラル」勢力にも、責任の一端はあるのではないか?と思います。
 来年2月には東京都知事選挙もあるが、そろそろ選ばれる側も、選ぶ側も、思想とか、主義主張とか、あるいは
「格差」とか言う前に、「選挙」とは何ぞや?と考え直すべき時だと思うのは、飛躍しすぎでしょうか。
「選挙」=「人気投票」ではないので。

《今日のニュースから》
普天間基地移設問題 辺野古沿岸埋め立てを知事が承認

№1084 JTB時刻表2014年1月号(JTBパブリッシング)

 JTB時刻表2014年1月号が、20日に発売になりました。「2014年」最初の号になります。
 表紙は、信越本線を走る485系特急<北越>。

◆ いま乗っておきたい!車両・路線
 このグラビア企画、去年(2013年)の1月号でもやっていました。ただ、今年は江差線の廃線が5月に控えているので、「路線」も加わっています。
 485系中心の国鉄型もさる事ながら、北越急行<はくたか>や、E351系<スーパーあずさ>まで加わっているとは、なんだか只事ではないです。時の流れは速い…。
 485系最後の定期特急は、新幹線開業も絡んでくるから、<白鳥>ではないかと推測します。

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 私鉄車両は富士急「フジサン特急」、秩父鉄道1000系、水島臨海キハ20形はいずれも、来春の引退がほぼ決定しているようです。
 ここには出てこなかったが、「フジサン特急」1編成が前身の「パノラマエクスプレスアルプス」カラーを復刻させています。
 2月までと聞いているので、1月中に撮りに行けるかなあと考えているが、どうなる事やら。

◆ ダイヤに輝く鉄おとめ 第75回
 会津鉄道・芦ノ牧温泉の駅長猫「ばす」。
 人間以外が取り上げられるのは、2009年7月号の和歌山電鐵貴志川線・貴志駅の駅長猫「たま」に次いで2回目。
 名前は「ネコバス」から来ているのか。
 人間では100才、というと、この連載シリーズでは(失礼ながら)最高齢の「鉄おとめ」という事になりますか。
 ここの駅員2名も女性ですか。

 関連してなのか、◆ 今行っておきたい!会津若松へのコーナーも。
「八重の桜」は先日終了、もうしばらくはブームが続くだろうが、少ししたら落ち着いて観光を楽しめるでしょうか。
 只見線は、会津川口~只見の運行再開の見込みが立たないのだが…。

「のりもの探Q隊」は、この所休みが続いています。

「のりもの情報局」では、「四国の駅弁選手権2013」「わたらせ渓谷鐵道『京風ゆば料理列車』」「大井川鐵道『静岡おでんと熱燗列車の旅』」「北陸鉄道『創立70周年記念グッズ』」「津軽鉄道『ストーブ列車』」「JTBコーポレートセールス『江差線 最後の冬の旅』」。
 最後の江差線のツアーは、往路は<あけぼの>利用との事。

◆ 黄色のページ
 1月号恒例の「ひと目でわかる電化と複線区間」は、今年も変化なし。
 来年も予定はないが、再来年の北陸新幹線開業と武豊線電化が予告されています。
(ここにはないが、来年は江差線に加えて岩泉線が廃止、北陸新幹線開業時に北陸本線・金沢~直江津、信越本線・長野~直江津が廃止→第3セクター鉄道転換)
 初めて、「交流切換セクション一覧」が記されているが、時刻表レベルでそこまで必要かなあ。

 終夜運転は全容が明らかになりました。
 関東の私鉄では、東急東横線が終夜運転を実施。「ミレニアム」の2000年シーズン以来になります。メトロ副都心線との相互直通を実施(小竹向原折返し)。
 この相直ルートの臨時列車<みなと横浜 初日の出号><サンライズ ヒカリエ号>については、記載がありませんでした。
 逆に埼玉高速鉄道の終夜運転が取り止めになり、終電繰り下げ・初電繰上げのみ実施(2~3時台の運行なし)。
 あとは前シーズンとは、一部の運転間隔を除いてほとんど同じでしょうか。
 関西は、今年の大晦日は京セラドームでKAT-TUNの夜間のライブがあり、 大阪市営地下鉄の長堀鶴見緑地線は、1時台~3時台大正発の増強運転が復活。

 会社線では例年通り、小田急<ニューイヤーエクスプレス>全列車・全駅時刻表が掲載されているが、京成<シティライナー>や、近鉄越年ダイヤの特急の時刻が掲載になっても良さそうに思います。
 他に、北陸鉄道の石川線終夜運転、函館市電の臨時列車のダイヤが公表されています。

◆ 本文
 JR線に関しては、年末が迫っているためか、特に大きな変化・イベントはないようです。

 会社線は、阪急京都本線の西山天王山駅が21日に開業していて、それを踏まえた改正が行われています。
 関連して大阪市営地下鉄堺筋線も改正し、最終電車の繰り下げが行われています。
 駅に直結して、名神高速道上に「高速長岡京」バスストップが開業、阪急系の一部高速バス路線、西日本JRバスの町田・横浜線などが停車する(名神大山崎は通過になる)が、時刻の掲載はなし。
 水害で小湊鐵道・養老渓谷~上総中野が10月から不通(バス代行)のままだが、時刻表には未だ掲載がありません。
(京成の時刻変更もなし)
 バスは、浦和駅・武蔵浦和駅~羽田空港線が12月16日に開業。国際興業とリムジンの共同運行で、浦和発13本・羽田空港発17本。
 羽田空港関係で、他にもダイヤ改正を行った路線がいくつかあります。
 地方の一般路線は例年通り、特に北海道・東北で元旦全便運休の路線が多数あります。
 ジェイ・アール北海道バスでさえ、日勝線(一般路線)は全便運休。
 航空は、SFJの羽田~福岡線が、2月1日からANAコードシェアを開始。

 次号2月号では、先日書いた3月15日ダイヤ改正の概要が記されるでしょう。
 表紙はほぼ間違いなく、<あけぼの>…?。

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《今日のニュースから》
安倍首相 靖国神社を参拝

№1083 年鑑バスラマ 2013→2014(ぽると出版)

 毎年恒例の「年鑑バスラマ 2013→2014」が先週発売になりました。
 表紙はJRバス関東の高速バス訓練車両を中心に、中国で生産されているEBUSCOのEV車(想像イラスト)、濃飛バスのエアロエース。

◆2013年 国内バスハイライト
 最大の関心事は「新高速乗合バス制度スタート」だったが、既に制度がスタート、かなり語りつくされている部分も多いからか、カラーグラフ序盤は、低公害車が中心になった。
 扉が京王バス東のエルガ・ハイブリッド(京王バスのいすゞ車導入は13年振り)、小松バスのポンチョEVや大船渡線BRTのエルガ・ハイブリッド、「ゆとりーとライン」のBRCハイブリッド(2ステップ車)など。

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 沖縄に行った時に撮ってきて、このブログや本体でも御覧頂いたけれど、沖縄では大型ノンステップ車が大挙導入されました。
 東陽バスへの導入も期待したいと思います。
 後は、これもブログで御覧頂いた鳴門市営バス(3月一杯で廃止)や大阪市の「赤バス」、井笠鉄道バス廃止と、都営バス撤退後を引き継ぐケイエム観光バス。
 都会も地方も、ここへ来て事業者の盛衰が際立ってきているという事でしょうか。
 旧塗装車の復刻も相変わらずだが、熊本市営バスは初耳だった。ここでは間に合わなかったが、JRバス関東でも今月から国鉄高速車2種の復刻車が走っていて、次の141号で取り上げられるでしょう。

今年の「巻頭言」は、「バスサービスが安定して持続・発展するために」と題し、
1.高速バスに関する新制度 利用者が望む都市間輸送はネットワーク化だ。
2.東京オリンピック開催とバス 今あるインフラの有効活用を。
3.自転車の交通ルール徹底に期待 特にバス停留所付近の自転車の挙動について、安全教育と啓蒙が必要。
と、3点の課題を挙げられています。

 都市間輸送の「ネットワーク」化で言うと、在来の高速バスは、地域の路線バス事業者が新規に参入し、目的地側の事業者と提携しあうという、諸外国ではほとんど例がないと思われるシステムで路線が延びてきた。しかしその事が全国ネットワーク形成には足かせとなり、ツアーバスの台頭に太刀打ちできない、という事情はあるだろう。
 といって地方の事業者の全国展開は簡単ではないから、中央道の「CHANCE」をケーススタディに、当面は方面別に核となる事業者の下に(「CHANCE」なら京王バス)、方面別の連合体みたいなものを作り、それらが連携し合う、というのが、とりあえずは現実的ではないだろうか。
 その過程では、予約や発券のシステムやルール(いつから予約開始、とか)の統一なども望みたい。現状では路線によって(同じ事業者でも)結構バラバラなので。
 バスの優先走行に関しては、どこでも「バスレーン」があまり有効に機能していないように感じられてならない。特に一時停止(トラックなどの荷物の積み下ろしが多い)ので、スイスイ走れる状況が少ない。設備面だけでなく、一般ドライバーへの啓蒙も必要と思われるのだが、うまく行くかは正直疑問。一つの案と思われる中央走行方式は名古屋の他、台北やベルギーのリエージュでも見かけたが、歩道からバス停へのアプローチが問題となるだろう。
(スウェーデン・エーテボリが、ある程度理想的な「BRT」かも知れない)
それとここでは触れられなかったが、高速路面電車「LRT」には、やはり疑問符をつけているだろう事が伺えた。
「啓蒙」が必要なのは自転車問題も同じで、もはや対バスに限った事ではない。経験上、単純な「啓蒙」では限界が来ていると思われる。多少強権的になっても、自転車専用レーンの新設とその走行の遵守、違反者の取り締まり、などが必要なのではないだろうか。当然反発は大きくなるだろうが。
 
 例年同様に国内で発売されているバスのカタログが並ぶが、今回は特に目立った新型車両はなし。

◆海外編
 表紙にも掲げられたEBUSCOのEV車は、後部は日本のノンステップ車同様、ステップ付。
 バンホールのエクスキシティはフロントデザインがLRTっぽいが、3連接車は、日本では活躍できる場所がほとんどないのではないだろうか。去年の香港、今年のロンドンを見た事もあるが、ダブルデッカー車を並べても良いのではないだろうか。しつこいのだが、日本では連接車よりダブルデッカーの方が有効ではないかというのが持論なので。

◆歴史編 相鉄バス 昭和の足跡
 140号の事業者訪問が相鉄バスだったが、昔の画像が多少物足りなく思えていました。ここで来ましたか。
 まず、小机駅(横浜線)の駅舎が出てきたのは感動。№1056で出した通り、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)開場を機に大規模な橋上駅舎に改築されたが、それまでの間は民営化後も、平成になってからもかなり遅くまで、この木造駅舎が残されていました。テキストの通り、現行ダイヤでは休日は運休なのだが、新横浜まで延ばして毎日運行に戻す、という事も考えられて良いかと思うが…。
 鶴屋町のバス駐車場も、営業所の名残りか。今は待機するバスも少ないし、ターンテーブルも使わなくなり、高速バス待合室だった所は、事務所として賃貸の募集が出ています。全体的に、規模が比較的に小さいのに、営業所の変遷がかなり大きい事業者と見えました。
 行先方向幕も興味深いものが多く、相模大塚駅⇔飛行場正門はよく見ると、英文が併記されていました。
 車両面では、昔はフロントのマークはメーカーで、相鉄の社紋になったのは1960年代後半(昭和40年代)に入ってからか。北村のモノコック車体はいいなあ。

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「昭和」と謳っているので、茶色系の1970年代までのものがほとんど、昭和でももう少し最近の、緑系の先代色の車両があっても良かったと思いました。モノコックでも冷房改造された車両とかあったので。あと「帰省バス」とか。

「アリソン製AT」の記事は、「バスにはATを積極的に導入すべし」の、バスラマ誌の姿勢がはっきり出ているように感じました。良い事尽くめではないとしても、バスドライバーを巡る環境からも、AT導入は避けられない道だ、という事でしょう。

 来年のバス業界も色々あるだろうが、とりあえずの大問題は大阪市営バス民営化問題だと思います。今の所議会の紛糾で、早くても来年7月。市バスに限らず大阪市は市長サイドと議会の対立が先鋭化して、色々混乱しているようです。どういう方向に行くのか解らないが、穏やかな解決が求められます。
 大阪に限らずどの地域でも、バスが活気をみなぎらせて活躍できる舞台が整えられる事を望みます。

 当ブログでは、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 なお、当ブログに寄れない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

 明日・明後日の更新はお休みです。

《今日のニュースから》
NBA選手デニス・ロドマン氏 北朝鮮訪問終え北京に到着

 これが3度目の訪朝だが、またすぐ訪朝する予定だとの事。
 顔面のあちこちに飾りをつけて、よく入国が許されるものだなあ。