「バスラマインターナショナル140」が、先月末発売になりました。
「最新バス機器・用品ガイド」が特集になっていて、記事と言うよりは広告が多いようです。
大きいもの・小さいもの、目に付くもの・付かないもの、様々。
もちろんバスに限らないが、乗り物とは、直接的にも間接的にも、様々なアイテムで支えられているものと改めて実感。
★ヒュンダイ ユニバース 2013年モデルに乗る
ユニバースはなんだか、毎年毎年チョコチョコマイナーチェンジを繰り返しているイメージヶあります。
2013年モデルは「マジカル・テクニカ」の3種類のシートが並んでいました。
(「A330」は並んでいない)
「マジカル・テクニカ」は日本の企業で、ヒュンダイとは資本的な関係はなさそうだが。
「A380」は最近いくつかの路線で見られるプレミアムクラス、「A330」は夜行ではスタンダードな独立3列シート、「A340」が、ごく標準の2-2配置のシート、という位置づけでしょうか。
「A340」は写真を見る限り、テーブルはつかないのか?オプションにもなさそうで、短距離路線用でしょうか。
この次に新しく開発されるとしたら、「A350」になるのは間違いないな。日本でも知名度が出た数字だし。
ユニバースは今後も導入数が増えるとしたら、いつかは日本にも工場が造られて「現地生産」という事になるのだろうか。
★ジェイアールバス関東 安全研修センター
最近は教習専用車両を採用する事業者も少なくなくなってきたが、大規模な研修センターまで造れるとは、さすがに日本でも1・2を争う大規模事業者、という所か。
思えば鉄道でも、少なくともJRや大手私鉄では、皆最初は「教習所」的な所に入り、統一的な基礎教育を受けてから各地に配属されるので、バスでも、特に広域的な高速路線が多い所では、今後は必携の施設になるのではないだろうか。
今はJRバスの内部で精一杯だろうが、今後は中小バス事業者の教習を受け入れるという事はないのだろうか。
新高速バス制度移行で安全運行に関する関心がさらに高まっているが(もちろん高速バスだけではない)、中小事業者だとここまでの安全運転に関する投資は難しいのも事実で、ある程度の段階までは大手に委託するのが現実的だろうから。
(鉄道もそう。映画「Railways」でも、一畑電車に採用された主人公が、京王で研修を受けるシーンがあった)
★バス事業者訪問 168 相鉄バス
地元も地元なので、ある程度他社以上に関心を持って読みました。
昔は本厚木駅や寒川まで乗り入れていたし、最近も鶴間、桜ヶ丘、相武台前の駅前に乗り入れていたり、瀬谷からの路線もあったのに、廃止になったり、神奈中バスに譲渡されたりで、特に横浜市外の南部で路線が相当減ってしまいました。
現状では比較的短距離の住宅路線が中心という所か。
現状の路線のルポは、3路線いずれも旭〔営〕担当なので偏りがあり、横浜駅西口を起点とする中型車の循環系統や、綾瀬または海老名市のコミュニティバス、河口湖行「レイクライナー」あたりが見たかった。
特に「レイクライナー」は相鉄・富士急両者によるシーズン中の会員募集の形態からスタートしているので、新高速バス制度を考える上でのケーススタディにもなりうるのではないか。
それと、「ズーラシア」の園内を運行するBRCハイブリッドの運行を受託しているが(120号に記事あり)、一言も触れられていませんでした。
車両の「アーカイブス」も、1980年~事業廃止直前あたりの貸切車(20年位前だとオレンジ系になっていて、グリーン系の路線車との対象が妙だった)とか、夜行高速車の車両も欲しかったです。
夜行高速車の中には、「エアロクィーン・ハイウェイライナー」の市販第1号車もあったので。
現役では、深夜急行車は当然ながら昼間目に触れる機会がなく、過去には貸切格下げ車が学校の送迎バスとして運行されていた事があったので、何か有効活用できる手段はないか。
海老名駅から企業送迎の路線があるので、そこで使えないか。
今後相鉄バスの経営を左右する要因は「羽沢駅」「さがみ縦貫道」となりそだうが、羽沢駅は開業がかなり遅れそうだし、どの程度の列車の停車があるのか。むしろ、昔乗り入れがあった新横浜駅からの路線の展開が現実的だと思うが、どうでしょう。
★1963年式トヨタ・ライトバス
ボロボロだった車体を、自走できるまで復元できるとは、さすがにトヨタの底力はすごい。
ただ、今後はどの場面で一般に公開されるのか。
バスは鉄道・航空機以上にマスプロ的だし、使用年数が短めなので、歴史的価値が認められる前に消滅してしまう事が少なくない。どの時点で価値があると認められるか、という判断も難しいのだが、静態保存で構わないので、できるだけ多く残して欲しい。これはロンドンの交通博物館を訪問して、改めて痛感した事。
★各地の新車から
JRバス東北が「スーパーこまち」(E6系)色のセレガをデビューさせたけれど、となれば再来年の北陸新幹線開業あたりでは、E7/W7系「かがやき」色のJRバスを期待したいかなあ。ただ、新規開業区間はJRバスがほとんどない(金沢くらい)ので難しいか。
この所、土日は必ず仕事なので、バス関連のイベントは全然行けないなあ。
(一昨年の「東急バス20周年」が最後だ)
次号の事業者訪問は丹後海陸交通らしいが、正直馴染みなし。それゆえ逆に現況には興味が持たれます。
その前に「年鑑バスラマ」の刊行があります。
バス業界において、この一年で一番大きな出来事は「新高速バス制度スタート」となるはずだが、それ以外にどのような出来事が、この一年間で起きたでしょうか。
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
何度かお知らせしたとおり、明日、と言うか今晩から7日(木)まで、沖縄に行ってきます。11年振りです。
成田6時00分のジェットスター・ジャパン(JST)で出発、帰りはANAのB747-400D「お別れフライト」です。
沖縄ではバスや旅客機の他、モノレールにも乗ってくる事にしています。台風は大丈夫そうだが、明日の天気はイマイチっぽい。何とか明後日以降の好天を期待します。
JST便に乗るため、これから最終電車で東京に向かい、「成田シャトル」で成田に向かいます。次回更新は7日(木)の予定です。
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《今日見た・聞いた・思った事》
今日は入間基地で航空祭があり、東横線からの小手指行特急も飯能まで延長運転されました(稲荷山公園臨時停車)。
東横線相直開始後初の航空祭となったが、終了後がかなりの混雑となったのか、西武直通列車の遅れの影響で東横線の方も影響を受け、下りでは最高で10分程度の遅れが発生しました。
東横線は相直開始後、特に土・日・月(祝)の3連休が上下とも特急・急行を中心に混雑が激しくなり、小さいけれど遅延も少なくなくなってきているように見えます。
何度か書いているように、東横線は元々線路容量が少な目の上、相直開始後は車両運用も限定的になり(10連は各駅停車に運用できない、西武6000系は折返し川越市行にはできない、等)、遅れが小さくても回復が容易ではありません。
連休ごとの遅延が慢性的になってきているように思えるので、何か対策を立てないといけないでしょう。
短期的には急行の完全10連化やダイヤパターンの変更、となるだろうが、抜本的には線路容量の増強を考えなければならないのではないでしょうか。
地下線の線増は至難だが、それでも何とかしないと…。
《今日のニュースから》
伊豆大島 災害復興ボランティアに炊き出し