「十年一昔」とよく言うが、バス路線の沿線も場所によっては、10年も経てば様相が大きく変わるものです。
№741で、バス撮影時の背景の変化について書いたが、今回はバス停とその周辺の目線で書いてみます。
東京都八王子市の京王電鉄バス「宇津貫折返場」バス停は、約15年前に街開きしたニュータウン「みなみ野シティ」にあります。
同時に新設のJR横浜線八王子みなみ野駅から、京王電鉄バス〔み01〕系統に乗って約10分の終点でした。
これは2004(H16)年1月10日に撮影したものです。
「宇津貫折返場」自体、路線の延長に合わせて移動し、この時点では2代目。
初代は今の「みなみ野シティ中央」(二つ手前)がこの名前を名乗っていたようです。
当時はこの付近がみなみ野シティの南限で、ガードレールで強引に切られたカーブの先に、新しい道路予定地が延びています。見えないけれど、右手の空き地に小規模なバスの回転場所が設けられていました。
この画像は本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」中の、京王電鉄バスのコンテンツの表紙で「終点の記憶」として掲げているが、この時点で、ここが終点でなくなる日が近いかも知れないと書きました。
先日の8月21日にほぼ同じアングルで撮影した、今のバス停。
予想通り新しい道路が開通し、バス路線も延びました。バス停名称も「七国南」と改めています。
急カーブだった所は「七国小中学校南」交差点となり、住宅に加えて、交差点の傍らにはスーパー・アルプスもオープンしています。
ただ、以前のバス回転場所があった空き地は、まだ何も入居していませんでした。
〔み01〕系統は新道路を2区間延長しました。この区間を走るシーンは、現在の本体の表紙画像で取り上げています。
この終点が、3代目「宇津貫折返場」です。
八王子みなみ野駅から来たバスの左手に見えるのが、乗車用バス停。
バスはこの交差点を左折し、降車専用バス停に着いて終点。
「折返場」の3文字は残るが、専用の回転場所はなく、周辺の道路を周回して帰っていくようです。
この道路を真っ直ぐ行くと、最短距離で八王子みなみ野駅に行けます。
今後の入居の進展の状況によっては、さらに路線を延ばして循環系統に発展するかも知れません。
そうなると、3代に渡った「宇津貫折返場」の名も、ついに終わりになるのでしょうか。
次の10年は、どう変わる?
当ブログでは直接のコメントは受け付けないので、何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
当ブログ上からでは発表できない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
《今日のニュースから》
大韓航空機撃墜事件から30年 宗谷岬で平和式典
ニューヨークからアラスカ・アンカレッジを経由してソウルへ向かっていた大韓航空のジャンボ機が、旧ソ連の戦闘機に撃墜され、日本海に墜落したのが30年前。
冷戦末期だったし、旧ソ連が回収したCVRの公開を拒否(数年して公開)したので諸説取りざたされた(アメリカによるスパイ活動との一環との見方さえあった)が、色々著作を読んだ感触では、アンカレッジ出発時点でのルート設定・入力の時点ですでにミスがあった、との説が現在では有力とされているようです。
この他、宮崎駿監督が長編映画製作から引退すると発表、とのニュースもありました。