№982 思い出の海外旅行クロニクル 8.1997年オランダ1
1992(H4)年以来7回のヨーロッパ旅行を経験し、前年1996(H8)年にはヨーロッパ(ユーレイルパス通用17ヶ国)全てを巡る旅も行いました。
それを踏まえ、この1997(H9)年から、当時のユーレイルパス通用17ヶ国の鉄道を1ヶ国ずつ、じっくり乗り歩く旅を始める事としました。
今のユーレイルパスは「グローバスパス」などシステムが変わり、通用国も増えているが、改めて当時の通用17ヶ国を記してみます。
(南部)フランス・スペイン・ポルトガル・スイス・オーストリア・ハンガリー・イタリア・ギリシャ
(北部)ドイツ・オランダ・ベルギー・ルクセンブルグ・アイルランド・デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド
あくまで便宜的に、北緯48度線を目安として南部と北部に分けました。
年2回(予定)の内、夏は北部の国、冬は南部の国に行きます。
これで8年半かけて全部巡れるはず … でしたが、21世紀に入り、私生活がかなりゴタゴタして、結局去年のフランスまで、15年もかかる事になりました。
(フランスについては2回に分ける事となり、当ブログで書きました)
それと、プランニングにおいていくつか、統一した決まり事を作りました。
1.旅の終わりは国境を越えて別の国から帰る事。
別の国に移動する事で、改めてその国の鉄道の特徴が見えてくるだろう。
(なお、移動先はユーレイルパス通用国でなくても良いし、移動手段は鉄道でなくても良い)
2.物見胡散の時間も少しは作る事。
3.鉄道の博物館があるなら、そこも訪れる。
また、当然ユーレイルパスではなく、自国のみ、または近隣数ヶ国で利用できるパスを利用します。
(出発前に購入する必要があるものと、現地で購入するものがある)
第1回はオランダとしました。
前年に初めて訪れたばかりで、鉄道にはほとんど乗っていなかったから。
1997年 6月21日(土)
アムステルダム行JAL411便は、いつものMD-11が、この日はB747-300でした。
JA8179は、1992(H4)年の初めての海外旅行の時のパリ行に乗っています。
本来11時30分出発の所、離陸の許可が出ないとのキャプテンアナウンスもあり、47分遅れで出発。
第1ターミナルのサテライトにいたBA機。
当時は新CI導入と同時に、尾翼のデザインを1機ずつ変えるという試みを行っていました。
左には、今はなきNW機。
R/W34から離陸、一路日本海を目指します。
霞ヶ浦、手前はJRAの美浦トレーニングセンター。
小山市。
シベリア。
JA8179は、5年前のパリ行に搭乗した時はFCYの3クラスだったが、今回搭乗時にはCY2クラスに改修されていました。
エコノミークラスは特に変化がないみたい。
離陸後、最初の食事。
リフレッシュメントとして、オニギリとお茶。
到着前の食事。
和洋折衷でどこかチャンポンな感じ。
スキポール空港に向けてする途中、見下ろす農村地帯が美しい。
直前のアナウンスでは、アムステルダムは曇りと言っていたが、結構晴れ間も広がっています。
ワール川だと思う。
河口に広がる大都市はロッテルダムか。
スキポール空港は20分遅れで到着。
30分近くは詰めました。
スキポール空港のターミナルにも展望デッキがある事は、去年もここに来ているから解っています。
何しろヨーロッパの夏はかなり遅くまで明るく、しかも空港上空は奇跡的に晴れているので、ホテルに向かうまでの間、しばらく旅客機の撮影を楽しみます。
ホテルも空港のすぐそばだし。
当然KLMオランダ航空が中心だが、それ以外のキャリアの画像を並べてみました。
ロイヤル・ヨルダン航空 L-1011
アトラスエア B747-200F
トランザビア B757-200
マーチン・エア B747-200C
イージー・ジェット B737-300
オーストリア航空 MD-81
20時前、JALのB747が成田に向けて出発して行きました。
今日はここで終わり、ホテルに向かいます。
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1997年 6月22日(日)
ツーリストトラムとクラシック電車に乗るのがこの日の目的だが、朝っぱらは懲りずにまた空港へ。
1時間だけになりました。
改めて、展望デッキからの空港。
KLMとNW機が並んでいます。
当時はまだワールド・アライアンスの概念は希薄だったが、この両社は以前から広範囲な提携を行っていて、共通のシンボルマークもありました。
エア・トランザット L-1011
カナダの会社。
スキポールには、NCAのB747-200Fも乗り入れていました。
最初は青空が広がっていたのに、何か突然雲が広がって、雨もパラついてきました。
この後もそうだが、オランダの空模様は非常に不安定。
空港駅でパスを購入し、電車でアムステルダム中央駅へ。
アムステルダム市中心部を一周して走る、ツーリストトラム。
通常の市電の乗車券では乗れず、別に乗車券が必要です。
10NLG(ユーロ導入前で、通貨はギルダー)は、当時のレートで約600円?
ツーリストトラムの車内。
木製のベンチのようなイスなので、座り続けるとやはりしんどい。
さすがはアムステルダム、どこを走っても河と出会う感じ。
ガラス張りの近代的なビルというのは、ほとんど見られませんでした。
もう一箇所、郊外のハールレムメーアとボーフェンケルクの間を走るクラシックな市電(保存鉄道)を訪ねます。
元は私鉄の路線だったらしい。
507号。
352号は、プラハで作られたみたい。
41号。
ハールレムメーア駅。
駅舎内では様々なグッズが並んでいて、目移りしそう…。
もう一方の終点、ボーフェンケルク。
この路線は確か休日のみの運転だったと思う。20分間隔。
乗客は家族連れと、高齢の方々が大半でした。
本来の市電は、今回は乗らなかったのだが、走行シーンを撮ってあるので、2枚御覧頂きます。
2枚とも具体的な撮影場所が解らなくなってしまって、申し訳ありません。
アムステルダムではYHに2泊、翌日は郊外へ行きます。
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《今日見た・聞いた・思った事》
どうもこの数ヶ月、日本の内で外で、大小さまざまな交通関係のアクシデントが頻発していて、気が滅入ってしまいます。
サンフランシスコの事故に関しては、FDR・CVRが共に早々に回収されているし、昼間に起きて目撃者も少なくないようだから、割と早目に原因が究明されるだろうと思います。
機体が着陸直前に失速した事自体は間違いなさそうで、失速に至る過程が問題になるでしょう。
カナダ・ケベック州の貨物列車の爆発も凄まじく、以前にも書いたが、USAも含めた北米大陸は危険物を大量に運ぶ貨物列車の往来が少なくなさそうで、一旦事故になると町全体を巻き込んで、あっという間に大惨事になってしまうので怖いなあ。
JR北海道の特急(183系)の発火も、一昨年のダメージが癒えていないのに連続して起きてしまって、経営状態が厳しいのだろうが、こうなるといつまでも使用し続けてはいられないのではないか。
ディーゼル特急への依存度が高いので、今後多少無理してでも新型導入を積極的にやらないといけないのでは…。
(<スーパー北斗15号><北斗4・5・8・11・14・19・20号><サロベツ>が当分の間運休と発表。<北斗17号>が281系代走か?)
どの事故も今後おいおい原因が究明されるだろうが、しつこいけれど、どの乗り物でも、安心して乗りたいです。
《今日のニュースから》
エジプト 大統領支持派vs治安部隊が衝突 42人死亡
そもそも、いくら大統領に不満だからって、軍の「クーデター」に市民が歓喜するのは、一日本人の目には、それで良いのか?と感じてしまいます。
そんなにはしゃいでいいの?