№975 9年ぶりの山登り 丹沢・大山<前>
本来、私は山登りも趣味としていて、10~20年位前には近い所は丹沢や奥多摩、遠くは … と言ってもそんなとんでもない所じゃなく、北アルプスの槍ヶ岳や穂高、白馬岳や剣岳にも、重いザックを背負ってヒーヒーフーフー喘ぎながら歩いた事がありました。
当然行き帰りは電車・バスで、それらのアクセスの乗り物については、当ブログや本体のWebサイトで御覧頂いた事もあります。
しかし色々な事情があって、9年前を最後に、山登りから遠ざかってしまいました。
行きたい行きたいとは思ってはいても、他にもっと行きたいところとかあったし、山登り(特に2~3泊必要な高山)だと普通の旅行とは全然違う次元の話で、装備をまとめるのも大変なので、ついつい行きそびれてしまっていました。
このままじゃいかんと思い立ったが吉日、先日の日曜日(6月23日)、9年ぶりに山に足を運びました。
何しろ超久々でいきなり高い山はないだろと、今回は丹沢の大山(標高1251.7m)を目的地に選びました。
地元の人だったら何をいまさら、と言う程、丹沢ではポピュラーすぎるくらいポピュラーな山。
山腹はケーブルカーも通っているし、そのケーブルカーも含めて麓を走る小田急グループ全体が強力にPRしている、神奈川県でも著名な観光地でもあります。
ただ、山頂を極めるとなれば、それなりにキチンとした装備や下調べは必要です。
通常は伊勢原側からそのケーブルカーを利用し、阿夫利神社を起点に単純往復するのが最も一般的な行程だが、他にもルートがいくつかあります。
今回は秦野側からヤビツ峠を起点として「イタツミ尾根」経由で上り、ケーブルカーは下山で利用するプランとしました。
戸塚から平塚までJR東海道線、平塚駅北口から秦野駅北口までは神奈中バス。
一番上は、その神奈中バス〔平74〕系統から見る大山です。
秦野駅北口のヤビツ峠行乗場はさすがに日曜日、しかも天候が回復傾向にあって、長蛇の列ができています。
大山の他、表尾根経由で塔の岳を目指すハイカーも多い。
ヤビツ峠行は、休日の朝方は4本(平日は8時18分のみ、土曜日はもう1本)あるが、他に臨時便も仕立てられていました。
左が、定期便の8時55分発、〔秦21〕系統のヤビツ峠行。
最新のエルガミオ。
蓑毛から先が山道になり、中型車しか入れません。
車内は御覧のような混雑になります。
車両自体は一般的な市内バス仕様。
少しづつ高度を上げてはいくが、蓑毛からが本格的な山岳道路。
(蓑毛までは本数が多く、蓑毛からヤビツ峠への登山道もある。直接大山にも登れる)
秦野の市街地を見る事もできます。
この道、なんだかやたら自転車が多くて、少々危なっかしい。
1時間弱で、終点のヤビツ峠。
運賃460円。
大勢のハイカーで賑わい、表尾根へ、大山へと三々五々散っていきます。
バスは、9時51分発の秦野駅行で下山していきます。
しばしの一休み。
大山への登山口は、バスの後方に立つバス停ポールのすぐ脇。
さっそく、出発しましょう。
少々登ると、先に触れた、蓑毛からの登山道と合流します。
先ほどの神奈中のエルガミオが、秦野に向けて下っていきます。
どうか、事故のないように…。
しばらくは、階段状の急坂が続く。
丹沢の低山の登山道らしく、木々と笹に囲まれたうっそうとした上りが続くが、時々は秦野の市街地を遠望することもできます。
左は伊勢原市と秦野市を隔てる、浅間山・高取山を初めとする尾根線。
鹿!!
尾根道はなおも続く。
日曜日だからハイカーが多いのは当然だが、若いカップルがペチャクチャオシャベリしながら登っていくのはヘキエキ。
だいたいイタツミ尾根は意外に急坂が続くので、オシャベリしながら登れる道じゃないんだけれどなあ。
一人になってしまえば静か。
曇り空は、景色を楽しむには残念だが、涼しいのはありがたい。
所々、花が咲く。
恥ずかしながら花についての知識が乏しく、名前解らず。
時には鎖場も。
さらに急坂は続く。
大山までまったり登っても1時間強、ナメてはいけないが、焦る必要もない。
ブランクもあるのだし、休み休みでもいいからゆっくり高度を上げていく。
稜線は所々木々が切れ、陽が差す。
イタツミ尾根には、2箇所ベンチがあります。
好天なら遠くも一望できるのだろうが。
やがて遠くからも話し声が大きくなってきました。
阿夫利神社からの表参道と合流、急激にハイカーが増えます。
数珠繋ぎ、という表現が正しいか?特に子供が多い。
表参道には「丁目」の柱が所々立っていて、合流点は「二十六丁目」。
ゴロゴロした岩道が続く。
結構登りにくくもあるが、頂上までもう一息。
二十七丁目の鳥居。
頂上直下の鳥居。
もう一息!
ついたー!頂上だー!!
ヤビツ峠からは、1時間20分。
大山の頂上って、何十年ぶりだろう!?
当然老若男女多数のハイカーが山頂一体を埋め尽くし、茶店も大賑わい。
腰を落ち着ける場所を探すのも少々難しいほどだったが、何とか腰を下ろし、持参してきた握り飯で昼飯。
頂上に祀られている、阿夫利神社の奥の院。
残念ながら山頂付近は天候が今一つで、遠くまで絶景を楽しむ、所までは行かない。
相模湾に江ノ島、三浦半島も見られるのだけれどねえ。
それでも厚木・伊勢原・秦野の市街地を見下ろす事ができます。
ご神木のブナ。
まだまだ下界から、多くのハイカーが押し寄せてきます。
この様子だと、少々早めに下山にかかった方が良さそうな気がしました。
12時には出発するが、下山については次回。
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《今日のニュースから》
マイクロソフト 「ウインドウズ8.1」テスト版公開
「XP」のサポート終了が来年4月に迫ってきました。
当方としては、今の所、別に用意している「ウインドウズ7」のノートパソコンへの移行を予定しています。
外付けハードドライブディスクも既にあるので、容量は大丈夫でしょう。
ただ、OSは当面これで良いとして、プリンターやスキャナーなどのドライバーや、アプリケーションのソフトはどうしよう…。
今年中の解決を目標とするが、そのために当ブログや本体のWebサイト等に若干影響が出るかもしれません。