№969 思い出の海外旅行クロニクル 7.1996年ヨーロッパ一周大旅行10

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 長旅も大詰め。いよいよ北欧です。
 夜行でオスロに着いた後、市電や郊外電車に乗ります。
 翌日は再びスウェーデンへ。
 北欧も3年前にも訪れたばかり、スウェーデンに至っては半年前にも来ているので、同じような画像がまた現れる事になりますが、ご承知置きを。
 でも、3年前と違っている所もありました。

1996年11月 4日(月)

 6時前、ノルウェーの国境警備のお姉さんに叩き起こされ、パスポート・パスの提示を求められた上、行先なども聞かれた。
 一体のイメージが強い北欧3国だが、国境越えは意外に厳しい?と思ったのだが…。
 次に放送で起こされた時はもう7時。オスロが目の前。

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 3年ぶりのオスロ中央駅。
 晴れだと思うのだけれど、7時30分を回っても東の空の雲がオレンジ色に染まるだけで、陽がまだ差さない。
 秋の北欧の朝は遅い…。

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 中央駅のコンコース。

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 改めて、静態保存のSL。

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 オスロ市電。
 このタイプが最新鋭なのは、3年前と変わっていないようでした。

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 旧型の市電。
 以前御覧頂いたものよりさらに古そうで、かなり無骨。

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 市内バス。

 フロッグナーズタレンへ行く郊外電車は、3年前の年代物車両に変わって、新型車両が導入されていました。

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 新型電車の車内はユニークで、ワイドボディ旅客機のように、1-2-1配置でシートが並び、通路が2本あります。

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 山の中腹に位置する、終点のフロッグナーズタレン駅。
 民家がチラホラ見えるけれど、レストランや商店などの類は何もない。

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 フロッグナーズタレンからの展望。
 見晴らしは最高だが、冷たい風が吹いて、強烈に寒かった…。

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 オスロ市中心部にあるストーテインゲット駅。

 この日は郊外にあるYHに宿泊します。

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1996年11月 5日(火)

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 そのYHの最寄り、グレフセン駅。
 きれいなお姉さんの駅員がいるが、停車する列車は、多くはない。
 でもいい駅舎ですねー。

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 やや旧型の、NSBの近郊電車。

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 以前も御覧頂いた、相鉄8000系似のICE。

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 ストックホルム行のIC55列車。
 2国の首都を結ぶ国際列車というのに、客車は僅か3両…。
(本来は6連らしいが)
 機関車も含めた4両全てがスウェーデンSJ車。

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 本来は1両丸々が1等車になる所、この列車では2等との合造でした。
 オープンとコンパートに分かれ、コンパートはサロンのよう。

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 ノルウェー国内の車窓は、農村地帯が続く。

 スウェーデン国内に入っても、この列車に関してはパスポートコントロールはありませんでした。
 列車や場所によって扱いが違うのだろうか?
 カールスタットで客車4両を増結、機関車も同型同士で交換。

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 スウェーデン国内では、森と湖の車窓が続く。

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 どこの駅だったかな?エーテボリ行の近郊電車。
 地域カラーではなく、SJオリジナルカラーです。

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 小型の入換用ELも、どこかの駅で見かけました。

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 ストックホルムが近づくと、いきなり都会という感じ。
 終着直前、メーラレン湖を渡ります。

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 ストックホルム中央駅。

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 中央駅のコンコース。

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 出札窓口。
 最後の訪問国、フィンランドへの入国にはボーデンからのバスを利用するが、ユーレイルパスが通用するかどうか聞いてみました。
 結局、バスのドライバーに聞いて下さいという事になりましたが。

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<ノルトピレン>904列車。
 半年前に乗ったばかりの列車だが、今回は最初からボーデン(一旦ルレオへ)が目的地。
 冬が近いからか、半年前より編成が短い。
 今回は、クシェット利用。

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 食堂車の夕食。
 メインはミートボールにポテトとサラダの付け合わせ(70SEK)。

 外は当然ほとんど真っ暗、夜中まで真昼間のようだった半年前とは大違い。
 時々、明かりを見ることもある。民家の窓際には、必ずと言ってよいほどスタンドの明かりが見える。
 家だけでなく、リュースダル駅の駅舎も、駅員の姿はもうないようだったが、窓際にスタンドの明かりだけがポツンとついていて、夜行列車の旅情を感じさせる気がしました。
 食堂車の方は、遅くまで賑わっていましたが。

 部屋に戻って横になると、下からビリビリ振動が伝わって来て、列車の夜行に乗っている事を感じさせてくれました。

 明日はいよいよ最後の訪問国、フィンランドへ。
 超長旅も、終わりが近づいてきました。

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《今日のニュースから》
「民活空港運営法」 参議院本会議で可決・成立

「公設民営」という事になるのでしょうかね?