№973 私鉄の車両シリーズ111 万葉線MLRV1000形

「私鉄の車両シリーズ」、今回は富山県の万葉線、MLRV1000形です。
「富山ライトレール」「セントラム」へと続く、富山のLRTの先駆けとなりました。

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 万葉線は高岡駅前~越ノ潟12.8㎞を結ぶ軽鉄道で、軌道の高岡軌道線と鉄道の新湊港線に区別されるが、一体で運行されている。
 以前は加越能鉄道(加越能バス)が運営していたが、経営難により廃止を表明。
 富山県と高岡市・新湊市(現射水市)は第三セクター「万葉線株式会社」を設立、2002(H14)年4月1日より路線を引き継いで営業を開始した。
 車両も当初は7000形11両をそのまま引き継いだが、老朽化が進んでいた上に当時は全車両非冷房であり、路線活性化のために新規に導入されたのがMLRV1000形である。
「MLRV」とは「Manyosen Light Railway Behicle」の略称で、公募により「アイトラム」の愛称が与えられた。


 カナダ・ボンバルディア社(アドトランツ)のシステムを採用して新潟トランシスが製造したもので、熊本市電9700形に始まり、岡山電気軌道9200形に次いで3例目の導入となった。
 台車は100%低床を実現するため車軸がなく、1車体4個の車輪が独立して設けられている。
 車輪は直径660㎜の弾性車輪が採用され、静粛性が向上している。
 100kwのモーターは床下に配置して、ねじり棒で車輪に動力を伝えている。
 通常床下に配置されるVVVF制御装置やバッテリー等は小型軽量化の上で屋上に配置、地上から300㎜の完全低床化を実現している。
 運転台はワンハンドルで、日本の路面電車では初めてのパッシング・ウィンカー機能を設けている。
 前面には伝統工芸「らでん細工」によるシンボルマークがある。


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 内外のデザインは地元の工業デザイナーが手がけた。
 車輪が収められているタイヤハウス上にクロスシート、連結面側にはサイドシートが設けられ、座席定員30名を確保している。
 運転台の背後には車椅子スペースを設置、仕切には運賃・案内表示の液晶ディスプレイを設けている。


 2004(H16)年1月21日より営業運転を開始、以降2009年までほぼ1年に1編成の割合で新造された。
 同年には6編成となり、休日には全編成「アイトラム」での運行が可能になっている。
 1005Fは2012(H24)年9月よりラッピング電車「ドラえもん電車」として運行されている。
 全体を青色、ドア部分をピンク色、窓部にキャラクターのラッピングをあしらっている。
 今年9月まで1年間の運行予定だったが、好評のため、当面運行を継続する予定。


【編成】
←越ノ潟     高岡駅前
 *1000a - 1000b
* パンタグラフ

 今回の記事は
「鉄道ピクトリアル2011年8月臨時増刊号 【特集】路面電車」(鉄道図書刊行会)
「週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄19 富山地方鉄道 富山ライトレール・万葉線・黒部峡谷鉄道・北越急行」(朝日新聞出版)
「JTB時刻表2011(H23)年12月号 のりもの探Q隊vol.6 低床車の仕組みを探る」(JTBパブリッシング) 等
を参考にさせて頂きました。

 次回は上田電鉄7200形です。
 東急7200形で、2編成が「まるまドリーム」として運用されています。

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《今日のニュースから》
「遠隔操作メール事件」メールのサーバーに無断立ち入り 新聞記者5人が書類送検

 私はブログなどをやっているくせにITの世界にはとても疎いので真実は解らないのだけれど、ちょうど今、CIA職員による情報漏えい事件が全世界で大騒ぎになっている事もあり、ITに関わる事件は、日本の内で外で、今後も頻発する事になるのでしょう。

№972 JTB時刻表2013年7月号(JTBパブリッシング)

「JTB時刻表2013年7月号」が先週金曜日(20日)に発売になりました。
 富士山の世界遺産登録(22日決定)を見据えてか、「JTB時刻表的 富士山研究」の大特集。
 表紙の富士山をバックに走る岳南鉄道の電車もさる事ながら、付録で折込み写真が封入されていて、かなり力が入っておりますな。
(表が、EF65形牽引時代の寝台特急<富士>、裏は東海道新幹線や御殿場線、富士急行等と富士山。誰が撮っているのだろう?)

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 グラビアも、レギュラーの連載は全てお休み、7つのテーマに分けて、色々な角度から「研究」。

「北から見るか」
 当然富士急行グループが中心になって、鉄道線の全形式を紹介。
「フジサン特急」の扱いが一番大きかったが、個人的にはそろそろ転機ではないか?と思う。
 しなの鉄道169系引退で国鉄急行型最後の生き残りになり、前身の「パノラマエクスプレスアルプス」に改造されてからも間もなく30年。
 老朽化も進んでいるだろうし、鉄道の営業政策も一層積極的になるはずで、後継車両の導入の検討が進む事になるのではないか。
(中古改造ではなく、一からの新設計を望みたい)
 JRからの直通は、9月にはE257系が入るとは初耳。
 ただ以前も書いたように、JR特急車両は、富士急行線のような「ローカル線」への直通には向いていない思う。
 この点JR側も考えるべきだし、車両だけでなく、運行形態そのものの見直しも必要になるだろう。
「富士山」駅は、「富士吉田」のままで良かったと思うんだけれどなあ。

「南から見るか」
 何回も書いているが、小田急の御殿場線直通ロマンスカーは、自社線内より、御殿場線内で富士山をバックに撮影された写真が多い気がする。
 DCもそう、SSEも、RSEもそうだった。
 小田急グループも影響がありそう(高速バスも御殿場まで走っているし)。
 岳南鉄道は土休日有効のフリー切符があるとはいえ、観光的な要素がないから難しいなあ。

<富士>の列車名は、当分は復活はないと思う。
(リニア新幹線であるかも知れない)
「フジテック前」駅は企業(エレベーターのメーカー)の名前から来ているので、富士山とは関係ないのでは?
「富士」とつく駅は東京都23区にも3駅あり、昔は都心からでも普通に見られた事が伺えます。
「ご当地富士」は、標高も記されたらもっと面白かった。
「三木富士」は202mとちょっとしかないそうだが。

「のりもの情報局」は「関東鉄道常総線100周年記念イベント」「豊橋鉄道 納涼ビール電車」「新京成電鉄 チバテレとコラボ」「函館市電100年記念イベント」「北近畿タンゴ鉄道「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」」「富士急静岡バス 富士山一周定期観光バス」「那覇市観光協会 『那覇まーい ゆいゆい号』。
 
◆ 黄色のページ
 富士急行や岳南鉄道の電車の全列車時刻表くらい、当然掲載があるだろうと思っていたけれど、なかった…。

 夏祭り・花火大会の臨時列車が発表になりました。
 東北方面の大会で復便が進んでいるようで、須賀川の花火大会(8月18日)は郡山~須賀川・須賀川~矢吹を中心に多数設定。
 相変わらず、色々な名前の大会があるものだなあ。
 会社線では、空港リムジンバス成田空港~渋谷線の、7月16日からの新ダイヤを掲載。
 東急バスが入り、一部便が二子玉川駅まで延伸。
 記念きっぷでは、「ありがとう江差線 記念乗車券」が早くも7月1日より発売開始。
 廃線は来年5月の話なのだが。

◆ 本文
 臨時急行<富士山トレイン371>が、浜松~御殿場で運行。
 7月20・21・27・28日、8月3・4日運転。

上り
浜松7:40 → 10:33御殿場

下り
御殿場16:50 → 19:49浜松

 停車駅は上下とも磐田・掛川・藤枝・静岡・清水・富士・沼津・岩波。
 371系使用だが、<あさぎり>時代の停車駅だった裾野は通過、代わって岩波に停車。

 7月22日にプロ野球オールスター戦(第3戦)がいわきで行われ、合わせていわき→土浦の臨時列車<復興いわきベースボール号>が運行。

いわき22:12 → 0:32土浦

 グリーン車(指定席)連結だが、形式は?
 記念乗車券も発売。

 四国では例年通りの多客期(お盆)輸送、及び昨年同様の節電対策で、<いしづち>の分離運転を実施。
 8月10~18日は、<9~31号><8~28号>が<しおかぜ>との併結を中止し、<9・15・21・27号><6・12・18・24号>以外はDC(2000系)で代走。
<17号><20号>は7月1日~9月6日の平日も分離運転。
 上りは、今年は宇多津始発。
 8月12~15日は<しまんと7・8号>も分離運転。

 高速バスは、7月4日に名古屋~宇都宮・郡山線が開業。
 名鉄バス・関東自動車・福島交通の共同運行で、名鉄の夜行バス路線では初めて岡崎市(東岡崎)を経由。
 北海道中央バスの札幌発<スターライト釧路>全便、<高速函館号>夜行便が、札幌駅前ターミナル始発・中央バスターミナル経由に変更。
<岩手きずな号>の問合せ先に、「富士急コールセンター」が加わりました。
は7月1日から大幅に時刻が繰り上がり、大宮・福岡共に17時台の出発・8時台の到着になります。
 大阪~岡山・倉敷は、下津井電鉄・(阪急)の<大阪梅田エクスプレス>が、JR・両備・(南海)の<リョービエクスプレス><吉備エクスプレス大阪号>に統合。
(阪急バス・南海バスによる予約受付は廃止)

 国際線航空では、スカンジナビア航空のコペンハーゲン行が、7月6日~8月10日の土曜日は行先をベルゲンに変更。

「鉄道チャンネル」コラボページは、この数ヶ月掲載がありませんね…。

 次号のグラビアは、30周年のTDR特集ですか。
 JR九州は6月19日、豊肥本線・宮地~豊後竹田の運行を8月4日に再開すると発表していて、JTB時刻表でも、次号で再開ダイヤが掲載される事になるはずです。
 それと、新高速バス制度移行に合わせて、ウィラーエクスプレスなどが新高速バスへの移行を表明しているが、時刻が新規に掲載されたりする事になるでしょうか。
 次号は色々注目です。 

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《今日のニュースから》
サッカー韓国代表 新監督に洪明甫(ホン・ミョンボ)氏決定

 1990年代に代表としてワールドカップでも活躍、Jリーグでもベルマーレ・レイソルでプレーしていました。
 監督としては、去年のロンドン五輪でU-23代表チームを銅メダルに導いています。

№971 思い出の海外旅行クロニクル 7.1996年ヨーロッパ一周大旅行12&lt;終&gt;

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 3週間以上に及んだ大旅行の「クロニクル」も、最終回です。
 帰国は夕方の航空便。
 それまではヘルシンキ市内を歩きましたが、なぜか市電には乗りませんでした。
 3年前にも乗っていたからかな?
 落ち着いて、街歩き。

1996年11月 8日(金)

 昨日は一日中寒い曇り空だったが、今朝は雲も多くて時々太陽をさえぎるが、それでも青空も広がっています。
 寒い事は寒いが。

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 昨日着いた時はもう真っ暗だったから、改めて中央駅の観察。
 時計塔が印象的。

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 中央駅の駅舎内。
 ドーム状で広々としています。

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 屋根が一切ないホームは、まるで宮殿の中庭。

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「ペンドリーノ」S220。
 この当時は、ヘルシンキとトゥルクを結ぶ列車で使用されていました。

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 新型のEL。
 スイスで走っているタイプで、スイス国鉄の他、№961ではBLSの車両も御覧頂きました。
 注目したいのは、バッファの間に、自動連結器が装着されている事。
 フィンランドは軌間が同じロシアからの直通列車が多く(特に貨物列車)、ロシアでは自動連結器を採用しているので、フィンランド側の機関車でも対応しているのです。

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 市内の観光地から、ウズベンスキ寺院。

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 内部は装飾が凄い。
 賛美歌が流れていた。
 被っていたキャップを取るよう、注意されました。

 陽が差すと少しは暖かいが、真昼間なのに太陽はうんと南に傾き、影が長い。
 吐く息も真っ白。

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 マーケット広場。

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 街の傍らで見かけた、クラシックな観光バス。

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 ヘルシンキともお別れ、ついに帰国の途に就くべく、ヴァンター空港に向かう。
 今回はフランクフルト経由で帰ります。

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 ターミナルの脇のフェンス越しに撮影した、フィンエアーのMD-11。
 どこから来たのかは忘れたが、この後関空に向かうよう。
 撮影したのは夕方の15時位だったが、まだ陽は出ていたのに、手がかじかむ位寒かった。

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 空港カウンター。

 日本へのフライトが出発するので、ターミナル内はあちらこちらから日本語が聞こえる。
 関空行だから関西弁が飛び交う。
 ムーミンのイラスト入りパッケージのお菓子が、若い女の子達には人気の様子。
 この空港は小型機ばかり、MD-11でもひときわ巨大に見えました。
(長距離国際線が少ないし、欧州以外のキャリアの乗り入れは、当時はほとんどなかった)

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 フランクフルト行のAY823便も、MD-83。

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 20番ゲートから搭乗開始。

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 実演の非常デモ。
 見ない乗客が多いのは、フィンランドでも変わりませんね。

 離陸すると、エンジン音が凄い。
 ほとんどの客は馴れたものの様で、新聞を広げたままでした。

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 MD-83のキャビン。

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 機内食。
 メインは、鶏肉の中に野菜のようなものを詰め、チーズと一緒に焼いたもののようでした。
 食事の最中にキャプテンアナウンスがあり、英語もあったのだが、エンジン音でうまく聞き取れなかったのは残念。

 外は真っ暗だったし、毛布を被ってしばらく寝ていました。
 フランクフルト・アム・マイン空港に降下していくと、まぶしい位のビル群の明かり。
 他の乗客の皆さんも、さすがに注目していました。
 ターミナルにJAL機がいるのを見てランディング。

 JAL408便が出発するD1ゲートには、「スカイライン」という、本格的な新交通システムで移動。
 Dゲートに向かう途中、荷物検査ではコート・帽子も取られた。
 この後もこの空港では度々経験する事だが、係員が笑顔で仕事をしているのが、かえって面白くない。

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 ついに日本へのフライト、JL408便、B747-400。
 ゲートが高い位置にあり、大きなジャンボジェットさえも見下ろす感じ。

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 D1ゲート。
 搭乗を待つ間、目の前のオバサンが延々と日本に電話していたけれど、向こうは午前4時を過ぎたばかりのはずで、誰が起きているというんだ?

 搭乗が一通り落ち着いて、キャビンでは新聞がカートでサービスされる。
 いつもの事なのだけれど、日本語の見出しで、どっと疲れが出たような気がしました。
 
 21時過ぎ、成田に向けてテイクオフ。

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1996年11月 9日(土)

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 夜間飛行中のエコノミークラスのキャビン。

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 離陸後の食事。

 大スクリーンで放映されたNHKニュースは、先の総選挙を受けた、第2次橋本龍三郎内閣の組閣について、時間が割かれていました。
 天気予報を見た感じでは、成田に着く前に前線を横断する事になりそうで、天気は良くない。

「ウィークリーニュース」のスポーツコーナー・Jリーグで、浦和レッズのバインがPKを外し敗戦が決定した瞬間、後部の男性客がウワーッと唸り声を上げていました。
 熱烈なサポーター、だったんだろうなあ。
(当時のJリーグは「Vゴール」方式、それでも決まらなければPK戦を行っていた)

 映画の間と間では、ひたすら寝ていました。
 エコノミークラスは、まだ個人テレビ、という時代ではない。

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 翌朝。到着前の食事。

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 シベリアから日本海を横断、日本上空はやっぱり曇り空。
 成田はかなり分厚い曇り空、雲海に突っ込んで抜けると、もう全日空ホテルの真横。

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 ターミナルへ向かう途中。
 第1ターミナル付近は、ユナイテッドとノースウエストのB747ばっかり。
 サテライトを大きく回りこみ、本館の北側に到着しました。

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 成田空港ターミナル内。
 CIQへ、ムービングウォークで移動。

 帰ってきたー!

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 今回利用した、「ユーレイルパス」の、当時としてはベーシックなタイプ。
 21日間、初日から最終日までフルに使わせて頂きました。

 最後に、今回の旅行の最終的な行程を地図に記してみました。

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 1996(H8)年は、前半にヨーロッパの西の端(ポルトガル・カスケイス)→北の端(ノルウェー・ナルヴィク)縦横断の旅、後半はついに欧州一周という所まで来ました。
 それ以前の5回の旅行も加えた印象としては、、「南」より「北」の方が肌に合っているのかなあ、と感じました。
 ノリの良い「南」より、物静かそうな「北」の方が。
 景色も、特に北欧のどこか地球離れした所もある風景には惹かれました。
(スイスなどは、少し小ぢんまりした所があるかもなあ)

 もちろん、あくまで私の嗜好に過ぎない事はお断りしておきます。
「南」にも「南」の良い所、素晴らしい所が沢山ある事も改めて認識できたし、それだけに各国の鉄道や国土の良い所や、他国との違いを深く知るには、3週間でも全然足りないと思わされました。
 ギリシャは、鉄道に乗らずじまいで終わってしまったのだし。

 という事で、翌1997(H9)年より、新たな試みの元で欧州旅行を楽しんで見ようと思いました。
 今回利用した、(当時の)ユーレイルパスが通用する17ヶ国を、1つづつじっくり訪ねようというものです。
 乗り物だけではなく、ある程度は物見胡散の観光も敢えて取り入れ、その国全体を深く理解 … できはしないかも知れないが、少しでもその国の、鉄道を中心とする乗り物も含め、国の姿を、自らの目で再確認してみようと思います。

 第1弾は、オランダとしました。
 来月半ばには書きたいと思います。

 それにしてもこんな長旅、もうできないかもなあ。
 やりたい、という気持ちは昔も今もあるけれど、今の立場だと、こんな旅行をやろうとしたら、日常の暮らしを全部捨てる覚悟を持たないといけないかも知れない。

 当ブログでは、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 なお、当ブログに寄れない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

 明日・明後日の更新はお休みです。

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《今日見た・聞いた・思った事》
 今朝BSで見たフランスのニュースでは、長距離バスの旅が人気、というトピックスがありました。
「すっかり流行遅れと思われていたバスが、今の経済を反映して人気」なのだそう。
 パリ~リール~ロンドンを結ぶ路線で、SFCFが直営で運行しているみたい。
 パリ~リールはTGVが所要1時間で43EUR(今日現在で約5,550円)、マイカーは2時間15分で44EUR(約5,670円)に対し、このバス路線は3時間かかるが19EUR(約2,450円)。
 パリ~ロンドンは旅客機が1時間15分で240EUR(約30,960円)、ユーロスターが2時間26分で245EUR(約31,600円)、マイカーが6時間で73EUR(約9,420円)に対し、バスは9時間で39EUR(約5,030円)。
(バスがマイカーよりかなり時間を要するのは、出入国審査で時間がかかるからみたい)
 なるほどかなり割安、その割には設備も良さそうで、全席にコンセントと無線LANがついているそう。
 SNCF直営運行なら「ブラック」という事もないはずだし。
 利用者も多彩で、若い人だけでなく、年金が少なくて列車代が払えない人とか、ロンドンやブリュッセルの地位の高い人の利用も多いそうです。
 でも意外だったな。欧州だったら、日本以上に高速バスの旅はポピュラーだと思っていたから。
 現にユーロライン社が全欧州規模でネットワークを持っているとも言っていたし、新たな長距離バス同士の競争、というところでしょうか。
 私も、今回の「クロニクル」では北欧の長距離路線に乗ったし、一昨年は韓国の高速バスを利用してみました。
 今後も運賃とは関係なく、積極的に他国の長距離バスに挑戦してみたいと思っています。
 ただ、途上国だとそれこそ安全性に問題があるので、注意しなければなりませんが。

《今日のニュースから》
「いじめ防止対策推進法」 国会で成立