№936 Webサイト開設10周年記念 三陸BRTと仙台の旅 5.仙台・新宿号

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 三陸・仙台の旅も終わりになります。
 今回の旅では、帰りも高速バスを利用ました。
 このブログでは、日本各地あちらこちらへの旅を随分書いてきましたが、行きも帰りも高速バスとしたのは、実は初めての事になります。
 今回はJRバス東北の新宿行に乗ります。

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 仙台駅では東西から各社の高速バスが出発するが、JRバスは大半が東口発着。
(宮城交通も入る青森・秋田・盛岡各線と、古川線は除く)
 この他の東口発着のバスは、クリネックススタジアムへのシャトルバスの他、平日早朝に市営バス数便があるのみ。

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 東口の窓口兼待合室。

 新宿への昼行便<仙台・新宿号>は、この日は閑散期に当たって、片道3,000円。
 鉄道の普通運賃(4,810円)より安く行けるのなら、確かに高速バスも悪くないよなあ。
 ただし、この運賃が限度でしょう。
 この路線に限らず、夜行便を中心に、閑散期と繁忙期で運賃が異なる路線が多くなりました。
 今後の新高速バス制度移行を機に、中・長距離路線を中心に、運賃の多様化は進むでしょう。

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 15時00分発の新宿行、H654-11411号車。

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 この便は4列シートだが、窮屈さは感じませんでした。
 壁側にはコンセントもあります。

 ほぼ定刻に出発、この便は長町駅東口を経由し、仙台南ICより東北道に乗ります。
 ドライバーが「合計35名」と無線で報告。なかなか良い乗り具合です。
 仙台駅では通路側が発券されたが、長町駅東口発車時点で、空いていた窓際席に移動。

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 仙台は、バス出発の頃から天気が怪しくなってきていました。
 南下するにつれて、だんだん雲が厚くなってくるようです。
 今なお雪が残る蔵王・安達太良の山々を右手に見ます。

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 この便では3回休憩の停車があるが、まず早々に国見SAに停車。

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 SAからは福島盆地を見下ろす事ができます。

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 曇天になってしまったのは残念だが、SA内の桜が満開になっていました。

 10分の停車で出発。
 本当は車窓の景色を愛でるのが(昼行)バス旅の醍醐味のはずだが、前夜が少々寝不足気味だったからか、ほとんど寝ていました。
 それができるのも、マイカーにはないバス旅の利点ではあるだろうが。
 時折外に目をやれば、雪山+桜並木のコントラストが、ああこれこそ他にはない東北の春だ、と思わせてくれます。
 しかし前方のサインでは、「矢吹~白川間 雨 80㎞/h制限」の文字が…。

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 1時間30分程走って、那須高原で2回目の休憩。かなり暗くなってきました。
 ここにはJRバスが2台いて、ドライバーも到着直前、「乗り間違えがないよう注意を」とアナウンスしていました。
 1台は会津若松からの関東のエアロバスですぐ出発。
 もう一台が、福島・郡山からの東北のガーラ。

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 那須塩原SAの交通情報のディスプレイ。
 これを見た限りでは、この先も渋滞はなさそう。
 ここではフードコートなどの他、近くの牧場で生産される乳製品などの販売コーナーがあり、活気がありました。

 ここも10分停車で出発。
 停車時間が短いので食事ができないし、SAでは弁当の販売がほとんどないので、車内に持ち込んで食べるのも無理。
 この点は、途中の駅で駅弁などを買うチャンスもある鉄道に対するハンデ、かも知れず、少々残念な部分かなあ。
 SAだと大半は自分でハンドルを握るドライバーで、高速バスの乗客の割合は少ないから仕方がないか。

 栃木県に入ると雨。
 ドライバーも先取りして、速度制限のため遅れるかもとアナウンスしていました。
 宇都宮ICからは3車線、流れ自体はスムーズ。

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 19時を回って、羽生SAで最後の休憩。もう真っ暗。
 距離からすると、休憩の数は多めにかも。
(ほぼ同じ距離の東名ハイウェイバスは、確か2回)
 ここは今年一杯はリニューアル工事中、奥の仮設の小屋で営業を行っていました。

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 羽生SAに並ぶ、JRバス東北2台。
 所属支店は違えど同じ会社、ドライバー同士で話が弾んでいる様子でもありました。
 ここも10分程で出発。

 浦和料金所を過ぎると、突然沿道はケバケバしいネオンに満ち溢れ、目がくらむよう。
 ライトアップされ、様々に姿を変えるスカイツリーを見て、首都高速を降ります。
 王子駅前、池袋駅東口で下車が多い。

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 新宿到着は少々遅れたが、渋滞に巻き込まれた訳ではなく、上々でしょう。
 現在の新宿到着は東口のアルタの近く、はとバスのバス停がある所です。
 福島からの東北車は既に引き上げてしまい、代わって後には、名古屋からの<中央道昼特急>の関東車エアロキングの姿がありました。
(東京駅行)

 三陸と仙台の旅は終わりました。
 前に書いたように、所詮バスの中からノホホンと眺めていただけの私が、震災被災地の今後についてああだこうだ語るのは、様々な方々に対して失礼でしょう。
 ともかく一刻も早い復興を願いますし、BRTを初めとする乗り物が、その先頭に立つ事を期待します。

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 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
 なお、当ブログに寄れない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。

 明日は、本体の更新のためお休みです。
 JRバス東北のセレガ2枚の画像を追加する予定です。
 宮城交通・仙台市営については、過去の撮影分も含め、16日付け(15日夜間)で公開します。

《今日のニュースから》
韓国本会議 安倍政権閣僚の靖国神社参拝非難の決議案を採択

№935 B787 運航再開承認

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 国土交通省は今晩、B787の運航再開を承認しました。
 昨晩、アメリカFAAが運航再開を承認した事を受けてのものです。
 これに関連して、ANAがB787のバッテリーの改修やその後の各種対応についてのリリースを出しました。
 羽田・成田等各地に駐機しているB787のバッテリーを順次改修、テストフライトをおこなった後運航乗務員の慣熟フライトを経て、営業運行再開にこぎつけると言う流れになるとの事。
 改修1号機が明後日羽田から飛行するので、大きなニュースになるでしょう。
 一連の状況は、専用ホームページを開設し、順次公開するとしています。
(JALは、今日現在は発表なし)

 一方、飛行停止の原因となったボストン・高松の発煙の原因は日米とも、未だに解明ができていません。
 この点を不安視する人は、決して少なくはないとも思います。
 その点私はノーテンキなので、とりあえずヤレヤレ、というのが正直な感想。
 そろそろ乗りたいなあと思っていたので、営業運航再開後に、スケジュールを見定めて選んでみたいと思っています。
(国際線を考えている)
 少なくともANA・JALはキチンとやってくれると信じているので。
(ANAは、成田でハードランディングを起こしたB767-300ERの復帰についても、詳細をキチンと公表している)

 B787そのものについてはこれからも注視していくが、これとは別に一連の事態を見て思ったのは、「野心的」な新設計の旅客機、特に100席以上の大型機は、当分は生まれない、計画もされないだろうという事。
 来年、エアバスのA350が初飛行する予定になっているが、これでボーイング・エアバスともに、一からの新設計の旅客機の計画が全くなくなる事になります。
 後はB737MAXとか、A320neoとかいった、在来機種のマイナーチェンジ的なものばかり。
 両社のラインナップを見ると、計画の必要性もあまり感じないし、ヘタに何か斬新な試みを取り入れても、B787のような事態になったら大変な損失になってしまいます。
 今後大型旅客機を白紙から開発するのなら、最低でも5~10年程度の期間をかけた、慎重な調査と研究の積み重ねが必要になるでしょう。

 ともあれ、いつか早い時期に、B787の搭乗記を、このブログで書ければいいと思っています。

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 明日・明後日の更新はお休みします。
 仙台からの帰りについては月曜日に書きます。
(大船渡線BRTの盛駅は、今日から専用道路発着との事)

《今日のニュースから》
開城(ケソン)工業団地から全員撤収 韓国が決定

 今日はこの他、4年前の成田でのフェデックス機事故についての報告書の発表などもありました。

№934 Webサイト開設10周年記念 三陸BRTと仙台の旅 4.仙台でバス撮りまくり

 翌朝の仙台はほぼ快晴。
 予定通り、市内で宮城交通&仙台市営を中心にバスやJR・SATの電車を撮ります。
 政令指定都市ではあるが、バスは公営・民営ともかなり多彩な車両が走っています。

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2013年 4月15日(月)
 撮った数が多いので、ここでは特徴的なものに絞ります。

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宮城交通 宮城200か278
 まず、泉インター近くで撮影。
 どこかからの譲渡車両だと思うが、どこからだろう?

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ミヤコーバス 宮城22か6080
 泉中央駅までは、分社のミヤコーバスも1路線、吉岡から乗り入れがあります。
 フロントの日野のエンブレムが、若干古さを感じさせます。

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仙台市交通局 宮城22か5936
 市営地下鉄泉中央駅前。
 エアロスターKがまだ走っているんだ。少なくとも20年は経っているはず。

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宮城交通 仙台200か311
 エアロスター・ノンステップで、フォグランプがないので、首都圏からの移籍と思われます。

 次に、地下鉄で広瀬通まで移動し、電力ビル前バス停付近で撮影。
 様々なバスが通過していきます。

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東日本急行 仙台200か63
 これも、今となっては少々古めかしいか。

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山交バス 山形22あ1581 
 スーパークルーザーで、これもまた、結構古い。

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会津バス 会津200か169
 これは先代ガーラ。
 新ガーラより登録が新しいので、移籍車両?

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宮城交通 宮城200か1004
バスマガジンvol.50」に写真があったけれど、まだ健在の3ドア車。

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仙台市交通局 仙台230あ9901
 座席の地から明らかに、横浜市営のKC-UA460HAN。
 磯子〔営〕で走っていたはずです。
 仙台市営バスの「仙台」ナンバーは皆希望ナンバーではないかと思われるが、どのような意味があるだろうか。
 9000番台は移籍車両という事?
(一番上のキュービック・ノンステップ(仙台230あ9903)もそう?)

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岩手県交通 岩手200か1600
 高速車だが、岩手県交通で日産ディーゼルとは。

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仙台市交通局 仙台230あ207
 仙台市営からもう一台。
 いすゞのワンステップ車だが、普通のキュービックではない、俗に言う「東武顔」。
(仙台市営のオリジナルだろうとは思う)

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宮城交通 宮城200か1659
 さらに長町駅に移動して撮影。
 この塗装、どこかで見た記憶があるが、どこだったっけ…?
 名鉄だったかな?

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仙台市交通局 仙台230あ961
 レインボーⅡ。

 宮城交通・仙台市営バスについては、両者ともに登録番号のみでの管理である事、宮城・仙台両ナンバーが混じっている事、中古車両が少なくない事、さらに仙台市営は希望ナンバーも採用しているので、年式の前後関係の把握はかなり難しいです。

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 長町では、JRの電車も数枚。
 仙台空港アクセス線専用のE721系500番台。

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 719系。
 常磐線直通で、先月運行を再開した「浜吉田」の行先を掲げています。

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 仙台空港鉄道のSAT721系。
 JRのE721系500番台と同型。
「仙台・宮城ディスティネーションキャンペーン」のラッピングが施されています。

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 最後に、E721系の0番台。

 夕方になり、仙台駅より高速バスで帰路に就くことにします。

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 宮城交通・仙台市営バスについては、過去に撮影した分も含め、5月16日付の本体の更新での公開を予定しています。

《今日のニュースから》
六本木ヒルズ10周年 祝賀会開催

 ああそうだったか、今日がオープン記念日だったのか。
 全然知らなかったのだが、ただ、オープン2年後の同じ日に福知山線の大惨事が起きたので、案外忘れられてしまっているかもしれない。