№841 思い出の海外旅行クロニクル 2.1993年北欧4ヶ国 9〈終〉
18日間の長きに渡った北欧旅行も、ついに最終盤となりました。
ストックホルム到着後すぐに空港に向かい、KLM便をアムステルダムで乗り継いで、帰国の途に就きます。
1993年11月 7日(日)
エーレ海峡を渡って就いたヘルシンボアと、さらにエーテボリで複雑な編成換えを繰り返し、ストックホルムに向かいます。
それにしても、コペンハーゲン~ストックホルム・オスロを結ぶ夜行列車も、エーレ海峡横断鉄道開通後はなくなってしまいました。
ストックホルム中央駅到着後は急ぎアーランダ空港に向かいますが、当時は空港鉄道「アーランダエクスプレス」はまだなく、バスで行きます。
空港バス。
エアターミナルは駅に隣接しています。
空港バスの乗車券。25SEK。
ひたすらハイウェイを飛ばし、30分足らずで到着しました。
アーランダ空港ターミナルの出発ロビー。
出国手続きを通過して、搭乗口に向かう途中、ガラス越しでしたが、いくつか旅客機を撮影しました。
そのなかからいくつか。
リトアニア航空のTu-134。
スウェーデン航空のSaab340B。
スカンエアのDC-10。
カラーからして、スカンジナビア航空の系列でしょう。
ターミナル内からのガラス越し(展望デッキはない)、しかも曇り空なのは残念でしたが、それにしてもこのような外国の旅客機にカメラを向けるようになるとは、明らかに旅客機趣味に目覚めましたね。
ストックホルム発アムステルダム行KLM894便はB737-400。
当時KLMは今は無きノースウェスト航空と提携していて、この便にはNW8194のナンバーもありました。
894便が出発する、B13番搭乗口の様子。
いきなり飛行中になります。
残念ながらひたすら曇り空なのですが、雲海の上はいつも青空。
雲海はまるで雪原のよう。
機内食はハム・チーズ・ポテトサラダのオードブルにサラダ・ブロット・チーズ、スィーツにミントチョコ。
アムステルダム・スキポール空港には2時間弱で到着。
KL861便成田行は、約1時間の待ち合わせで出発ですが、194便が到着したD33から、861便が出発するG4搭乗口まで、15分もかかりました。
そのG4搭乗口。
日本語があちらこちらから聞こえてきて、衛星版の日本の新聞を見ると、何だか急に力が抜ける気がします。
2週間も日本語がない世界を旅していた(イズミさんの存在はあったが)ので…。
この後の海外旅行でも、東京行のフライトに搭乗する直前には、同じような感覚を覚える事になります。
15時前に離陸、シベリアを経由して、一路東京へ。
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1993年11月 8日(月)
スミマセン、いきなり夜明けになります。
ところで機内食の写真がないのですが、ヘタに撮って、下の方が切れてしまったからです。
1度目の食事は洋風と和風のチョイスで、洋風は肉と野菜のパスタ・エビ・サラダ・メロン、それと空き箱に入ったビスケットのような菓子。
2度目はオムレツと肉、フルーツサラダ、ヨーグルト、スポンジケーキでした。
日本時間10時前、成田空港第2ターミナルに到着。
直前の機内アナウンスで「ごきげんよう、さようなら」と聞こえてきました。
18日間に及ぶ長旅が終わりました。
ヨーロッパはどこでも風景が非常に美しいのですが、北欧は特にそうだと強く感じました。
美しいというより、日本はもちろん、欧州でも他ではなかなか見られない、特にノルウェー・スウェーデンにどこか「地球離れ」した荒々しさがあるからでしょうか。
物価が高いのは少々辛いのですが、一気に北欧諸国に強く惹かれる旅となった気がします。
長期間お付き合いありがとうございました。
来月は先日の香港旅行について書きますので、次回の「クロニクル」は来年1月に延期して、1994(H6)年秋のスイス旅行について書きたいと思います。
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《今日のニュースから》
LNG(液化天然ガス)運搬のタンカー 日本に向け北極海航路を世界初航行
最近北極海航路の有効性がよく指摘されているのですが、地球温暖化の結果なので、素直に喜んでいいのかどうか…。