№833 思い出の海外旅行クロニクル 2.1993年北欧4ヶ国 2
フィンランドは、今回は若干行程が緩く、鉄道の乗車距離があまり多くはなりませんでした。
北欧諸国はどこもそうですが、列車の本数があまり多くなくて、限られた日程の中では、行程の構成の幅が狭くなるので。
初めて足を踏み入れる、不慣れな土地という事もありますが。
1993年10月24日(日)
朝起きて部屋のTVをつけたら、鈴鹿のF1の生中継が放映されていました。
アイルトン・セナが優勝しましたが、これが最後の鈴鹿になろうとは。
この日はダイヤの都合もあって、出だしが遅くなりました。
オウル駅の駅舎。
構内は9時30分を過ぎて、各方面からの列車が到着して賑わいます。
ロバニエミからのヘルシンキ行でセイナヨキに向かいます。
ここで4両増結されましたが、乗客も多くなります。
日曜日だったからか、大荷物の家族連れが多かった。
カフハヴァ駅。
カラフルでどこかメルヘンチックなイメージがする駅舎です。
広い青空に翻る国旗が、すがすがしいイメージを与えてくれます。
ところで、カフハヴァ自体もなんでもない田舎町に見えたのですが、今回この機会に調べてみたら、ここにはフィンランド空軍の基地があって、エアショー開催時には賑わうそう。
しかも最近は日本のアニメでも取り上げられて … 「ストライク・ウィッチーズ」でしたっけ? … 「聖地巡礼」で訪れるアニメファンもいるそうです。
鷺宮や秩父に比べて遥かに遠いけれどね…。
セイナヨキは一転して大きな駅。
ICカラーのスズキキャリィがゴミ集めをしていました。
この日はこの後ヴァーサ行のローカル列車に乗り換えて、ヴァーサ宿泊で終わり。
********************
1993年10月25日(月)
ヴァーサも、ボスニア湾に面する田舎町です。
10月終わりとなると、7時前になっても暗い…。
8時を過ぎて、ようやく町にも陽があたってきました。
ヴァーサ駅も小さいです。
セイナヨキ行ローカル列車が停車中。
この日も、9時を回ってからの出発になりました。
再びセイナヨキに戻って、駅前に停車中だったローカルバス。
古びています。
フィンランドは、特に地方は古いバスが多かったような。
インターシティ(「EP」という種別だった)でリーヒマキに向かいます。
そのIC客車。
その車内。
かなりのスピードで走っていたはずですが、静かです。
食堂車はBARと半分ずつになっているのですが、食堂部分は片通路、窓側と中央部のテーブルが互い違いになったレイアウトがユニーク。
結構揺れました。
パンにチーズをはさんだだけの「Cheese roll」とコーヒー。
リーヒマキでローカル列車に乗り換え、コウヴォラに向かいます。
2日前にも通過した区間。
さらにコウヴォラで乗り換えたコトカ行は、中央の2箇所のデッキで客室が3分割されている近郊電車でした。
このコトカへ行く支線は、当時は廃止対象だったみたい。
(トーマスクックの時刻表には、そんな事が書いてあったと思う)
でも乗客は多くて、そんな感じはしなかったけれど。
終点のコトカ駅。
レンガ積みの堂々とした構えですが、中は薄暗い。
おばさんの駅員がいたのだけれど、駅員がいるのは平日だけらしい。
駅前に保存してあるSL。
フィンランドはSLを静態保存している駅がかなりあります。
はっきり気付くのは6年後の事になりますが…。
街中にある、ルーテル教会の教会堂。
コトカの貨物駅。
コウヴォラの戻る途中、急に雪が降り出しました。
あっという間に沿線を白く染めていったという感じ。
このためなのか、電車は空転を繰り返し、コウヴォラ着が5分遅れたのですが、ヘルシンキ行は待っていてくれました。
コトカへの支線は、今になっても運行されています。
コウヴォラ駅でもらった時刻表にはコトカへの電車の時刻が記されていなかったので、廃止の動きがあったのは事実だと思うのですが、結局どういう経緯をたどったかは謎です。
再びヘルシンキに戻って、翌日は市電や地下鉄、バスを乗り歩いてから、トゥルク経由でスウェーデンに渡る事になります。
当ブログでは、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
なお、当ブログに寄れない緊急の事態が発生した時は、本体でお知らせします。
明日は本体の更新のためお休みします。
佐賀市営バスの画像を新規公開する他、京成バスと京浜急行バスで追加、東急バスで交換を行います。
東急バスは、ようやく「ミルキーウェイ」色のエアロエースを公開できる事になりました。
香港のバスについては、12月に公開の予定です。
********************
《今日見た・聞いた・思った事》
仙台空港で今朝、先日見つかった不発弾の処理作業が行われ、無事終了しました。
太平洋戦争終戦から67年経った今でも不発弾が見つかる事がたまにあって、処理のため鉄道が運休になる事もあります。
最近では、8月に切替えが行われた京王線の地下線の工事現場で見つかって処理が行われたというのは、記憶に新しい所です。
空港で見つかるのは珍しいと思うのですが、古い空港だと、旧日本軍の基地やその関連施設だったという所は少なくないだろうから(仙台空港は、旧陸軍飛行学校の練習基地が前身だったらしい)、ひょっとしたら今でも息を潜めて眠る不発弾が、どこぞの空港の近くに埋まっているのかもしれません。
仙台というと、仙台市営地下鉄東西線の車両のデザインが発表になりました。
先頭部は、伊達政宗をイメージした三日月模様があしらわれるそうです。
東西線はリニア地下鉄ですが、広瀬川は高架線で交差するので、地上からでも車両を見る事は出来るでしょう。
でも撮影は相当厳しそう。
《今日のニュースから》
周防大島沖で旅客船座礁 修学旅行生らは全員無事