№818 思い出の海外旅行クロニクル 1.1992年ヨーロッパ「入門編」 1

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 実は今日10月16日は、私が初めての海外旅行に出発して、ちょうど20年になります。
 20代半ばとは、今の感覚からしたら、かなり遅い方だと思います。
 これを始まりとして、この先年に1~多い時で3回、海外に出かけるようになりました。
 当ブログがスタートする、2009(H21)年8月16日より前では、遠近含めて合計29回、海外に出ています。
 全然金持ちじゃないですが、他の娯楽に費やすコストが人よりはるかに少ない分、(国内も含めて)旅行に当てられるのかも知れません。
 はっきり言って、昔は今より収入も多かったし。

 海外旅行だとメモもある程度詳しく記してはいますが、20年ともなると情勢も大きく変わるし、記憶が風化してしまっている部分も多々あります。
 なので個人的な「防忘録」になる部分が大ですが、新シリーズとして、今月から月に1回ずつ、過去の海外旅行について振り返ってみる事にします。
 大半が乗り物(特に鉄道)なので、観光的な部分を期待される方はガッカリさせる部分大だと思いますが、その点はゴメンナサイ。
 全て取り上げるには最低3年近くはかかるでしょうが、気長に御覧頂ければと思います。

 初めての海外旅行先として選んだのは … やはりヨーロッパでした。
 鉄道が発達しているし、先進国なら言葉がほとんど出来なくても何とかやれるかな、とも考えたので。
 入門的に、フランス・パリを起点にスペイン→スイス→ドイツとまわって、またパリに戻ってくるコースになりました。
 もちろんTGVとICEも組み込んでいます。
(AVEは今回は乗らなかった。ユーロスターは開業前)
 なお「メモをとっている」と書きましたが、この旅行に関してはメモを探してみたのですが見当たらなかったので、写真を参考に、何とか記憶をたぐりよせてテキストを記す事にします。
 かなりあいまいになっている部分がありますが、ご勘弁。

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1992年10月16日(金)

 パリまでの往復はJAL利用。
 初めての国際線、初めてのJAL、初めてのジャンボジェット。
 当時の成田は、第2ターミナルがまだオープン前でした。

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 その第1ターミナルの15番搭乗口。
 当時としても古めかしいです。

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 405便のキャビン。
 当時のパリ線はまだB747でも、最後の「クラシック」、300型でした。

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 出発後の機内食。

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 到着前の機内食だが、クロワッサンと寿司とは、随分チャンポンな組み合わせ。
 当時は長距離路線でも、2食目はコールドミールしか出せませんでいた。

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 アムール川を横切り、シベリア上空を西へ向かいます。
 それにしても今からすると、フライト中の写真の数が全然少ない。
 私的に当時はまだ旅客機は趣味の対象ではなく、単なるヨーロッパへの足に過ぎないという感覚だったはずでした。
 しかし、このフライトは、旅客機の趣味にのめりこむきっかけとなりました。
 機内サービスなどもあるのだろうが、窓から眺める、地上からでは絶対に味わえない雄大な光景に魅せられた部分が大きいです。
(本格的には、翌年のANA「マリンジャンボ」就航後になるが)

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 半日かかってパリのシャルル・ド・ゴール空港に着きました。
 当時はJALも第1ターミナル発着でした。

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 第1ターミナルからパリ市内へRERで行くには、ロワシー駅までバスで移動する必要がありました。
(今は新交通システム「CDG VAL」があるが、乗換えが必要なのは変わらない)
 確か当時のRERは、第2ターミナルまでは開通していなかったと思います。
 しかしこの電車、20年経っても変わらないなあ。

 海外最初の夜は、エスト駅近くのホテルに投宿。
 それにしても、初めて海外に足を踏み入れたにしては、思った以上にスムースに事を運べたものだと、今でも思います。
 別に英語もフランス語も勉強していた訳ではなかったですが、何とかなるものです。

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1992年10月17日(土)

 午後のTGVアトランティックでスペイン方面に向かう事にして、午前中はパリの地下鉄やバスなどを乗り歩いていた。

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 エスト駅。

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 ノール駅。
 エストもノールも駅舎そのものは、昔も今も変わりません。

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 メトロ。
 どの路線だったかは忘れてしまいました。ゴメンナサイ。
 旧塗装。
 パリのメトロはゴムタイヤ式が多いが、この路線は普通の鉄輪式。

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 RATPの市内バス。
 当時はまだ日本にはなかったノンステップ車。
 ルノー?

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 その車内。
 やはりヨーロッパのバスは、早くからモダンなのでした。
 天井に運行路線図があり、系統を固定して運用している事が伺えます。

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 凱旋門。

 モンパルナス駅の近くでSNCFの列車を撮れるポジションを見つけたので、数枚撮影してみました。
(一番上のTGVアトランティックも同じ)

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 近郊列車。

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 ダブルデッカーの近郊列車。
 上の2枚は「プッシュプルトレイン」。
 今のフランスはボンバルディアの新型EC・DCが相当普及しているようだから少なくなったと思うが、当時は「プッシュプルトレイン」も全国各地で見られました。

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 近郊電車。
 ステンレス製。

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 近郊電車で、こちらは4ドア。
 このタイプ、一昨年(2010(H22)年11月の時点ではいまだ健在である事は、№388で書きました。

 モンパルナス駅15時55分発のTGVアトランティックでスペインのイルンに向かい、夜行に乗り継いでマドリードに向かいます。

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 始発駅のモンパルナス駅。
 パリ市内の6大ターミナル駅では唯一の、近代的な駅ビル。

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 TGVの指定券。
「2等車」「17号車」「座席番号48」。

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 2等車車内。
 更新前。
 この列車はボルドーまで約3時間の間ノンストップだったはずだが、このシートではかなり窮屈に感じられました。

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 夕食で食べた、BARの食事。
 内容的には、こちらも昔も今もあまり変わらないものだなあ。

 車窓の写真は全然撮っていませんでした。
 今では全然考えられない事ですが、フィルム代をケチッていたのかなあ。
 この後も、車窓の写真がほとんど出てきませんが、あらかじめご承知おきください。
 我ながらもったいない。

 イルンは国境からスペイン側に抜けた所。
 ザンザ振りの雨の中、マドリード行の夜行(座席だった)に乗り換える。
(現在はこの区間の直行の夜行はなく、バリャドリッドで乗り換える必要がある)

 次回はスペインです。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

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《今日見た・聞いた・思ったこと》
 京急・京成・都営浅草線・北総線のダイヤ改正が次の日曜日に迫ってきましたが、それを前に時刻表が発売になりました。
 このブログを御覧の方は特に京急線のダイヤに関心を持たれる方が多いようで、京急線のダイヤについて取り上げると、アクセス数がいつもより多くなります。
 今回の改正についてはプレス発表を基に2回書きましたが、今回購入した時刻表から、リリースでは出なかった、趣味的に興味深いだろう部分を少し記してみます。

① 休日は、快特の12連運転が完全になくなる。
(土曜日の朝方の12連運転は残る)
② 横浜方面「エアポート急行」は、上下とも京急蒲田~上大岡で快特から逃げ切り。
 このため普通電車の日中の南太田退避が復活する。
③ 横浜方面~スカイアクセス線直通は、
 成田空港行は平日は1本、土休日は2本増。
 平日は快特→アクセス特急。
 成田空港発は、平日は1本減、残り1本は久里浜行に変更。
 土休日は朝方に久里浜行1本を設定。
④ 蒲田での本線の退避が発生。
 平日ダイヤのみで、下りは7~9時台の11本と19時台の4本、上りは7~9時台の13本。
⑤ 土休日は京成車の「北総快特」運用がある。
 羽田空港発1279K・1679K・1979K、羽田空港行1178K・1478K。
 平日は京急車の「北総快特」運用はない。
⑥ 京急蒲田折返しの普通は、運用番号から推定すると京急蒲田の「折返し」時間が異常に長いので、京急川崎あたりまで回送するのだろう。
 4連の限定運用と思われる。
⑦ 京急蒲田始発→品川行特急の設定あり。
 601C 京急蒲田6:28 → 6:37品川
⑧ 逸見退避は平日の朝方上りのみになる。

「ソラシドエア」運行のスカイネット・アジア航空(SNA。国土交通省のリリースでは「SNJ」になっているが?)が、機長が航空日誌へのサインを失念し、国道交通省より厳重注意を受けました。
 後で気付いたものの、整備士と打ち合わせて整備士が署名していたという事です。
 SNAでは3年前にも同じような事案で厳重注意を受けながら、同じような事が6回も起こっているそうです。
 航空の現場の事は解りませんが、個々の関係者の注意力不足もあるのでしょうが、署名をさせるまでのマニュアル的な部分に根本的な欠陥があるように思われました。
 直接運航を危機にさらす事態とも思いませんが、これ積み重なると重大なアクシデントにつながるので、早急な改善が求められます。

 前にも試合中に同じようにヤジられているからなあ。
 ヨーロッパの、特に公共メディアは、日本よりはるかに人権に敏感だと思うのですが、違っていたのでしょうか。
 人の事より、「レ・ブルー」のふがいなさについて、なんとか言いなさいよ。
《今日のニュースから》
フランス2の川島永嗣選手への不適切発言 日本大使館が抗議