№815 台風かわして九州へ 3.青空の下、佐賀でバス撮影三昧
10月 1日(月)
「赤い羽根」が始まった10月1日、福岡市上空は青空が広がってくれました。
(日の出がかなり遅くなったなあ)
当然最初は福岡市内での撮影を考えていました。
もちろん西鉄バス中心で、当然「OPEN TOPバス」とか。
けれど、突然の思いつき。
ほとんど行く機会がない、佐賀へ行ってみようと思い立ちました。
福岡市はいずれ、何度でも行く機会が作れそうだし。
博多7時30分発〈みどり1号〉は783系「ハイパーサルーン」の4連。
通勤通学の足という感じがした。
前の電車に足を引っ張られているのか、鳥栖までは意外に遅く感じられたが、台車上の座席では、結構ガクガクゆれる感覚がありました。
鳥栖で〈有明6号〉と出会うが、今は〈みどり〉〈ハウステンボス〉の編成を使っているのですか。
並んでいる乗客も多かったが、やはり「ホームライナー」的な性格の方が強くなっているみたい。
もはや佐賀までは福岡の通勤圏、というイメージもあったのですが、長崎本線に入ると、まだまだ田舎の風景が存分に残されています。
佐賀には8時14分着。
ここに降り立つのは、たぶん23年振り。
駅の近くの市役所の前を中心に回り、佐賀市営バスをメインに撮影しました。
佐賀市営バスは、クリーム地にオレンジと緑の帯、という色使いそのものは変わっていないのですが、塗り分けがだんだんと簡略化しているようでした。
順番に並べてみます。
佐賀市交通局 685
23年前はちょうどデザインの変更が始まった頃で、当初はこのようにオレンジと緑の部分が広く、帯が前後で上部に跳ね上がっていました。
佐賀市交通局 681
後部の跳ね上がりはそのままですが、前方は横帯がストレートに延びています。
また、オレンジ部に入っていた黒線が消えました。
佐賀市交通局 712
前後とも跳ね上がりがなくなりました。
一方でオレンジ部の黒線は残っています。
佐賀市交通局 768
これが現在の基本的なパターンのようで、オレンジ・緑の部分が少なくなり、全体的にさっぱりした印象があります。
なお、この日見た限りでは、一般の大型車は日野のこのタイプだけのようでした。
(元都営の都市新バスのようだが)
23年前は日デの富士重3Eボディ・4枚折戸の車両も見られたものですが…。
このカラーのパターンの変化は、修繕工事や、塗り直しの際に起こるのでしょうか。
その他の佐賀市営バス。
佐賀市交通局 713
「Youmeタウン」のラッピングを施して、5系統「ほほえみ館・ゆめタウン線」の専用車になっています。
2段窓が珍しい。
佐賀市交通局 808
佐賀空港のリムジンバス。
春秋航空(チャーター)就航に合わせて導入された、トランクルーム付の本格的なタイプとされますが、登録番号(佐賀200か665)からすると中古車両でしょう。出所は不明ですが。
佐賀市交通局 110
リエッセは赤一色(ラッピング広告車もあった)。
佐賀市営バスはさすがに県庁所在都市を走る公営バスだけあって、土休日でも運休路線・運休便はほとんどありません。
大半の系統が60分毎のパターンダイヤになっています。
(「ゆめタウン」は20分間隔)
愛敬町にある、佐賀市営バスの車庫。
リムジンでもう1台、これは新車導入と思われるガーラが見られました。
佐賀駅付近で見られる、その他の路線バス。
昭和自動車 佐賀200か16
祐徳自動車 佐賀22か443
昭和と祐徳は、佐賀駅近辺に限ると中型車だけでした。
祐徳には新色もあったようだけれど、この色のままでも充分いけると思いますが…。
西鉄バス佐賀 1103
西鉄バスのグループは、久留米行と柳川行が中心に運行されています。
ただ、久留米行の特急便は廃止になっていました。
西鉄バス佐賀 8975
貸切車ですが、西九州大学関連の輸送で、頻繁にバスセンターに出入りしていたようです。
佐賀駅では、JRの高架線の真下に設けられている「佐賀駅バスセンター」に、ほとんど全ての路線が発着しています。
「第4回バスセンターまつり」と称して、簡単ですが写真の展示がありました。
その中から市営バス関連で2点。
市営バス編。
左下が、75周年記念のラッピング車。
市営バスの珍名バス停を集めています。
佐賀市営バスは今年、創業75周年を迎えました。
感謝の横断幕が、バスセンターに掲げられています。
謝恩企画として、7日(日)には全路線が100円で乗れたそうです。
佐賀市営のリムジンバスが到着しました。
この便は、上海からの春秋航空(チャーター)の到着を受けて運行された便で、降りてきたお客さんからも中国語が聞こえてきました。
中国語の表示も繁体字・簡体字両方で記されていました。
春秋航空の佐賀~上海線チャーターは7月から週3便(月・水・土曜日)に増便されているのですが、例の尖閣諸島の問題で、空路がどうなるのか懸念されていました。
春秋航空は鳥取線チャーターの就航を見合わせるともリリースしていたし。
でもこの場を見た限りでは、刺々しいムードは微塵も感じられません。
バスセンターに掲げられた、中国人旅行者を歓迎する横断幕も残されていますし、どうか左右双方の活動家連中の思惑などほっておいて、今の良好な関係が維持される事を願います。
(実は佐賀県の古川知事が上海を訪問して8日には春秋航空の王会長と面談、減便は行わずに引き続き協力していく事を確認したという事)
なお佐賀空港では、次の日曜日の14日に、「空の日フェスタ」が行われるとの事です。
「空の日」は9月20日でしたから少々遅いのですけれど。
もっとたくさん撮りたかったけれど、帰りの航空便の事を考えると、13時過ぎで佐賀での撮影は終わりとします。
佐賀ではなくて申し訳ないけれど、福岡空港へ行くバス路線もあります。
13時30分発の福岡空港行西鉄バスで、佐賀を後にします。
この路線は、第二合同庁舎を始発としています。
廉価版の高速車。
その車内。
コマゴマと停車して乗客を拾っていきますが、最終的には10人程度に留まったようです。
佐賀大和ICから長崎自動車道に乗り、鳥栖JCTから九州自動車道に乗り換えます。
大宰府ICから都市高速に乗るのは、前日の〈ひのくに〉と同じ。
福岡空港のR/Wはこの日も34、フィリピン航空のA320がこちらを掠めて、アプローチしていきました。
今回は金の隈ランプで一般道に降ります。
西月隈3丁目で右折、R/W34のすぐ脇を行きます。
向こう側のJALのB777-200「エコジェット」が、手前のエアアジア・ジャパンのA320を差し置いて、先に離陸して行きました。
佐賀駅から1時間12分、定刻に福岡空港に到着しました。
福岡空港では第1→第2→第3→国際線の順に停車していきますが、ANAの羽田行が出発する第2ターミナルで下車する事になります。
次回はANA260便で羽田に帰る事になりますが、それは次回。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思ったこと》
「公務員のためいき」にコメントを寄せた所、管理人のOTSUさんより「写真が多くて読みやすい」とのコメントを頂戴いたしました。
本当にありがとうございます。
自分では全然まだまだだと思っていますけれどね。
ダラダラ書き散らかしておいて今更なんですが、「ブログ」ってやつは、書き方を考えないと、他のメディアよりはるかに読みにくく、見苦しくなってしまう媒体だと、始めてみてつくづく感じます。
論文みたいな長いテキストを書くには、明らかに適していないですね。
(もちろんプロバイダー側で、文字数を制限している事もある。これにはWeb言語も含まれる。BIGLOBEでは2万字以内)
ブログ以前に文章を作成する能力自体が、私には少々足りないと感じてもいるのですが、今後も万人が読みやすいと思えるようなブログ作りを追求していきたいと考えています。
とりあえず当ブログでは、「テキスト10%削減」を目標とすべきかな。
OTSUさん、今後ともよろしくお願いいたします。
以前にも少し書きましたが、大企業のTOPにしては、お金の使い方があまりに子供じみていました。
《今日のニュースから》
大王製紙前会長 特別背任で懲役4年実刑判決