№814 台風かわして九州へ 2.熊本は青空戻らず
台風一過 … 熊本は台風は来なかったけれど … で青空が戻ってくれないかなあと大甘な期待を抱きつつ、ここでは熊本市電の超低床電車0800形を待ちます。
前回、2009(H21)年12月8日に訪れた時に撮影はしたけれど(№104で書きました)、まだ乗った事はなかったので。
空港からのバスが到着する、交通センター。
熊本では今月の5日(金)・6日(土)の2日間で「LRTサミット」が開かれました。
0800形は辛島町で待っていましたが、すぐに健軍町行で来ました。
アテンダントはもちろん、運転手も女性というユニット。
これまで市電の乗車の際に購入してきた1日乗車券ですが、新たに「わくわく1Dayパス」として、大幅にパワーアップ。
「区間指定①」は500円の同額で市営交通だけでなく、民営バス(熊本バスは不可)や熊本電鉄の電車(堀川まで)も利用できるようになりました。、
また少し範囲が広い「区間指定②」(700円)と「熊本県内版」(1,500円)、「区間指定①」では連続2日間タイプ(800円)も発売されているという事。
市電車内で購入できます。
前回と比べて大きく変わっていたのが、一部区間で芝生軌道が採用されている事。
まずは通町筋付近。
右端にはいわさきのユニヴァースの姿が。
その0800形の車内。
ボンバルディア(新潟トランシス)の標準形だから、富山などと比べて大きく違う、という事はなかったです。
系統板。
割と原始的ではありますが、系統が固定なら案外わかりやすいかも。
ここからは辛島町方向に戻っていきます。
新水前寺駅前電停は、以前は水前寺駅通りと呼称していました。
名前だけでなく、電停の位置自体もJR豊肥本線の新水前寺駅の近くに移動しています。
JRの方も、鉄橋がコンクリに架け替えられているようでした。
その新水前寺駅前に現れた、「ケロロ軍曹」のラッピング電車」(1095号)。
交通局の新庁舎。
かつてはここが車庫でしたが、検車機能が上熊本に移転した後は、留置線が数本残されています。
再度通町筋に戻って、熊本城をバックに芝生軌道を走る市電。
今度はJR熊本駅から田崎橋方面に向かいます。
熊本駅付近は新幹線の開業に合わせたか、市電も路線が大きく変わり、専用の芝生軌道に生まれ変わっていました。
(熊本駅前電停は去年も見ていて、№563で画像を出しました)
終点の田崎橋。
若干位置が熊本駅寄りに移動した上で、新たに電停を造り直しています。
二本木口も同じく、専用軌道上に新たに造り直していました。
第2合同庁舎のすぐ前にあります。
二本木口~田崎橋間は、100m程度しか離れていませんでした。
熊本駅前~田崎橋間の芝生軌道は、新たに専用軌道になっています。
これだけ見たら、本当ヨーロッパのLRTみたい。
ただ通勤通学が中心になるのか、バス便の存在もあるのか、この区間のみの利用者は少ない。
平日は2本に1本程度、熊本駅前で折り返しになるようです。
改めて熊本駅前の電停。
大きな屋根が、駅舎から伸びて、傘なしで乗り換えられるようになっています。
施設の面では改善が進む熊本市電ですが、車両面では昭和30年代の車両が相当数残っており、今後は積極的な車両の代替が求められる事になるでしょう。
時々青空も覗きますが、それもほんの一瞬の事。
スカッと一発ブルースカイ、とは行きそうにありません。
想定より少々早めに、福岡に移動する事にします。
残念だなあ。
今回も福岡への移動には、高速バス〈ひのくに〉を利用。
交通センター15時30分発は西鉄車。
右は同時刻発の北九州行。
出発早々、産交〈ひのくに〉と出会いますが、向こうはユニヴァース。
植木インターから九州自動車道に乗り、ひたすら北上。
沿道は農村地帯が続き、彼岸花も見られるようでした。
車内。
座席定員38名で、乗客は27人でしたから、良い乗り具合だと思えました。
柳川あたりからグンと車が増えてきましたが、幸い高速道上は渋滞なし。
大宰府から都市高速に乗り換えますが、福岡空港のR/W34に着陸すべく福岡市中心部を通過し、春日市上空で左旋回してきた、羽田からのANAのB747-400がかすめて行きました。
高架道路上からは福岡空港の滑走路も見る事が出来ます。
韓国のLCC、ティーウェイ航空のB737が離陸していきます。
その向こう、JALのB777-200「one world」は動く気配がない?
ひょっとして…。
問題はこの後の天神バスセンターなのですが、これ、№104でも書いて指摘させていただいたのですが、天神北ランプで年高速を降りた後、バスセンターに着くまでの一般道の渋滞が激しく、非常に時間がかかる。
加えてこの日は、センターからヤフードームに行く一般路線車の臨時直行便も運行されていて、当然日曜日で各方面の高速バスの出入りも多いから、バスセンター経由に費やす時間が長い。大型高速バスが多数出入りするのにスペースがあまり広くない、という事もある。
結局天神北ランプを降りてから、センターを経由して渡辺通りに出るまで、30分はかかってしまった。
抜本的な対策は思い浮かばないが、とりあえずヤフードーム行はセンターからは出発させない事と、各地からの天神到着便はセンターに入れない、この2点は考えても良いのではないか?
(ちなみにこの日のヤフードームでは、ホークスと、この日の優勝決定の可能性があったファイタースのナイトゲームが行われていた)
博多バスターミナル終点の到着は20分延。
3Fが終点になるのですが、ここも一度1Fの脇を通過した後、急なカーブで急坂に取り付かなければならないルートになっているので、若干無駄なルート構成になっていました。
おまけに降車場では、すぐ前の大分からの大分交通便が乗客を全員降ろすのを待たなければならなかった、というのも、遅延を増大させた一因と感じました。
九州道・都市高速が日曜午後ながら案外スムーズに走れただけに、今後はバスターミナル、及びそこに至るまでの一般道の改善が求められ続けるでしょう。
バス会社だけではできない事も多いですが…。
今日も、バスターミナル近くのホテルに投宿。
TVをつけたら、台風17号は鳥羽付近を経由して愛知県付近で上陸、さらにホテルのロビーにあったサービスのWebサイトを調べてみると、夕方の羽田便は全面的に欠航、ターミナルビルも20時には閉鎖になっていた、という事でした。
福岡からだと、16時出発以降の羽田行は全社で全便が欠航になっていたという事で、先のJALの「one world」は、羽田に帰れなくなってしまったから、ターミナルの外での駐機になっていたのでしょう。
熊本は曇天でバスが撮れず残念だったけれど、台風の被害に遭われた地域の事を考えたら、そんなのはどうでも良いな事でしたね。
明日の福岡は晴れの予報。
さて、何を撮りに行こうか。
一応西鉄バスを想定しているが、サプライズもあるか。
申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。
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《今日見た・聞いた・思ったこと》
今、西武百貨店では「埼玉西武ライオンズ ご声援感謝セール」実施中です。
もちろん、東戸塚店でも開催中です。
でも、ライオンズ、というか今の西武グループは埼玉県を中心にした地域密着に軌道修正を図りつつあり、だからライオンズも今はチーム名に「埼玉」とつけていますよね。
それ以前に、今西武百貨店を運営している「㈱そごう・西武」は、「セブン&アイ ホールディングス」の傘下にあり(つまりイトーヨーカドーやセブン・イレブンと同列)、西武グループとはほとんどつながりがなくなっているのです。
だから20年前ならともかく、今だとこのセールは、凄く違和感を感じるんだよなあ。
神奈川県だと、なおさら。
カタール航空(QR)が「one world」への加盟に合意したそうですが、私的にはマレーシア航空以上に意外だった。
QRは創業時からANAとの結びつきが強く … 何しろANAのB747SRを中古導入していた位だ … コードシェア運航」も行っていますし、一方中東のメガキャリアで「one world」に近いのは、エミレーツ航空(EK)の方だと思っていましたから。
現にカンタス航空は経営再建の一環として、EKと包括的な提携を行うと発表していました。
まさかQRとEKを二股かける訳には行かないはずで、EKとコードシェア運行を行うJALもだけれど、今後どうするのだろう?
もっとも「one world」の場合、肝心要のアメリカン航空の行く末が大問題なのですけれど。
《今日のニュースから》
IMF年次総会 東京で開幕 中国の大手銀行は不参加