№781 今年もまた、灼熱の成田空港 R/W16Rへ

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 一昨日8月19日(日)、クソ暑い残暑(?)の中というのに懲りもせず、「青春18きっぷ」1日分を使って、成田空港まで旅客機の撮影に行ってきました。
 今回はいきなりA滑走路北側、R/W16Rの西に位置する、通称「ゲジポイント」へ向かいました。
 この場所については以前も№516で書きましたが、今回改めて公共交通利用のアクセスから、もう少し詳しく記したいと思います。

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 もちろん成田まではJR線利用。
 佐倉でNEXに抜かれる快速〈エアポート成田〉。

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 成田駅前からJRバス多古線に乗っていくのは、「さくらの山」と同じ。
 JRバスならどの行先でもOKですが、土休日は本数が少なくなるので注意。
(この路線も、年を追う毎に本数が減ってきている)
 なおこのL537-99514号車は、多分東急バスで、青葉台〔営〕に配置されていたKC-HU2PPCEと思われます。

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 その車内で、中央部の優先席付近で座席を増設しているようです。

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「ゲジポイント」最寄のバス停は、遠山中学校前になります。
 成田駅からは15分弱で、350円。
「このバス停の前にコンビニがある」と書いていたのですが、閉店してしまっていました。

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 進行方向にある大清水信号を左へ。

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 農村地帯を抜けていきます。

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 10分ほどでT字路にぶつかり、左折して駒井野信号は直進します。
 あれ、駒井野って?と思われる方、多いと思います。
 京成線で本線と東成田線を分岐する信号所の名前ですが、駒井野と言う地名はA滑走路をはさんで広く、しかも不規則な形で広がっています。
 それと、この交差点の傍らにはコンビニの「SAVE ON」があります。
 いつ出来たんだろう?
 左右に延びる道路は、最近開通したようです。

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 さらに数分で右に、「ゲジポイント」に向かう道と分かれます。

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 行き止まりが「ゲジポイント」。
 滑走路と隔てる高いコンクリ製の柵から、その名がついています。
 昼過ぎから順光になり、真横から旅客機を撮れるので人気のポイントです。
 ただ、本来は脚立があったほうが楽ではあります。
 ガードレールが脚立の役割を果たしてはくれますが、足元が少々不安定になります。
(最も電車・バス利用だと脚立の持ち運びは難しいか?)
 遠山中学校前バス停からは約15分、駒井野信号からは約5分です。

 ここまでの画像で解るとおり、昼過ぎ位までは少々雲が多いのですが、それでも青空も広がって、ある程度撮る事が出来ました。
 いよいよここで撮影した中から何枚か御覧頂きます。

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フィンランド航空 A340-300

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ジェットアジア・エアウェイズ B767-200
 №516では「ビジネスエア」のB767を御覧頂きましたが、同じタイの航空会社で、やはりHISと組んでチャーターで来ているようです。
 初耳の航空会社でした。

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日本航空 B787-8
 さあ、いよいよB787を成田でも見る事が出来るようになりました。
 といっても今の所はJALだけで、ボストン行1便と、デリーまたはモスクワのどちらか行1便、計2便のみ。
 これは時間からしてボストン行だと思います。

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タイ国際航空 B777-300ER

 ちなみに11~12時台はB777-300ERの出発ラッシュ。
 11時15分以降、12時32分までの間にこれだけの便で離陸していきました。

11:28 BA B-STBD
11:31 JL JA741J
11:35 SQ 9V-SWK
11:36 NH JA787A
11:38 NH JA783A
11:42 JL JA733J
11:50 JL JA739J
11:51 NH JA734A
11:57 NH JA788A
12:05 NH JA786A
12:17 JL JA735J
12:22 TK TC-JJM
12:23 TG HS-TKK
12:25 NH JA779A
12:32 JL JA734J

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エアアジア・ジャパン A320-200
 今月就航のLCC、エアアジア・ジャパンも御覧頂ける時が来ました。
 1機毎に微妙にデザインが違うみたいで、この機体のスターボード側は「Now Everyone Can Fly」と、いかにも新興LCCらしいメッセージが描かれています。
 ポートサイド側は、同じフォントで「Air Asia.com」と描かれていたと思います。

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エアアジア・ジャパン A320-200
 もう1機、こちらは左右とも同じフォントで「Air Asia.com」と描かれていました。

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日本航空 B787-8
 これは多分デリー行。

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アエロフロート・ロシア航空 A330-300
 最近登録された機体みたい。

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アリタリア・イタリア航空 B777-200ER
 スカイチーム統一カラー。

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ジェットスター・ジャパン A320-200
 こちらは1ヶ月早く就航したLCC、ジェットスター・ジャパン。

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中国南方航空 A319-100

「ゲジポイント」上空は安定した青空が戻ってきましたが、チラッと西の方角を見ると…。

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 恐ろしいくらいにまで発達した積乱雲。
 あの真下は、土砂降りになっているのだろうか?

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エバー航空 A330-200
「ハローキティ・ジェット」。
 羽田でも見られるけれど、羽田の300型に対してこちらは短尺の200型で、デザインもまた違います。

 ちょっと唖然としたスペシャルカラーがこれ。

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中国東方航空 A330-300
 まだ飛んでいたの?
 上海万博からもう2年、今になって撮れるとは思いもしなかった…。

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深圳航空 B737-800
 2年前の№328でA320を御覧頂きましたが、今ではB737も毎日やってきます。

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MIATモンゴル航空 B737-800
 新カラー。
 9月16日までは日曜日も見られます。

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 この日は15時頃まで「ゲジポイント」で粘りました。
 着陸機は捨てて離陸機のみに集中したため、NCAと大韓航空のB747-8Fや、「コンチネンタル」カラーのUAのB747-400など、撮影に至らなかった機体もいくつかありました。
 いずれは。
 木陰に入れば案外涼しいのですが、基本的にはかなり暑い場所です。
 熱中症対策を十分に整えて訪れてください。

 その後は「さくらの山」へ。
 暑い最中ではありましたが、家族連れを中心に相変わらずの人手。
 花も綺麗です。

 ただ、今回は「さくらの山」では成果は出せませんでした。
 離陸も着陸も、デルタばっかりなんだもん…。

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中国南方航空 A330-200
 これも一昨年広州で開催された、アジア大会のスペシャルカラー。
(これは№206で既に御覧頂いています)
 中国のエアラインの考える事って、良く解らん。

 16時になると太陽が西に傾き、先の積乱雲の影に消えていきそうでした。
 ここがすぐに土砂降りになるとは思わなかったけれど、かといって再びこの場所で陽が差すとも思えなかったから、今日はこれで終わり。
 今回はトータルで5時間と多少短めでしたが、その割には色々初物が撮れて、満足できたかなと思います。
 
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 帰りはこの機会なので、第2ターミナルまで歩いて行く事にします。
 今後ターミナル→さくらの山への移動でタクシーを使わなくても済むように、下調べという意味もありました。

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 R/W16Rの真下をくぐる、駒井野随道。

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 これを抜けると、京成線の下をくぐり、マロウドホテルの脇を通ります。

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 この先、新空港自動車道と並行する空港道に降りる信号に出ます。

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 ターミナルの方に歩いて行って、ターミナルが近づくと歩道橋が現れるのでこれを渡ります。
 ターミナルの手前には検問がありますが、先の信号ですぐ右折すると地下道を経由する必要があって遠回りになるので、自動車道を交差してから空港道の歩道を行く方がいいでしょう。
 検問は意外にゆるく、運転免許証を見せるだけで少々拍子抜け。
 あとは道なりに第2ターミナルを目指すのみ。

「さくらの山」から第2ターミナルまでは、徒歩40~50分という所でしょうか?
 ターミナル内部に入ると、すぐ左手にエアアジア・ジャパンのチェックイン・カウンターがあり、長蛇の列が出来ていました。
(ジェットスター・ジャパンは反対側、JAL・SKYと同じ方角なので注意)

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 最後に、B1Fでは、「航空アートポスター展」が行われていました。
 JRの駅は帰国ラッシュ。
 荷物タグがついたバッグを抱えた女の子にどこから帰ってきたの?と聞いたら「ハワイ」だって。
 うらやましい…かな?

 何のかんの言ってもさすがは成田、来るたびに新しい発見があって楽しいです。
 次はいつ行こうかな。

 申し訳ありませんが、コメントは受け付けない事にしています。この記事について何かありましたら、本体の「日本の路線バス・フォトライブラリー」上からメールを下さい。折返し返事をしたいと思います。
 また、何か質問がありましたら、やはり本体上からメールを下さい。解かる範囲でお答えをしたいと思います。質問と答えは当ブログにも掲載します。

 今年の夏は日本だけでなく、アメリカも欧州も狂ったような暑さになっています。
 明日の東京は、最低気温が今年最高になる見込み、だって…。
 くれぐれも熱中症にはご注意下さい。
 本当、エネルギーの使い方そのものから見直し、考え直さないと、いずれ大変な事になるよ…。

《今日のニュースから》
作新学院野球部 国体出場を辞退